601. 涼宮ハルヒの消失
唯一の難点は、原作の小説かテレビのシリーズを見ていないと殆どわけが分からないだろうこと。それ以外は、傑作である原作小説を高水準の演出で忠実に再現した完璧な作品と思います。2時間を超える長尺も、一度きりの映画化の機会に原作側もファン側も幸せにさせようという意気込みが感じられて嬉しい。シリーズ自体の完結編として扱ったとしても全く問題ないレベル。素晴らしい作品だからこそ映画化されるのに、監督や脚本家の創意とやらが入り込んで、ブチ壊しにされる例が多いですからね(デビルマンとかドラゴンボールとか魍魎の匣とか)。忠実という言葉がこれほどありがたかったことはありません。 [DVD(邦画)] 9点(2010-12-25 00:48:18) |
602. グエムル/漢江の怪物
強いのか弱いのかよく分からない怪物ですね。 [DVD(吹替)] 6点(2010-12-05 17:20:01) |
603. 少林寺木人拳
体を張ったアクションには、たとえストーリーが弱かろうと甘くなります。ジャッキーすげえ!と思わず声に出てしまう作品です。それにしても、タイトルにもなっている木人は前半にしか出てこないんですね。 [ビデオ(吹替)] 6点(2010-12-03 22:47:21) |
604. スターシップ・トゥルーパーズ
128分の間に何人(ブエノスアイレス市民やバグズも含めて)死んだんでしょうか。映画史上最多じゃない?消耗戦を物量で勝つまで続ける展開は大味だけど壮絶であり退屈しない。しかし、兵士が何千何万単位で殺されても、任務のためだから仕方ないで済まされる世界観にはぞっとする。 (再見)ナショナリズムが盛り上がる過程をつぶさに見ることができた。終盤では「ぶっ殺せ」と叫ぶ兵士に思い入れしてしまった。人間とは全然違う姿のバグズ相手だからだろうか。 [DVD(吹替)] 8点(2010-11-28 16:36:54) |
605. 劔岳 点の記
どう見ても過酷な山を本当に登っているんですね。久々に映画館で観たいと思った作品。 [DVD(邦画)] 9点(2010-11-27 18:44:37) |
606. ダークシティ
先の読めない話と斬新な映像に引き込まれた。ちゃんとテーマを消化したマトリックスというところですね(こっちの方が先ですが)。卑屈なキーファー・サザーランドにビックリ。 [ビデオ(吹替)] 8点(2010-11-24 23:14:50)(良:1票) |
607. ワイルドシングス
ドンデン返し、やりすぎでしょ。伏線がないものも多くて、爽快感がイマイチ。 [DVD(吹替)] 7点(2010-11-14 17:07:36) |
608. パコと魔法の絵本
全編にわたり本当~に無駄~に騒がしい。ちょっと落ち着けと言いたくなった。中島監督の個性ではあるが、今回は許容範囲を超えている。CGは多用しすぎ・場面転換せっかち過ぎだし、登場人物も地顔が分からないほどのメイクのうえ、台詞が多いわりに意味のあることを大して話さない。ストーリーはといえば薄っぺらの一言。下妻物語も嫌われ松子も大好きだが、これは二度と観る気にならない。疲れた。 [DVD(邦画)] 3点(2010-10-26 21:27:24)(良:2票) |
609. 必殺仕掛人 春雪仕掛針
テレビ版のハードな雰囲気そのままで楽しかった。岩下氏は、トリをつとめさせずにはいられない貫禄ですね。 [ビデオ(邦画)] 7点(2010-10-24 17:12:03) |
610. 皇帝のいない八月
バ~ッカじゃないの?人質を射殺し、「多少の犠牲は必要」の言葉にダメだこりゃと思った。本来守るべき一般国民の命を軽んずる軍人の言い分(美しい日本だとか抽象的だし)に、みんなが耳を貸すと考える神経を疑う。自分らのちんけなプライドのために、戦時中一億玉砕を主張した軍部と同じじゃないか。渡瀬以下の人々は完全に自業自得。 鑑賞中、半端ない不快感があった。-10点くらいつけたいが、無理なので0点に。 [DVD(邦画)] 0点(2010-10-16 22:29:01) |
611. カイジ 人生逆転ゲーム
