41. ノルウェイの森
原作未読。 村上春樹は何度も挫折した口なので、もしかしたら映画ならなんとかなるのでは?と思い観に行ったが、とても面白かった。 原作はどうか知らないが、見事に“映画”になっている、と思った。主人公のモノローグはあれど、この監督は画で語ることを知り尽くしていると思った。 [映画館(邦画)] 7点(2011-02-08 15:59:22) |
42. ソーシャル・ネットワーク
ああなるほどね、お話はわかりましたが。で?……っていう感想以外持てない。 もちろんよくできている。 でも、 映画はもっとこちらの感情を振り回しかき乱すものであってほしい。 [映画館(字幕)] 4点(2011-02-01 14:22:28) |
43. キック・アス
“泣ける映画”じゃないのになぜか後半ずっと涙出てたよ。身体中の筋肉使って見てたから、見終わってぐったり疲れたよ。 頼むから見ている人間の気持ちをこんなめちゃくちゃに振り回わさないでくれ!こんなひどい映画ないよ! [映画館(字幕)] 10点(2011-01-09 09:13:50)(良:2票) |
44. トロン:レガシー
ストーリー上の細かいところはともかく、IMAXで見る3Dアトラクションとしては楽しめた。 前作に思い入れがあればより楽しめると思う。 [映画館(吹替)] 7点(2010-12-26 15:51:09) |
45. トロン
当時リアルタイムで見た時も合成などしょぼいなあと思ってたけど、でもシド・ミードやメビウスを起用したデザインは素晴らしかった。 ウェンディー・カルロスの音楽もよかった。 [映画館(字幕)] 6点(2010-12-26 15:35:29) |
46. REDLINE(2010)
クルマやケムリなんかはたしかによく動き回るし、人物も全身の動きはあるんだけど、顔の表情なんかはほとんど変化しない。 人物の内面を動きによって表現するようなことには興味がなくて、ひたすら“形が変化すること”にしか興味がないように見える。 アニメーターの個性も感じられない。 アニメーションとしては、たとえば『崖の上のポニョ』のほうが100倍ダイナミズムを感じさせてくれ、ワクワクさせられた。 激しく速い動きや画面の歪みがインパクトを作ると思ったら大間違いだと思う。 それだけではドキドキできない。 [映画館(邦画)] 5点(2010-10-31 22:47:45) |
47. 悪人
この伏線がここで効いてこう、みたいなエンターテインメントを期待する人にとっては陳腐な設定、ストーリーだろうな。 プロット的にははっきり言って大したことないし。 でもそういうところじゃなくてひとつひとつのシーンの中で描かれる登場人物の心模様、それを表現する行動や表情のディティール、それを味わうタイプの映画なんじゃないかな、これは。 そういう意味では極めて“小説的な”映画だと思いました。 (原作未読です) [映画館(邦画)] 8点(2010-10-06 06:15:52)(笑:1票) (良:1票) |
48. カラフル(2010)
キャラクターデザイン、作画が生硬で、脚本もちょっとカタさが目についてしまい、内容のわりになか肩に力が入りすぎだなーと思ったものの、原作がいいんでしょうね、お話はわりと素直に入ってきました。つまりアニメでなくてもよかったって話か…(笑) [映画館(邦画)] 6点(2010-10-06 04:56:40) |
49. バイオハザードIV アフターライフ
いいじゃんこれ。 3Dアトラクション!ってことに徹していて清々しいですよ。 意外な発見は、タイムスライスって3D向きなんだなっていうことでした。 マトリックスを3D化したら観たいかもね。逆に(笑) [映画館(字幕)] 6点(2010-10-04 06:08:20) |
50. トイ・ストーリー3
やっぱ「か~み~さ~ま~」これに尽きるな~。 [映画館(吹替)] 9点(2010-10-04 06:02:38) |
51. ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
