621. 俺たちに明日はない
フェイ・ダナウェイがまだ若いねえ。反社会的な行為をしている人間がヒーローになるというストーリーはよくあるものですし、パトカーを引き連れてのロードムービーというのもありがちですが、この映画の場合、あまりにも有名なそのラストシーンが衝撃的ですね。 7点(2003-11-19 22:05:12) |
622. オルカ
シャチが殺された家族の敵討ちをするという映画です。リチャード・ハリスの漁師はさまになっているね。海洋パニック映画として観ると、物足りない感じもするかもしれませんが、動物の家族愛の映画と観ると、けっこう面白いと思うのですが。 7点(2003-11-19 22:03:03)(良:1票) |
623. 王立宇宙軍 オネアミスの翼
最初から最後までワクワクしてのめり込める作品です。”何もすることがないから宇宙軍に入った”森本レオが、やがて宇宙に出て淡々とメッセージを語るシーン、何度観てもジーンとします。その直前のシーン、敵軍の侵入と打ち上げの緊張感がなんとも言えずハラハラドキドキ感を盛り上げ、そして、無音のまま空に立ち上るロケット打ち上げの軌道が青空に映えるシーンは、とても美しいです。 9点(2003-11-19 21:58:10) |
624. 鬼ママを殺せ
いやあ、笑えます。ビリー・クリスタルの大学教師の投げやりな態度から、ダニー・デビート演じる被害妄想気味な男が、自分の母親とビリーの奥さんとの交換殺人を実行しようとするコメディです。「グーニーズ」などに出ているアン・ラムジーがとにかく憎らしげな母親を演じていて、ダニー・デビートの気持ちがよくわかります(笑)。ダニーがビリーにコインのコレクションを見せるシーンは、なぜかしみじみとします。ラストの海岸のシーンは楽しいですね。鬼ママがどうなったかは観てのお楽しみ(微笑)。 8点(2003-11-19 21:53:15) |
625. おかしなおかしな訪問者
おかしいんだけれど、フランス語がうるさく感じますね(笑)。発想は面白いし、ジャン・レノが真面目に演じるのも笑えるのですが、個人的にはリメイクされた「マイ・ラブリー・フィアンセ」の方が面白かったです。 7点(2003-11-19 21:39:14) |
626. オーメン/最後の闘争
大人になったダミアンはもう笑うしかありません。哲学も美学もありません。 5点(2003-11-19 21:36:04) |
627. オーメン2/ダミアン
前作でグレゴリー・ペックの手から逃れたダミアンが再び様々な事件を引き起こすわけですが、前作ほど哲学性が薄れ、殺しの演出に凝っただけになってしまいます。エレベーターのシーンは怖いね。「ゴーストシップ」の冒頭を観たとき、これを想い出しました。 7点(2003-11-19 21:34:57) |
628. オーバー・ザ・トップ
アームレスリングだけでこれだけの映画を作ってしまうとは驚きです。いかにもアメリカらしいね。 5点(2003-11-19 21:32:10) |
629. OK牧場の決斗
カーク・ダグラスのドク・ホリディは、数ある映画の中で、わたし的にはイメージ的にいちばん近いです。バート・ランカスターのワイアット・アープとのコンビは、なかなか好いのではないでしょうか。敵役のクラントン一味のデニス・ホッパーがイカれた演技でいいですね。個人的には「荒野の決闘」よりもこちらの方が好きです。 8点(2003-11-19 21:30:55) |
630. 狼よさらば
記念すべき”ポール・カージー”シリーズの最初ですね。妻子をダニにやられた男の復讐劇というだけで、もうワクワクしてしまいます。ブロンソンの当たり役ですね。警察は何もしてくれない。だから自分が街の掃除をするという発想はいかにもアメリカ的ですが、ダニどもをやっつけるシーンはスカッとします。ただ、単なる被害者という感じではなく、とにかく冷静なプロの殺し屋という感じがするのは私だけでしょうか?(笑) 8点(2003-11-19 21:24:52) |
631. 狼の挽歌