《ネタバレ》 逆境でギャンブラーの血が目覚めるのはいいんだけど、各ギャンブルの尺が短いので、お手軽なインスタント食品みたく手っ取り早い解決の連発。ジャンケンも地下帝国も鉄骨渡りもEカードも、それだけで一本の作品になりうるから、こういう料理の仕方は残念(今回で扱った以上、続編があるとしても二度と使用できないから)。特にラストの利根川への「蛇でいてくれてありがとう」発言は、彼の有能さ狡猾さが原作通りキッチリ描かれて初めて説得力が出るものだから、空振りの感が強かった。原作のダイジェストとなっているため、見せ場の連続であり、100分間飽きずに見られる利点はあったが、代わりに失ったものも多かった。 最後に、遠藤が女性なのは構わないが、お金持って逃げるのには、ちゃんと、何分複利の借金を返してもらうから・・・と理屈をつけてほしかったところ。原作でも、この漫画らしいと思った部分だったので。 (追記)ぶっちゃけ、アニメ版のクオリティの方が数倍高い。 [地上波(邦画)] 6点(2010-10-16 20:00:53) |
612. グラディエーター
印象に残るのは剣闘シーンのみ。 [DVD(吹替)] 6点(2010-10-11 09:48:58) |
613. クリフハンガー
高所の映像は本当に美しいし怖いと感じました。しかし肝心のストーリーは位置関係も曖昧なままダラダラとしていたような。喧嘩に強くないスタローンも爽快感を損なっているか(設定上仕方ないですが)。あと、敵のリーダー、仲間を殺しすぎ。 [DVD(吹替)] 5点(2010-10-09 09:11:16) |
614. グレアム・ヤング毒殺日記
気分を昂ぶらせることもなく、淡々と毒を盛る主人公。他人の命に価値を無頓着なところは大好きな作品「悪魔のいけにえ」に通じるものを感じる。違いは派手に殺すか密かに殺すかだけ。 [ビデオ(字幕)] 6点(2010-10-03 15:23:06) |
615. 殺し屋1
●原作のテイストを生かしているのはグロ描写だけかな。●ジジイの言動は、死ぬのも含めて一切説明がないので、原作を読んでない人はポカーンだったでしょう。●大森氏は今回の役作りのために空手道場に通ったらしいです。にもかかわらず、氏の空手の蹴りをキチンと見せないスタッフはセンスがない。 [DVD(邦画)] 5点(2010-09-27 19:56:21) |
616. 下妻物語
このテンポの良さは異常。 [DVD(邦画)] 9点(2010-09-20 23:05:17) |
617. チョコレート・ファイター
●生身の華麗かつ痛々しいアクションに90分圧倒されっぱなし。ブルース・リーの「燃えよドラゴン」以来のインパクトでした。同じ監督の「マッハ!」の時も思いましたが、主人公は人間の限界に近付いてますね。●極道阿部寛もカッコイイ。日本刀の殺陣って画になるなあ。●カポエラ(?)使いのメガネジャージさん。わずかな登場ながら、あの変な素振りは真似したくなります。●印象に残っているのは全てアクションシーンです。ダイヤモンドのように輝く部分があれば、その他ストーリーなどに関係なく10点という作品の見本です。●他の方も言ってましたが、最後のアレはNG集というより事故映像集ですね。 (追記)効果音が日本のアニメっぽくて愉快です。ザシッ!(刀で斬った時)とか、ガコーン!(敵をスチールパイプに叩き込んだ時)とか。 [DVD(吹替)] 10点(2010-09-14 20:59:36)(良:1票) |
618. 野性の証明
《ネタバレ》 これは『野性の証明』じゃないだろう・・・。 原作は大好きです(関連作品の『黒の十字架』も)。その魅力はなんといっても、巨悪・大場総業相手に味沢が野性を開放し大暴れするところ・・・と思うんですが、なぜそれを再現しなかったのか。プロットは途中まで原作に沿いながら、後半で改変した理由は分かりませんが、主演の高倉健さんのイメージに従ったからかな?味沢の俊敏な猛獣のイメージって、高倉さんの渋い演技とはかなり合わないと感じますし。ラストの女の子に見放される場面も改変されてるし。自衛隊の協力をはじめ、スペクタクルにはふんだんにお金をかけているだけに、尻すぼみがもったいない作品。 [DVD(邦画)] 5点(2010-09-12 00:11:07) |
619. チェンジリング(2008)
・最後にちょっぴりの希望を残したおかげで鑑賞後の印象は劇的に良くなった。警察の所業など理不尽が多すぎたから。 [DVD(吹替)] 9点(2010-09-09 10:41:20) |
620. 鴨川ホルモー
京都在住なので、知っている景色が次々出てきて楽しかった。あの原作を過不足なく映像化できたと思う(オニはかわいいし、オニ語も違和感はない)が、終盤の盛り上がりにイマイチ欠けると感じた。選手たちがあちこちに散り過ぎだからかな。安倍が十七条ホルモーを発動した張本人のくせに、大して役に立っていないのもマイナス点。 [DVD(邦画)] 6点(2010-09-02 00:15:07) |