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よしのぶさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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761.  催眠 《ネタバレ》 
あれっ、署長と女刑事と門番の警察官はどうなったのかな? ネズミもどうしてあんなことをしているのか不明だ。 どういう暗示をかけられたのか? 多重人格者に暗示をかけていたぶっていると、催眠術キャラがでてきて、 逆に暗示をかけられてしまったというパターン。 稲垣吾郎など助けようとしたいのに暗示にかけられちゃって、かわいそ。 女と寝た罰だろうか。 最初の20分くらいは謎の提示で、いいかんじだったんだけど…。 登場人物のほとんどが感情的で不自然。 菅野はどうして天井に逆さになって登場するんだろう。 あそこにずっと隠れてたの? とっととサインを使って吾郎を成敗すればいいのに。
[DVD(邦画)] 4点(2008-03-13 15:14:34)
762.  ブレイブ ワン 《ネタバレ》 
面白いところはないなあ。 ジョディがもっと若く、二十歳前後の役だったら、若気のいたりで許せることもあるが。 中年女の恋、中年女の復讐はよくわかりません。 偶然に強盗に遭遇して銃に開眼するわけですが、 最後も偶然に彼らに遭って襲われ、仕方なくやっつけてしまうという展開でよかったのではと思います。 DJという設定もあまり生かされていない。
[映画館(字幕)] 4点(2008-03-13 12:00:17)
763.  テイキング・ライブス 《ネタバレ》 
捜査の初期の段階で目撃者は、犯人と利き腕が違う、DNAが違う、犯罪用語に対する反応がサイコじゃない、自ら警察に連絡しているなどの理由でシロとされました。 そのほかの印象でも、犯人は16歳から19年もなりすまし人生を送っており、目撃者とは年齢が合わない(若すぎる)のと、絵が描けて、画家としてのキャリアがあるという点でもシロだと確信していました。 ところが、途中から、アレレアレレ、おかしなことばかり。 なんだかなーとおもっているとやっぱり犯人。 犯人とわかった瞬間から別人格になって、やりたい放題。 一貫性がないわなあ。 母親殺すのならいくらでもチャンスはあったよね。 あのタイミングで殺すかなあ。 妊娠捜査官を殺すのを目的にいったのだから、お茶なんかいれておしゃべりしてないでさっさと撃てばいいのに。 その前に自分の赤ん坊を殺すために、わざわざあぶない橋をわたらないでしょ。 捜査官に愛を求めているのに、「この子は生まれちゃいけないんだ」って矛盾してませんか。 そもそもの疑問ですが、 犯人は人を殺してその人になりすますのですが、最初の人になりすますと、 あとの殺人は金を奪う目的でよいのでは? どうして殺すたびにその人になりすます必要があるの? すでに別人になりすましているんだから、また別人なる必要ないでしょ。 それと目撃者をよそおって殺人をわざわざ警察に連絡することもないでしょ。 遺体を放棄していればすぐに発見されるんだから。 
[地上波(吹替)] 4点(2008-03-10 01:57:49)
764.  忍 SHINOBI 《ネタバレ》 
最後、仲間が水をすくって飲むシーン。 水は流れてなかったのに、次の立ち上がるシーンでは激流になっている! これは変だ! それにしても、オダギリのまぬけづらみてると萎えるなー。 悲劇の時代劇向きの顔じゃないでしょ。 この二人、最後海岸でどうやって落ちあったんだろう? どうやって連絡をとりあったのか。 決闘する理由もないのにね。 ふつうあの状況ならまず話し合うでしょ。 それに椎名が徳川の魂胆を見抜いていたのなら、なぜ無策だったのか? みんなに知らせてあげればいいのに。 少なくとも頭領には知らせろよな。 頭領といえば、甲賀と伊賀の頭領どうしの闘いをなぜ省略したのか? 絶好の見せ場のはずだが。 あのばあさんどんな術をつかったのか、気になるね。 戦闘シーンでよいところもあったので残念。
[DVD(邦画)] 4点(2008-02-03 10:43:10)(良:1票)
765.  エイリアンVS. プレデター 《ネタバレ》 
いっそのこと人間抜きにやってみたらどうか? プレデターの宇宙船にエイリアンが迷い込んで、死闘を繰り広げる…という展開。 それで緊張感のある映画が作れれば天才だとおもう。 冷静に考えれば、プレデターは狩る方で、エイリアンは狩られる方。 プレデターの方が圧倒的に有利。 まず宇宙船をもっているし、すぐに相手を探知できる装置があるし、透明術もあるし、強力な武器もある。 人間が銃でライオンを狩るよりはるかに簡単にエイリアンを倒せるはず。 すくなくともずっと透明でいればいいじゃないの。 そんなことより、プレデターはエイリアンの生命の神秘を研究して、自分たちの医学などに役立てる気はないのだろうか? 人間よりはるかに高度な文明をもっているけど、やることは野蛮人なみなんだね。 
