701. ロックアップ(1989)
宣伝を観て、これってどう考えても脱走劇だと思いませんでした?しかしそうではないところがこの映画の一番良いところです。でも、当時十八番であったスタローンの怪物的活躍を期待した者としては、結構期待外れの終り方と言うか。もっと派手なアクションを期待した反面、スタローンらしくない映画と言うことで、まあそれはそれで貴重な作品でした。 8点(2001-08-08 12:24:25) |
702. コマンドー
アイデアが面白いシーンが幾つか登場します。片手で崖から宙ぶらりんとか、バズーカーをぶっ放そうと思ったら逆さまだったり。でも、最後はドバババーバン、っでやっぱ殴り合いですか? どうしてもマンネリと尻すぼみには勝てない気が。☆あと、若き日のアリッサ・ミラノに会えたのはラッキーです。 6点(2001-08-08 12:23:00) |
703. アパッチ(1990)
ヘリマニアの友達は興奮していましたが、一体どこが良いのやら? 当時の流れで、「トップガン」のヘリコプター版って感じ。でもフィル・コリンズのテーマ曲や、配役は気に入ってました。特にニコラス・ケイジが左右逆の鏡で車を運転するのが印象に残っています。 3点(2001-08-08 12:21:25) |
704. マーキュリー・ライジング
子供が巧く活かされていない気がしますね。特別な才能があるのなら、もっとそれを引き出してもいい気がするんですが。当時、ブルース・ウィリスは「アルマゲドン」とか「シックスセンス」でヒットを遂げていた頃、これってやっぱり谷間の映画なんでしょうか? 物語の最初は良かったんですが、ラスト付近の緊迫感の無さにはがっかりです。 7点(2001-08-08 12:20:29) |
705. マウス・ハント
友達に無茶苦茶勧められて観ました。ファミリー映画としては確かに面白いです。ネズミ版「ホームアローン」って感じですが、間抜けな2人組みとの格闘もただの“虐待”で終らないところは、むしろ本作の方が遥かに好感持てます。 8点(2001-08-08 12:18:40) |
706. ペイバック
この映画、メル・ギブソン出演作としては興行的にも不評だったようだけど、個人的にはコメディに走る最近のメル出演作の中では、結構、ハマってるって気がしました。☆でも、内容としては、監督の交代劇やらのドタバタもあった所為か、いまひとつの気が・・・特にラストはあっけない。 6点(2001-08-08 12:15:41) |
707. スパルタンX
ジャッキー、ユン・ピョウ、サモハン・キンポーの3大共演作って続きましたよね。これってその中では結構秀逸な方です。いつものノリでマドンナ的女性を助けるところから、どうしてもその手のワンパターンかなって思ったけど、純粋に楽しむことが出来ました。それにしても香港映画って安っぽくって、TVでしょっちゅうやってますが、これも例外ではありません。この前観たのは無茶苦茶カットしてて幻滅。もし機会があれば、是非レンタルで。 7点(2001-08-06 12:31:46) |
708. さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
70年代のアニメ界では最高の作品でした。後半の次々と迫り来る死と悲劇。敵うわけない強敵に、敗れ去る宇宙艦隊。そして生き残った唯一の希望であるヤマトが、たった一隻で白色彗星に立ち向かう。目指している路線は日本アニメ界の大好きな手本であり、その象徴的作品でもあります。☆でも“ヤッター!”って思ったら、中から巨大戦艦が出て来るあたりはズルイです。 8点(2001-08-06 12:30:47) |
709. 殺人魚フライングキラー
最後は「ターミネーター」みたいに、終わったと思ったらまた出てくるんや!ってフレーズに期待していたんですが・・・な~んだ、この程度ですか、って感じがして。(↓)ハリボテで話題になっていますが、何かおもちゃを手で投げてるみたいに見えますね。それはそれで楽しい作品です。全体的な作りも含めて、キャメロン作品だと言う思い入れが強過ぎた所為か、単なるB級ホラーに肩透かしを食った気分でした。 5点(2001-08-06 12:28:49) |
710. ノストラダムス
<ネタバレアリアマス>預言者としてのノストラダムスを強く描いている訳ではないようです。予言が的中するシーンは、王が事故で死ぬと言うところだけ。後半になって、やっとあの有名な洗面器みたいなのに水をはって未来を予言すると言うシーンが登場しますが、これだけでは物足りません。有名な1999年に人類が滅ぶって言う予言は冒頭に紹介して終り。最後は人類が生き残り、宇宙に行って・・・なんやこれ? 個人的には芸術作品を観たいのではなく、ゴシップの王様ノストラダムスを如何に大げさに取り上げ、持ち上げるような作品を期待してたんだけど・・・。かなり作風は大真面目に作られてます。この辺はやはりヨーロッパなんだなと。ギャグやコメディ性は何処にもなく、大馬鹿な予言をあざ笑うと言う周りからの非難と言ったシーンも登場せず、淡々と物語は進みます。実はノストラダムスって偉い人?なのかもしれませんが、その半生をこれだけ淡々と描かれてしまうとちょっとだるかった気が。あと、いつもの如くチェッキー・カリョのお尻がやたらと登場したのはご愛嬌でしょうか? 5点(2001-08-06 12:26:33) |
711. バックマン家の人々
