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Tolbieさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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41.  スター・トレック5/新たなる未知へ 《ネタバレ》 
 TOSの中に、アポロンを名乗る宇宙人が登場、と思いきやその巨人は本当に「我々の」アポロンだったという話があったのを思い出した。   一方、本作では意味ありげに銀河の中心にいたのは、超常的な力を持ってはいるが、詳しい事情は明かされない囚われの生命体。もう今更、神と名乗る進化生命の話なんて、ありきたり過ぎてつまらない。というか、だれか知らないけど、こいつをここに閉じ込めたやつこそが、多分神だ。…でも神と呼んだのは人間側だけだし、幽閉されているなんて一言も言ってない。ひょっとしたら植物のように、動けない生き物なのかもしれないなあ。こいつは神じゃない時点で、物語の面白さ的には前述のTV版一エピソードの方に軍配を上げたい。  スポックの兄なんてのも出てきて、人の苦しみにとらわれた心を開放するとか、人の心的なものを描くのかと思いきや、そっちは終盤トーンダウンで残念。   そうそう、TOSの中の「緑の踊る女」を見てうわっ何だこれ?と思った瞬間、本作のウフーラの踊りを思い出した(他の人とは順序が逆だろうな)。こういうセンス、好きなのかね?スターシップの船長は。   総合的に、シャトナー自身の監督作なのに、これではガッカリ。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2018-10-10 23:24:55)
42.  男はつらいよ 寅次郎紙風船 《ネタバレ》 
 「寅ちゃんのお陰でたくさんきれいな人に逢えますよ、あたしたちは」。今回おばちゃんは寅に泣かされたが、この大反撃がお見事!
[DVD(邦画)] 5点(2014-07-29 12:18:11)
43.  フィラデルフィア・エクスペリメント(1984) 《ネタバレ》 
 Wikipediaでフィラデルフィア実験という項を読むと、実に凄いことが書いてあって、どのように甲板に体がめり込むのか興味津々で見た。  しかし、やっぱりというか残念ながらというか、その辺は詳細には描写されず、瞬間移動という部分を拡大解釈して、タイムスリップものに仕立てたられていた。  タイプスリップして未来で恋に落ち、過去に戻って後始末をして恋人に会うために戻ってくるという、(映画としては)よくある感じの話。…そういえば、おそらくこのジャンルの嚆矢である「タイムマシン」も、過去と未来の差はあれど、結局はそういう話だっけ。つまり大道ってことか。  だが、いくら何でも磁気実験で時空を行き来できるとは思えず、そう思わせてくれる説得力もなく、ありきたりなタイムスリップSFと言った感。
[DVD(字幕)] 5点(2013-10-09 21:36:11)
44.  刑事物語3 潮騒の詩 《ネタバレ》 
 沢口靖子のデビュー作で、初々しい彼女を見られるのは、本作ならではの魅力ではある。しかし、だんだん話が面白くなくなってきている。  私にとっての刑事物語は、片山元という人への興味が一番なので、事件と彼の人生が交わるような話を期待していたのだが、本作では犯人を待ち伏せしている間に、女子高生と楽しく暮らしているだけにしか見えない。  そして、せっかく片山の母の境遇が明かされたのに、犯人の母親の件がただの通過点になってしまって、母と子の話が忘れ去られているのが残念。もっとも、この物語を母と子の話にしちゃうと、せっかくのシンデレラである沢口の存在が軽くなっちゃうか……。
[地上波(邦画)] 5点(2013-03-27 21:57:13)
45.  上海バンスキング(1988) 《ネタバレ》 