[DVD(字幕)] 4点(2008-01-21 03:21:58)
766.  死霊の盆踊り 《ネタバレ》 
後世に多大なる影響を与えた…、かもしれない知られざる映画。棺から夜の帝王が出現、「これから話す物語は、気を失うほどに恐ろしい」と宣告する。目が泳ぐのは、視聴者の不安をあおる繊細な演出だ。小説家と恋人が車で墓場に向かう場面で、昼と夜が交錯する。これはジャンプカットで、既に二人が通常の時間とは違う魔の領域に入り込んでいることを暗示する。夜の帝王は、闇の女王に命じ、死霊に舞踏を披露させる。炎に飛び込んで死んだ女、蛇を愛し火山で死んだ女、初夜で夫を殺した女、羽根飾りのために命を捧げた女など、皆罪を犯して昇天できない死霊だ。黄金に焦がれる女が黄金にされるのは、ウルトラQのカネゴンのひらめきとなった。猫女は、紛れもなく音楽劇「キャッツ」の原型。鞭打つ男は、インディージョーンズ。狼男と木乃伊男のコンビは、スターウォーズのR2-D2とC-3POのモデルで、狼男はチューバッカーでもある。捕まった女はレイラ姫。ゾンビ女は、ナイト・オブ・ザ・リビング・デッドの先駆であり、その踊りは、マイケル・ジャクソンのスリラーに結実し、ムーン・ウォークの萌芽も見える。蛇女は、ジャッキー・チェンのスネーク・モンキー。羽根女は、天使とデート。夫殺しの花嫁は、ティム・バートンのコープス・ブライドの濫觴で、「気を失うほど」影響力は大きい。小説家と恋人が捕縛されて踊りを見せられるのは、視聴者と同じ目線に立たせて、共感を得やすくする演出だ。死霊が胸をはだけて踊るのは、夜の帝王の気を引いて時間稼ぎをし、朝日を浴びさせて亡ぼそうという意図がある。闇の女王もこれに同調し、一見無駄な踊りで時間を稼ぎ、最後は自己犠牲で夜の帝王を亡ぼした。感動的である。夜から、突如太陽が高く登るのは、亡びた者から見た心象風景だ。三島由紀夫はこの手法を習い、「奔馬」の最終行で、夜の割腹なのに「日輪は瞼の裏に赫奕と昇った」と記した。太陽を出現させるために女が胸をはだけて踊るのは、天岩戸神話と類似しており、死霊はアマノウズメだ。日本神話の影響が窺え、世界観の広がりがみられる。死霊女の罪は、キリスト教の七つの大罪で、これを強く戒める内容となっている。他に「危ない場所に近づいてはいけない」「油断大敵」など、教訓に満ちた内容。ホラー・コメディという新分野を切り拓いた業績も大きい。世界で最も過小評価されている映画…、かもしれない。再評価の日は来るのか。
[ビデオ(字幕)] 3点(2015-02-16 09:04:46)
767.  北京原人 Who are you? 《ネタバレ》 
去りゆく北京原人とマンモスに向かって「走れ、もっと走れ。自由になれ」と佐倉が叫んで終ることから推考すれば、脚本の意図は、北京原人を野生に戻すことが良心に叶った行為であると結論づけ、生命を弄ぶ行き過ぎた科学に警鐘を鳴らすものだろう。 だがその意図は脚本の致命的な過誤により破綻しているので全く伝わらない。 原人は化石DNAより復活されたものである。それも動物の子宮や人工子宮も使わず、時間と粒子を操って短期間にカプセルの中で成育させたものだ。なので彼等は生まれたてで、当然過去の記憶はないし、野生については現代人以上に何も知らない。脚本家は原人をタイムマシンで連れて来た場合と混同しているようだ。そんな原人とマンモスを野生に放つのは愚挙以外何物でもない。 ところで原人などよりずっと重要なものがある。それはDNAから原人を短時間で成人にまで復元できる科学技術だ。これを使えば、人間や動物のクローンがいくらでもできる。世紀の大発明である。蒸気機関車が発明されて産業革命が起きたのと同様のパラダイムシフトが起こるだろう。なのにそのことについての言及が一切無い。この技術を用いる試験に何故北京原人のDNAを選んだのか疑問だ。脳内を映像化する発明も凄いものだ。 陸上競技での活躍、原人と車の追跡劇、マジックショーでの消失、復活マンモスの暴走など、随所に楽しませる事項を盛り込んでいるのは評価できる。しかし、いろんな場面で周到さが足りない。例えばセスナで北京に行く場面でも、免許、航続距離、パスポート、中国の研究所と連絡する周波数をどう知るかなど、何の説明もない。他にも、原人にシャトルのハッチは開けられないだろうとか、北京原人の骨から生まれたから中国人と主張するとか、原人を隔離しないで観光させるとか、原人を復活させてから発表をどうするか考えるとか、疑問の嵐だ。それに現代人と北京原人との恋愛はありえないだろう。まあ、そんなことは忘れてもいいが、気になることがただ一つある。原人が出した百m8秒9の驚異的世界新記録は正式に認定されるのだろうか?原人は人間かどうかの問題を含んでいて深い。と、余計なことを考えされられる迷惑な映画だ。制作費20億円かけて配給収入4.5億円と大コケ。Uu-pa! 原作者、Who are you?
