41. カイジ 人生逆転ゲーム
《ネタバレ》 原作既読です。藤原竜也のカイジはかなり素晴らしかったし、電流鉄骨渡りでの石田さんのシーンでは胸が熱くなったが、原作をそれなりになぞっただけの面白味の無い映画に仕上がっていたのが非常に残念。ジャンケンとEカードの脚色は無残の一言。 [地上波(邦画)] 3点(2011-12-27 23:52:20) |
42. 猿の惑星:創世記(ジェネシス)
《ネタバレ》 予告編を観て、「ふむふむ、ジェームズ・フランコが猿役なんだな、猿顔だからな」と思ってたら違いました。肝心の出来はかなり良く、戦闘シーンの迫力はかなりのものでした。特にマウンテンゴリラさんの殉職シーンがかっけえ。心の中で「ゴリさーん!」と叫んでいたのは自分だけではないはず。終わり方は少し尻すぼみだったように感じました…そこが残念。 [映画館(字幕)] 6点(2011-12-27 23:49:01) |
43. タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密
子供の頃から大好きな作品の映画化、しかも監督はスピルバーグとあっては観に行かない選択肢は無いと思い立ち、ひとりぽっちで観賞。客いねー。で、肝心の出来はというと、結構満足な出来でした。映像には圧倒されました、文句のつけようが無い。デュポンとデュボンが大スクリーンで見れて素直に嬉しかったです。次は同じ制作費を掛けて「クックとプッケ」の映画化をお願いしたいところ。 [映画館(字幕)] 6点(2011-12-27 23:42:40) |
44. ツリー・オブ・ライフ
《ネタバレ》 テレンス監督の作品は1本も観た事が無く、映像の綺麗な監督という位の知識しか無い状態で観賞しました。本作もパルムドール&ブラピのネームバリューにつられた形です。 皆さんの言うとおり2001年宇宙の旅みたいな映画でした。宣伝を見てハートフルな人間ドラマを想像していた人は可哀想ですが事故にあったと思って諦めて下さいww(悪いのは映画関係者ではなく配給元と思います)クラシックの調べにのせて大自然の雄大さ、人間のちっぽけさを感じさせる映像が延々と。 この映像の美しさは出色の出来だと思いました。映像にトリップしそうになります。 その後、物語はブラピ演じる父と息子逹の物語にシフトしていきますが、この息子役の俳優の演技が物凄く自然で素晴らしい。(特に長男が隣の家に忍び込んで下着を盗むシーンの生々しさ、そして盗んだ下着を川に流すシーンの長男役の演技が印象に残る。) また、中盤のクライマックスである父親と長男の和解のシーンは不覚にも胸が熱くなってしまいました。 最後は親子の話が広がり神の存在を表したような映像が続きます。自分はこの映像は「神の祝福(試練)はどのようなちっぽけな存在にも平等に降り注ぐ、神を信じ、身を任せる生物は必ず神に救われる」あるいは「神はどのような生物にも元々内包している、それに気がつくか気がつかないかによりどのように生きていくかが変わる」という事が言いたいように思いました。 結論としてこの映画は根幹となるストーリーがそもそも無く、オチもありません。見た人それぞれの感想があるかと思います。娯楽作品として観れば糞以下の出来だが芸術作品として観ればこれほど多くを語る映画は中々無いです。 考えなしに糞と決めつけるには勿体ない映画ですね。正直退屈に感じてしまったのは事実ですし、もう一度観たいかと言ったらNO!ですが。ということで5点。 [映画館(字幕)] 5点(2011-08-14 22:58:12) |
45. SUPER8/スーパーエイト(2011)
う~ん、すっきりしない。これなら宇宙戦争のほうが尖ってて好きだなあ…。というか今思うと宇宙戦争は面白かったなあ、うん。なんだこのレヴュー。 [映画館(字幕)] 4点(2011-08-14 19:23:10) |
46. Kids Return キッズ・リターン
《ネタバレ》 武映画全体に共通して言える事だが、どうも武映画には独特の閉塞感がある。ソナチネやHANA-BIの時はその閉塞感がうまくハマっていたのだが、今回はどうもハマり過ぎていて、観るのが本当に辛かった。キャラクターのダメさが自分を見ている気がして…。それだけにあのラストシーンは本当に輝いて見えた。挫折に打ちひしがれても消えない2人の笑顔が眩しくて…。そこで畳み掛けるように流れる久石譲の楽曲はEDと相俟ってそれまでの閉塞感を吹っ飛ばすくらい良いものだった。 [DVD(邦画)] 7点(2011-05-15 23:42:47) |
