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anemoneさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 646
性別 女性
自己紹介 2006年のレビュー本数4本ってあんまりですわね。
2005年には「姑獲鳥の夏」まで見ていたクセに。
ってこういう使い方やっぱ邪道ですよね。来年こそは。

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581.  ジョンQ-最後の決断-
この映画、なんで劇場に観に行かなかったかというと予告編でほとんど全てが見えてしまったからだった、ということを今回借りて見てようやく思い出しました。だいたいこうなって、ああなって、こういう展開をして最後はこういうふうに落ち着くんだろうなあ、とわたしごときに見抜かれてしまうようではダメダメだと思います。どこが悪いというのでもなく、きわめて普通に面白いんですけど、こうもきっちり意外性もへったくれもない映画ってわたしはわざわざ観ることないと思うんですよね。これなら期待に反してむっちゃつまんないぐらいの方が何かが学べるというか。あまりにも思った通りの展開に、もしかして前に観たことを忘れているのかと真剣に自分の記憶力を疑いました。(元々あまり自信がないもんで。)加えてデンゼル・ワシントンのあまりの優等生ぶりにも、わたしはちょっと飽きている。娯楽映画として総合点の高い映画だと思いますが、これなら夢でも見てた方がタダだし時間もかからないのでいいんではないでしょうか。どうでもいいけど人質監禁モノで野次馬が勝手に盛り上がっちゃって犯人をヒーローに仕立て上げちゃう展開、「狼たちの午後」からなーんも変わってないですね。水戸黄門とか好きな方にはお勧めできるような気がします。あらゆる意味で安全牌ですが、こういう映画、今さら作る意味あるのかなーと真剣に考えてしまいました。お約束のジェイ・レノ、ラリー・キング、飽き飽き。
3点(2005-03-09 02:12:43)
582.  オーシャンズ12
わたしは前作の「オーシャンズ11」もそれほど面白くないなーと思ってしまったので今回も割引券もらわなかったらたぶんわざわざ観なかったんですけど、これはちょっとひどすぎですね。大物揃いでみんなで仲良しで楽しいぞーっ、っていうのはわかるんだけど、本人たちだけ楽しみ過ぎちゃっていて観客のことはホントにどうでもいいって感じ。話もはっきり言って大したことないし、今やブラピやジュリア・ロバーツ共演でもなければ日本の劇場で顔を拝むのは至難の業のアンディ・ガルシアはほんのちょっとしか出て来ないし。わたし自身は贔屓の役者で採点がめちゃくちゃ甘くなる方なんですけど、好きな役者がこれだけ揃っててこうまで眠いというのはもう、駄作としか考えられません。キャサリン・ゼタ=ジョーンズにブラッド・ピット、アンディ・ガルシア、ドン・チードルにマット・デイモン、おまけにブルース・ウィリスのカメオ出演、普通に考えたら3日は寝られないほど嬉しいキャストなんですが???デビュー当時のソダーバーグを本気で高く評価しただけに無念でなりません。これが本当に「セックスと嘘とビデオテープ」を作った監督の作品でしょうか?本当に「エリン・ブロコビッチ」や「トラフィック」を撮った監督の仕事でしょうか?残念ですが、ソダーバーグは馴れ合いの中で大切なものを失ったと思います。妊娠中のジュリア・ロバーツはびっくりするほど顔がむくんでいて腕はブヨブヨでした。恐ろしいモノを観てしまいました。別の意味で、しばらく眠れそうにありません。モルモン教徒の家族が異常に多いギャグにうっかりウケてしまったので3点。前半はまあまあ笑えたんですけどね。これはひどすぎます。
3点(2005-01-23 01:38:45)(良:1票)
583.  エデンより彼方に
