741. 座頭市海を渡る
《ネタバレ》 悪い奴らが出てくるのはいつもの事だが、今回は百姓がちょっとずるい。三島雅夫を持ってきた理由ここにありか。苦戦する市を見て、百姓衆に協力を求めるお吉だが、誰も行動を起こさない…。そんな中で一人飛び出した若者に少しくらい活躍の場を与えてほしかったが、市が彼にかけた言葉にはなるほどと思った。藤八との決戦ではやけに青い空が印象的。画的に綺麗。その他、馬の名演など見所多く、割と好きな方に入る作品だ。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-11-20 14:35:10) |
742. 座頭市の歌が聞える
《ネタバレ》 佐藤慶率いる組織が街を牛耳ろうとするが、市がこれを打ち砕いて、ばんざーいな話。他の作品と比べて特にどうということもなく、平凡な作りだと思う。天知茂が再出演しているのと、小川真由美の色っぽい演技は良かった。太鼓の音作戦は市が工夫して攻略する形を期待していたが、単純に効き目無しだったようで、イマイチな感じ。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-11-20 14:34:28) |
743. 座頭市地獄旅
《ネタバレ》 猿も木から落ちる、弘法にも筆の誤りってなもんで、丁半で大損したり、5両もした薬を落としてしまったりと、いつもと少し違う市さん…。その圧倒的な強さで目が見えないハンデを忘れさせてきたヒーローだが、すぐ近くにある薬を見つけられず落ち込んでる場面は盲目のつらさ、悲しさを感じた。今回の敵は成田三樹夫。こりゃまた渋くていい。二人は最初から敵対するわけではなく、むしろ友情のようなものまで感じさせる点では、一作目の平手造酒らにも通じるところがある。それだけに二人の勝負があっさりついてしまったのは残念… 接戦、激戦が見たかった。7.5点。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-11-20 14:33:51) |
744. 座頭市逆手斬り
座頭市になりきって金儲けをする百太郎(藤山寛美)がとても面白い。後は普通…。飽きたわけじゃないけれども、どうにも物足りない。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-11-20 14:32:11) |
745. 座頭市二段斬り
《ネタバレ》 三木のり平演じる伝六とその娘お鶴の物語がいい感じ。全然気付かなかったけど、お鶴を演じているのは小学生の頃の小林幸子だ…。お鶴は父想いでかわいい子だけど、市から杖を盗んで、全然罪悪感を持たないのは違う気がするので、涙のひとつ程度は見せてほしかったと思う。最後は痛快にまとめてくれる安心の物語。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-11-20 14:31:11) |
746. 座頭市関所破り
《ネタバレ》 飲んだくれのおっちゃんに父親をダブらせる市…。ちょっと悲しい話だった。今回のゲストは平幹二朗。渋くていいな~。もう一人、一両で雇われているのほほんとした用心棒も出てくるが、こちらの扱いがよく分からなかった。最後になにかあれば良かったんだけど。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-11-20 14:30:31) |
747. ライムライト
カルヴェロとテリーの励まし励まされの関係は美しい。生きること、老いることについて考えさせられた。バスター・キートンとの共演も実現し、まさにチャップリン映画の集大成。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-11-16 20:01:00) |
748. 砂の器
《ネタバレ》 少々の中だるみこそあれど、「宿命」に関しては全然長いと思わなかったし、加藤嘉の叫びには心が震えた。凄い映画だと思う。三木殺しの動機については原作を読んでいない立場であるからしてこの映画のみで考えなければならないが、差別を受けた者にしかわからない恐怖が和賀を犯行に駆り立てたのだと考える。恨みもあったかもしれないが、殺意までは…。大人だったら甘受せにゃならんこともある。 [DVD(邦画)] 9点(2011-11-14 00:05:09) |
749. 八日目の蝉
原作未読。TVドラマ版はNHKさんがまとめて再放送してくれた時に一気に見た。そのドラマも良かったし、こちらの映画も良かった。小豆島の旅で愛された記憶が蘇っていく過程の感動は大きい。子供を生むこと、生めることがどれだけ幸せかって…。ラストは恵理菜が「母」になれた瞬間なんだろうね。 [DVD(邦画)] 8点(2011-11-14 00:03:40) |
750. 座頭市血笑旅
赤ん坊との旅がなんともほほ笑ましい。それほど強い敵は出てこなかったが、最後の戦いでは火で攻められて大変なことに…。勝さんも本当に熱かったんじゃないかと思う。現代ならCGで片付けちゃうんだろうけど、やっぱり工夫して撮られた本物はありがたみがある。見応えがあり、面白かった。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-11-13 17:31:32) |
751. 座頭市あばれ凧
《ネタバレ》 市が超大盛りのご飯をかきこむ場面や、座敷を汚しまくる場面などはなかなか笑える。ストーリー的にはもの凄くどもる人=竹屋の安五郎が出てきて、そいつが悪い奴なんだけど、結局安五郎の思惑通りになってしまい、その後で市の怒りが爆発する訳だが、その前に何とかしてほしかったのが本音ではある…。しかし、つまらないわけではない。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-11-13 17:30:36) |