[インターネット(字幕)] 3点(2014-06-10 00:57:07)
768.  ULTRAMAN 《ネタバレ》 
ウルトラマンの人気の秘密は、ウルトラマンが悪者怪獣をやっつける爽快さと怪獣のかっこよさの2点に尽きると思う。 この作品は、不要なリアリズムを持ち込んで魅力を大いに減じている。ウルトラマンの人間体は独身の青年でよいのに、病気の子供との時間を取りたいがために戦闘パイロットを辞める心優しい父親になっている。ウルトラマンの家庭を出しては、神秘性・カリスマ性が失われるのは当然の帰結。怪獣造形に醜怪さ、グロさを求めているが、これが不正解。子供たちは心のどこかで怪獣を応援している。町や港を奔放に破壊する巨大怪獣の自由さと力強さにあこがれを抱くのだ。大人に対してあこがれるように。だから造形が美しく、親しみがもてる怪獣ほど人気がある。おどろおどろした悪魔的な怪獣など怖がられ、すぐに忘れ去さられるだろう。名前も「ザ・ワン」で無機質だ。変態途中の人間の顔も醜怪の一言。子供達は顔をそむけるだろう。「ウルトラマン・シリーズの魅了=怪獣の魅力」を理解していないのだ。怪獣を強大かつ極悪にすればそれを倒したときのカタルシスが増すだろうという考えは間違いだと思う。さらに本作品はそれまでのシリーズでは無縁だった人間のダークさを出している。怪獣に乗っ取られた人間の恐怖の顔が皮膚から浮き出てきたり、怪獣を倒す特務員がその人間の恋人だったりする。子供たちに心の闇を見せてどうしようというのか?痛快で楽しい筈の怪獣映画で。並列放映されていたドラマ「ウルトラマン・ネクサス」はそのダークさが災いして、視聴率1%台と低迷、打ち切りとなった。本作品も興行収入1億4千万円と散々な結果。理由は明白。一言でいえば、ヒーローをヒーロらしく描いてないこと。ダークさ、シリアス路線で挑むならば、ウルトラマン以外のシリーズを立ち上げるか、完全に大人向けに作るかするしかない。内容をシリアス、ダークに転じて、対象は子供のままというのが矛盾している。◆気になった点。主人公の子供が難病であるという設定が生かされていない。自衛隊員が青い球体に飲み込まれる場面が描かれていないのでわかりづらい。赤い球体がどこからやってきたのか、赤い球体と青い球体の関係など説明がない。極悪怪獣が言葉を発するという違和感。ウルトラマンのごてごてした造詣も戦いぶりもかっこよくない。
[DVD(邦画)] 3点(2012-06-30 15:51:01)
769.  大巨獣ガッパ 《ネタバレ》 
ガッパの子は何を食べて毎日50㎝も成長するのか。何も食べないと言っていたけど。気になるのは、あの檻(研究所の施設)からどうやって出したのかということ。巨大化した子ガッパが通れる出口は無いはずである。壁を壊して出せても運ぶのはもっと大変。子ガッパは暴れず、おとなしく従ったようだね。ヘリ2機で子ガッパを輸送するとは自衛隊も捨てたものじゃない。体が帯電しているのによく作業が出来たと思う。それと鳥に帰巣本能はあっても、自分の所在地を遠隔地の仲間に知らせる能力はないだろうと思うけど。羽はあるけど、ほとんど羽ばたかないで飛行するのは凄い。熱線も吐くし、常識を超えた生物だ。 ◆母ガッパは茹ダコを加えていたが、子供にやるためだとしても、まだ子供が見つかってもいないのに、気が早すぎるではないか。茹でるのには熱線を利用したのだろうが、戦車をも簡単に溶かしてしまうほどの超高温である。まともに当てたら焦げてしまう。タコに直接当てず、周囲の水を沸騰させたのだな。芸が細かいではないか。意外と繊細なところがあるね。目は怖いけど。飛べるのに熱海に上陸したときは海からだった。きっと大ダコを採っていたんだね。 ◆子ガッパのテレパシーを受信して日本にやって来たのに、子ガッパの居場所が分らないのはどうしたことか。羽田に連れて行っても子ガッパの声を拡張機で流させなければ気づかなかった。良くわからないね。音には敏感らしいけど、石油コンビナートを踏みつけて爆発させならが移動しても音や火は全然気にしてないね。 ◆オベリスク島の住民はあの結末で良かったのだろうか。3匹のガッパを島で引き取ることになるのだが。しかも火山活動は大層活発である。地震はガッパのせいではなく、火山性地震だろう。危険すぎる。その割に火山灰などはひとつも見当たらないのは不思議だが。それに米潜水艦が助けた島民は少年だけ?他の人どうなったの。 ◆「ここは一度見たことがある。プレイメイトランドの模型にそっくりだ」という発言があったけど、単なる偶然?何故そっくりなの。 ◆プレイメイト社だけど、将来はないな。国民が真実を知ったら非難の嵐でしょう。税関を無視して未知の生物を持ち込んでいるし。記事を発表したとき問題にならなかったのが不思議。でも社長は改めて親子の愛を知ったので、得るものがあった?