ブロンソンはこういう寡黙な殺し屋の役が似合いますね。ジルを殺すシーンは演出も最高です。でも殺しちゃうの、やっぱりもったいないね。そういう気持ちを思わせるのは映画の演出の成功かな。 8点(2003-11-19 21:18:54) |
632. 王になろうとした男
ショーン・コネリー、マイケル・ケインといったイギリス人俳優が効果的ですね。典型的なアメリカ人監督のジョン・ヒューストンが脚本にも参加し、フランス人モーリス・ジャールの音楽が効果的に使われています(「アラビアのロレンス」といい、彼はこういう歴史物の音楽がいいね)。ヒマラヤで、未開の部族にイギリス式の軍隊調教をして周辺の部族を平らげていくという、荒唐無稽な話ですが、それなりに楽しめます。まだこの頃のショーン・コネリーは脂ぎって野心的な感じがしますが、それがこういう物語にはぴったりな感じですね。 7点(2003-11-19 21:15:48) |
633. モダン・タイムス
機械文明に対する批判であることはわかりますが、それ以外の感動はあまりなかったと感じました。 7点(2003-11-19 21:06:45) |
634. ライムライト
人生の落日を淡々と演じるチャップリンに感動します。かつてどれだけ名声があっても、やがて忘れ去られていくのは寂しくもあり悲しくもあります。文字通り命を懸けた彼の舞台に涙を禁じ得ません。優しくももの悲しいメロディが心に響きます。「独裁者」とともにチャップリンの傑作です。 9点(2003-11-19 21:05:48) |
635. 街の灯(1931)
盲目の花売り娘とのはかない恋がいいですね。月並みですがラストには感動します。 8点(2003-11-19 21:02:26) |
636. チャップリンの黄金狂時代
靴を茹でて食べるシーンはあまりにも有名ですが、それ以外が印象に残らないのは、私だけでしょうか?のちの「モダンタイムス」、「独裁者」や「ライムライト」、「街の灯」に比べてメッセージ性が希薄なのは否めません。 7点(2003-11-19 20:59:59) |
637. 灰とダイヤモンド
主人公のサングラスが印象的ですね。ワルシャワ蜂起失敗を生き延びた男の、自己完結の映画です。「地下水道」を観て予習してから本作をご覧ください。この映画が作られた時代はまさに冷戦時代まっただなか。もちろん共産党の独裁政治が行われている時代です。ポーランドの監督によってこういう映画が作られたことに私は驚嘆し、感動を禁じ得ません。 7点(2003-11-19 20:57:28) |
638. 地下水道
《ネタバレ》 1945年のワルシャワ蜂起を描いた作品です。東からソ連軍が侵攻し、ナチスドイツ軍が長年に渡るポーランド支配を失おうとしている状況で、いよいよ、ソ連軍によって開放されると思ったワルシャワ市民がナチスドイツ軍に対して反乱を起こします。ところが、市内に突入すると思われたソ連軍はそのまま停止し、ワルシャワ市民を見殺しにすることになります。落ちぶれたとはいえ、まだドイツ軍は重装備の正規軍です。頼みの綱のソ連軍に見放されたレジスタンスのメンバーはひとりまたひとりとドイツ軍に駆逐され、生き残ったメンバーは地下水道を逃げ回ります。やがて鉄格子越しに彼らが観たものは・・・。日本では余り知られていない、第二次世界大戦末期の悲劇を描いた名作です。 8点(2003-11-19 20:53:05) |
639. チャイニーズ・ゴースト・ストーリー
皆さん同様、ジョイ・ウォンがすごく魅力的な幽霊です。 7点(2003-11-19 06:34:06) |
640. 椿三十郎(1962)
《ネタバレ》 「用心棒」よりも個人的にはこっちの方が好きです。家老の奥方ののほほんとした雰囲気がいいですね。それから小林圭樹の飄々とした演技は笑えます。とくに一度出てきた押入に自分から戻るところとか(笑)。若侍の面子が今や皆老境なのも時代の隔世を感じますが、「赤ひげ」コンビが好いですね。ラストの対決で今度はスパッと死ぬ仲代達矢が、全編を通して迫力満点です。 9点(2003-11-19 06:33:05) |