752. SPACE BATTLESHIP ヤマト
《ネタバレ》 「宇宙戦艦ヤマト」への思い入れは無し。というか、TVアニメ版や劇場アニメ版も全然見ていないので、ストーリーや登場人物さえほとんど知らない。そういう立場からすると、この映画はヤマトファン向けだと思った。最初から戦いの連続で、なにやら一喜一憂してるけど、よく知らない人たちが危機を乗り越えたからといって喜べるはずがない。付いていけない。とはいえ、最後の方はそれなりに盛り上がり、熱い。スティーヴン・タイラーの曲を聴きながら、死んでいった人たちの姿を見ていると意外と感動していることに気付いた。不満はやはり前半、中盤。宇宙戦艦ヤマトを知らない人でも楽しめる2時間の構成であってほしかった。もしくは宇宙戦艦ヤマトに頼らない形、完全オリジナルでも良かったのではないかとも思う。そのような映画が日本で受け入れられるかは分からないし、自分自身もどういう目で見てしまうだろうと不安だが、本作は「名作アニメに頼ったからこの程度で済んだ」、「名作アニメに頼ったからこの程度だった」のどちらとも言える気がする。映像の面では頑張っているだけに、いろいろ想像することがある。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-11-09 20:01:33) |
753. 座頭市千両首
《ネタバレ》 再出演の若山富三郎演じる仙場十四郎は馬に乗って市を引きずり回すなど、なかなかの強敵。相変わらずそれ以外の者は雑魚なので、市が襲われたってもう怖かない。それより山を下ってる時のほうがずっとヒヤヒヤした。子供を背負ってたせいもあるだろうけど。よくありそうな悪代官もので工夫が感じられないストーリーについては期待外れといわざるを得ない。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-11-06 12:04:06) |
754. 座頭市喧嘩旅
《ネタバレ》 堂山一家と下妻一家。対立するヤクザが座頭市を奪い合う。お美津で一儲けを企む籠屋も絡んで、とても面白い。黒澤明監督の「用心棒」に似ているかな~とも思う。市はお美津を人質に取られた手前、下妻一家に寝返るが、最後には悪い奴を全員斬って、お美津を逃がす。座頭市の旅はまだまだ続く…と。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-11-06 12:03:08) |
755. 座頭市兇状旅
《ネタバレ》 ヤクザの縄張り争いに利用される市。佐吉を追い詰めていく安部徹の悪役っぷりがいい感じ。苦しい立場に置かれた佐吉はついに市を裏切る…。かなりの数に包囲された市だが、雑魚相手なら無双。 逆に棚倉蛾十郎という一侍にかなり苦しめられる。もちろん最後は市が勝つんだけど、蛾十郎が死に際に放った言葉は本当なのだろうか? 嘘だと信じたいところではあるが…。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-11-06 12:02:29) |
756. 新・座頭市物語
《ネタバレ》 座頭市の師匠が登場、その妹の弥生が市に惚れて、市も弥生のために堅気になると誓う。兄の仇をとるべく市の命を狙う安彦の島吉にも市は刀を捨て、手をついて謝るし、弥生も必死に許しを請う。「私も一緒に斬られます」とまで言っている。座頭市・純愛編といった感じ。二人に負けた島吉の優しさにも感動。十数人を相手にした太刀回りも見事だったと思うし、師匠であり、愛する弥生の兄でもある人を斬らなきゃならない市のつらさも伝わってきた。「市はやっぱりこんな男でして…」切ない。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-11-06 12:01:39) |
757. 続・座頭市物語
市のキャラクターとしての面白さのおかげでそれなりに見られるが、ストーリーとしてはイマイチ。売りは若山富三郎出演により実現した兄弟対決だが、これも熱い戦いになってないし、美しさも足りないように感じる。いくら殺陣が上手い役者同士でも、作り手がやっつけ仕事ならこの程度になってしまう…って事かな。ちょっと残念。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-11-06 12:00:28) |
758. スライディング・ドア
《ネタバレ》 どっちにしてもいろいろ大変なのがリアル。ギリギリ乗れたか、乗れないかで幸・不幸がはっきり分かれるよりは良かったかもしれない。同時進行により多少混乱してしまったのは残念。自分に対して…。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-11-04 19:30:26) |
759. がんばっていきまっしょい(1998)
どことなく70年代っぽく感じられる点は良いが、ストーリーはあまり盛り上がらなかった。田中麗奈は当時18歳か。初々しいなー。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-11-03 11:00:46) |
760. 恋はデジャ・ブ
《ネタバレ》 明日が来ないってすごく怖いことだけど、その怖さをなるべく抑えた作り。繰り返される2月2日の中で、様々な1日を過ごしてみるフィル。神様や天使がいたとするならば、幸せになるために与えられた試験みたいなものか。人生についても考えさせられるラブコメディと言えそう。とても面白かった。 [DVD(字幕)] 8点(2011-11-01 00:23:53) |