741. 300 <スリーハンドレッド>
《ネタバレ》 決して悪い出来ではないのだが、「どーせCGなんでしょ?」という思いがどこかにあり、あまり入り込めなかった。ナレーションで状況をほとんど説明してしまっているのもどうかと思う。戦闘シーンは様式的で、『グラディエーター』や『ブレイブハート』の本物の迫力は味わえず。ちょっと消化不良の映画でした。もっとも、筋肉ムキムキの男たちを見たければ満足できるはず。 [映画館(字幕)] 6点(2008-04-20 09:59:46) |
742. オペラ座/血の喝采
《ネタバレ》 破格の制作費をかけたらしく、スケールの大きさは随所に見られるが、全体的に意味不明すぎる。ここまでストーリーが破綻したサスペンス映画も珍しい。もっとも、オペラ座を縦横無尽に動き回るカメラワークや、ドア越しに撃ち込まれる銃弾など、アルジェント流の撮影テクニックは充分に堪能できる。また、日本で観られるビデオは短縮版なので、もし「完全版」を観る機会があれば、評価も変わるかもしれない。 [ビデオ(字幕)] 5点(2008-04-20 00:20:35) |
743. デモンズ3
《ネタバレ》 飛行機パニックものになる予定だった『デモンズ3』の代わりに製作された本作、原題は「CHURCH(教会)」とあるように、正式な続編ではない。なので、前2作のようなゾンビ映画を期待して観ると痛い目に遭うが、これは『オーメン』に匹敵するオカルトホラーの傑作だと思う。魔女狩りによる大量虐殺が行われた地に教会が建てられ、その秘密を暴いた人々が悪魔を解き放ってしまう。まるで天井画から抜け出てきたような、羊頭の悪魔や死体のオブジェ等、ミケーレ・ソアヴィの映像美は師アルジェントをも凌駕する。全体的にストーリーが散漫で退屈な印象を受けるが、キリスト教圏の人が見たら相当に怖い映画なのではないか?14歳のアーシア・アルジェントがキュート。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-04-16 10:50:16) |
744. アクエリアス
《ネタバレ》 「仮面をかぶった殺人鬼」というスラッシャー映画の王道的な展開ながら、アルジェントの愛弟子ミケーレ・ソアヴィの作品らしく、流麗な映像美と残虐なスプラッター描写が印象的。ミュージカルシーンと本物の殺人を絡める序盤のシークエンス、死体のオブジェを作り悦に入る殺人鬼、等に独特の美意識が垣間見れる。同時期のスラッシャーホラーとは一線を画す出来。 [ビデオ(字幕)] 5点(2008-04-15 22:30:24) |
745. シャドー(1982)
《ネタバレ》 米国で撮影した前作『インフェルノ』の失敗に懲りて、イタリアへ戻り原点回帰したアルジェントの本格ミステリー。はっきり言って「火サス」並の陳腐なストーリーだが、アルジェント流殺しの美学は健在で、次から次へと現れる美女たちが連続殺人犯に血祭りにあげられていく様は圧巻。特に終盤の、片腕がぶった斬られ、白い壁に鮮血が飛び散るスプラッター描写はすごい!! [DVD(字幕)] 6点(2008-04-15 07:17:41) |
746. キングダム/見えざる敵
《ネタバレ》 復讐の連鎖を断ち切ることはできない。ラストの一言が全てを言い表している。あれだけ人を殺しておいて、ひとりも犠牲者が出ないアメリカ側の一方的な「強さ」がおぞましく、それを計算に入れての展開だとすれば、これはとんでもない作品。クライマックスの戦闘は圧巻。 [DVD(吹替)] 7点(2008-04-13 00:53:04) |
747. クローバーフィールド/HAKAISHA
《ネタバレ》 ハンディカメラのライブ映像に、CGを組み合わせるのって大変だと思うんだけど、どうなんでしょう?技術的にはかなり凄いことをやっているのではないか?表現の仕方としてこれは「有り」だと思うし、どうせ観るなら映画館で観るべき。ただ、いくつか苦言を呈するなら、カメラマンの男がウザい(誰と誰が寝たとか言いふらすところが特に)、結末が暗すぎ、そして、これを「映画」と呼んでいいのだろうか?という根本的な疑問。ひとつの実験映画としては悪くないが、この作品をスタンダードとして捉えることは難しい。USJのアトラクションだと思って観れば、納得の出来。車酔い注意。 [映画館(字幕)] 7点(2008-04-13 00:44:38) |
748. コールド マウンテン
《ネタバレ》 ジュード・ロウの額の生え際が気になり、映画に集中できなかった。 [DVD(字幕)] 5点(2008-04-08 08:57:00)(笑:1票) |
749. スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
アンジェリーナ・ジョリーのアイパッチに萌える。 [映画館(字幕)] 6点(2008-04-08 08:55:13) |
750. レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
《ネタバレ》 主役でもあるジム・キャリーがとにかくウザい。そこで減点せざるを得ないのだが、お話自体は面白いし、子供たちも可愛い。子供たちが知恵と勇気を振り絞って困難を克服するという展開は好きだし、生死に関わる問題でありながら、ブラックなユーモアを忘れてもいない。『ハリーポッター』や『ナルニア』のように、安易に「戦い」に持ち込むのではなく、あくまで危機からの脱出に留めているところに好感がもてる。ティム・バートンが監督していたら…というのは、過ぎたる望みか。 [映画館(字幕)] 6点(2008-04-08 08:49:14) |
