681. パニック・ルーム
《ネタバレ》 2度目の鑑賞で初めの時より違和感は増すも、3人組の隙をついてパニック・ルームから携帯電話を取りに行く所は相変わらず緊張する。途中で攻守逆転の皮肉な展開がなかなか面白いが、最初のガス攻め、警察官とのやり取り、最後の強盗との攻防等、あり得なくはないんだろうが成程感がいまいちでちょっと物足りない。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-29 00:30:46) |
682. チャンス(1979)
《ネタバレ》 見始めて暫くすると、んっ主人公は知的障害者?となるが、庭師の言葉にいつまでも周りがかみ合うのを見続けているとコメディというよりファンタジーを意識するようになる。ラストの水上歩行シーンでさらにそれが高まる。ピーター・セラーズの最期の演技に+1。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-25 21:11:49) |
683. ダイヤルMを廻せ!
《ネタバレ》 犯人しか知り得ない事をみんなの前で演じてしまって一巻の終わりというのはよくあるパターン。不倫している妻を死刑判決に陥れた夫が、不倫相手から彼女を救うためにバレていないはずの実行シナリオを作り話でいいから証言してくれと頼まれるのも皮肉っぽい。それにしても完全犯罪のスタートで立案者の腕時計が止まるってのはお粗末過ぎじゃない?その後も描いたシナリオとは違う人が死んでしまうが、すぐに警察を呼ばなかったり当事者である妻が事情聴取も受けずに寝てしまうのは、夫に促されたとはいえ当時の女性はか弱き子供扱いなのか?もっともそうしないと夫は小細工できないわけだが。その他にもいくつか偶然に頼った展開が気にはなるが、その意外性が面白かったというのは皮肉っぽいか。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-10-24 22:00:34) |
684. ヒット・パレード
ミュージカルといってもダンスがない。有名なミュージシャンたちの演奏シーンが頻繁に出てくるがサッチモ以外はよく分からない。クラリネット吹き(ベニー・グッドマン?)は演技までしている。リメイクらしいが古き良きコメディみたいで中身も面白かった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-10-23 16:53:31) |
685. 若親分
《ネタバレ》 この若親分、殺された父親の跡を継いだ時から貫禄あり過ぎ。あっという間に片腕を切り落としてしまう父の仇と勘違いされた親分との一騎打ちはキマリ過ぎ。後で本当の仇と分かる悪玉親分との最初の勝負はカブにクッピンで博打強過ぎと思っていたらイカサマ上手過ぎだった。さらに若い先生と芸者のカップルを悪玉親分の魔の手から救おうと女の頭を丸めて収めてしまうが悪玉一家は舐められ過ぎ。決着付けるために若親分一人で悪玉一家をやっつけてしまうがハラハラドキドキ感なさ過ぎ。片付いてから味方の応援が駆けつけるがタイミング良過ぎ。最後にお上の裁きを受けに行く姿は遵法精神強過ぎ。爽快感十分だが面白過ぎるということはなかった。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-10-20 22:57:48) |
686. 恍惚の人
徘徊や汚物の悲惨さは伝わってくる。モノクロなのは緩和させるためか?献身的な嫁に口先だけの息子、いなくはないだろうが誇張し過ぎで嘘っぽい。今ならとっくに破綻している。介護問題が身近な人ほどボケ方や対処方法の描写に違和感を抱くだろうが、認知症がまだそれほど認知されていない時代の作品であることを考えると納得。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-10-20 22:56:18) |
687. モホークの太鼓
古いわりにカラーがきれい。家やお腹の中の赤ちゃんを失ってもめげないフロンティア精神が伝わってくる。やっぱりこの時代もおのこの赤ちゃんはお手柄か。アメリカの原点を感じる映画。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-18 23:09:13) |
688. マンマ・ミーア!
