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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2100
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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581.  ラスト・ウェディング
冒頭、ある島に向かおうとしている1艘のボート。 数日後に結婚式を挙げるハリーとエマ、結婚式に参列する2人の友人達が島に渡ろうとしている。 その中にはまだ広く世に知られる前のナオミ・ワッツの姿も。 しかし何とも言えない華やかさがある。これが後に世界的なスターになる人のオーラなのかな。 そして新郎の親友の「あの島で過ごした週末からもう5年が過ぎた。まるで昨日のことのようだ」という語り。 序盤から作品全体の色調も、新婦エマの姿も、どこか儚げに見える。 こういう回想で始まる実話モノの場合、悲しいストーリーが多いような気がする。 実際、その予感どおりの悲しいお話ではあるのだけれど・・・。 美しい西オーストラリアの海。その海に浮かぶ小島の風景も、登場人物の心も美しい。 新婦エマが透き通る海に身をゆだね浮かんでいる姿もまた美しい。本作で最も印象に残るシーンの1つです。 作品の実に多くの時間帯で、静かで控え目な音楽が流れている。 実話モノでありながらどこか詩的で叙情的な作品の空気にそれがとてもよく合っていました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-07-20 18:19:37)
582.  シザーハンズ 《ネタバレ》 
ティム・バートンのダークファンタジーの傑作。 周りの様子を伺うように目をキョロキョロさせる。Jデップはコミカルな演技の中にに孤独感のようなものを見事に両立させて見せる。 ダイアン・ウィーストも素晴らしい。彼女ならではの微笑をたたえた独特の演技、魅力を存分に見ることが出来ます。 作品の舞台となる町の家の外観に、朝いっせいに出勤するクルマの色に室内装飾に女性達の衣装。 淡いパステルカラーでまとめられ、エドワード作の奇抜な植木が家々の庭先を飾っている街並。 夜の暗闇の中、エドワードが降らせる雪の中をウィノナが舞うシーンも美しく印象的。 ファンタジーならではの架空の世界を思わせる町。しかしそんな町にいるエドワードはやはり徹底的に異質な存在。 まるでゴシックホラーの雰囲気を漂わす町外れの古城の雰囲気もやはり異質。 中盤まではハサミを活かした特技を発揮し町の人々との交流にも温かみを感じさせながらも、 噂話好きな町の住民達にウィノナ演じる娘のカレの存在には思いっきり現実感が漂う。 架空と現実のバランスもいいのですが、これらは確実に悲しい結末を予感させるものでもあります。 エドワードとキム、2人の純愛ラブストーリーでもあるのですが、”goodbye”そしてキスの後、"I Love You” 短い単語に込められた2人の思いが確実に伝わってくる悲しきラブストーリーの結末でした。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2016-07-18 22:39:44)
583.  教授のおかしな妄想殺人 《ネタバレ》 
人生に悩める哲学を教える大学教授と、彼を慕う女子大生と、そのカレが登場する序盤の展開。 この3人の三角関係を軸にした、アレンお得意のロマンティックコメディかな?と思いきや、さにあらず。 「重罪と軽罪」(アレン監督作の中ではかなり好きな作品です)以降、近年は「マッチポイント」や「夢と犯罪」でもお馴染み、 これもアレンのお好きなパターンの1つである”罪と罰”をテーマにした、軽いタッチながらもシリアス系の作品。 それにしてもこの大学教授、大罪を犯してもまるで罪の意識を感じていない。 それどころか、人生に悩める彼が殺人を機に生きる意味を見出し、生き生きとしてくるという皮肉。 しかし完全犯罪をやってのけたはずの彼にもアレンは本作でもやはり罰を用意する。 ヒロインを手にかけようとしてあっけなく落下してしまうラストはヒッチコックの「疑惑の影」を思い出す。 アレンさん、やっぱりこのパターンがお好きなんですね。 微妙に軽いタッチで描いていますが、このテーマである以上、がっちりシリアス系にしてもよかった気がします。 前作「マジック・イン・ムーンライト」に続いてヒロインを演じたエマ・ストーン。 スカーレット・ヨハンソン以来、久々にアレン映画のヒロインを続けて演じることとなりましたが、 エマ・ストーン、新たなアレン映画のミューズとなっていくのでしょうか・・・?