なんと確信犯的なメロドラマなのであろうか。と思わず感動すらしてしまうほど、ものすごいメロ度に驚いてしまった。21世紀の今日、人類が火星を探索しようというこの時代に、ここまで徹底的にメロドラマをやろうと思った心意気が凄い。ヒロインのアップに覆いかぶさるむせかえるようなBGM、どこを切っても印象派な花とか庭とかレンガとかいった美しすぎるものの数々。もちろん一度ぐらいここまで徹底的に貴婦人なジュリアン・ムーアも見てみたいぞという密かな欲求は腹いっぱい満たされるのであるが、あいにく最近ちょっと骨のある作品に当たってしまっていた私にはいくらなんでも薄べったいぞ。だいたいこれ、男優がシドニー・ポワチエじゃなきゃ成立しないだろう。気持ちはわかるし、かつてたくさんあったこの手の映画は決して嫌いじゃないのだが、悲恋仕立てにするためにわざわざとってつけたような人種差別や解放されない時代のゲイとか女性とか、こういうものを描くんだったら美しさのオブラート以外にもっと価値ある手法はいくらでもあるだろう。オマージュとして、これがやってみたいんだぁ~という強烈な情熱は感じるんだけど、同じやるなら「デスペラード」ぐらいやらないと。笑いが取れるほどではないので残念ながら個人的にはこれはスルー。まあ、ジュリアン・ムーアは映画界の至宝であるという個人的な価値観から3点献上。たぶんもう見ないと思うけど。そういえばジュリアン・ムーアって昼メロ出身よね。現場は案外、げらげら笑いながらやってるんじゃないかという気がちょっぴりした。これってネタでしょ? 勝手ながら邦題マッチング評価と音楽評価は[笑]の10点です。
3点(2004-04-18 04:15:59)(良:2票)
584.  ビリー・バスゲイト
全体的にまとめ切れてない散漫なイメージが。D.ホフマンはキレまくってて大物の威厳のカケラもないし、あれじゃ末端のチンピラですよ。どう考えてもチンピラ役のブシェミに食われちゃってるようじゃダメでしょう。ニコールの悪女ぶりも中途半端な感じだし、やけに脱ぎっぷりがいいわりには濡れ場もナシ。トゥッチのああいう役って初めて見たんですが彼は怖いですね。どうでもいいけどこの作品のD.ホフマンって、ちょび髭を剃り落としたアドルフ・ヒトラーにそっくりですね。唯一、ブシェミが珍しくシリアスに徹しているのと、同じく珍しく(初めて見る)正面からのアップがあるので3点。完全に空振りました。
3点(2004-01-12 10:56:13)
585.  パトリオット 《ネタバレ》 
「前説が長ぇなぁ」と思いながら観ていたらうっかり終わってしまって愕然とした。なんか壮大な戦争映画を期待してしまったせいか、ラストの銃撃戦もイマイチな感じ。せめて「ジャンヌ・ダルク」ぐらいのレベルを期待していたんだけど大コケ。たぶんリアリティを追及した結果この当時の戦闘自体はきちんと再現してるんだろうけど、結果的にアメリカが勝つことは誰にでもわかっている勝負なわけで、せめて絵的に盛り上げるぐらいはしてくれてもよかったんじゃないかと思う。鉄砲の音も「ぱん。ぱん。」とか言っててショボいし。だいたいアメリカ人なら喜んで当たり前のテーマなんだから、日本人が観て喜べというのが無理なのかも知れないが、イギリス人が徹頭徹尾冷酷で残虐、いかにヤツらがヒドかったかVSアメリカ人がいかに正しく勇敢で熱意に溢れていたか、という図式に終始していて肩入れできるモノが何もなかった。メル・ギブソンは家族を守るために闘った英雄だと言いたいのはわかるのだが、子供が7人はちょっと多すぎたんじゃないだろうか。物語に直接影響しない、ただ手を振るためだけに出て来る子供なんかは、メル・ギブソンの頑張れ父ちゃんムードを盛り上げる役にしか立っていないし、ムダに生活臭をあおった結果英雄がただのお父ちゃんになってしまった。3人ぐらいいれば充分だったような気がする。結果、息子夫婦だけ死んでしまったのに父ちゃんは後妻をみつけて幸せな家庭を再生するというオチも全然不条理だし納得が行かない。父ちゃん、家族のために命を投げ出せよぉ。と叫んでしまったのは私だけなんでしょうか。最近立て続けに観たアホ映画の中では最も脱力させられた作品でした。私にはやっぱり「アルマゲドン」の方が向いているらしい。
3点(2004-01-03 12:44:20)(良:2票)
586.  英雄の条件
見どころはトミー・リー・ジョーンズとサミュエル・L・ジャクソンの全然なってない若作り。ウィリアム・フリードキンはディレクターズカンパニーを解散した時点で隠居した方が良かった。これ以上映画を作っていても恥の上塗りでしょう。ヘタにもがき続けなければ伝説の巨匠でいられたのに。
3点(2004-01-02 12:36:52)
587.  ラスト・オブ・モヒカン