家族愛がテーマでしょうが、どの子供も碌なものではないって感じで、観ていて憂鬱になりそうな。オスカー候補にもなった健気なダイアン・ウィーストの母親が、観ていて唯一救われた点です。あとトム・ハルスの役は結構真実味があってオチと共に好きです。 5点(2001-08-06 12:25:12) |
712. 月はどっちに出ている
タイトルにもある「月はどっちに出てますか?」だって?こんなおっさんでも勤まるほどタクシー運転手って頭の悪い仕事なのでしょうか? 父親がタクシーの運転手をやっていた所為もあるのでしょうが、かなり差別みたいなものを感じました。面白い?ん・・・?結構ドライで、あっさり系の作品ですが、なかなか奥深いものがあり、観て損はしない気がします。 7点(2001-06-22 12:12:13) |
713. ファンシイダンス
コミックの映画化でしょうか? それよりハウツーものの先駆け的作品を生み出した周防監督の作品として巧く収まっているから不思議です。ハウツーものって言っても、伊丹監督作とは違って、何の役にも立たなそう(?)なのがまた良いところです。今回の竹中直人はそれ以降の作品に比べて、それほど弾けてなくて何故かホッとしてしまいました。個人的には周防監督の中で一番好きですね。まだアイドルっぽい鈴木保奈美が見れたのは貴重です。 8点(2001-06-22 12:11:10) |
714. 火垂るの墓(1988)
個人的に高畑勲作品は敬遠してたんだけど、この作品は別でした。製作が遅れて同時上映の「となりのトトロ」の足を引っ張った印象が強かったんですが、作品としてはなかなか良かったです。製作に時間を要した割には、結局88分の映画だったんですけどね。この映画を観て野坂昭如氏の原作を読んで感動したし、糸井重里氏の「4歳と14歳で生きようと思った。」と言うコピーも光っています。今思えばこれだけの映画を「となりのトトロ」と同時上映したジブリはやっぱり図抜けてます。 10点(2001-06-22 12:08:37)(良:1票) |
715. U・ボート
最初観たときはそれほど面白いとは感じませんでした。“戦争=娯楽”映画って言うのを期待した所為でしょうか? でも最近のヴォルフガング・ペーターゼン監督の活躍で、もう1回観直してみたんですが、後半の閉塞感は流石です。魚雷を発射することしか出来ない潜水艦を主役にしたら、この作り方しかない!って言う路線の最高峰でしょう(ちょっと苦しかったか?)ドイツ映画ってのも当時は貴重でした。 9点(2001-06-22 12:07:53) |
716. アマデウス
F・マーリー・エイブラハムもトム・ハルスにしても、それほど魅力的な俳優と思えない所為か、感情移入出来ずにいました。しかし有名どころを選ばず、この玄人二人を選んだところもこの映画にとって重要性があるのでしょう。でも、ホント、この二人はこの作品以降、華やかな舞台に立っていない気がしますね。映像的にも内容も素晴らしいんですが、感動的って言うか、劇的なシーンってものは何故か感じませんでした。なんか淡々と進んでしまったって気がして。これも天才の成せる業でしょうか? 8点(2001-06-22 12:05:52) |
717. レインメーカー
マット・デイモンとクレア・デインズばかりに目が行ってしまうけれども、ジョン・ボイトやダニー・デビート、はたまたミッキー・ロークなんかも出演していて、それもありきたりな友情出演ってだけでなく、各個人が良い味を出してくれてるところはお勧め。特にダニー・デビートが良いです。マイケル・ダグラス製作だからこの人を人選したのかと思ったけど、案外良い味出してくれてます。☆こう言った法廷劇って、どうしても前半苦戦して、ラストで相手の残忍な手口が明るみに出てきて逆転するって言う、ある意味パターン化されている気もします。ジョン・ボイト扮するベテラン弁護士が、あんな簡単に電話の盗聴トリックに引っ掛かるのか?なんか逆転劇への布石は敷いているものの苦しい面も見られました。しかし全体の雰囲気が良かったし、とにかくキャスティングが良かったんで個人的には満足の作品です。 9点(2001-06-16 15:22:55) |
718. ホット・ショット2
あの「ランボー」を題材にしたのは正解ですね。元ネタの映画から、“んなあほな!”って言う映画ですからツッコミ易かったでしょう。お笑いとしてのセンスもアメリカンコミック的でなく、ツボを心得ていて・・・。しかしやはりお笑い芸人が笑いにチャレンジしていないところが、何となくマイナスかなって。チャーリー・シーンはそれなりに頑張ってると思わなくも無かったけど・・・ 7点(2001-06-16 15:20:59) |
719. 暴走機関車
黒澤を意識し過ぎて空回りって感じもしないでもないですが。オスカーノミネートのジョン・ボイトはラスト付近でやっと盛り上がりますね。一緒に観ていた友達が、“やっぱ、なんだかんだ言っても、言う人はやるときゃやるね!”って感動していましたが、そこへ行くまでのジョン・ボイトにウンザリ気味だったんで、個人的にはそれほど感動したってほどでも・・・まあこれも主観と言うことで・・・ 6点(2001-06-16 15:19:24) |
720. 荒野の用心棒
西部劇の中では一番の映画だと思います。ラストのアイデアもターミネーターばりで最高です。黒澤監督の盗作(?)って話ですが、観ている間は気になりませんでした。やっぱ西部劇はクリント・イーストウッドでしょう! 9点(2001-06-14 12:27:24) |