[映画館(字幕)] 6点(2016-07-13 21:53:13)(良:2票)
584.  サマー・ナイト
時は20世紀初頭。緑豊かな自然に囲まれた郊外の屋敷で夏の週末を過ごす3組のカップル。登場人物はこの6人のみ。 アレンは様々な作品で男と女とは?セックスとは?を時には理屈っぽく時には陽気に論じてきましたが、 本作は明るくご陽気に、の方のアレンのセックス小噺。そしてアレンとミア・ファローが初めてコンビを組んだ作品でもあります。 ヨーロッパに進出した近年の作品は別にして、アレンと言えばニューヨーク。その立ち並ぶビルの谷間の人間模様。 そんないつもの彼の作品の舞台とは異なり夏の日差しが降り注ぐ自然に囲まれた中での人間模様。 音楽もいつもの軽快なジャズなどではなくクラシック音楽が多用されていて、 何となくよそ行きの作風に違和感はあるのですが、登場するのは医師に大学教授に、 彼の作品には欠かせない人間臭さを感じさせるインテリ達。 本作はアレンが敬愛するベルイマンの作品がベースになっているとのことですが、 ベルイマンの作品をどうアレンジして本作のようになったのだろう?オリジナルと見比べをしてみたい作品です。
[DVD(字幕)] 6点(2016-07-12 22:11:38)
585.  カンフー麻雀
冒頭から典型的B級香港アクションコメディのノリが続く。以降も基本的にはバカ映画の空気を維持しつつも、 ギャンブル、アクション、ちょっとしたラブストーリー、パロディ(キル・ビルにはちょっと笑っちゃいました) と色んな映画の要素がごちゃ混ぜ状態となってそれなりに笑える作品になっています。 麻雀の方は、日本の麻雀とは打ち方が違うところもありますが、役はほぼ同じなので、日本の麻雀のルールを知っていれば十分楽しめます。 最後の大会に臨むにあたり、「麻雀聖典」という10の奥義が主人公の青年が伝授されます。 これは日本の麻雀にも十分通じる、なかなか唸らされる内容が含まれていたりします。 基本的にバカ映画で良かったのですが、最後の大会はギャンブルものとしての緊張感がもうちょっとあっても良かったですね。 見る前は「少林サッカー」のようにもっとカンフーと全然関係ない競技を合体させたようなものをイメージしていたのですが、 椅子に座って行う卓上競技の麻雀とカンフー、さすがに同時に成立させるのは無理があったかな。
[DVD(字幕)] 5点(2016-07-09 13:56:23)
586.  プロミスト・ランド(2012) 《ネタバレ》 
地方の足元にまだまだ眠っているシェールガスの開発により莫大な利益を得る大企業。 そしてその大企業が乗り込んできた、農業を中心に人々が暮してきた経済的には苦しい地方の小さな町。 さらにこの大企業の動きを聞きつけて乗り込んできた、自称環境保護団体の活動家。 これら様々な組織や人々の思いが交錯する町の人間模様を丁寧に描いていく人間ドラマ。 テーマは重いですが、大企業の人間と自称活動家と地元の人々の絡ませ方がとても巧い。 田舎町の風景描写に静かな音楽もうまく作品の雰囲気を和ませています。 どちらかの側に肩入れせず、淡々と第三者的にこの町の人間ドラマを見つめるような作品の視線も良かった。 マット・デイモン演じるスティーヴが町の女性アリスと出会った時点で、最終的な彼の選択は予想が付くのですが、 そこに至る終盤には全く予想がつかない大企業のしたたかさを思い知らされます。 終始淡々と小さな田舎町の人間模様を見つめながらも、しっかり考えさせられるものがあるドラマです。 昔洋楽にはまった40代としては、町のバーで生演奏で歌う”dancing in the dark”が良かったなあ…。
[DVD(字幕)] 8点(2016-07-02 18:13:22)
587.  ブルックリンの恋人たち
