41. 清須会議
いつもながら期待が大きすぎてその分落胆も大きい三谷映画。そこそこ笑えるが、歴史オンチにはあまりお薦めできないかも。忍者の襲撃などラスト30分間のシーンは蛇足。 [映画館(邦画)] 7点(2014-01-30 11:04:05)(良:1票) |
42. ジャンゴ 繋がれざる者
ストーリーといい役者といい素晴らしいが、いかんせん残酷描写がやりすぎ。確かにタランティーノと言えば派手な暴力描写が有名だが、これまでは笑ってられた暴力シーンも今回はちょっと目を背ける感じ。ラストの銃撃戦も漫画チック。 [映画館(字幕)] 7点(2014-01-30 11:01:25) |
43. 日本暗殺秘録
《ネタバレ》 有村次左衛門役の若山富三郎(桜田門外の変)、朝日平吾役の菅原文太(安田善次郎暗殺事件)、小沼正役の千葉真一(血盟団事件)、相沢中佐役の高倉健(永田鉄山暗殺事件)、磯部浅一役の鶴田浩二(二二六事件)と東映スター揃い踏み。単なる暗殺事件のオムニバスといってしまえばその通りだが、歴史好き、暗殺物好きには堪らない快作。惜しむらくは戦後最大の暗殺事件である浅沼稲二郎暗殺事件もやってほしかった。犯人の山口二矢は渡瀬恒彦辺りでどうよ。 [映画館(邦画)] 7点(2013-08-04 16:25:34) |
44. エリン・ブロコビッチ
チャラ系のジュリア・ロバーツが社会派ドラマを軽やかに演じていたのが魅力的。ともすれば鼻につきそうなハッピーエンドも実話ということで逆に心地よかった。「634人をフェラったの」というセリフも最高。ただ、やけに思わせぶりな恋人ジョージのシーンは全然要らない。 [DVD(字幕)] 7点(2013-06-26 10:21:28) |
45. 不知火檢校
ピカレスクロマンの傑作。よくあるようなニヒルで痛快でカッコ良い悪ではなく、本物のワルというか、弱者を苛めぬいてそれを踏み台にする、云わば弩Sの悪漢物。特におはんを絞め殺すシーンは映像的にも秀逸。ただ検校に登り詰めてからは普通の悪代官クラスになってしまった感も。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-12-14 09:24:34) |
46. 人情紙風船
初めて観た戦前の日本映画ながら、全然古臭さを感じさせず、最後まで見飽きなかった。髪結新三の惚れ惚れするような機転と度胸、その逆に不器用で気弱な浪人又十郎、その周りの貧乏ながら精一杯不敵に生きている長屋の連中。悲劇なのは確かだが、観終って清々しさを感じさせられた。若い加東大介も確かな演技で魅力的。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-11-14 16:18:01) |
47. スマグラー おまえの未来を運べ
《ネタバレ》 アクションシーンは笑ってしまうようなところもあるが、結構見応えあり。何よりチャイニーズマフィアの殺し屋コンビである背骨と内蔵の存在感は圧倒的。ただ拷問シーンはちょっとやりすぎ。クワイ河マーチを口ずさみながらオムツ姿で行進するのははじけすぎかも。何より気弱な善人にしか思えない主人公がなんでそんなに拷問に耐えられるのかが説明不足。ただ原作漫画も読んでみたくなったのは確か。不思議な魅力はある。 [映画館(邦画)] 7点(2011-11-02 12:03:38) |
48. 大鹿村騒動記
豪華俳優の目白押しでアッという間の93分。原田芳雄の遺作ということで、決して大爆笑コメディではないが美しい信州の映像にマッチしたハートフルな展開に大満足。景清と道柴に扮した二人の絡みも歌舞伎「六千両後日文章 重忠館の段」の内容を知っていればもっと楽しめるのだろう。それにしてもアルバイトの雷音君は最後まで男か女かわからなかったです。 [映画館(邦画)] 7点(2011-09-21 11:50:10) |
49. 大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇
《ネタバレ》 そこそこ楽しめる脱力系コメディー。地獄の一本道、ビーフシチュー温泉、地獄甘エビなど結構笑えたが、青鬼、赤鬼の設定はよく分からん。そもそもなぜ濡れた男は大木家の炊飯ジャーを盗んだのか。けどまぁ十分元は取れた感のある一本。新婚地獄篇と言うからにはフルムーン篇など続きもあるのだろうか。 [映画館(邦画)] 7点(2011-09-21 11:22:54) |
50. プリンセス トヨトミ
種明かしが早すぎる。せっかくワクワクした前半、もっと引っ張っても良かったのでは。もう少し工夫があればもっと面白くなったはず。せっかくの素材を生かしきれず、原作以上の結果を出せていない(…原作は読んでいないが)。役者陣の頑張りにちょっと甘めの7点献上。 [映画館(邦画)] 7点(2011-06-01 13:59:34) |