[地上波(邦画)] 3点(2011-02-10 06:44:20)
770.  穴(2001) 《ネタバレ》 
悪女の奸計と狡知により完全犯罪が成功したわけでなく、総て偶然ととっさの嘘の産物。こういう映画を作った関係者を付け上がらせてはいけません。どんどん突っ込みましょう。 ①リズはマイクに片思い。リズの親友フランキーとジェフはラブラブ。野外研究授業をさぼって四人でシェルターで三日間過ごす?あんな不気味なところ誰が行くか!野外授業の方が絶対楽しい。 ②リズが鍵を閉めたわけだが、そのことに誰も気づかない。自然に鍵が閉まるわけがないのに。 ③10日目にフランキーが食道の血管の破裂による心臓麻痺で死亡。それでも言い出さないリズ。水と食料がわずかで、死体と一緒に過ごす方を選択をする理由がわからん。 ④コーラを黙って飲もうとしたジェフをマイクが殴って過失致死。ちょっと不自然。 ⑤18日目リズが扉を開けると、真相を知ったマイクが激怒。リズを殴りにはしごを登って墜落死。マンガだね。 ⑥電燈が徐々に消えてゆき、トイレの水も流れなくなるけどどうして? ⑦警察に電話したときキャーと叫ぶのは芝居? ⑧警察に真相を言えないリズ。とりあえず男友達マーティンのせいにする。すぐにばれる嘘をつくな。 ⑨警察はリズに「どうやって出てこれたのか?」を追求すればよかったのに。誰かが鍵を開けたのは明白。身体検査をすれば鍵は発見できた。 ⑩マーティンは釈放されるとリズの家に。リズを糾弾するが逆襲に遭い殺される。鍵をポケットに入れてダムから川に投げ込まれる。弱い男だね。そもそもマーティンは警察に監視されていた筈だが。 ⑪警察はマーティンを自殺と判断するけど根拠がない。そもそもリズ発見の日にはマーティンは海外にいた。どうやって鍵を開けられる?また犯人だとして、いつまでも鍵を持ってないでしょ。捨てるでしょ。 ⑫精神科医にシェルターに行きたいと言い出すリズ。意味不明。勝手に中に入る二人。そこで真相をしゃべるリズ。不自然、不可解。 ⑬精神科医の同僚がやってきて「マーティンが自殺した。まずいことになったな」と精神科医を責めるが、なんでそうなるの?精神科医はマーティンとは接触してないのに。 ⑭「彼は年老いることも私を裏切ることもない、永久に。いつまでも理想の恋人のまま」勘違いも甚だしい。お前が殺したんだ! ⑮誰も手記を残すことを思いつかなかったのか。 ⑯扉の傍ならケータイつながるでしょ。
[DVD(字幕)] 3点(2011-01-25 07:44:16)
771.  新・刑事コロンボ/初夜に消えた花嫁<TVM> 《ネタバレ》 
次のような企画会議が行われたと予想される。「良い脚本が上がってこないね」「どーしよう、もう時間が無い」「マクベインの小説で映像化権利を買っといたのがあるんだけど」「コロンボと違いすぎるじゃないか」「異色なものがあってたまにはいいでしょ」「そーだなあ。このごろマンネリぎみだからな」「数字がとれるかな」「マクベインの名でとれるでしょ。それときれいな女優を使ってなんとかもたそう」「じゃあ、そうするか」「このシリーズもそろそろ潮時かな。ピーターもいい年だし」「絞りとるだけ絞りとる。これが業界の常識でしょ」「まあね」 ◆次の3点においてコロンボシリーズを逸脱している。①倒叙形式じゃない。②推理が皆無。③犯人が射殺される。良い脚本がなくて、エド・マクベインの小説を利用しただけ。花嫁が初夜に誘拐されるというアイデアは面白い。だが犯人にたどり着く推理は無くて、ただ地道に結婚パーティの写真を調べるだけというのはいただけない。もう一つは車を目撃した老人に車のカタログを見せて確認してもらうだけ。犯人はモデルである花嫁に横恋慕したのはわかるが、その目的は結婚式を上げてから殺すという不自然なもの。母親が父にメスで喉を掻き切られ殺されたらしいが、それを再現してどういう意味があるのか?