47. ルワンダの涙
《ネタバレ》 評価の高かった「ホテル・ルワンダ」と間違えて観賞。俺の大好きなジョン・ハートが出とる!と興奮したのもつかの間、延々続く陰惨な場面に画面から目が離せなかった。落とし所をどうするのだろう、と思っていたら…ちょっと現実離れしたラストで残念。 [DVD(字幕)] 6点(2011-05-15 23:30:12) |
48. キック・アス
《ネタバレ》 早○田松竹にて観賞。めっちゃくっちゃ面白かった!!!!!!!!緑のコンドームが見せるヒーローになる為の覚悟、ビッグダディとヒットガールの親子愛と別れ、ヒットガールが父親への愛と復讐の代償を背負って敵のアジトに乗り込む際の表情、レッドミストのドジッコぶり、ばーなーなー、ばーななーなー、ジョーンジェットのBad Reputation、FPSやリベリオンを髣髴とさせるヒットガール親子のクールなアクション、キックアスのしょっぱい戦いっぷり、爽快感溢れるED、先の読めない展開、全てが最高!!勧善懲悪のカタルシス、スタンディングオベーションもの。観てない男は今すぐTSUTAYAに走るべし!女でもTSUTAYAに走るべし! [映画館(字幕)] 9点(2011-05-15 23:26:19)(良:2票) |
49. ギャングスターズ/明日へのタッチダウン
《ネタバレ》 ん、これは中々の秀作。やはりスポーツ映画は一定のカタルシスがあり、傑作が多いと再認識。でも、スクールウォーズみたいなのを想像してたため、すぐにそれなりにチームとしてまとまりを見せるのがちょっと消化不良。チーム結成までのグダグダ、内部分裂を細かく描いて欲しかった。アフロは格好良かった。 [DVD(字幕)] 6点(2011-05-15 23:12:40) |
50. ノーカントリー
《ネタバレ》 こんなに骨太でヒリヒリする映画をみたのは初めてかも。映画館で観たかった。映像を観ているだけでも飽きない、こんな映画を作れる監督も貴重です。内容については劇中で多くを語られていませんが、皆さんのレヴューを楽しく読ませていただき、目からウロコでした。ベルにとってのカントリーは無くなってしまったのでしょうか…。それとも元々存在しないのか。個人的には「父親に追いついた」所がベルにとってのカントリーだ…という意見に賛同です。 [DVD(字幕)] 8点(2011-05-15 23:03:00) |
51. 八日目の蝉
《ネタバレ》 凄く良い映画でした。こういう真っ直ぐな作品が出てくる限り邦画は安泰!やっぱね、どんなに時間が経っても親の前では子供は子供なんですよ。最後の井上真央の号泣には泣かされましたね。今年一番の傑作かも。 [映画館(邦画)] 8点(2011-05-15 22:48:14) |
52. ビッグ・リボウスキ
《ネタバレ》 ストーリーは入り組んでいるが滅茶苦茶wwテキトーな映画だなあwwwしかも妙に良い終わり方してんのが腹立つwwwジーザスのボウリング風景とドニーの扱いの酷さに大爆笑。結局ドニーの遺灰は海に帰れずほとんどデュードにかかっちゃってるし!サム・エリオットは結局何様だよwwまー肩肘張らずに観れる良質コメディですよ。面白い! [DVD(字幕)] 6点(2011-04-16 23:51:17) |
53. ランナウェイズ
《ネタバレ》 ひょんなことで友人に誘われて、予備知識は全くなし、ランナウェイズについても知っている曲が1曲もない状態で観賞しました。主演2人がかっこいい。エロい。音楽も古さは感じるものの、中々にかっこよく、好印象を抱いていたものの…舞台が日本に移ってからは無残の一言。スタッフはランナウェイズの楽曲が嫌いなのかと思わせるほどにこれでもかこれでもかとランナウェイズをコケにしまくります。あまつさえ劇中で「ランナウェイズは失敗の典型例」とまで言わせます。ランナウェイズの映画化と聞いてこの映画を観に来たお客さんは怒るのでは?これでは大人に良い様に扱われ、捨てられた馬鹿な少女達にしか映りません。ランナウェイズの楽曲の格好良さ、勢いそのままに突っ走った少女達のキラキラした若さを前面に押し出すべきではなかったでしょうか。この映画はファン達へのサービスにすらなっておらず、熱演した俳優たちも浮かばれません。 [映画館(字幕)] 3点(2011-04-14 20:56:42) |
54. しんぼる