アン・ハサウェイ主演。ジョン・カーニーの音楽モノに似た雰囲気を持つ音楽ラブストーリー。 音楽の方はアコースティックギター、フィドル、アコーディオンなどの楽器が主体で、 その時々の登場人物の心を表すかのような素朴な歌の歌詞もいい。 撮影は手持ちカメラが主体ですが、こういう作品の素朴な雰囲気にそれがよく合っています。 アン・ハサウェイのお相手としては、ミュージシャンの男を演じた俳優が地味なのですが、 作品自体もかなり地味なので、ここで典型的美男美女になっていたら逆にダメだったのかもしれません。 遠くにNYの夜景がにじむ夜の公園で度々2人が会うシーンがいい。アンも少しだけ歌ってくれます。 王道ラブストーリーのような邦題がついていますが、そういう映画でもありません。 ドラマ、ラブストーリーとしては薄味。音楽と雰囲気を楽しむ映画という感じがします。
[DVD(字幕)] 6点(2016-07-02 18:08:56)
588.  コードネーム U.N.C.L.E.
往年のテレビの人気シリーズ「0011ナポレオン・ソロ」の映画化。オリジナルは東西冷戦の真っ只中の時代のスパイもの。 その作品の世界観に目新しさは無いのですが、スタイリッシュでオシャレでクール。 ちょっとしたコメディタッチのノリも良し。それでいてスパイものとしてもしっかり真面目に作られています。 少々うるさく感じられる部分もあるのですが、音楽もなかなか良かったと思います。 作品の舞台が60年代なので、イマドキのスパイ映画のようにハイテク・スパイツールも登場しませんが、 今風の作品の空気の中にある60年代が新鮮でもありました。 ラストは完全に「続編作るぞ!」と予告しているような終わり方。 60年代の人気シリーズを今の時代にどうシリーズ化していくのか楽しみでもあります。
[DVD(字幕)] 7点(2016-06-29 21:07:20)
589.  ターミネーター4
「ターミネーター」の面白さとは何なのか改めて考えさせられました。 生身の人間が傷つきながらも知恵と勇気を振り絞り不死身のターミネーターと戦う。 未来と現代をつなぐ様々な思い。それこそが戦う勇気。ストーリーは単純で構わないんです。 ジョン・コナーとカイル・リースの出会い。これはアリだったと思うのですが、必要以上に話を複雑にさせてしまい、 ド派手なドンパチとCGもこれまでのシリーズとかけ離れてしまう原因になってしまいました。 終盤になってようやく2人とターミネーターの接近戦が挿入されます。 このシリーズは人間とターミネーターのスピード感のある追いつ追われつと戦いを見ている内にあっという間に映画が終わる。 上映時間の長さが全く気にならないのですが、本作に関しては非常に長く感じられました。
[DVD(字幕)] 5点(2016-06-27 17:23:19)(良:1票)
590.  レッド・オクトーバーを追え! 《ネタバレ》 
潜水艦内外の米ソの様々な思惑を交錯させながらの、潜水艦を舞台にした見応えのあるドラマに仕上がっています。 潜水艦モノはどうしてもキャストの動きも制限されるので、ピーンと張り詰めた緊張状態を感じさせる演技力も求められる。 いわゆるジャック・ライアンものですが、主演はショーン・コネリーと言ってもいい存在感があります。 アメリカの艦長を演じたスコット・グレンも地味ながらも見事にショーン・コネリーとの頭脳戦の相手役をつとめています。 潜水艦モノといえば魚雷ですが、その局面の緊張感をマックスに高める魚雷の使い方も的確。 ヘリを使った空からのアクションも水面下を航行する潜水艦のドラマの中のいいアクセントになっています。 唯一余計に感じられたのは終盤の銃撃戦でした。また、ソ連側の言葉が中途半端になってしまっているのも残念。
[DVD(字幕)] 7点(2016-06-27 17:13:22)
591.  クリード チャンプを継ぐ男 《ネタバレ》 