[ビデオ(吹替)] 3点(2011-01-24 08:29:39)
772.  二重誘拐 《ネタバレ》 
妻の行動がいちいち癇に障る。夫が誘拐たのにリフレッシュと称してのんきにプールで泳ぎ、孫の誕生日会を開く。夫の元愛人宅を訪れ、「夫はニューヨークが嫌い」「ファックならホテルですればいいのに」と嫌味を言い放つ。涙ひとつ見せない鉄面皮。夫の浮気の原因が分かる気がする。事件後、被害者遺族の家庭はむちゃくちゃになるが、この家庭は何事もなかったかのように暮らし始めるのじゃないか。夫妻が愛し合っていたとは思えない。それに犯人の車のナンバーくらいは覚えておけよな。 ◆犯人と誘拐された夫の登山が一日の出来事なのに、自宅では何日も経つ。少しくらいの時間軸の変更はいいけどこれはやり過ぎ。誘拐が新聞報道までされているのに、犯人が「FBIに知らせるな」は無いでしょう。犯人がぐずぐずしているから誘拐公開にまで踏み切ったわけだよね。 ◆犯人と夫の会話をメインに据えたいのが分るが、土台無理な事。誘拐という異常事態で、本当のことを言うとは限らない。夫は犯人の心を何とか開かせようとしているだけ。妙に落ち着いている。犯人もだらだらしゃべるが、無駄口に聞こえる。自分の過去、妻の事、高跳びの計画、そんなことを話して何になる?殺す予定だったのだからしゃべったのだろうが、本心とは限らず、こんなダメ犯人はいやだ。 ◆夫は成功者でプール付の家を持ち、家庭は円満、二人の子供は既に独立。犯人は貧困層、失業中で、婿養子。犯人は夫を個人的に知っており、誘拐を企み、実行。しかし夫から貧乏だったが皆から尊敬されたという父親の話を聞き、心がぐらつく。犯人は夫を殺害、金品奪取に成功したが、良心の呵責に苛まれ、実質的な自首。両者の違いを際立たせておいて、全く別の世界の住人のように見えても、実も同じ人間として心を通じ合わせることが出来る、という事がテーマなのだろう。完全に失敗である。妻は可愛くないし、夫もさほどの成功者とも見えない。何より犯人の家庭を僅かしか描いてないのが敗因。さほど貧乏には見えない。犯人の妻も登場せず、犯人がどれだけ追い詰められていたのか伝わらない。会話だけで共感は無理。 ◆「二重誘拐」の邦題は、誇大広告、違法広告の部類だろう。裁判を起こせば勝つと思うよ。どうせ誘拐するなら嘘邦題をつけてお金もうけをしている悪い奴らをターゲットにしてほしい。原題は犯人が犯罪を”清算”したという意味 ◆ダイヤと死体はどうなったんだ?
[DVD(字幕)] 3点(2010-12-26 11:03:06)(良:1票)
773.  赤い月 《ネタバレ》 
「満州で酒造りに成功した森田、その夫で自由奔放な性格の波子、波子の元恋人の大杉中佐、軍の諜報員の氷室の四つどもえの愛憎歴史群像」を描きたかったことがかろうじて分る作品。「愛」とか「生きる」とか観念的な言葉や教訓じみた理屈がやたら飛び交うが、言葉で説明されても困るのだ。人物の存在感、生き方、情熱などが伝わってこそ、初めて感動が伝わる。感動の要素が詰まっているのに感動が伝わらない典型的な映画。ある意味、こう作ってはいけないという他山の石の教材として鑑賞価値がある。 ◆満州鉄道が単線として描かれていることに違和感がある。車両数も少ない。CGによる機銃掃射、空爆場面は安っぽい。低予算なのだろう。 ◆昭和19年夏の森田の演説で「聞けば16機のB25が本土を襲い、戦局は予断を許さぬ状況」とあるが、それは昭和17年4月のドーリットル空襲のこと。監督も脚本家も歴史には疎いようだ。 ◆後半、波子と氷室の恋がメインとなる。が、氷室は氷のように冷たい諜報部員で、多くの中国人を殺し、ロシア人を拷問した上アヘン中毒にさせ、恋人のロシア人エレナの首を刎ねた人物である。この人物のどこが好きになるのかわからない。感情移入などもっての他だ。氷室は終戦になったとたんに、人が変わったように軍部批判や人生訓を口にする。お笑い草である。この人物が何をしゃべっても嘘っぽく感じる。人物が生きてないのだ。「あなたを愛していることが、今の俺を支えていてくれる」戦前の軍人がこんなことを言うだろうか。 ◆恋多き女、波子。子供がいるのに大杉と縒りを戻すことを考え、氷室とエレナの関係に嫉妬する。夫が亡くなって間もないのに氷室と昼間から愛しあう。「生きるためには愛する人が必要なの」ああそうですか、ご勝手に。主演女優に華がない。 ◆森田こそ悲劇の主人公なのだが、ぞんざいな描かれ方しかされていない。氷室のアヘン中毒の場面が無駄に長いので削って、その分森田を描くべきだった。 【ツッコミ】①エレナは子供たちに何を教えていたの?ロシア語?②おかゆを食べさせるのに口移しはないだろう。③スパイを捕まえた場合、すぐ殺したりしない。情報を引き出すことが重要だからだ。④大杉の漫画のような突撃死に苦笑。⑤森田は大杉と波子を引き合わせた。なのに波子が戻ってくると嫉妬のあまり小指を切断。
