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タケノコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 575
性別 男性
年齢 50歳
自己紹介 管理人さま、レビュアーのみなさま、いつもお世話になっております。

タケノコと申します。

みなさまのレビューをとても楽しみにしています。
( まるで映画のように、感動し、笑い、ときに泣きます )

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41.  曲がれ!スプーン
つまらないのはストーリーのせいじゃなくて、エスパーたちのキャラだろうね。どうしてこんなにさえない役者ばかり揃えたんだろう? むしろニセモノたちの方が個性があってよかった。まあ、彼らも「身の程知らず」という超能力の使い手ではあったが。
[DVD(邦画)] 3点(2020-01-31 18:07:48)
42.  スウィングガールズ 《ネタバレ》 
わりと始めのほう、トランペット? の中にゲロをはくシーンでとても嫌な予感がしました。 ・・全く笑えない。 レコードは転がすわ、楽器に穴をあけるわ、、まぁ次から次へと出るわ出るわ・・。 でも最大の問題は笑えないことじゃなくて、もっと根本的なところ。これはジャズの映画でしょう? 楽器へのリスペクトも、ジャズという素材に対する監督の愛情もこの映画から全く感じられない。引き合いに出すのは甚だ失礼かもしれんが、アメリカ映画におけるベースボール (野球) の扱いを見てください。素材に対する深い愛情や敬愛があるから、バットを折ったり傷つけたり、グローブにゲロをはくようなことは絶対にしません。 「男子高生にシンクロやらせたらヒットしたな~、今度は女子高生にジャズでもやらせてみっか?」 この考えが映画から透けて見えますわ。 映画の精神はキライですが、出演者はよくやってる。与えられた役に対して、しっかりと努力したのがよく伝わってきます。彼らに2点を捧げます。決して君たちのせいじゃない。
[DVD(邦画)] 2点(2019-11-11 23:04:28)(良:1票)
43.  いつか読書する日 《ネタバレ》 
よい意味で古臭くて、とても風情のある映画。牛乳配達とか、坂道や階段の多い街並みとか、どこか懐かしい感じがした。原作者も監督も、誠実で真面目な方だろうな、というのは映画からよく伝わってくる。育児放棄や介護問題など、重たいテーマに気が滅入りながらも、時折映る街の風景に癒されながら映画は淡々と進む。高梨槐多 (岸部一徳) の人生は平凡なように見えて、その内に秘める熱さは誰も知らない。無表情で大人しい男だな、、と思っていたら、突然激高して殴りかかったり、激情の愛に身を任せたり。彼のこころは、冷静でいるか情熱に身を任せるか、その真ん中が無い気がした。そんな彼が、長い時をかけて熟成された想いをようやく成し遂げて、やり遂げたように死んでいく姿が切ない。彼が最後に幸せだったのかはわからない。でもきっと彼女は過去を辿ると思う。彼が生きていたこと、してきたこと、残したこと。一人の人生を一冊の本に例えるなら、その本を読む者があってこそ、生きた証なのかもしれません。
[DVD(邦画)] 7点(2019-11-11 00:02:40)
44.  レイクサイド マーダーケース 《ネタバレ》 
東野圭吾氏の原作「レイクサイド」はかなり昔に読んでいますが、ストーリーはもう完全に忘れました。細部ならともかく、大筋も全く覚えていないという・・。いわゆる、あまり大した話じゃないということでしょうが、改めて映画版を観て確信しました。やっぱり、あまり大した話じゃない (笑) 役者に救われてはいますが、ストーリー自体はテレビドラマでよくありそうなお話で、わざわざ映画にするほど魅力を感じません。そして殺人現場や崖だったり、クライマックスで一堂が勢揃いするのは、まさに火曜サスペンスでよく目にする演出ですよね。そこでお約束の通り、カメラに全員収まる配置で棒立ちして、事件の説明を順番に始めるという・・。脱いだ女優さんはキレイな方でしたが、何と言うか、、出演シーンの大半が裸か死体という、考えてみればかわいそうな役だよねえ。
[DVD(邦画)] 4点(2019-10-14 13:20:23)
45.  県庁の星