ダニエル・デイ・ルイスがいちいちバストアップで炎を背負って髪をなびかせているのが暑苦しかった。そういう彼が観たいぞ、というよっぽどのファンだけに向けて発信された作品だと思う。当時「D.D.ルイスかっこいいよね~。キャ~」という生半可なにわかファンノリで観に行った私はすっかりお腹いっぱいになってしまい、これを境に彼のことはどうでもよくなってしまったので、やっぱりあのファンサービスってちょっと逆効果だったんじゃないのかな、という気も少しする。たぶん「ラスト・サムライ」と同じでモヒカン族やネイティブ・アメリカンに詳しい人に言わせたらツッコミどころはいっぱいあるんじゃないかというニオイもプンプン漂ってるし、本当にコレでいいのかという思いは尽きない。まあそこまで考え込むほどの映画ではないような気もするが、テーマがテーマだっただけに真剣にやろうよ、という無念さは残る。
3点(2004-01-01 12:12:10)
588.  コール 《ネタバレ》 
あのー。3人を別々に誘拐することが、普通の誘拐に比べてどう優れているのかわからずじまいでした。ネタ倒れてませんか?これ。成り立たないまでも「緻密な心理戦」で突っ走る予定なのかと思っていたらラスト付近でいきなり(犯人ではなく)親が暴走し始めたので慌てました。ちょっとのショックにも発作を起こしかねないアビーちゃんの安全を思ったらもうちょっと慎重に行動して頂きたいところなのですが・・・。ケビン・ベーコンは充分いかがわしいけど、ああいう役ちょっと飽きました。ダコタ・ファニングは恐ろしく上手いですし周りの大人全員食われてました。大して期待はしてなかったけどここまでつまんないとは驚きです。引きずられて「ミスティック・リバー」への期待感まで下がりました。関係ないけどコートニー・ラブって化粧を落とすと意外に可愛いですね。
3点(2003-12-30 09:56:12)
589.  地上より何処かで
スーザン・サランドンとナタリー・ポートマンが共演する、という以外にほんと、な~んにもない映画でしたね。それだけでお客が呼べちゃうというのもある意味すごいことだと思いますが、最低限、何かストーリーとかポリシーって必要なものじゃないんでしょうか。スーザン・サランドンはアカデミー賞受賞が本当に悪い方向に作用したなと思います。もともとキャラクターだけで勝負してきた女優さんですが、少なくともここまでのビッグネームでなかった頃の彼女には、彼女が出るんなら良いシナリオなんだろう、と期待させるだけの信頼感がありました。この二人が主演でなかったら、この企画通るんだろうか?と考えたら、絶対そんなことあり得ませんよね。
3点(2003-12-29 13:20:01)
590.  マトリックス リローデッド
1作目で観客の興味を惹きつけて離さなかった物が「マトリックスとは何か?」という未知なる存在への理解であったことを考えると、本作では既に明らかにされている謎を前提により興味深いストーリーを構築しなければならないわけで、これは犯人が明らかになって大団円を迎えたミステリに続編をつけ加えるようなもの。面白いワケがないものを作ろうとしている以上、このストーリーではいくらなんでも甘いだろうというのが正直な感想である。着想、ストーリー、視覚効果、全てにおいて斬新だった1作目の「続き」としてはあまりにもお粗末。単品として評価するならワイヤーアクションとカーチェイスの組み合わせなど目新しい物もなくはないのだが、そもそも単品で評価できるほどストーリーが一つの作品として帰結していないので評価のしようがない。何のために出て来たんだか誰にもわからないモニカ・ベルッチの分厚い化粧ばかりが印象に残り、期待していたジェイダ・ピンケットの活躍も次回にお預け。シリーズ全体で評価してね、という姿勢がミエミエなのは劇場で公開する映画という文化そのものをナメていると思う立場からも、この作品を「おもしろかった」と言うことは残念ながら私には不可能。あれだけの1作目がココまで惰性に転がるかと思うと、諸行無常の境地にまで陥ってしまう。本年私を最高に脱力させた作品。かえすがえすも無念。
3点(2003-12-29 11:54:38)
591.  死の接吻(1991)