[DVD(邦画)] 3点(2010-11-20 01:27:44)
774.  ゴジラVSスペースゴジラ 《ネタバレ》 
【感想】薄っぺらで底の浅いストーリー。怪獣プロレスごっこのB級路線全開。「スペースゴジラの誕生」と「地球飛来の理由」がほとんど描かれていない。モげラのデザインは時代遅れ。特撮に見るべきものなし。スペースゴジラのデザインは良かった。【ツッコミ】①ゴジラ映画で最初に犠牲になるのは大抵アメリカ人。今回はNASA惑星探査船。何か恨みでも?②スペースゴジラ(SG)は飛ぶときと地上に降り立った時で姿が違う。変身シーンを見せてほしい。③SGはGを倒す目的で来たらしいが、どういう理由によるのか?それなのにバース島で戦ったときに、トドメを刺さなかったのはどうしてか?④ゴジラが倒されると地球も征服されると小美人コスモスが言っていたが、どうしてそんなことがわかるのか?モスラが倒せばいいじゃないか。⑤小美人がどうして小モスラに変身するのか。⑥宇宙でモスラが鱗粉を捲き散らすと無数の小モスラになる。あれはどういうことか?⑦バース島での結城隊員の任務は何か?許可なくゴジラを殺そうとしている。⑧ゴジラ殺傷作戦がシリーズ中最弱。三人で地雷を埋設?脇下にライフルで血液凝固剤を撃ち込む?失笑です。脇の下じゃなくて口中の方がいいと思うし、どうせなら、もっと巨大にしてミサイルで撃ち込みなさい。⑨結城はゴジラ退治に執念を燃やしているのに、逃げてゆくゴジラを見逃した。「傷ついた奴は追わない」⑩特撮と実写とでバース島の砂浜の色が違う。凡ミス。⑪結城らが訓練も受けてないのにモゲラを操縦する。⑫バース嶋に結晶体が繁殖し、SGはそこからエネルギーを吸収していた。福岡では宇宙エネルギーを福岡タワーが吸収し、結晶体を媒介にしてエネルギーを吸収していた。でもそんなことどうやって分かったの?⑬片足が扉口に挟まって宙ぶらりん。ありえん。⑭超能力少女三枝は、ゴジラを意のままに操れるなら人間だって操れるはずだが。⑮三枝が拉致されている場所が、どうしてすぐに判明したのか。⑯Gフォースはどうしてミニゴジラを囮にした作戦を立てないのか。ミニを観察しているだけなのか。⑰進化生物学博士の正体は企業マフィアの一員だった。それはいいが、三枝拉致の目的がゴジラを意のままに操って街を破壊するのが目的というのは解せない。
[ビデオ(字幕)] 3点(2010-10-27 14:31:01)
775.  ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘 《ネタバレ》 
◆南海で難破した漁船の乗務員の息子は生きているというイタコの宣託を聞く母。母の言葉を信じて弟の彌太は東京に出て警察に再捜査を依頼。しかし聞き届けられない。そこへヨットが優勝賞金の「耐久ラリーダンス大会」を知る。会場で知り合った大学生仁田、市野とヨットを見にゆく。豪華なヨットに無断で乗り込むとオーナーの吉村がいた。吉村の好意で一晩泊めてもらうことになったが、翌朝目を覚ますとヨットは出港していた。彌太が勝手に帆を上げていたのだ。仁田、市野はヨットの操縦を知らず、吉村はオーナーではなく銀行強盗犯だった。 ◆やがてヨットは暴風雨に巻き込まれる。さらに海から巨大なハサミが出てきて、ヨットを叩き壊す。四人は奇跡的に島に漂着した。四人がそこで見たのは、秘密の核兵器工場、エビラの嫌いな黄色い汁を絞るインファント島の奴隷、逃走した娘ヨダ。彌太はヨダから兄がインファント島で生存していることを聞く。眠るゴジラも発見。 【感想】エビラの食料は人間のようだ。普段は船が来るまで、じっと海底で眠っているのだろうか。ゴジラは落雷が発生するまで眠っている。モスラはもっと眠っている。当然観ている側も眠くなるというものだ。大コンドルや戦闘機ぐらいじゃ眠気は覚めない。そうこうしている間にエビラ退散、自爆装置作動。やっとモスラ登場。「逃げろゴジラー!」島爆発。 ◆仲間が出来るまでの導入部はスピーディで意外性があり、冒険物語としては成功だろう。島についてからは途端につまらなくなる。革命軍団「赤い竹」がまぬけなのだ。何度も吉村たちを取り逃がす。彌太が風船にからまって偶然インファント島に到着するに至っては、脚本家の良識を疑う。ゴジラとエビラのキャッチボールには辟易。あの恐いゴジラはどこへ。「赤い竹」とエビラとの関係も不明確のまま終了。それにしても、インファント島の島民は民度が低そうだ。
[ビデオ(邦画)] 3点(2010-10-16 22:51:52)
776.  ゴジラ FINAL WARS 《ネタバレ》 