意外と面白かった、けど。 残念なことに、主人公、野村聡の私生活がほとんど見えないんです。どうして、131分もありながら、彼の部屋での暮らしぶりを映そうとしないんでしょう? 彼、独身男性でしょう? 一人で自炊してたり、洗濯物を干していたり、いびきかいて爆睡してたり、そういう姿に人間味や生活感を感じるってものです。これだから、本当に「県庁」の人にしか見えないし、野村聡ではなくて織田裕二なんですよ。 まぁ、一般庶民の暮らしに放り込まれてみて、「事件は会議室で起きてるんじゃない! 現場で起きてるんだ!!」てのは身に染みてわかったと思うけど。
[DVD(邦画)] 5点(2019-10-10 00:11:00)
46.  サッド ヴァケイション 《ネタバレ》 
日の目を見ない者たちの物語らしく、橋の裏側など、目立たないところや人が普段は意識して注目しないところ、を意図したと思えるカメラのアングルが印象的。そして陰惨な場面に不釣合いな軽い音楽は、セオリーを明らかに外してます。そんな感じでやたらアーティスティックで、自称オシャレな人たちには受けそうな映画。出演者については、言われているように、浅野忠信とオダギリジョーの二人、確かに雰囲気が被ります。そこは同感。でも意外にも何度か共演していました。 (黒沢清監督のアカルイミライとか・・) 監督たちは、たとえ似たもの同士を出演させてでも、個性派同士による化学反応を求めた気がします。 (特にビジュアルといった意味で) その答えとして、この二人がカルスト地帯を登って山々を望む場面があります。私はこの場面が、人も風景も本作で最も記憶に残る絵でした。物語としては、密入国斡旋に殺人、レイプ、、この壮絶で複雑なドラマをどう落とし込むのか、この興味だけで引っ張りましたが、最後はシャボン玉でパ~~~ン! と全てノーサイドですか。責任とか問題とか、全てに決着つけないで何だかスッキリしない終わり方。
[DVD(邦画)] 5点(2019-10-06 16:17:58)
47.  レクイエム・フォー・ドリーム 《ネタバレ》 
脳天を強く殴られたような強烈な映画で、その後味はともかく一度観たら死ぬまで絶対に忘れない、という意味での高評価です。確かに、薬物を打った時の創造性溢れる映像表現は面白い。でもそんなことはおまけに思えてくるほど、ストーリーそのものが放つ破壊力が凄まじい。この映画では、薬物依存者たちの物語は二つのチームに分かれます。お互いに薬物をけしかけ合って自滅した三人。孤独なゆえに依存症の蟻地獄に堕ちたサラ。その堕ち方こそ対象的でしたが、実は共通点が一つあります。彼らは、救う者がないまま、とうとう最後まで孤立無援だったということ。そもそもこの映画って、薬物依存者による破滅の物語ではなくて、薬物依存者に寄り添うべき良識ある者が誰もいないという恐怖、を描いています。絶対に堕ちるしかないという・・。だから主要な登場人物以外は人間に感情が宿っていない、というか全体的に空虚で無機質な感じがします。おばさんの集団、冷たい医者たち、ブラウン管の向う側で笑う者たち、レストランの男、、。そしてどことなく近未来的な空気があって、私は「時計じかけのオレンジ」を思い出しました。(もちろんお母さんの髪の色に電気ショックも、、) 全編通して、暗示的な海辺の風景が印象的ですが、それは夢か現実か、あるいは幻覚症状なのか、とても曖昧です。そしてその風景は、不思議と美しくなっていくように見えます。でも実は何一つ変わってはいません。それが美しく輝きを増していくように見えたのは、彼らが破滅して普遍的な正しい人生とは無縁になったから。海辺の美しい風景は、もう決して手が届かない幸せや夢の象徴だからです。
[DVD(字幕)] 8点(2019-09-29 17:51:27)
48.  エリン・ブロコビッチ 《ネタバレ》 
これは実話ベースのサクセスストーリー、つまり結末はだいたいわかっています。それでも全く退屈させないのは、やはり脚本がよくできているから。まず回想場面に頼ることなく、あくまで現在進行形で物語を語っていく点は好感が持てます。悪役ポジションのPG&E社はあまりにも巨大な組織ゆえに、弁護士同士の対決という構図にしたのはよいアイデアと思います。ちなみに、味方であるべき大手事務所の弁護士たちも、エリン目線では一方的に敵対心むき出しで、まるで悪役のようにされていて笑えました。そして視聴者を信用していて、ここは見せる、考えさせるのメリハリが効いています。一例ですが、機密文書を知る男とのBARでのやり取り。