へちょちょ星人さんのコメントに著しく同意。原作を読んだことのある方なら見るまでもなくおわかりでしょうが、はっきり言ってこの小説を映像化するのは無理。「映像化不可能」という売り文句を良く見かけるが、そういう次元ではなくもう物理的に絶対無理。ひょっとしたら原作に忠実に撮るという道もなくはなかったかも知れないけど、実はこの小説、アイラ・レヴィンが映画界に仕掛けた挑戦状だったような気がする。「絶対に、映画化できない小説を書いてやれ」と思って書いたような作品なのに、これを映画化するなんて無謀にもほどがある。それでもやっちゃった人たちの厚顔無恥ぶりと勇気と根性には敬意を表する。本当にもう、誰か止めてあげる人はいなかったんだろうか。マット・ディロンに3点。
3点(2003-12-20 03:28:34)
592.  スターリングラード(2001)
ジュード・ロウが敵を撃って撃って撃ちまくる映画なんだろうと思い込んで戦争映画好きの血をめらめらとたぎらせて駆けつけてみたらなんだか渋い戦場を舞台にしたラブストーリーだった。どうでもいいけどジョセフ・ファインズってどうしてこんなに間男役が似合うんだ。ヘタレ顔なのにフェロモンきつすぎだ。「恋に落ちたシェイクスピア」ではすっかりそのフェロモンにアテられてしまった私だが、さすがに飽きた。それに舞台は寒くて渋い戦場だし主演はジュード・ロウで対決するのはエド・ハリスだ。なんでこんなところにオマエのフェロモンが必要なんだ。しかも女はミイラ映画のオッパイ役だ。この異常な違和感と、期待とはまったく違った物凄い緊張感に疲れ果ててしまった。私はジュード・ロウが戦場を走り回る大仕掛けの戦争映画が観たかったのだ。そんなもんあるわけないが、期待させた宣伝屋たちにもそれなりの責任は問いたい。
3点(2003-12-20 00:14:51)
593.  救命士
連れがいたので帰りませんでしたが、一人で観に行ってたら途中退場しちゃってたかも知れません。スコセッシ&シュレイダーコンビがこれで最後のコラボレーションだと言うので素直に騙されてしまいました。時々この人たちは仕事ではなく趣味で映画を撮っているんじゃないかと思うことがありますが、これなどまさにその代表的な例だと思います。見せる努力があんまり伝わって来ませんよね。ニコラス・ケイジはどんな映画でも本当に一生懸命マジメに演技をする人ですが、この映画でこの頑張り様はちょっと気の毒な感じさえしました。アホらしい、と切り捨てられない中途半端さが目につく映画でした。特にもう1度観たいとは思いません。スコセッシ作品なら他に観るべきものはいっぱいあると思うので。
3点(2003-12-13 01:16:09)
594.  キスへのプレリュード
結局、売り出し中のメグ・ライアンを可愛く見せるのだけが重要で、他のことはあってもなくてもどうでもいいんじゃないの?という感じでしたね。たしかに可愛いんだけど、ストーリーはお粗末そのもの。ネタとしては当時はそこそこ新鮮だった気もするけど、企画倒れに終わっちゃった典型的な例でしょうね。これでメグ・ライアン主演じゃなければ、特に誰からもバッシングされなくてすんだのに・・・という本末転倒な同情だけが煽られてしまいました。まあメグ・ライアン目当てで観に行ったら、メグ・ライアンがやっぱり可愛かった、というだけで、わざわざ怒り狂うのも面倒臭くなるような脱力感がありました。あまりお勧めはできません。
3点(2003-12-13 00:28:07)
595.  エイリアン3 《ネタバレ》 
えーと。「3」を観る前に「2」を予習しておこう、と余計なことを思いつき、「2」のラストでヒックスとレベッカのその後の活躍に胸を躍らせてビデオを回し始めたら、冒頭1分で二人には二度と会えないことがわかり頭の中が真っ白になってしまいました。あまりのショックに、内容はよくわかりませんでした。でも監督がデビッド・フィンチャーで、脚本がウォルター・ヒルなんですよね。たぶん「2」の余韻を払いのけることさえできれば、私にも楽しめるはずなので、そのうちリトライしてみたいと思います。でもやっぱりなあ。あんなに苦労して二人の命を助けたリプリーの苦労はどうなるんだ。
3点(2003-12-08 23:30:01)
596.  エアポート’80
ネタがなくなったのでかつぎ出されたに決まっているアラン・ドロン様とシルビア・クリステル様、どうもご苦労様。というだけが感想の映画。特にパニックでもスペクタクルでもなかったような気がするし、コクピットが爆破され、バミューダ海域にジャンボ旅客機が沈むという大仕掛けの続編にしてはあまりにもお粗末な展開。コドモでしたから、シルビア・クリステルと言われてもタダのキレイなおばちゃん、という印象しかありませんでしたし。アラン・ドロンのこの役って、最近で言う「バットマン」のジャック・ニコルソンとか、「ディック・トレイシー」のアル・パチーノとか、そういう趣向だったのかしらん、と真剣に思い悩んでしまう今日この頃です。ヒマでヒマで鼻くそをほじくってるぐらいしかやることがなかったら観てもいいかも知れません。私なら鼻くそをほじくってる方がマシですが。