◆観客動員数は100万人にとどまり、シリーズ・ワースト3。製作費20億円で、興行収入12億円、テレビ放映視聴率もたった5.8%という散々な出来で終わったゴジラ最終作。冒頭の「田中友幸、本田猪四郎、円谷英二に捧ぐ」という文字が痛々しい。内容のほとんどが軽薄なパロディで、ゴジラや怪獣たちに対するリスペクトが無く、ゴジラ映画を愛するコアのファンには見るのが辛い映画となっている。子供が見ても楽しめない。楽しめるのはアンチ・ゴジラ・ファン?「晩節を汚す」という言葉がぴったり。東宝は大いに反省していることでしょう。◆特撮の出来や脚本がうんぬんというより、姿勢の問題なのだ。1984年の復活以来ずっとシリアス路線できたのに、最後の最後でおちゃらけ路線。行きあたりばったりの展開に口あんぐり状態だ。◆気になった点。 ①怪獣の場面が継ぎはぎだらけという稚拙さ。125分もあるのに。 ②馬鹿にするためだけにハリウッド・ゴジラを出している。 ③ロケットランチャーでエビラを倒す。他と整合性がとれない。 ④キングシーサーは正義の味方のはず。モスラだけがいいとこどり。 ⑤「人類にミュータントが見つかる」などというB級設定。 ⑥怪獣映画に不要な人間のアクションパートが多すぎる。 ⑦事務総長など死んだと思った人物が生きていた。 ⑧X星人が仲間割れする。 ⑨X星人に操られた尾崎が小美人からもらったお守りで殴られると正気に戻る。 ⑩ミニラが登場し、途中で巨大化する。
[ビデオ(邦画)] 3点(2010-10-15 07:08:14)(良:2票)
777.  Dear Friends ディア フレンズ 《ネタバレ》 
◆「友達と命」をテーマにした薄っぺらな難病もの。極端にベタな展開、ご都合主義のオンパレードで、何度も苦笑。登場人物があまりにステレオタイプで実感が湧かない。さながらギャグのよう。脚本家の頭の中でキャラが踊っているだけ。どこにもいそうになり人たちばかりでは、真の人間ドラマは描けない。物語は起伏があって飽きない。◆リナは美人でスタイル抜群の女子高生。カリスマ読者モデルで、夜はクラブクイーン。美貌故に周囲から持て囃され、多くの取り巻きがいる。男友達も多い。学校はよくさぼる。性格は悪く、常に高飛車で、友達の男を寝取っても「友達は必要な時に利用するもの」と嘯く。自分が悪いのに文句を言ってくる同級生にはブス呼ばわり。母のスープは叩き落し、盲人に席も譲らない。◆何故そんな性格になったかというと、父親が多忙で家族を顧みず、母親は愛情過多タイプで甘やかされて育ったと言いたいらしい。◆リナがダウンし、入院。難病の幼女カナエが話しかけてきて、「押しかけお友達」に。ミキという女子高生も「友達だから」と見舞いに来る。でもリナに彼女の記憶はない。◆退院するが癌と判明し、再入院。抜けだしてクラブに行くがカツラが取れ、雨の路上で泣き崩れる。偶然通りががったミキに助けられる。◆カナエが坊主姿になり、「死ぬかも」と弱気。リナは「死ぬな。仲間なんだから」と元気づける。カナエ転院する。◆ミキは小、中、高とリナと同じ学校。リナの誕生会に呼ばれて優しくされ、オルゴールをもらう。理由を聞くと「友達だから」。ミキはいじめられっ子でリストカットを繰り返してきたが、オルゴールに何度も勇気づけられてきたと。ミキにとってリナは心の友達だった。 ◆リナは癌が乳房に転移したこととカナエの死を知る。飛び降り自殺を試みるが、ミキが自分の胸を切って思いとどまらせる。ミキはカナエから「マキちゃんがリナを助けてあげてね」と託されたことを語る。そして二人ともリナから勇気をもらっていたとも告げる。「生きていたからリナちゃんのような友達と巡り会えた」◆リナ乳房切断し、退院。ミキの姿なし。胸を恋人に見せて振られる。再び病院で飛び降り自殺を試みるが、ミキが現れて説得。ミキは難病で動けない体になっていた。ミキに心配させたかくなかったから黙っていたのだ。◆リナはミキを看病するために看護婦になる。ミキ死亡。
[DVD(邦画)] 3点(2010-07-23 02:38:54)
778.  劇場版 仮面ライダーアギト ProjectG4 《ネタバレ》 
仮面ライダーアギトの魅力は人間と神との闘いを描く壮大なストーリー、ちりばめられた謎、ライダー・怪人・メカの造形美、そしてアクションの爽快さだろう。お笑いもふんだんにある。余分なものは、人間同士の争い、もっと言うなら警察内部での不和や争いだ。「アギト捕獲作戦」や「アギトは人類の敵」などの「内部抗争」を延々やられても盛り上がる筈がない。ライダー同士の争いが多いのも欠点。一致団結して悪と戦う姿勢が希薄なのだ。この映画はその意味で裏目に出ている。自衛隊が警視庁をスパイをしてG4システムを盗み、独自に開発する。挙句の果てにG3とG4の不毛の戦い。片方は死ぬ。一体何の意味があるのか?脚本家はライダー同士の戦いが大好きらしいのでそのような展開にしたのだろうが、ほどほどにすべき。