51. まほろ駅前多田便利軒
面白くなかったわけじゃなく、かといってすごい面白かったわけでもない。何か不思議なフワフワした感じの映画!?。バツイチ同士の二人だが、行天のシチュエーションは結構グッと来たが、啓介のそれはもうひとつかな。 [映画館(邦画)] 7点(2011-05-19 22:31:47) |
52. エリックを探して
《ネタバレ》 サッカー好きの英国らしいファンタジー映画。前半は少々だるいが、徐々に緊張感が盛り上がり、最後の"カントナ作戦"には思わずにんまり。ダメ親父と二人の連れ子(しかも一人は黒人とのハーフ)との関係が妙にリアルだが、うまくいきそうでいかない(最後はハッピーエンドだが)元女房との関係が最後まで宙ぶらりんな印象。しかし、何よりカントナ自身の演技とプレイが良かった。サッカーファンじゃないがカントナファンになりそう。「どこに逃げても見つけ出すぜ。なぜなら俺たちは…郵便配達だからな」のセリフには笑った。 [映画館(字幕)] 7点(2011-03-06 21:34:59) |
53. 転々
オープニングの靴下突っ込みは笑えた。その後もゆるいテンポながら小ネタ満載で、最後はちょっとホロリとくる。オダギリはいい感じだし、キョンキョンもちょっと不思議な味だが、何といっても三浦友和がすばらしい。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-06-22 10:08:51) |
54. ゴールデンスランバー(2009)
散弾銃警官とキルオ、カローラの話し、花火シーンなど突っ込み所はいっぱいあるが、最後まで楽しめた。リアル感はもうひとつだが、ファンタジーとして観ればいいのでは。時間軸をうまくさばいたいつもどおりの伊坂スタイルが快感。ただビートルズファンとしてはオリジナル音源を使ってほしかった。 [映画館(邦画)] 7点(2010-02-16 15:00:27) |
55. 愛を読むひと
《ネタバレ》 まずはあのタイタニックの少女による大胆な性描写に感慨深いものが。また戦争犯罪人として自国民を裁くドイツの国民性にも驚き。年上の恋人を得て自信を深める描写は微笑ましかったし、サイクリング旅行のシーンも美しかった。ただ面会に行かず手紙も出さないフランクに苛立ちも。けど文盲が恥ずかしいからという理由でやってもいない罪を認めてしまうのは納得できないし、何より文盲でナチス親衛隊(SS)に入隊できるのだろうか。 [映画館(字幕)] 7点(2009-07-01 00:45:51) |
56. 誰も知らない(2004)
ドキュメントタッチの悲しさ漂う佳作。悲惨で腹立たしい実話とのギャップにとまどいも [映画館(邦画)] 7点(2009-04-29 08:26:39) |
57. アヒルと鴨のコインロッカー
トリッキーでスリリングな展開は厭きさせないし、惹句通りの切ないラストに納得するが、動物虐待をストーリーの核に据えないで欲しかった [DVD(邦画)] 7点(2009-03-22 17:29:01) |
58. カジノ
モノローグ(独白)スタイルが戸惑ったのと、ちょっと長すぎの感はあるが、万力でのリンチやラストのなぶり殺しなど暴力シーンの迫力はさすが。ジョー・ペシは相変わらずの切れた演技で「グッド・フェローズ」同様にデ・ニーロを喰ってしまった。ジェームズ・ウッズのヒモ男ぶりも秀逸。 [DVD(字幕)] 7点(2009-03-09 17:11:53)(良:1票) |
59. 少年メリケンサック
もっとお寒いギャグが並ぶのかと危惧していたが、意外とイケテル。過去と現在を行き来する手法も「パッチギ!LOVE&PEACE」や「陰日向に咲く」よりはうまくいってるし(もちろん「ゴッドファーザーPARTⅡ」には遠く及ばないが)、何より篤姫でブレイクした宮崎あおいの切れっぷりは見事。ただボーカルのジミーが身障者というのはどうなんだろう…。ちょっと引いてしまったのも事実。せめてアル中もしくは薬中くらいのほうが良かったのでは。 [映画館(邦画)] 7点(2009-02-18 16:52:33) |
60. 007/慰めの報酬
《ネタバレ》 いきなりのカーチェイス、肉体フル稼働のアクション、飛行機による空中戦など、相変わらずの派手な演出ながら、肝心のストーリーがいまいちわからない。前作「カジノ・ロワイヤル」で死んだ恋人ヴェスパーの仇が誰なのか、前作でも出ていたマティスはなぜ殺されたのかなど、もう一度前作を見たいなと思ったのは確か。前作同様、主題歌と敵役は秀逸。 [映画館(字幕)] 7点(2009-01-28 14:32:16) |