3点(2003-12-08 23:26:23)
597.  アメリカン・ヒストリーX
遺憾ながら、エドワード・ファーロングが美しいぞ、エドワード・ノートンがこんなにカラダを作ったぞ、という2点以外、観るべきものが見つけられなかった映画。エドワード・ノートンに関しては、直前に「ファイト・クラブ」でイジメられている姿を見たばかりだったのである種の驚きはあったものの、特に目新しいものもないこの映画のためにココまでカラダを作る必要があったのかという疑問が残る。ストーリーはベタベタで前時代的、語り尽くされた感のあるテーマだからこそこの映画でなければならない理由が求められるのは仕方がない。「人種差別はやめましょう」とポスター1枚作ればいいだけの内容で、オイシすぎるキャスティングをエサに人をわざわざ劇場までおびき出すのはやめてもらいたい。こういう映画は迷惑。
3点(2003-11-30 21:50:23)(笑:1票) (良:1票)
598.  クレイマー、クレイマー
この作品を境に、アカデミー賞がまったく信用できなくなりました。子供心に、メリル・ストリープの意地悪顔が印象的だったのを覚えています。ダスティン・ホフマンが子供と一緒にフレンチトーストを作るところとか、良い場面はいっぱいあるんだけど、途中何箇所かかなり眠くなったし実際眠ってたところもあった。アカデミー賞って、もっと何かスゴイ作品が獲るモノかと思っていたので、この作品の地味さに驚愕した覚えがあります。オトナになってから観ればまた印象も違うのかも知れませんが・・・
3点(2003-11-30 01:24:17)
599.  フィールド・オブ・ドリームス
あらゆる意味で男性による、男性のための、オトコのロマンを限りなく美しく描いた作品。オトコにとっては羨ましい限りであろうが、女性の立場で言わせてもらえばハタ迷惑この上ない。後先考えずに思いつきで行動する夫にホイホイつきあっている妻も都合良過ぎ。可愛い奥さんだナ、と感心はするけれど、所詮は男性の理想を具現化しただけのファンタジーの一部にすぎない。映画とは夢を与えるモノ、という考えを決して否定するわけではないが、悪いけどこの映画を観た時の感想は「オトコどもよ。現実を見ろ」である。私が妻ならとにかく病院に連れて行きます。夢ならもうちょっとささやかなのを頼む。
3点(2003-11-29 22:59:45)(笑:1票)
600.  マグノリア 《ネタバレ》 
すごく新しい、ということはわかるんです。こういう感性が支持される時代なのかなあ、自分はちょっと遅れてしまったな、と思います。でも見栄を張っても仕方がないですからね。これは正直、あんまりピンと来なかった。ひとつひとつのエピソードは、ものすごく良いと思います。トム・クルーズの熱演なんかは、いやいや良くやってるなあ、とかね。でも不条理がテーマであるからと言って、説明のつかない落ちはやり逃げって感じで納得行かないですよ。これではトム・クルーズを始め、素晴らしい演技をした一人一人がちゃんと浮かばれてない感じ。不可解なオチでさえあれば何でもよかったみたいな狡さを感じでイヤですね。ジュリアン・ムーア、フィリップ・シーモア・ホフマン、とにかく出て来た人たちみんな良かったです。素晴らしかったです。残念ながら総合点が低い。オチが全てを台無しにするってことあるんですね。演出者が、役者の努力をムダにしてはいけません。観る人に対する監督の嘲笑が見えて来るような、非常に後味の悪い作品でした。エイミー・マンの楽曲があれほど素晴らしくなかったら、3点でもちょっと甘いくらいです。最後の5分までなら、あと2、3回観てもいいような気がするんですけど。
3点(2003-11-29 17:51:05)
0121.86%
1121.86%
2172.63%
3264.02%
4304.64%
5517.89%
67611.76%
710416.10%
813120.28%
910115.63%
108613.31%

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