61. メン・イン・ブラック2
ここまでくだらなくなるとついていけない。このコンビ、早くも見飽きた。唯一ロッカーの宇宙人だけは面白かった。 5点(2002-12-09 17:39:57) |
62. ザ・ワン
プロットがくだらないのでためらったが、ジェット・リーのアクションに期待して観た。やっぱりストーリーは予想通りチャチなものだったのだけれど、アクションまでひどいとは…。とにかく動きが嘘っぽい。ユーロウが警官と格闘するシーンなんて漫画みたい。ところで、ユーロウは直線的な動き、ゲイブは曲線的な動きで闘うらしいのだが、その区別がついた人はどれくらいいるのだろうか。自分にはさっぱりだった。もっとも、どっちがユーロウでどっちがゲイブか分からなくなっても、しょうもない映画だからどうでもよかったのだが。 4点(2002-12-09 17:34:18) |
63. チェーン・リアクション(1996)
自分はキアヌー・ファンだが、この映画のキアヌーだけは勘弁して欲しい。はっきりいって見苦しいもの。内容もつまらなかった。ストーリーもありふれているし、ラストの落ちも唐突過ぎる。 5点(2002-12-09 17:21:38) |
64. ニューヨークの恋人(2001)
良くも悪くも、典型的な“メグ・ライアン映画”。安心して見れることは見れる。メグは『ユー・ガット・メール』以来の久々ロマコメだけど、やっぱりこの手の作品が合っている。脇を固めるキャストも良かった。特にブレッキン・メイヤーが目立ってた。ただ、まずまず楽しめたのだが、特に印象に残るものではなかった。さらっと流して楽しみたい時にお勧め。果たして続編はあるのか? 7点(2002-12-09 17:14:10) |
65. ビューティフル・マインド
好きな作品。どうも自分は“天才”に憧れ、引かれるところがあるので、前半部分などわくわくしながら観ていた。ただ、自分は数学は得意だが、あまり難しい話をされても…と思っていたのだが、その心配は杞憂だった。ナッシュがノーベル賞を受賞した「非協力ゲーム理論」が、実に単純明快に説明されていて、とても分かりやすくてニヤリとさせられた。ストーリーにもひねりがあって、いいんじゃないだろうか。 7点(2002-11-10 12:37:15) |
66. ペギー・スーの結婚
特に良いとも悪いとも思わない。ただキャストに魅力が感じられなかった分(ケイジは好きな俳優なのだが)、観て損をしたという感じはしてしまった。ストーリはぼーっとして見ていたからなのか、あまりよく覚えていない。 5点(2002-11-10 12:20:42) |
67. 愛が微笑む時
結構退屈させられた。期待して見た分、かなりがっかりした。キャストも気に入らない。特に女優陣が。 4点(2002-11-10 12:13:06) |
68. マジェスティック(2001)
プロットに興味を引かれて観た。やっぱりなかなか面白くて引き込まれる部分もあったのだけれど、どうもただの“いいお話”というだけで終わってしまっているような気がした。その要因は「赤狩り」についての描写が、とにかく冴えていないこと。もっともっとその痛い部分を深く掘り下げて欲しかった。裁判のシーンでのジム・キャリーのセリフも、ちょっと思わせぶりな感じがする。この作品のメッセージは充分に伝わったが、どうも臭い感じがしてしまった。雰囲気づくりはとても素晴らしい映画で、古風な映画館と街並み、そして音楽とノスタルジックな感じを醸し出すのには成功している。ラストについては【ZATUO】さんと同じく、ピートが街の人たちに出迎えられるシーンは余計だったと思いました。 7点(2002-11-10 12:02:07) |
69. キューティ・ブロンド
微妙。悪くはないけれど、特別面白いわけでもない。動機は何であれ(いや、実際あまり感心できない動機だが)努力するのは立派。でも、どうもその過程の見せ方がライト過ぎて、“頑張っている”という感じが伝わってこない。コメディとはいえ、ストーリーを考えた場合、これは問題だと思う。こういう映画では主人公を応援したくなる気にさせて欲しいのだが、エルは大した苦労をしていないように見えてしまって、あまりそういう気になれない。あくまでも軽いタッチに終始していることが、その点ではマイナスになっていると思う。とはいえ、とりあえず楽しさでは及第点で、まずまず見れる。個人的にはルーク・ウィルソンが、ありふれた役だが爽やかな印象で良かったと思う。 6点(2002-11-09 14:08:46) |
70. ブラックホーク・ダウン
見ていてガタガタと震えた。体がそういういう反応をしたということは、戦場の恐ろしさを肌で感じられたということだと思う。勿論、実際の戦場とはどのようなものなのかは行ってみなければ解りようもないと思うが、それでも観ている最中は、とにかく“死”を身近に感じて恐ろしかった。この様な経験は初めてだった。この映画には、戦闘シーンの素晴らしさ以上の何かがある。死の恐怖と生への執着を観ているものに感じさせる何かが。物陰から物陰へと移動する度に、撃たれるのではないかという恐怖。『プライベート・ライアン』や『スターリングラード』でもそういうシーンがあったと思うが、この映画ではそれら2作と違い主観的に見せることに成功しているためと、余計なドラマ描写がほとんどなく(僅かにあった余計なドラマ部分については後で言及)、ただ淡々と生きるか死ぬかという極限状態を、戦争映画でリアルと感じさせるのに最も大切なものを伴った上で見せているために、同じシーンでも感じる恐怖の度合いがまるで違った。自分の思う、戦争映画でリアルと感じさせるものは戦闘シーンではない。