661. ゴーストライター
《ネタバレ》 映画の中で陰謀を企む組織(本作ではCIA)ってのは、なぜマヌケばかりなのだろうか? 前任者が引き出しの裏に隠していた書類を見つけられなかったり、潮流も考えずに懐中電灯をつけながら死体を始末する、カーナビの行き先を放置する、監視を頼む電話を当の本人に聞かれたり etc. 少女への淫行容疑でアメリカに入国すれば逮捕されるであろうロマン・ポランスキー監督のアメリカ(もしくは国家権力)に対する歪んだ被害者意識を映像化されても、観ている観客は面白くもなんともない。 [DVD(字幕)] 4点(2013-01-04 21:48:34)(良:1票) |
662. 夜明けの街で
東野圭吾=ミステリーというイメージがあるが、本作はあまり不倫が前面に出ており、あまりミステリー色が強くないのは意外だった。(原作もこうなのか、脚本でこうなったのかはよくわからないが・・・) 深田恭子と木村多江のキャスティングは、雰囲気にマッチしていると思う。しかし、女性は怖いね・・・ どうでも良いけど、深田恭子は「セカンド・バージン」では妻役で、本作では不倫相手役を演じてたけど、本作の方がはまっていたと思う。 なお、原作未読。 [DVD(邦画)] 4点(2013-01-03 23:54:44) |
663. ブラック・スワン
プレッシャーに押しつぶされ、妄想に陥ってしまうニナをナタリー・ポートマンを怪演しており、アカデミー主演女優賞受賞も当然だろう。 まぁ、黒鳥云々よりも主演に抜擢されただけでプレッシャーに押しつぶされるようでは、主役を演じるのは始っから無理だったじゃないかなぁ? しかし、スプラッタ映画じゃない割には、爪が剥がれるような痛いシーンが多い映画ですね。結構苦手なんだよなぁ、痛いのって。 [DVD(字幕)] 6点(2013-01-03 21:05:50) |
664. メン・イン・ブラック3
本来、タイムトラベルとは関係がないSF作品の続編を作るために、無理くりタイムトラベルをぶち込んだ印象が強く、なんだかなぁ・・・(本音を言えば、1作目でやめておけばよかったと思う) 流石に14年も経つと、動きに切れがなくなるのかトミー・リー・ジョーンズの出番がなくて、少しかわいそうだった。 [DVD(字幕)] 5点(2013-01-02 21:06:46) |
665. フェイシズ(2011)
《ネタバレ》 相貌失認(人の顔が判別できなくなる障害)を題材にしたサスペンスなのだが、登場人物の顔が次々に変わってしまい、「こいつ誰?」とこっちが混乱してしまった・・・ 小説ならともかく、映像化が難しい作品だとは思う。 伏線の内に入らないようなお粗末な伏線が貼られているだけなので、サスペンスとしてはイマイチだと思う。 ついでに言えば、捜査関係者の指紋とかDNAってデータベース化されていないのかなぁ? [DVD(字幕)] 5点(2013-01-01 01:18:04) |
666. ギリギリの女たち
東日本大震災の被災地で撮影しているのですが、あまり被災地を全面に押し出していないのは意外な気がした。主演の3人を通して伝えたかったのだろうけどね。 カレーやおにぎりを美味しそうに食べるシーンと冒頭の長回しは、一見の価値あり。 まぁ、おにぎりを食べながら人生の再生に話を持っていくのは、少し強引な感じがしたけどね。 [DVD(邦画)] 8点(2012-12-31 23:17:31) |
667. わが母の記
お手伝いさん(メイドではなく)がいるようなセレブの家庭の話なので、感情移入できるはずもない。と言いつつも、老いて子供に帰って行く母親の気持ちを知る過程は丁寧に描かれており、素晴らしいと思う。 ついでに言えば、樹木希林の演技は凄いの一言に尽きる。どうでもいいことだけど、冒頭の宮崎あおいの中学生姿はちょっと無理があると思うぞ(その後の展開を考えると仕方がないとは思うが)。 [DVD(邦画)] 7点(2012-12-16 23:57:21) |
668. ジョン・カーター
ディズニーが莫大な製作費を掛けた映画にしては、面白くない。「バルスーム」「ヘリウム」だとかどうでもいいようなキーワードが出てくる割には、観客の好奇心を掻き立てるようなストーリー展開(ドキドキ感と言ったほうがよいかもしれないが)になっていないところは致命的だろう。 剣と魔法のファンタジーとSFが融合しているといえば聞こえはよいが、どちらも中途半端になっているのも良くないね。 ついでに言えば、主人公のジョン・カーターは、100人ぐらい簡単にぶっ倒すかと思えば、数人に袋叩きに合うし、強んだか弱いんだかはっきりしないところもいかんだろう・・・ [DVD(字幕)] 4点(2012-12-16 03:31:31)(良:1票) |
669. ソウル・サーファー
《ネタバレ》 実話なのでストーリー云々をいうのはおかしなことだが、主人公ベサニーの明るさと勇気、家族や友人たちの優しさと温もりで感動的な映画だと思う。 エンディングで本人たちが出てくるのは反則だろう・・・ [DVD(字幕)] 7点(2012-12-15 21:41:04) |
670. MY HOUSE