松本人志監督の新作「さや侍」が公開されるということで、DVDにて遅ればせながら観賞しました。うん、これはあかんがな。前作「大日本人」でも思ったことだが、物凄くテンポが悪い。ラストの昇天(?)していく所なんて酷いもの。更に、今作は「大日本人」よりも映像的な魅力に欠ける。新作に期待ですね!! [DVD(邦画)] 2点(2011-04-14 20:36:20) |
55. 英国王のスピーチ
大勢の前で話すのが苦手な自分にとって、この映画のコリン・ファースには感情移入せざるを得ませんでした(笑)。主役級3人の人間関係が心地よく、また味わい深い。安心して映画に没入できました。バーティは良い友人が出来て良かったですね。何かを克服する為に努力する姿も確かに胸を打つものがありました。しかしながら、スピーチの成功は二の次で、これはライオネルとの友情、つまり「出会いは人生の財産である」という事を描いた映画だと思いました。 [映画館(字幕)] 7点(2011-04-14 20:28:45) |
56. トロイ(2004)
《ネタバレ》 面白くない…。歴史物にこんなことを言うのは野暮かもしれないが、映画としてのカタルシスを感じない。あと何だろう、この安っぽさ。結局よくある恋愛話にしてしまうのはいかがなものか。動物的な荒々しさを感じさせるブラッド・ピットの演技が一番の見どころか。 [地上波(字幕)] 3点(2011-04-14 20:10:17) |
57. トゥルー・グリット
《ネタバレ》 元ネタは未見。首吊り死体のシークエンスから、ラストの1対4の対決までずーっと俳優陣や映像の持つ「熱」を伝えない作りになっている。その分、蛇に噛まれてからそれまでの乾いた映像が影を潜めキャラクターの感情が剥き出しになってくるのが映え、思わず胸が熱くなった。復讐の代償を払いながらも生きる晩年のマティの毅然とした姿は悲しくも美しい。画面奥に消えていくマティを墓に入ったルースターが見守るようなラストカットが素晴らしい。 [映画館(字幕)] 9点(2011-04-14 20:02:52)(良:2票) |
58. ファーゴ
妙に印象に残る。サスペンス物なのに緊迫感をほとんど感じない。主人公であるF・マクドーマンドにも感情移入出来ない。(というか意図的に感情を表さない演技を強いられているようにさえ感じる。)なのに飽きない。シーンに目が釘付けになって、いつの間にか終わっている。観賞後に残るのは、役者の演技でも鮮烈なバイオレンスシーンでもなく雪の白と血の赤のコントラスト。そんな映画。 [DVD(字幕)] 7点(2011-04-14 19:44:00) |
59. アンストッパブル(2010)
観た後の「心に何も残らない度」は凄い。90分間ずーっとスクリーンに目が釘づけでした。ホント素直に面白かったwwテレビでやっていたら暇ならまた観たいぐらいの映画です。あと俺の好きなロザリオ・ドーソンが出ているので加点しますw「ソーシャル・ネットワーク」や「ヒアアフター」(両方とも6点)の方が観賞後は良いんですよ。正直、完成度は前述の2本の方が上だと思います。でも、この映画はノンストップアクションというジャンルの中でも最高峰と言っても良い出来だと思うんです。6点なんぞケチな点数はつけられません。「スピード」よりも面白かったし、8点!つうか、これを「スピード2」にすればよかった。ノロマな豪華客船なんて最初から要らんかったんや!! [映画館(字幕)] 8点(2011-02-21 21:36:34) |
60. ヒア アフター
死後の世界を描いたオカルトチックなものだと思っていましたが、良い形で裏切られました。が、ちょっと平均点高すぎじゃないでしょうか?それぞれの形で身近に迫った死を乗り越えて生きて行くという落とし所は素晴らしいです。タイトルのヒア・アフターのヒアとは「現世」の他に「生き方」のことだったんですね。しかし、ラストシーンは少し急ぎ足になっているように感じました。静かに染み入るヒューマンドラマかと思っていたらあんなに露骨なキスシーンが出てきてびっくりしましたよ。(まあ、キスは人間の営みですが)それに、中盤が特にもっさりしている様な印象を受けました。激しいシーンがないと睡魔に襲われてしまうような人にはお勧めできません。ですが、キャラクターの会話、それにあくまでも(異質な能力を持っている以外は)等身大の人間の日常を描いただけの余り起伏のない脚本を飽きさせずに映画として見せてしまえる監督の力量は凄い。安心と信頼のイーストウッド印はまだまだ健在と言って良いでしょう。 [映画館(字幕)] 6点(2011-02-21 21:14:36) |