よくあるバチェラーバーティーの大騒ぎ。酒とクスリで記憶をなくした3人が思い出せないまま痕跡を辿って行き、事実を確認していく。 で、なんでバスルームに虎がいるのかと思ったら◯◯の家のを勝手に連れてきたからだとか、なんで赤ん坊がいるのかと思ったら◯◯と◯◯してしまったからとか、ひとつひとつが酔っ払ってラリってたからっていうだけの理由だから、まあ記憶なくすぐらいだったらそれくらいするかもね、という感じで意外性もなく大して笑えない。 最大の問題は、結婚式当日から始まり、2日前にさかのぼったこと。3人の男がどうなってんだどうなってんだと消えた花婿とこうなってしまった理由を捜し回るのを、観客はあとについて見せられるのだが、映画開始時点まで花婿が見つかってないということがわかっているから、一体どうなるんだろうというドキドキ感が全然ない。 やるなら現在進行形でやるべきだった。 そして、こうなってしまった理由は男たちがさまよっている間は口頭でしか説明されないのだが、なんとエンドロールでその状況がスチール写真で明かされる。こっちのほうが遥かに笑える。男たちが事実を確認していく中に、これを入れるべきだった。 というわけで、構成をきちんと考えればもっと面白くなったであろうに、男たちのキャラクターも悪くないだけにとても残念な作品でした。 [映画館(字幕)] 3点(2010-08-05 03:55:49)(良:2票) |
52. 樺太1945年夏 氷雪の門
国弘威雄の脚本は力強かった。 戦時中は空襲もないおだやかな樺太の街が、戦争は終結してるのにソ連からすさまじい侵略を受ける。教科書でソ連の侵攻は知ってはいても、電話交換手の若い女性たちの目を通して実際に描かれたものを見ると、こんなにも無残なものだったのかと改めて事実の恐ろしさを思い知る。 あと、木村威夫の美術は素晴らしいのに、ミニチュア撮影がしょぼすぎてその点だけががっかりだった… [映画館(邦画)] 7点(2010-07-31 22:32:47) |
53. うた魂♪
夏帆のかわいさはうまく出てましたね。 [DVD(邦画)] 2点(2010-07-31 22:26:30) |
54. インセプション
一見難解になりそうな題材を、ここまでわかりやすくアクション主体で見せきった脚本、演出の手腕に脱帽。 そしていい映画は、必ずラストシーンがいい。 [映画館(字幕)] 9点(2010-07-26 00:44:57)(良:1票) |
55. トルソ
主演の二人に興味があった以外、何も前知識なく見たので、最後までこの映画の監督を女性だと思っていた。 男がどうしてこうも生々しく細やかに女性を描けるんだろうか。 [映画館(邦画)] 7点(2010-07-26 00:40:20) |
56. ダイアリー・オブ・ザ・デッド
主観映像を使って訴えたかったことは、わかる。 でも、主観映像の面白さは視界が狭くなる怖さ、撮る者と一体化する没入感なんじゃないかと思うんだけど、この映画は撮影者がカメラを構え続けるためのいいわけみたいなセリフが多くて、観ていてかえって醒めてくるんだな~。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-07-09 12:55:55) |
57. 蟹工船(2009)
何をやりたいのかまったくわからない。 そして無駄に豪華キャスト。 [CS・衛星(邦画)] 1点(2010-07-09 05:57:06) |
58. FLOWERS フラワーズ
ここまで内容のない映画を作れることがある意味すごい。 時代の変遷に合わせてモノクロ、テクニカラー風、現代風?とルックを変える意味のなさ。モノクロ、カラーはまだ意味はわかるが、昭和30~40年代のころの映画風のライティング、フィルムルックをわざわざ作るのに何の意味が? それが美しいというならまだしも、ライトを生で当て陰影の強い映像は、その時代光量が足りなかったため仕方なくやっていたに過ぎない。それを再現したところでパロディにしかならない。 金と時間をかけるところがまるで違う。最も内容を練っていない、ずさんな脚本にこそ金と時間をかけるべきだった。 [映画館(邦画)] 1点(2010-06-26 17:44:20)(良:1票) |
59. RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語
感動させよう感まんまんなんだけど、脚本がずさんで登場人物の気持ちが全然描けてないのでとてもしらける。 極めつけはラストの中井貴一と高島礼子の会話。 ひどすぎて吹き出した。 [映画館(邦画)] 3点(2010-06-21 05:39:17) |
60. 告白(2010)
しばらく日が経ってから思い返すと、意外に大して心に残ってないことに気づいた。 観た直後は、いやースゴいものを観てしまったと興奮しきりだったにも関わらず。 そしてもう一回観てみたいとも別に思わない。 なぜかと考えると、「あのシーン、あの画がよかった」と言えるところがないからではないか、と。 ストーリーの面白さ、撮影、編集の見事さにまんまと熱中させられたが、ある意味勢いで観させられたというか、画がお話を語るためのものでしかないからでは、とも思う。 美しいものにしろ怖いものにしろ、心に残る映画がいい映画だと思う自分にとって、この映画はそれほどいい映画とも思えなかった、ということだ。 [映画館(邦画)] 7点(2010-06-18 19:20:21)(良:1票) |