751. ビューティフル・ガールズ
《ネタバレ》 人生をちょっとだけ真面目に考えなくてはならない時期に来た男たちと、彼らを取り巻く女たちの群像劇。『ビューティフル・ガールズ』というタイトルだけあって、出てくる女優陣が豪華。ユマ・サーマン、ミラ・ソルビノ、ロージー・オドネル、ローレン・ホリー、ナタリー・ポートマンといった錚々たる顔ぶれ。特に主人公の隣家に住む少女を演じたナタリーが最高に可愛い!ティモシー・ハットンが惚れてしまうのも頷ける(彼はもっと評価されて良い俳優だと思うのだが…)。『ブレックファスト・クラブ』をはじめとする80年代の青春映画の〈その後〉を描いた作品として、実は90年代の隠れた名作だと思う。祝DVD化!(2012年4月4日追記) [ブルーレイ(吹替)] 8点(2008-04-08 08:40:45)(良:1票) |
752. 地上より何処かで
評価低いようですが、結構好き。ナチュラルなナタリーが可愛い。これといった起伏もない純文学系のドラマなので、映画的な派手さを求める方には不向きかと。スーザン・サランドンとの母娘役というだけでも、観る価値はあると思うが。 [映画館(字幕)] 6点(2008-04-08 08:32:52) |
753. あなたのために
ちょっとジョン・アーヴィングを思わせるエピソードの積み重ねが心地よい。幸せと不幸せは紙一重で、死は誰にでもあっけなく訪れる。話がうまくいきすぎ、という批評が見られるが、彼女は充分つらい目に遭ってきているのだから、少しぐらいは大目に見てあげないと。ナタリー・ポートマンのコメディ演技が新鮮で可愛かった。 [映画館(字幕)] 7点(2008-04-08 08:24:45) |
754. Vフォー・ヴェンデッタ
《ネタバレ》 ハマる人にはハマると思う。『未来世紀ブラジル』などと並ぶカルトムービーの佳作。少なくとも、『マトリックス』云々という宣伝は無視して良い。ファシズム国家に立ち向かうテロリストという構図は、現在の米国批判とも受け取れ(映画の舞台は英国だが)、こんなご時勢によくこんな作品を作れたものだと感心する。Vのキャラクターも魅力的。下世話な話をすると、ロリータファッションのナタリーが可愛かった。 [DVD(字幕)] 7点(2008-04-08 08:12:25)(良:1票) |
755. パリ、ジュテーム
ちょっと数が多すぎて覚えきれないな~。しかもレンタルDVDの状態が悪く、最後まで観れないエピソードもあった(泣)前のレビュアーの方も書いているが、黒人男性と看護師の話がいちばん印象に残った。あと、久し振りに可愛いナタリー・ポートマンが観れたのが嬉しい(最近はキツイ役が多かったので)。 [DVD(字幕)] 6点(2008-04-08 07:55:07) |
756. ダージリン急行
「インド=スピリチュアルな旅」とか言ってる時点でちょっと病んでて笑える。包帯男、モミー、女たらしのバカ3兄弟がまたいい味を出している。観光気分のロードムービーってやっぱり楽しいわ~。このダラダラ感や行き当たりばったり感が旅の醍醐味。自分もインドに行った気になる(行く勇気はないけれど)。 [映画館(字幕)] 7点(2008-04-08 07:43:13) |
757. マイ・ブルーベリー・ナイツ
《ネタバレ》 ゴム手袋と金髪、は『恋する惑星』と『天使の涙』での重要な小道具だった。本作にも出てきます。最近のカーウァイ作品では見られなかった、お洒落さと軽さが同居した、久々の快作。ナタリー・ポートマンとレイチェル・ワイズの起用は嬉しい限りだが、主演のノラ・ジョーンズが正直ぱっとしない。フェイ・ウォンのような浮遊感が欲しいところ。ちなみに、ブルーベリーパイはノラの嫌いな食べ物だとか。彼女は嫌いなものを食べてでも、ジュード・ロウに会いたかったんだね。 [映画館(字幕)] 7点(2008-04-08 07:27:49) |
758. サッド ヴァケイション
ぼくたちは所詮「幽霊」を探して彷徨っているだけなのかもしれない…。『ヘルプレス』『ユリイカ』に続く北九州三部作の完結篇。最近の青山作品の中ではダントツの面白さ。『ユリイカ』ではまだ幼かった宮崎あおいがすっかり可愛くなってます。浅野さんも独特のオーラを放っていて凄い。ただ、レンタルDVDで観たのだが、登場人物がぼそぼそと喋り、何を言っているのか聞き取れない場面が多々あった。日本映画にも日本語字幕を入れて欲しいものです。 [DVD(邦画)] 7点(2008-04-08 07:03:46) |
759. インフェルノ(1980)
《ネタバレ》 アルジェントの魔女三部作のひとつ。「三母神」をめぐる怪異譚だが、本作はニューヨークの魔女篇(ちなみに、ドイツの魔女は『サスペリア』、ローマの魔女は最新作『サスペリア・テルザ』で描かれている)。甘い匂いに誘われて地下室へと入り込んでいく序盤のシークエンスや、ホットドッグ屋の謎の行動など見所も多いが、全体的な印象としては劣化版『サスペリア』という感じ。「私は死神!」と言って骸骨の被り物で現れる魔女に拍子抜け(笑)キース・エマーソンの楽曲とマリオ・バーバの特殊美術が素晴らしい。 [DVD(字幕)] 5点(2008-04-07 19:48:06) |
760. インプリント ~ぼっけぇ、きょうてぇ~
《ネタバレ》 痛い。 [DVD(字幕)] 6点(2008-04-07 07:30:01) |