 見るまで、かつてレーザーディスクで発売されていた、舞台収録版かと思っていた。そういえば、昔、『ぴあ』で深作版とは違う、と解説されていた版があったのを思い出す。  冒頭導入部の舞台スタッフや、楽器演奏・歌唱の描写を見ると、彼らの舞台人としての矜持を見る思いだ。劇中の演奏も完璧にうまいわけではなく、それがリアルな「ライブ感」で好感度高し。その一方で、始まってすぐあたりのカメラの動かなさ、カットの具合を見て、映画として大丈夫なのか?と、ちょっと心配したが、杞憂だった。もともと物語に面白さがあるから、そんな事はすぐに気にならなくなる。   四朗のアヘン中毒の描写は、原作舞台でも厳しいシーンだが、この映画版は万人向けにソフト。同時に深作版で描かれたような、自虐的反戦部分も無いので、反戦というよりは厭戦。微妙な事ではあるが、主題をバンスキングから戦争へ持っていってしまうような事はない。  私には不思議な事だったが、マドンナと四朗の(かなり一方的ではあるが)、愛の物語として、受け入れられた。うまく言えないが、「セントルイス」でのシーンがあまり華やかでない為に、ジャズメンの主役感が薄いためなのではないか、と感じている。  また同時に、だからこそ、エンドクレジット以降にでも、あの終演後のミニコンサートのような部分を入れて欲しかったとも思う
[ビデオ(邦画)] 5点(2013-02-03 22:42:25)
46.  幸福(1981) 《ネタバレ》 
 正直なとこ言うと、「色が邪魔」だったのなら、モノクロで撮ればよかったんだ。更にいうと、DVDで再現されたシルバーカラーも、劇場で見た時の印象よりは、セピアに偏っている気がする。何だか、懐かしい感じになってしまっているが、もっと、灰色っぽい、無機質な感じの、"都会の色の抜けた感じ"のする色調だったはずだ。   物語は、殺人事件を通して浮かび上がってくる、現代社会における家庭崩壊、親と子の姿、幸福とは何かを追求している。…そうである。そうである、というのは、パンフレットに書いてあるからそうなのだろう、と思うだけで、自分では納得していない。  まず、その親子・夫婦と家族の姿が、物語として有機的に機能していない、というか、それを知った主人公刑事の行動に結び付くさまが、見えないというか。ただ並べて描写しただけ、という印象。事件が「彼の事件」になっていない感じ。  主人公刑事は、事件によって明らかになった幾つかの家族の姿に触れなければ、あのままだったのか?普通女房に逃げられたら、まず会いに行って、どういう事か問い質すのではないか?ましてや子供のいる家庭で。居場所が判らないというでもなく。   シルバーカラーの色調だけしか印象に残っておらず、物語をすっかり忘れていて、今回すごく新鮮に見られたのは、公開時に同時上映した『アモーレの鐘』の城戸真亜子の、豊な胸の印象が強すぎただけでは、なかったようだ。
[DVD(邦画)] 5点(2012-10-27 23:35:17)
47.  地震列島 《ネタバレ》 
 この映画が撮られた頃は、大地震が大都市をどのように襲うのか、見た者はいなかったので、何やらそこらじゅう爆発が起きて、宇宙人でも来襲してきたかのような描写なのは、ご愛嬌というべきか。  それでも、地球物理学者の人間ドラマによって、結構見応えのある物語になっている。あまりにも無防備な都市設計に対して、若い学者が警鐘の意味で「30日以内に直下型地震が来る」などと言ってしまうのは、ちょっと無茶だが、「東海地震だけを見ておれば良いというものではないでしょう」という言葉は、今にしてみれば重い。この映画では津波は描かれていないが、近年公開された災害映画でも同様のシチュエーションがあった、地下鉄に水が入り込んでくる描写が怖い。  離婚寸前の妻と地下に閉じ込められた学者は、英雄的な行為で皆を救い命を落とす。でも、他に待たせてる人がいるし、結果的にそっち側も旨く解決しそうとは言え、死んでメデタシにして欲しくはなかったとも感じた。つまり、パニック部分によって、なし崩し的に物語が幕を閉じた感が否めない。学者のその後の生き方を見たかった。或いは、反対の事を言うようだが、この「待たせてる人」の設定を無くして、シンプルに夫婦の話にしてしまうのも一考かも。
[DVD(邦画)] 5点(2012-01-24 09:46:12)
48.  魔界転生(1981) 《ネタバレ》 