「ロッキー」と、演じたスタローンへのリスペクトを随所に感じながらも、 「ロッキー」の新たな物語の始まりを感じさせてくれる作品でした。 今は亡きエイドリアンとポーリーが2人並んで眠っている。2人の元を訪れるロッキー。 ポーリーには酒を、エイドリアンには花を。こんなさりげない描写の1つ1つが胸にジーンとくる。 しかしロッキーとエイドリアンの不器用な2人のロマンスと比べると、ドニーとビアンカのそれはやはり今風。 卵を一気飲みすることも肉屋に吊り下げられた肉の塊をどつきまくることもない。「ロッキー」にあった泥臭さは感じられません。 そして訪れる最後の試合。ロッキーVSアポロの試合を思い出さずにはいられない。 最後の最後にあの勇気のテーマ曲が!このタイミングが絶妙でした。 ドニーはボクシングを続けるのか。ロッキーは病に打ち勝ちセコンドに立ち続けることができるのか。 ロッキー=スタローンの存在があればこその作品ではあるのですが、 この二人三脚のドラマの続きを見てみたい。そう思わせるラストの2人の姿でした。
[DVD(字幕)] 7点(2016-06-21 22:20:14)
592.  エベレスト 3D 《ネタバレ》 
エベレスト登山に至るまで。ベースキャンプでの人間模様。隊員達の今回のチャレンジに参加するまでの事情も様々。 まるでピクニックの前の晩のような明るい表情の面々。それだけに後半の絶望的な状況が非常に辛い。 それにしても、ベースキャンプの人ごみが信じられなかった。あんなにエベレストを目指す人でごったがえしているなんて。 プロの登山家なら、またチャレンジも出来よう。瞬時にシビアな決断を下し、登頂目前でも身の危険を感じれば断念することもあるだろう。 しかし、仕事を掛け持ちして必死に資金を貯めて、2度とチャレンジ出来ないかもしれない隊員が頂上までもう少しの所まで来ている。 そこで瞬時にシビアな決断を下せなかった隊長。それが取り返しの付かない悲劇を招く。 こうした山と人間を描いた映画としては、嵐の中1箇所にとどまりひたすら耐えている時間が長く動きは少なく、 それぞれの位置関係なども分かりづらい面もありましたが、命の危険と隣り合わせのエベレスト商業登山への問題提起としては十分すぎるほど辛い映画でした。
[DVD(字幕)] 6点(2016-06-17 23:27:48)
593.  映画 深夜食堂
原作もTVドラマも全く見ていない、予備知識ゼロの状態での鑑賞です。 どこか昭和の空気を感じさせる、小さな店がひしめく路地のセットや「居酒屋兆治」を思い出すような店の雰囲気がいい。 寡黙な店主と1日の仕事を終えてふらりと店に顔を出す常連たちの日々の暮らしの中にあるドラマが3話。 ナポリタン、とろろご飯、カレーライス。他にも卵焼きとかウインナーとか。凝った逸品が出てこないのも、何かいい。 3話からなるオムニバス形式ですが、3話目が釈然としないので鑑賞後の後味は微妙。 僕にも月に何度か程度ですけど顔を出すカウンターだけの小さな店があるので、こういう雰囲気はたまんないですね。
[DVD(字幕)] 6点(2016-06-17 23:22:41)
594.  フェアリーテイル(1997) 《ネタバレ》 
2人の少女が近くの森で妖精と出会ったという。 信じがたい話ですが、彼女達は妖精と戯れている写真を撮っていた。 それが本作で取り上げられたコティングリー妖精写真事件です。 第1次世界大戦の頃。当時のイギリスではこれは本当か否か。大論争になったという。 名優ピーター・オトゥールとハーヴェイ・カイテルが演じた アーサー・コナン・ドイルやハリー・フーディーニといった人物も、それぞれの立場で持論を主張しました。 この事件には長い年月を経過しての後日談がありますが、それは本作では触れられていません。 写真の真贋はともかくとして、2人は妖精を見たのは事実であると主張しています。 子どもと一緒に見るのにもいい映画ですが、さて、本作を見た大人たち。あなたはこれを信じられますか・・・? 大人たちの感性に問いかけているようにも感じられます。 人々の生活のすぐそばに豊かな自然があるイギリスの暮らし。その描写の美しさ、少女達の可愛らしさも印象的。 実話ものらしくない実話もの。可愛らしいファンタジー映画です。