それに死と生を弄んでいないだろうか。「死を背負う」とか「生に執着」とか「正義のためには犠牲はやむを得ない」とか、理屈ばかりを並べても映画は面白くなりません。孤児たちも多く死ぬ。子供を殺すのはまずいでしょう。骨太映画を気取っているのだろうが成功していない。G4で死んだ隊員の人間像をどれだけ描けているか反省すべきだ。 謎らしい謎も出てこないので退屈。ラスボスである「闇の力」を絡めてほしかった。一言で言えば「大量に発生したアリを駆除するだけのアクション映画」だ。 サプライズは仮面ライダーギルスの右腕が失われ、再生するところぐらい。アクションは合格点だが、アリがゾンビのようにノロノロとしか動かないのは失望させられた。怖くないのだ。アギト、ギルス、G3は同じ場所にいるのに別々に戦うだけだ。もったいないではないか。戦いにも物語を持たせるべきなのに。内部抗争に走った短所の表れだ。 もっと見どころが欲しい。「超能力を持った孤児」という魅力的な設定なのだから、彼らを活躍させるべき。子供は、子供が活躍するのを見るのが大好きだ。念力少年は超能力を悪いことにしか使わない。自衛隊は少女を追っていたのに、途中で真魚に乗り換えてしまう。孤児がアギトらの危機を救う場面が欲しい。真魚と少女のピアノの演奏も物語には絡まないので生きてこない。孤児二人は新しい家庭に引き取られたらしいが、話だけなので共感できない。幸せそうな様子を見せるのが親切というものだろう。スパイ+ボス女の最低ぶりは良いが、味方なのが痛い。あと自衛隊員が長髪なのが気になった。
[DVD(邦画)] 3点(2010-06-15 23:07:34)(良:1票)
779.  ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ ウルトラマンガイア 超時空の大決戦 《ネタバレ》 
ウルトラマンがテレビ放送されているパラレルワールドの話。ウルトラマンが大好きな少年は、夢で赤い玉と廃墟に佇む少女の不思議な夢を見る。翌日、夢で見た少女が同じクラスに転向してくる。少年は少女にガリバーの本を見せると約束。どこからか赤い玉が出現する。この玉に願えば、何でも叶うという声が聞こえる。少年は疑いつつも、ガイアこと我夢を呼ぶことを願う。異世界へ呼び出されて驚く我夢。少年は不用意にも怪獣を呼び出してしまう。ガイアが倒す。少年は我夢にガリバーの本を渡し、サインをねだる。自然と元の世界に戻った我夢は記憶がない。が、ガリバーの本を見て記憶が戻る。そして玉をスキャンして調査したことを思い出し、結果を見る。玉は別世界の人類が作成した究極のマシンだった。心に描いたことを全て実現させる、物質文明の最終到達点。欲望のエネルギーを吸収して成長する。だが欲望に終わりはなく、世界の滅亡に導く。「わたしはいろんな世界の滅亡を見てきた。わたしは作られるべきではなかった」と玉の記憶は言う。少年の世界が危ないと知った我夢は、異次元移動装置で時空移動。そこでは悪ガキが赤い玉を盗み、最強の凶悪怪獣を出現させていた。破壊される町。我夢はガイアに変身して戦うが不利な状況に。少年は勇気をしぼって、危険な場所にある玉まで到着。そのとき怪獣の光線で建物が爆破。咄嗟に「ひかりを」と願う。するとウルトラマンティガとダイナが出現、少年は助かる。2ウルトラマンはガイアを助け怪獣を倒す。全てが終わったあと、少年は玉に「消えてなくなれ」と願う。玉は少女の元へ移動。玉と少女は一体のものだったのだ。少年はためらうが、我夢に促され、もう一度同じことを願う。玉と少女は消えた。翌日少女が転向してきた。それは全くの別人だった。少年は自分がこの世界の未来を守ったことを知った。少年は少女に我夢のサインのあるガリバーの本を見せる。という子供向けのお話。ツッコム気にはなれず。人は誰でも一人じゃない、勇気があれば何でもできる、という説教めいたサブテーマもある。小学校低学年がせんべいを食べながら安心して観ていられる映画。それ以上の年代には退屈。観どころ特になし。
[DVD(邦画)] 3点(2010-03-13 20:02:50)
780.  零戦燃ゆ 《ネタバレ》 
ゼロ戦を描きたかったのか、戦争を描きたかったのか、人間を描きたかったのか。どれも中途半端。薄っぺらいナレーション、戦争ドラマ、人間ドラマが展開する。戦争ものだが、午後の紅茶でも飲みながらゆっくりと時間を過ごしたいときに見る退屈映画にはぴったりです。途中であくびが出ること請け合いです。いまさら、おもちゃの戦闘機による空中戦を見せられても感動するわけもありません。演技もヘタですね。早見優はかわいかったです。それだけ。
[ビデオ(邦画)] 3点(2010-03-05 17:55:26)
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