 どうなんだろうなあ。天草四郎と言っても、蘇り神に決別して、復讐のために世を転覆させる、と言った時点で、この人はもう我々の知る天草四郎時貞じゃないもんなあ。この場合、同姓同名の別人と思っても大差ない。だって天草四郎の要素がまるで無いんだもの。  神の沈黙をなじり、仲間の無念を嘆くまではとてもいい。しかし結局江戸を焼き払い、民衆を操り、苦しめている時点で、ただの悪者。それを最後、人間の業だ的な事言われても、ちょっとなんなの?と思ってしまう。  復讐譚というのは、キライではないのだが、それは最後にカタルシスがあるからで、大抵の場合、復讐されるに足る適役が必要だ。そして復讐はその相手に対して行われるのが普通だ。この物語の時貞は、江戸中を火の海にして、憚らない。しかも、首を切られたとは言ってもやられていない。(あれ?何でコイツだけ死なないんだ?)見ていて気持よくない。  彼を本当に天草四郎というのなら、最後は彼を見棄てた神と、決着を付けさせるくらいの事をして欲しいものだ。  それでも最後の江戸城の、火の海のシーンの映像的な凄さに3点。同シーンの見事な殺陣に2点。沢田研二の演技に2点。首が飛ぶシーンなどの「ピュー」という効果音のセンスに-2点。合計で5点です。
[DVD(邦画)] 5点(2011-08-18 05:13:44)(良:2票)
49.  超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~ 《ネタバレ》 
SFリリー・マルレーン。 「歌」というものが持つ力を、異星人たち(男軍と女軍が戦っている)の戦争を舞台に描いた物語。  戦うために遺伝子操作で作られた、男と女のそれぞれの軍勢。彼らが、その創造主たちが作った歌に心動かされ、それを守るために、戦う話。と、書いてみたが、最後の部分がイマイチよく分からない。確かに男軍の首領は、平気で自軍を大量に巻き添えにする外道だが、部下の兵士がこの歌に感じいった事と、その首領に反旗を翻すことが、あまり結びついて感じられない。物語としては、生き残りの女軍兵士とこれら男軍兵士が、手を取り合う部分が必要だろう。そして本当に歌に感動した、もっとわかりやすい描写が。   さて、この物語のもう一つの重要な部分。自分の身勝手でアイドルを危険な目にあわせて、さらに他に女を作ってそのアイドルを振る。あまつさえ、そのアイドルの歌う歌が異星人たちへの兵器になると判るや、それを歌うことを強要する。 君はまだ歌えるだけ幸せだ、とはどの口が言うかね。リン・ミンメイは軍事利用されるための歌を歌いたかったのか?  戦争のために、歌を利用する、そればかりか歌い人の思いをまるで無視して、その歌を強要する。まさしく、リリー・マルレーンの物語。   異星人たちが感動した、この歌の顛末として、文化というものがどんなに酷い、いかがわしい物であるか、という事を後に知ることになるのは、残念なことだ。 
[DVD(邦画)] 5点(2011-08-09 18:53:04)
50.  火の鳥2772 愛のコスモゾーン 《ネタバレ》 
 30年ぶりです。昔、有楽座の大画面で見たときには、スペースシャークや他の止まってるはずの絵がブレブレだったのを、ガッカリして見た記憶が蘇りました。今回そんなに気にならなかったのは、NTSCのドットの荒さに吸収されたからか?あるいは修正したのかな?また、天才美少女、千住真理子とNHK交響楽団を迎え、音楽と動画の融合に力を入れていたはずだが、今見ると両者がイマイチ合っていない。タイミング的なことより、「ノリ」が違う。画が音ほどはずんでいない。  物語としては、若干ステレオタイプではあるが、高度な管理社会の中、コンピュータによって子供の適正が判断され、育成が管理されるさまを、セリフ無しのアニメーションだけで表現したのは見事だと思う。しかし、本質的には、「火の鳥」という話が持つ『命』というテーマと、高度な管理社会・差別的な特権社会というのが、有機的に意味付いているか、疑問が残る。ゴドーが、最後に至った心境や、火の鳥が欲したモノと、それらには大した関連がない。ストーリーの都合だけで描くには、ありきたりというか、公開当時としてさえ古い感じが否めない。火の鳥は(恐らく)宇宙創成の、星をも自在に出来るエネルギー、人間が神と呼ぶものであろうから、ゴドーの見せた「愛する心」程度で手出しできなかったりするのは、ちょっと甘い気がした。でもそれを欲しがったり、それを持った人間を独占しようとしたり、物語が進むにつれ、却ってギリシャ神話的に人間臭くなってきて、更に違和感。その手前の段階で、ゴドーの命と引き替えに、地球を再生するくらいの厳しい展開が丁度よい。