その後はどうなったか語らずとも、彼と何があったかわかりますよね。もちろん、和解金を勝ち取った裁判をバッサリ省くあたりの、潔さもいい。(結果がわかっているので、ここは省いて大正解) そして何より、エリンとエドワードの掛け合いが楽しくて、映画の一つの見どころ (笑いどころ) となっています。「弁護士は謝らない人種なの? ムカつくわ」(←序盤のエリン) 「ミスコンの女王は謝らない人種かね? ムカつくね」(←ラストのエドワード) 私、この応酬が大好きで (笑) こんなお茶目なお二人が、こんな大仕事をやってのけるという、実に爽快なサクセスストーリー。それにしても二人の会話って、往年の名画 (ラブストーリー) の空気を感じさせますね。
[DVD(字幕)] 7点(2019-09-24 23:35:35)
49.  Sweet Rain 死神の精度 《ネタバレ》 
原作は未読です。空の上を延々と続く長い道を行く、死神 (金城武) と黒い犬。このシュールな世界観はわりと好き。個別ではエピソード1、3はよかったですが、ヤクザ編がダメでした。なんか安っぽいと言うか、迫力がない、怖くない。北野映画とか、やっぱり凄いんだな、と改めて思いました。雨がモチーフですが、このストーリーに絶対に必要? と言われるとそうでもなくて。降り続く長い雨、そして最後にあっと驚く展開が待っています、という狙いは理解できます。でも最後にようやく晴れ間がのぞくことはバレバレなので (笑) 、そこまでの解放感はなかったかな。
[DVD(邦画)] 5点(2019-08-30 12:18:29)
50.  パイレーツ・ロック 《ネタバレ》 
この人たち毎晩飲んだり食ったり騒いでいるけど、散らかった後片付けはしないの? みなさん、いつもお洋服キマッていますが、洗濯はいったいいつやってるの? ビル・ナイの高級スーツはいつクリーニング出してるの? まぁ家事全般はいいや。でも船なんだから舵取りしてる人を一回くらいは映そうよ。表面的な部分ばかりで船上の生活感が一つも感じられないと言うか、、序盤でそのへんが気になると最後までダメですね。設定上、頭の固い体制側の人は必要でしょうが、悪役ポジションの存在に対して和解するなり罰を与えるなり、オチがないのも気になりました。生命線である音楽すら、ロックだロックだと叫んでいるだけで、まるで心に響いてこないのはなぜだろう? 確かに曲はよかったですが、それは単なるBGMとしてです。自分には合わない映画でした。
[DVD(字幕)] 3点(2019-07-14 13:10:26)
51.  北京ヴァイオリン 《ネタバレ》 
冒頭、散髪を終えたチュンが、しっかりと散髪代を請求されます。知人の結婚祝いに一曲弾いたチュンは、その謝礼としてお金をもらいました。そして、北京ではヴァイオリンのレッスン料は高そうです。本作は "お金" のやり取りを印象的に見せることによって、田舎の貧困層が北京で成功することの (経済的な) 厳しさを描いていきます。金、金、金、、やはりこの国でも渡る世間は金ばかりか、、といいかげん嫌気がさしてきたころ、最後の最後に感動のヴァイオリン独奏会が待っています。見返りを求めない、たった一人のための独奏会。息子は成功を捨ててまで、父の無償の愛に応えました。結局のところは、本当に大切なものはお金や名誉ではない、という普遍的なテーマですが、やはり音楽の力は偉大でした。この場面、私は感動しました泣きました。紅一点のリリ (チェン・ホン) とそのエピソードはこの映画に必要なの? というツッコミどころもありますが、富裕層の描写は必要でしょうし、何より彼女のおかげで (ヤローばかりの) 暑苦しい映画にならずに済みました (笑) こんな役でも一番ギャラもらってんだろうな~ などとやっぱりお金のお話で締めくくることにします。
[DVD(字幕)] 7点(2019-07-11 22:49:31)
52.  アバウト・シュミット 《ネタバレ》 