導入部の状況から花嫁の父親は誰なのかみたいなミステリー調のミュージカルコメディを期待してしまった。確かに懐かしい歌で盛り上がるダンスは楽しいんだけど中身がドタバタ過ぎてちょっと物足りない。過剰なオバトリオショウにも閉口気味。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-18 23:07:10) |
689. 沈まぬ太陽
山場がいくつもある連続ドラマを見ているようで一気に見るとダラダラ感がしんどい。正義と悪に無理矢理色分けするようなあの手この手の演出や策略が薄っぺらい。社員の恵まれた待遇も一因といわれるナショナル・フラッグ・キャリアのJAL倒産が映画公開後すぐだったのも皮肉っぽい。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-10-17 23:34:30) |
690. のぼうの城
犬童監督には期待してなかったけど、2万の軍勢に対して5百とも3千ともいわれる小兵力で戦い最後まで城が落ちなかった史実にまずは興味がそそられる。コメディ調の今風過剰演技に戸惑うがVFX映像はまずまずだし脚色されたストーリーも慣れてくるとそれなりに面白い。勝者が歴史を書きかえてしまうのが世の常だがこの戦の細かい記録が残っていないのが残念。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-10-17 23:32:56) |
691. 許されざる者(2013)
主人公をはじめ登場人物の行動原理がまったく伝わってこない。熱演しているキャスト陣の表情、セリフ、仕草から残虐シーンまでが嘘っぽく映る。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2015-10-16 23:29:51) |
692. アサシン(1993)
出だしの引き付けは強いがその後の違和感もオリジナル以上。死刑になるようなあばずれの変身ぶりがまとも過ぎ。 [地上波(吹替)] 5点(2015-10-16 23:28:11) |
693. ブロークン・トレイル 遥かなる旅路<TVM>
大自然の中で野宿をしながら五百頭の馬を目的地まで何千キロも運んでいく充実感が伝わってくる。甥っ子の存在なしには成し得ないこの寡黙でクールなヒーローにしびれる。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2015-10-14 23:31:08) |
694. 金環蝕(1975)
登場人物が腹黒男と空っぽ女に簡素化されてしまっているので実話ベースなのにちっとも生々しくない。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-10-14 23:28:49) |
695. それでも恋するバルセロナ
ペネロペの助演女優賞にも引っかかるが、情熱の国が舞台のラブコメに人間臭さと潤いが感じられないのが物足りない。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2015-10-12 21:15:50) |
696. 戦争のはらわた
《ネタバレ》 第二次世界大戦の独ソ戦、東西冷戦時代だからなのかソ連よりも敵国だったドイツ軍視点の映画が珍しい(原作はドイツ人だが)。上官の命令に従ったとはいえ味方を裏切る副官を主人公は射殺するが、鉄十字勲章のために自らは手を染めない自己中の上官は殺さずに屈辱を与える。確信的な殺人者に対して「それは違うだろ」という思いと同時にフラストレーションも溜まる。エンドテロップの「諸君、あの男の敗北を喜ぶな。世界は立ち上がり奴を阻止した。だが奴を生んだメス犬がまた発情している」の詩はヒトラーのことを示唆しているのだろうが、ほったらかしておけば喉元過ぎると歴史は繰り返されてしまうものだ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-10-11 17:02:11) |
697. Shopgirl/恋の商品価値
《ネタバレ》 都会のお伽話のようなストーリー、邦題サブタイトルは蛇足では?自分のあるべき姿と現実のギャップを受け入れながら心にもお金にも余裕のない垢抜けない女子店員の孤独感が生々しい。そんな主人公に誠実そうな貧乏男が声をかけてきて後日一夜を共にするが、この男のセンスが彼女が可哀相になるほど野暮ったい。引かれて当然だが主人公は優しい。次に現れるのが原作者演ずる初老の富豪紳士で、援交の匂いがしないでもない恋愛関係は自ら保守的という彼女の決断で破綻。その後金回りもセンスもマシになった誠実男とメデタシメデタシ。この3人以外にも意地の悪そうな同僚店員も含め、人物描写が上手いのであちこちで抱く違和感も緩和される。中でも主人公の素朴でけなげなキャラは共感度高かった。 [地上波(字幕)] 7点(2015-10-11 14:28:07) |
698. 図書館戦争
アクションはよかったけど・・・真実を知ることや表現の自由が制限されるのは大きなストレスだけど寓話のような正義と悪の戦争ごっこで表現されてもねぇ・・・ [地上波(邦画)] 5点(2015-10-10 22:23:00) |
699. トランジット
B級の当たり映画かと思いきや4人家族が自分たちの荷物から犯人の隠した金を見つけるあたりから説得力がどんどん希薄になってくる。ワニの絡むシーンがなかったのは意外だが、せっかくのエスカレートしていくサスペンスアクションがわざわざ危機を招くような家族の行動でダレてしまう。 [地上波(吹替)] 5点(2015-10-09 22:48:41) |
700. フィッシュストーリー
一見バラバラ風のいくつものエピソードが一つの物語に繋がっていく表現スタイルをよく見かけるが、なるほどと思えるストーリーはなかなか面白い。最後の種明かしを知らないのでミステリアスな展開も結構楽しめる。よく出来たお伽話だが、時空を超えた繋がりで地球を救う割にはタイトルにもなっているフィッシュストーリーとの関わりがイマイチでちょっと物足りない。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-10-09 18:30:04) |