[DVD(邦画)] 5点(2011-08-07 06:39:59)
51.  さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅 《ネタバレ》 
 999を見て、順番だからと30年ぶりに見たが、好きじゃないものはやっぱりキツイ。   基本的に世界観が前作と違いすぎて、「あの」999の世界とは思えない。戦いを描くのは悪いとは言わないが、前作は個人個人の闘い、ウエスタン的で、今回のは、組織的な戦い、戦争映画的だ。もう、完全に世界が違う。   前作の、「母の体と娘の心」の喪失に対し、その逆の「娘の体と母の心」が残っているというのは、物語を続けるには、まあ巧い言い訳だったかも知れないけど、そのおかげで、基本的には「前作の繰り返しの宿命」を負い、それにより前作の意義を失わせる結果になった。これは、残念を通り越して、前作ファンへの裏切りのレベルだ。あんまり前と同じじゃぁな、という訳か、黒騎士ファウストなんてモノを出した。その名の示す通り、悪魔(機械帝国)に魂を売った男で、鉄郎の父。しかし、結果的にこれが「ダースベーダー丸パクリ」で、なんとも情けないし、最後のやられ方が安っぽいテレビドラマ的。サイレンの魔女については、訳のわからぬ「機械エネルギーを吸収」なんて設定にせず、宇宙の海に時折発生する伝説の災難、にでもしたほうが良かった。そうすれば、少なくとも999が蒸気機関(!)で走らなくてもいいし、何しろ機械化人のエネルギーが「人の命」であることを、直前までのドラマで言っているんだから、ヘンだろ、機械だけに作用するの。   演出としては、999の発進の時、車掌に引っ張り上げてもらって乗ったり、ぎりぎりで線路が崩れたりする演出が、これもまた安っぽいテレビドラマ的で引く。大体アンタ、終盤でこの列車は、空間を流されながらも走り続けるのに、何でレールが要るんだよ!   老パルチザンだけは、松本零士の描く老戦士そのもので嬉しい。特にポイントを切り替えた後の、鉄郎を見送るセリフ、紛れもなく彼のセンスだ。 絵的には、結構松本テイスト溢れていて、好印象。特にコントロールセンターの999の入っていく部分、意味もなく壁中"松本ゲージ"なのだが、彼なら絶対こう描くだろうと思って嬉しくなる。   総合的には昔嫌っていたほど、悪くはないが、どう甘めに付けても5点がいいとこ。  
[DVD(邦画)] 5点(2011-07-22 05:11:58)
52.  時をかける少女(1983) 《ネタバレ》 
TVドラマ「JIN」の最終回、失った記憶に抗う女性の手紙にいたく感動したが、「何かに似てる」と思って、これを思い出し、見直した。 確か、知世ちゃんは、記憶を失ってしまっても、再び出会った想い人に何か、惹かれるものを感じていたように記憶している。 さて、30年前に観た時にも思ったが、吾郎ちゃんがかわいそう。未来からやって来た薬学博士に、思い出を乗っ取られ、想い人まで盗まれる。大体、ラベンダー欲しさに未来から来るのなら、ピンポイントでやって来て、人とかかわらずに採ってすぐ帰れよ。 たぶん、こう思われてる時点で、この映画は失敗しているんじゃないかと思う。知世ちゃんが未来人に惹かれてゆく気持ちに、まったく感情移入できない。二人はひと月しか過ごしていないし、それも他人の思い出を掠め取った上に築いた関係で、二人独自の思い出は殆ど無い。指の傷を確かめた後には、この未来人は「騙した男」にしか見えない。だから、二人の(いや、一方的な知世ちゃんの)想いも、冒頭示されるような「真実の愛」には、とても見えない。 そこの所さえ、巧く作ってくれれば、知世ちゃんは可愛いし、音楽も素晴らしいし、かなり高得点だったと思う。 
[DVD(邦画)] 5点(2011-07-05 16:00:40)
53.  ゴジラ(1984) 《ネタバレ》 