J・ニコルソンが「普通の中年」になりきっていて、カッコーもシャイニングも、一度だってちらつかせないところはさすが。 (顔も体型も当時の面影ないから当たり前、とは言わないで (笑) ) 映画としては、各人のスピーチがよいアクセントになっています。冒頭にある、後任のクソ面白くないスピーチと友人の白々しいスピーチ。彼らの心がこもっていないスピーチが伏線的にあるからこそ、最後のJ・ニコルソンのスピーチが心に強く響きます。 (個人的には結婚式のスピーチは半分アドリブと思っています) "ドア" や "時計" といった小道具の使い方も効果的でした。会社を去るとき、家に帰るとき。誰かを迎えるとき、誰かに迎えられるとき。それぞれ、ドアが開くことによって目まぐるしく展開 (人生) は変わり、時計の秒針をさり気なく映すことによって、彼の人生に関係なく時は過ぎ行くことを印象付けています。気になった点。娘婿の家族たちのキャラがよくわからないのは仕方ないとしても、娘と旦那の馴れ初めくらいは会話の中でほしいところ。ベッドに横たわるJ・ニコルソンにキャシー・ベイツの姿は、まるでミザリーのようで笑えるが、おっぱいはいらない。最後、多くを失った彼の心を浄化したのは、家族でも同僚でもなく、皮肉にもはるか遠く顔も知らないアフリカの子、そして彼が書いた絵ということ。ここまできてやっと、"About Schmidt" という題名を不意に思い出して、家族とは一体なんだろう? と僕は考えてしまいます。
[DVD(字幕)] 7点(2019-06-25 00:04:51)
53.  旅するジーンズと16歳の夏 《ネタバレ》 
当時、僕は4人の女子を見て、A・タンブリンが最も個性的でうまいし、一番長く (映画界で) 残ると思った。 で、B・ライヴリーはキレイなだけやし真っ先に消えるな・・と予想した。 そして現在、、見事にハズレましたね (笑) 本作はもう少し評価が高くても良さそうだが、やはり美女二人がイケメンとうまくやる展開が女子たちの反感を買っているように思われる。 なので、ティビーとカルメンがイケメンとよろしくやるよう、役をシャッフルしても面白そうだが?  (一例) リーナがカルメン家へ ← 〇 これはいけそう。 ティビーのギリシャ編 ← △ ヲタクに海は似合わないか? ブリジットがスーパーでバイト!? ← × ない。彼女がバイトするならコンパニオンでしょう。 残るカルメン、、イケメンとうまくイケるか? ← ×× ない。恋愛以前にサッカーできる気が全くしない。  他、何パターンか試行錯誤してシミュレーションするも、シャッフルはするべきではない、という結論に至りました・・。 はい、本作はとてもよく考えられた完璧なキャスティングでございます。
[DVD(字幕)] 6点(2019-05-05 10:24:45)
54.  七人の弔 《ネタバレ》 
本作の父親役の人選に当たり、役者に求められる資質 (条件) は意外と多くて、選考もそれなりに難航したように思う。 ①胡散臭い ②金持ちに見えない ③幸うす感がハンパない。 うん、全員完璧に満たしている。よくこれだけ集めたもんだ (笑) テーマはシリアスだが、カラオケのデュエットは馬鹿っぽくて不謹慎にも楽しいし、車椅子のじいさんの大失言 (ボケ) にダンカンがケリでツッコんだり、たけし軍団らしいコントが随所にあって、なかなか笑わせてくれます。そのお偉いさんたちが黒塗りの高級車で登場するところ、まるで北野映画のようでしたね。出来としては、親子一組の関係をそれぞれ回想で説明したり、テレビドラマ演出が多いように感じた。何より、子の虐待や臓器売買といった社会派でありながら、ちょっと茶化しすぎていてガツーンと心にくるものがなかったかな。自分たちのしていることに無責任・無頓着な大人たち、を皮肉った映画なんでしょうけど。
[DVD(邦画)] 5点(2019-05-04 17:27:51)
55.  酒井家のしあわせ 《ネタバレ》 
ある複雑な人間関係の家族がいて、家庭の崩壊をちらつかせながらも、何とか持ち堪えて乗り越えて、その苦境を糧にしてやがて再生へと向かう・・まるで近年の是枝監督の映画のようなテーマです。父の失踪の秘密はあっと驚く展開を狙ったようですが、これは個人的にはスベった印象。彼の病について伏線的な描写が全くなくて、再会するなり 「俺はもうすぐ死ぬ」って・・。悲しい、かわいそうといった同情の前に啞然としてしまったよ。それはさておき。これは男の意見です。病気になったから、ホモのふりして失踪する父親なんていませんよ。むしろ残り少ない時間を大切な家族と過ごしたい、となおさら思うのではないでしょうか。女性が書いた脚本、だからこれは女性の感覚なのでしょうが。本作で次雄を演じた森田直幸さん。当時、出演作をいくつか鑑賞しましたが、若手の中では抜群にうまい役者さんでした。 (そうです、もう役者業を引退されたようなので、過去形です) やんちゃキャラでありながら、繊細な演技ができるという、たいへん希少価値の高い役者でしたね。さらによい俳優になることを楽しみにしていたので、とても残念です。