《ネタバレ》 いままで「20世紀少年」「TRICK」等のある意味バカくさいエンターテイメント作品を手掛けてきた堤幸彦監督が趣向を変えて、シリアスな内容をモノクロしかも音楽なしの作品に仕上げており、堤監督の並々ならぬ思い入れを感じた。たぶん、興業成績のことなんか考えていないんだろうなぁ。 勉強ができる中学生と潔癖症の母親、アルミ缶を集めながらひっそりと生きるホームレスと一見関わりあうことがないであろう主人公達の様子を淡々と描きながら、終盤に差し掛かったところで一気にクロスさせ、それが悲劇となってしまう。そんなエンターテイメント性の欠片もない映画です。 深く考えさせられる映画ではあるが、エンターテイメント性を放棄するのは如何なものかと思う。 [DVD(邦画)] 5点(2012-12-15 21:26:28) |
671. HOME 愛しの座敷わらし
田舎暮らしはいいなぁ。東京でしか暮らしたことがない僕が言うのもなんだけどね。 座敷童が介在しているが、普通のホームドラマというのか、家族再生物語だった。 日本の田園風景は素敵ですね。 ちなみに、荻原浩は好きな作家なんだけど、原作は未読。 [DVD(邦画)] 7点(2012-12-09 01:35:49) |
672. レッド・ティアーズ
《ネタバレ》 猟奇ミステリーなのかと思っていたら、途中からバンパイアものになっており、肩透かしを食らったかんじだ。 スピード、パワーで勝るバンパイア相手に素手で圧倒し、疾走する車すら片手で止めてしまえるベテラン刑事(倉田保昭)は何者?(まさか、ライカンとか?) ついでに言うと、山口果林がバンパイア擬きに変身した姿は酷いなぁ・・・ [DVD(邦画)] 2点(2012-12-03 00:43:20) |
673. コクリコ坂から
《ネタバレ》 好きになった人と血が繋がっているかもなんて、なんの捻りもないストーリー展開でジブリに対して少々幻滅した。まぁ、実は血が繋がっていなかったなんてところは、ジブリらしいといえばジブリらしいのだがね。 背景等の画はきれいなだけに残念だ。 [DVD(邦画)] 5点(2012-12-02 20:55:17) |
674. 今日、キミに会えたら
《ネタバレ》 国境を越えた遠距離恋愛をテーマにしているが、お互いに相手のことを大好きらしいが、それぞれ別々のパートナーとよろしくやっており、余り感情移入が出来なかった。 低予算映画のため、キヤノンのデジタル一眼レフカメラで撮影したらしい。デジタル一眼レフでここまでの映像が撮れるなんてキヤノンはすごいね。 ちなみに、セリフはアドリブらしいね。 [DVD(字幕)] 6点(2012-11-27 13:33:06)(良:1票) |
675. 映画 けいおん!
大学ならともかく、高校の卒業旅行でイギリスに行くかぁ?(最近は知らないが、20年前は考えられん。)←こんなとこ突っ込むヤツも珍しいと思うが・・・ フワフワとしてつかみ所がない感じは、ある意味新鮮だがなんだか盛り上がりに欠けるよんぁ。 ちなみに原作未読、アニメ未見。 [DVD(邦画)] 6点(2012-11-25 10:23:53) |
676. 愛と誠(2012)
CMで見たとき、今時、こんな昭和臭い映画見てもなぁと思ったのだが、意外に面白かった。まぁ、昭和臭いことには変わりないんだけどね。 武井咲の天然ぷっりと妻夫木聡と突っ込みがいいね。 ちなみに、原作未読、オリジナル未見です。 [DVD(邦画)] 7点(2012-11-08 00:24:30) |
677. ザ・ブラックナイト
《ネタバレ》 何、このしょうもない脚本は? さんざん引っ張り回しておいて、結局夢落ちかよ。 ついでに言えば、「インセプション」の様な映画にしたかったんだろうけど、主人公が薄汚い爺さんでは魅力に欠けるだろうな・・・ [DVD(字幕)] 3点(2012-11-05 19:48:07) |
678. リミットレス
《ネタバレ》 「人間の脳は20%ぐらいしか普段使われていなく、100%使えるような薬ができたら」という発想は面白いと思う(科学的な整合性は兎も角として)。しかし、ストーリー展開は偶然薬を手に入れたもの同士の奪い合いに始終しており、開発者とか観客は置き去りにしているのはいただけない。 脳が活性化されると身体能力も向上されるようなシーンがあるが、疑問符が付く。 ついでに言うと、エンディングで主人公が「シナプスが変化した」ようなセリフがあるが、他の服用者、死亡したり、精神障害が出たりしているのに、なぜ主人公だけがシナプスが変化し、薬を飲まなくても能力が衰えたり、死亡しなかったのかが語られておらず消化不良だ。 [DVD(字幕)] 5点(2012-11-04 18:05:39) |
679. キリング・ショット
悪く言えばタランティーノ監督が得意としている手法をパクッたと言えるだろうし、よく言えばタランティーノ映画へのオマージュと言えるだろう。 まぁ、タランティーノ監督の作品よりグロさが少ないのは僕好みだね。 次回作を楽しみにしたい。 [DVD(字幕)] 6点(2012-11-01 00:57:46) |
680. ドライヴ(2011)
オープニングの印象から「タクシー」みたいな映画かと思ったら、良い意味で裏切られた。 暴力的なシーンと一見合っていないBGMが印象的だった。 今一だったのは、一見普通の兄ちゃんのような主人公が凄腕の殺し屋顔負けの働きをするのに、揉める相手がど素人のようなマフィア崩れではバランスが悪すぎだろう。主人公の兄ちゃんは、特殊部隊にでもいたのだろうか? なぞだ・・・ [DVD(字幕)] 7点(2012-10-31 23:41:57) |