[DVD(字幕)] 6点(2016-06-12 11:54:00)
595.  ツインズ
ダニー・デヴィートとシュワちゃんが双子の兄弟なんて、誰が考えたんだろう? 好青年シュワちゃんと、煮ても焼いても食えそうに無いいつも通りの濃いキャラのダニー・デヴィート。 なかなかの名コンビぶりでした。行動を共にする姉妹を演じたクロエ・ウェッブとケリー・プレストンも好演。 ラストも絵に描いたようなハッピーエンド。 いつも通りの持ち味発揮でチョコチョコ動き回るダニー・デヴィートのコミカルな存在があってこそのコメディですが、 シュワちゃんもとても楽しそうでしたね。シュワちゃんのベストムービーではないけど、 こういう無邪気なシュワちゃんも結構好きだったりします。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-08 21:09:15)
596.  Re:LIFE リライフ
ヒュー・グラントも気がつけば50代半ば。久々に見た彼の新作。年取ったなと思うけど、いい味が出てきましたね。 かつては1作だけですが、全米から絶賛された映画の脚本を書いたこともあるけど、 今ではハリウッドで完全に仕事が貰えなくなってしまったダメ脚本家。 ハリウッドを干され、聞いたこともない田舎の大学で脚本のゼミを担当することになるというのが本作の役どころ。 年齢を重ねると共にパターンが変わってきてはいますが、本作も典型的ヒュー印のラブコメとなっています。 ストーリー自体はよく見られるものでありますが、ハリウッドへの皮肉とハリウッド愛が同居するような作品の空気がいい。 ジェイン・オースティンを研究する堅物女性教授に「好きな女性作家は?」と聞かれ、 ヒュー教授は「エレイン・メイ」と。僕が割りと彼女の映画が好きなのもありますが、いいですね。こういうの。 脚本指導の中でヒュー教授に「なぜ、英語の映画にわざわざ字幕を入れる?」と聞かれた学生が 「台詞とは違う本音を表現するため」うんうん、ウディ・アレンのお好みのパターンだな、と思っていたら、 ヒュー教授、「それはアニー・ホールでウディ・アレンが使った手法だ。」映画ファンにはこんなやり取りが実に楽しかったりします。 自分の得意とする役どころでのびのびと持ち味を発揮している。ヒューさんには、50代後半になっても還暦を過ぎても、 いつもどこかフラフラとしていて、頼りなくも憎めない男を飄々と演じ続けてもらいたいなと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2016-06-05 12:43:03)
597.  父/パードレ・パドローネ 《ネタバレ》 
作品には終始、ネオリアリズモのような空気がありながらも、 イタリアの地方の風土やそこで厳しくも力強く生きる人々を描く。本作もタヴィアーニ兄弟らしい、いい映画です。 ストーリーが動き出すのはガビーノが大人になってからですが、学校に父が迎えに来る冒頭から 時間をとって描かれる少年時代の描写が最後まで効いています。 ガビーノにとってはパードレ(父)でありパドローネ(主人)である粗暴な父を演じた、 タヴィアーニ兄弟の映画の顔とも言える名優、オメロ・アントヌッティがあまりにも素晴らしい。 父と息子の関係でありながら主従関係のようでもあった2人。幼少期からその関係を維持してきたのは父の暴力。 学校にも通わせてもらえず、文盲であったガビーノがその境遇を乗り越えていく様が感動的。 家を出て本土に行くことを決意するが、旅支度に欠かせない鞄は父の部屋にある。 その鞄を父の部屋にとりに行くシーンが印象的です。もう父は息子を服従させることができない。 無言の地味なシーンですが、それは息子が父の支配を乗り越え、自分の人生を歩みだす瞬間でもありました。 こうして家を出た後、彼は努力の末、言語学の博士にまでなる。 彼自身の自伝に基づく作品ですが、今では再び故郷の島に戻ってきているという。 彼は実在の人ですが、彼のこんな人生もタヴィアーニ兄弟の映画の登場人物らしくていい。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-06-05 12:39:46)