[DVD(邦画)] 5点(2019-04-09 21:34:17)
56.  スイートリトルライズ 《ネタバレ》 
長くて長くて眠りそうになった・・って時点で私の好きな映画ではなかった、ということだろう。いい歳したバカップル二組の退屈な痴話に最後まで付き合ったのは、美也子 (安藤サクラ) の存在。何かしでかしそうな危うい存在感に登場する度にどきどきしたよ。(いつから気づいていたのだろうか?) スイートリトルライズ、とか能天気なこと言っとる場合じゃない。不倫メロドラマには必ず犠牲者がいるということをどうか自覚してください。これならむしろ一時の不倫じゃあなくて、どちらも本気な恋で終わった方がよほど救われたよ。
[DVD(邦画)] 3点(2019-02-12 22:54:55)
57.  サヨナラ COLOR 《ネタバレ》 
少年時代の正平にとって未知子は高嶺の花であり、体育館や教室の窓という "ファインダー越し" に眺めるしかなかった。長い時を経てようやく再会したとき、彼女は病院のベッドに横たわりそれは医者と患者の関係でしかなかった。未知子が正平を浜辺に呼び出す場面がある。ここで初めて、二人は対等に向き合う。それは彼の人生においても、この映画においても、わずかこの一度きりだ。青い海、空は晴れて澄み渡り、眩しい太陽の下、目の前に美しい彼女が立っている。この場面の何という美しさ。 (そう、それはまるで天国のような・・) そして二人は砂丘の上に並んで腰を下ろし、たった一瞬だが明るい未来へと揃って目を向けるのだ。不器用に一途にこだわり続けた想いは、残りわずかな彼の人生に、彼女と再びめぐり逢う奇跡で応えた。死という終わり方をもってしても、決して悲しくはなく、それすら霞むほどに彼が最後に抱いたであろう幸福感に泣いた。
[DVD(邦画)] 8点(2018-12-07 23:17:24)
58.  幸せになるためのイタリア語講座 《ネタバレ》 
技巧的な特徴としては回想シーンがなくて、男女6名の人間や境遇を時系列で語っていくため、物語らしい大きな展開がないまま時間は過ぎてゆきます。しかしその分、個性的な6名のキャラであきさせません。 (全員、何かしらコンプレックスや欠点がある、という設定が人間臭くてよい) "イタリア語講座"はなんとなく程度で、与えられた仕事や家族に責任を持つことの大切さをさらっと描いていて、極々常識的な人たちに幸せはやがて訪れる、といったお話でした。・・・それにしても、楽しみにしていたイタリア旅行の場面、少なっ!(笑)
[DVD(字幕)] 6点(2018-10-01 22:47:25)
59.  遠くの空に消えた
一言で言うならば、とにかく節操がない。私のような映画の素人目に観ても、一体何がやりたいのかテーマが散漫であり、画的にはどこかで観たようないいとこどりばかり。家族の映画ならば是枝監督、ファンタジーならば中島監督、そして青春ノスタルジーならば大林監督を支持します。やはり我々の心に響くのは、何十年も一貫してゆるぎない監督たちの"哲学"であることを、改めて再確認した次第です。
[DVD(邦画)] 3点(2018-09-24 20:27:13)
60.  ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン! 《ネタバレ》 
コメディと思って観始めました。でもオープニング、スーパーポリスのヒーローものか、と思いきや。不穏な村の展開はサスペンス映画? いきなり首が二つごろん、実はスプラッター映画か! でも銃やカーチェイスありのアクション映画? ついには二丁拳銃のおばちゃん&袖から拳銃の神父さんがご登場、そうきたか~と(笑) やっぱり結局コメディかい! このように全く先の読めない、映画のジャンル自体が目まぐるしく二転三転する展開は面白い。映画パロディネタにもニヤリ。そして「チャイナタウン」のネタばれネタには苦笑。(この会話ブラックすぎるぞ!) で、結局のところ観たあとに残るものはあまりなかったです(笑)
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-10-17 22:18:23)
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