劇場公開前に、「サイボットゴジラ」を観に、マリオンまで行きました。結局長いこと待たされた挙句に、どうやらポンプで動く上半身だけのロボットをがっかりしながら観た記憶が蘇りました。 さて、三十年ぶりにDVDで観ました。ゴジラはもともと核の恐怖を具現化したものですが、2011年現在、現実に核の恐怖に怯えている身からすると、随分とみんなのんびりしているよなあ、という印象が拭えません。放射能(放射線?)を吐きながら、新宿の街をうろつき回る化け物の前に、平気で大勢の人がいるし、アレだけの緊急時に普通に新幹線走ってるし。 それはそうと、結果的にこのゴジラは当時の我々の期待には答えてくれませんでした。本田猪四郎路線のゴジラの反省度合いが足りないというか、SFに出てくるような架空の兵器なんかを観たかった訳ではないのに。怪獣映画に対する、「リアリティ」への欲求は後の平成ガメラまで待たねばなりません。 まあ、結局スーパーXなる戦闘機は役に立たずに、かませ犬になったわけですが、本当に面白いはずの部分は、人間(特に政府を含む日本の社会)のドラマではないかと思っていたので、極論を言うと、ゴジラは人間の手でやっつけられなくてもいいとさえ思っている。上手くゴジラと付き合っていくというのは、ある意味「ガンとうまく付き合う」「自然の驚異とうまく付き合う」といった現実世界の問題とも合致するような気もする。もちろん、ちょくちょく東京に上陸する核の脅威なんかいたら大変だけど。 あと、これは言っておかないといけないと思うけど、ミニチュア(殊に有楽町マリオンを含む周りのビル郡)はよく出来ていた。それだけに、照明が惜しい。一体いつになったら、トップライトの不自然さに気づくのか!実際の街の様子、リアリティ、良く見えないことによる恐怖、などもう一回初代を見てみるといい。 んー、なんか感想が取り留めないようだけど、約30年ぶりに観た新生ゴジラの感想です。
[DVD(邦画)] 5点(2011-04-07 02:58:59)
54.  月光仮面(1981) 《ネタバレ》 
公開当時、確かそのバイクアクションが凄いって宣伝してたなあ。なんでも、バイクでトラックを飛び越えるシーンでのバイクの切っ先が弧を描いたまま下に向いてるのが、今までではありえないそうで、川に突っ込んで着地したって聞いた記憶がある。 確かに、バイクアクションは他の部分も含めてナカナカのものだとは思うし、最後まで正体を明かさない演出も悪くない。(もちろん、誰が月光なのかは、朧に分かるのだが。) でも、正義の見方側に大したドラマが無い代わりに、ちょっと期待させる悪者側にあるドラマ要素がいい加減で萎える。志穂美のえっちゃんと悪者ラスボスの関連は、本人気づいてなかったの?と首をかしげるし(あのロケットペンダントの意味を持ったわかりやすく)、最後にヘリが爆発した理由はサッパリわからなかった。 まあ、良いよ、そんなことは。でも最低限、志穂美悦子の無駄遣いはダメだ。もっとアクションを見せろ。戦後の苦難による成り上がりの悪党の怒りを見せろ。育ての親(?)と決別する逡巡をもっと魅せろ。 あ、あと月光が活躍する時の勇まし気な音楽が、チンケ。
[DVD(邦画)] 4点(2020-05-02 22:06:05)
55.  二代目はクリスチャン 《ネタバレ》 
 公式的には同じつかこうへい原作でもある、『鎌田行進曲』の夢をもう一度的なことを言ってるけど、どう見ても『セーラー服と機関銃』の下のドジョウ狙い。あちらは少女の成長というようなテーマがあったが、こちらは毛色の変わった任侠モノどまり。どまりと言っちゃあ、つかこうへいに失礼だが、基本的には高倉健映画と変わりない。それにしちゃあ、せっかくのアクション女優である志穂美の、殺陣やアクションが見られたりはしないのが残念。ただし、志穂美悦子はめっぽうキレイ(多分絶頂期)だし、お宝シーンもあるのだが…。  これ確か同時上映の『早春物語』を目当てに行ってこれ自体は見ずに帰ってきたのだが、まあ、正解だったかもしれない。『早春ー』の方も決して面白かった記憶はないが。
[DVD(邦画)] 4点(2019-08-16 00:46:38)
56.  スーパーマン4/最強の敵 《ネタバレ》 