598.  愛すれど心さびしく 《ネタバレ》 
聾唖者で自分の思いを言葉にすることができない、若かりし頃のアラン・アーキンが演じるシンガー。 アラン・アーキンは「リトル・ミス・サンシャイン」の偏屈じいさん役でで念願のオスカー初受賞となりましたが、 何故「リトル・ミス・サンシャイン」が初受賞だったのだろう?と思わざるを得ない素晴らしい演技でした。 彼と同じ障害を抱えるギリシャ系の親友。バーで出会った、仕事もせず酒を飲んでは客に絡む事しか出来なかった男。 彼が下宿していた家の娘。南部の地で白人を恨み続けて生きてきた黒人の医師。 事情は様々ですが、みんなシンガーによって心が救われてきた人たちです。 シンガーは彼らの話に親身になって耳を傾ける。そのアラン・アーキンの表情が見る者の胸を打ちます。 しかし1人また1人、彼の元を去っていく・・・。そんな彼の孤独は親友の死でピークに達してしまう。 ギリシャ系の親友とのやり取りなど、彼の手話に一切字幕をつけない。 途中は2人の表情や手話のやり取りから何となく読み取れているような気もしていましたが 2人はどんな話をしていたのだろう・・・?彼はどんな思いで人々の言葉に耳を傾けていたのだろう・・・? 鑑賞後は様々な思いが胸の中を交錯します。手話に字幕をつけないことで見る者に何かを問いかけ訴えかけているようです。 「愛すれど心さびしく」。シンガーの胸の内を見事なまでに表した素晴らしい邦題です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-06-05 12:36:07)
599.  アレックス・ライダー 《ネタバレ》 
結構な豪華キャストです。予備知識無く、このキャストに惹かれての鑑賞。 しかし主役級のユアン・マクレガーがまさかあの時点であんなことになってしまうとは・・・。 中学生が一流スパイ顔負けの大活躍をする、微妙なコメディタッチでマンガのような映画なので、 実は叔父さんは生き延びていて、ラストの大ピンチに助けにやってくる。 そんな展開もあるのか・・・?と思いましたが、さすがにそこまでは無かったですね。 この中学生を演じたアレックス・ぺティファー、この時の実年齢は分かりませんが、 美少年にしてキリッと締まった面構えもなかなか様になっていました。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2016-05-15 20:06:13)
600.  ダーティハリー5 《ネタバレ》 
ハリー・キャラハン、最後の戦い。 スクープが欲しい、いいネタになりそうなら泣き崩れる人にも平気でカメラを向ける。 過熱する報道のあり方への言及のようにも感じられましたが、メインはハリー自らも標的にされた殺人ゲーム。 ラジコンを使ったカーアクションなど楽しめる時間帯もありましたが、 このシリーズの出来としては平凡に最終作になってしまったという感じです。 最後は豪快に犯人を串刺しにしての決着でしたが、最後はやっぱりハリーの代名詞のマグナムで締めて欲しかったですね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-05-06 15:52:01)
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