 本作の2年後に日本ではゴジラがクローンされるが、さすがバイオテクノロジー先進国、本作でヒーローのクローン誕生である。クローンのわりには性格と頭の良さが本家と段違いだが。  ただし、スーパーマンの遺伝子から作られた、同じ力を持つ相手なのだ。強いわけだ。  クローン羊の登場までは、もう十年ほどかかるのだが、当時はバイオテクノロジーなんてモノが、人々の期待と不安を煽っていたんだっけ?    さて今回は、ロイス・レインよりも美しいヒロインが登場するが、あまりたいした活躍をしないのが残念だ。スーパーマンにしても、ロイスに対して都合のいい時だけ正体を明かし再び記憶を失わせて、なんだか自分勝手な感じ。  それだったら、ボンドガール的に毎回新たなヒロインとのロマンスを描いてくれた方が、楽しかった気もする。 
[DVD(字幕)] 4点(2014-03-25 22:19:31)
57.  首都消失 《ネタバレ》 
 理不尽で不可解な超常現象に対して、人間が右往左往しながら対峙する物語。基本的に、怪獣映画のセンスで作られているが、異常事態が発生した時の政治家たちや報道機関、安全地帯にいる一般人などを、リアルに描こうとする姿勢が見て取れ、まだゴジラシリーズよりはまともに見れる。もっとも、SCMトラックなどはメーサー砲のセンスで辟易ではある。   この東京を包み込む謎の雲の正体が、全く語られないのが逆に良かった。自然現象と説明するのは無理がありすぎるし、兵器・地球外からのいたずらや攻撃などでも規模が規模だけにウソっぽい。人間にはどうしようもない事のメタファとしてそのままで良いと思う。  電気的な特徴を持っているとか、薄い皮のような状態だとかの、雲の詳細が少しづつ分かってくるあたりは、とてもワクワクする面白さなのだが、人間の家族ドラマのほうがありきたりで、つまらない。さらに「特殊兵器」への展開には、やっぱり日本のSFなのだなあ、と思い知らされる。
[ビデオ(邦画)] 4点(2013-07-23 20:05:40)
58.  刑事物語 くろしおの詩 《ネタバレ》 
 前作でうっかり監視対象の家族と同居する羽目になった刑事は、とうとう成り行きでヤクザの構成員になった。潜入捜査にリアリティを出すためのアイデアだったが、その方法が喜劇的過ぎてついていけない。それでも何とか納得したのは、他の映画・番組で確立された植木等のキャラクタがあればこそ。ずいぶんとずるいやり方だ。
[地上波(邦画)] 4点(2013-03-29 11:22:24)
59.  CHECKERS in TANTAN たぬき 《ネタバレ》 
 たぬきは他のものに化けて人を騙すという、わりと伝統的な日本人の共通認識を利用したコメディ。変身の過程の描写が、テクノチックでたぬきっぽくないのだが、それが時代を感じさせる。  周りの人間がほとんど、「チェッカーズ大好きです」という価値観で物語が出来上がっていて、それが最後の締めの原動力となっており、まあアイドル映画としては、真っ当でファンにはそれが良いのかも知れない。  それにしてもたぬきが人に化ける話を?なんて思っていたが、同時代の「女子高生がヤクザの組長に」なったりするのと、あんまり変わらないのかな?今思えば。
[DVD(邦画)] 4点(2013-03-16 08:41:47)
60.  226 《ネタバレ》 
 久しぶりに困った映画を見た。  この無謀な青年将校たちを、どう描きたいのか、さっぱりわからない。映画で語られている限り、この人達は威勢のいい言葉と「はずだ。だろう。」という楽観主義と、狙う相手の顔さえ知らなかった非実務的な精神論で事を起こした、大馬鹿者としか言えない。  彼らの決断や最後のシーンを見ると、思い入れたっぷりに家族の描写などしているが、そんなことしたって、ごく一部を除いてそれまでの描写が殆ど無いのだから、「勝手に盛り上がってろ」としか思えない。少なくとも見ている者には、感傷は伝わらない。   一番参るのは、彼らの国を憂いた気持ちを、見ている者に判らせるための仕組みが無い事だ。同じ題材の『動乱』では、売られそうになる娘、そのために脱走する兵士など、うまく描いていた。  彼らの気持ちに賛同できれば、最後のシーンで涙したかもしれないが…。   本当の不幸は、国を憂いて理想を実現しようとしたはずの若者さえも、日本の軍隊らしい精神論で物事が解決すると思っていた、という事なのだろう。
[DVD(邦画)] 4点(2013-02-27 05:02:32)
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