炸裂する砲弾や、四肢をもぎ取られた兵士、舞い上がる砂塵、それらを真に見せられたからといっても、決してトラウマにはならないからだ。そういうものをどれだけ忠実に「再現」しようとも、そこに兵士たちの抑圧された記憶を感じさせるものがなければ、到底トラウマになりうる筈がない。この映画にはその大切なものがあった。ただただ、兵士たちの「生きたい」という思いが伝わってきた。あのような状況下で兵士たちの頭にあるのは正義でも理想でもない。もっともっと単純で、生物の本質たるものなのだ。この映画に政治的意図は全くない。アメリカが正義で、ソマリアが悪だと言いたい訳ではないし、その逆でもない。死と隣り合わせになった時、何を感じるかということを通して、考えさせるための映画だと思う。よって、アメリカの軍事介入について細々とその背景を描く必要はない。確かに、リドリー・スコット監督は来日記者会見で「大国が内戦に介入すべきかどうか」をこの映画で投げかける大きな問題の一つとして挙げていたが、作品を観る限りでは政治どうこうではなく、地獄のような戦場に置かれた兵士たちの姿を通してそこに払われた犠牲というものを見せることで、違う意味で問いかけているように感じた。だからこそ、軍事介入に及んだ経緯をストーリーの前振りとして極僅かに冒頭部分に挿入しているだけなのだ。政治的見地から是非を問うことなど全く余計で、そんなものは本当に戦争を感じさせるのにはどうでもいいことだ。ただ、この映画でほとんどそういった描写がなかったのは良いのだが、残念だったのは余分と思えるドラマ描写がほんの少しだけあったこと。この部分を一切カットしてひたすらに戦闘シーンでつづり、「抑圧された記憶」を感じさせ続けてくれたら、これ以上ない戦争映画になったと思うと惜しい。どうもこの部分だけが浮いているというか、急に主観から客観に戻されてしまう。ソマリアの民兵の描写については、全く問題ないだろう。あの描き方で正しかったと思う。「ソマリアの民兵がエイリアンかゾンビにしか見えない」と批判している人がいるが、ではどのように描けば良いというのか。【sayzin】さんの仰る通り、この映画はあくまでもアメリカ兵の視点から描かれているもの。彼等にしてみればソマリア民兵にいつ命を奪われるかわからないわけだから、実際にエイリアンやゾンビのように見えたとしてもなんら不思議ではない。だからそのように描かれていたことは、むしろ戦場を疑似体験させる上で効果的だったと思うし、それを批判するのは的外れなのではないだろうか。戦況が分かり難いことや顔の区別がほとんどつかないことというのも、実際にカオスの中で人間がそういうことを把握できるかを考えると、これも同様に効果的だったと思う。それらの演出一つ一つが、主観で戦場シーンを感じさせた要因でもある。決して“他人事”ではない。少なくとも自分には、この映画は何よりもリアルな悪夢であった。 8点(2002-11-05 19:13:00)(良:1票) |
71. ロード・オブ・ザ・リング
映像の美しさとか、作品の雰囲気自体は好きなのだが、やはりまだまだ序章ということで盛り上がりに欠け、それでいて178分というのは辛かった。また、どうもどこかモンスターのデザインがお子様向けと言うような気がしてならない。まあとにかく、3部作ということでこれからの展開に期待したい。それにしても作品賞をはじめとして、ピーター・ジャクソン監督やイアン・マッケランがアカデミー賞にノミネートされたことは、全く理解できない。 6点(2002-11-05 19:05:01) |
72. マイ・プライベート・アイダホ
ストレートに映画を楽しみたいと言う気分の時にはオススメできない。主演のリヴァーとキアヌーが男娼だから、全編を通してドロドロした感じがある。その中で描かれているものが、また難しい。家への回帰を望むリヴァーがキアヌーに惹かれていくのは純愛と言うよりも、孤独なリヴァーがキアヌーを心を許せる、安らげる存在として求めているように自分は感じたが、本当のところはどうなのか分からない。また、ラストも誰がリヴァーを拾ったのか不明だったが、自分はキアヌーだと思いたい。 6点(2002-11-05 18:56:32) |
73. スパイ・ゲーム(2001)
ブラピ扮するスパイの人物描写が酷すぎる。私情に振り回されて、自分の気のある女性を救出しようとする身勝手さ。囚人に風船ガムをあげたことから作戦が失敗するお粗末さよ。こんな愚か者の救出作戦を、師弟の友情物語にして感動させようというのだからたちが悪い。対するレッドフォードは、CIA局内でちまちま動くのみで、観ているほうとしては面白みがなかった。それにしてもレッドフォードは(昔の彼は知らないが)枯れた俳優と言う印象しか残らなかったのだが・・・。さすがにトニー・スコット監督だけあって、映像だけはかっこよかった。スコット監督が自ら編集した最高クールな予告編を観たときは大いに期待したのだが、残念だ。 4点(2002-11-05 18:46:08) |
74. パトリオット
自分は「アメリカ万歳映画」だという理由で作品を嫌うことはないのだが(『インデペンス・デイ』も『パール・ハーバー』も好き)、この映画はアメリカ万歳映画であること以上に、とても厭らしさを感じる映画で、大変不愉快になった。その厭らしさとは、子供と黒人の使い方。この映画では彼等の存在が、メルギブをはじめとするアメリカへの移民が蜂起した正当性というものを作り出すダシにしか見えない。一方を悪者にするのは仕方のないことだと思うし、何の異論もないのだが、しかしこういうやり方はずるいのではないか。そういうところが大いに気に食わない。キャストはメルギブにうんざり。最初は戦場に赴くのを嫌がる→家族が殺される→立ち上がって英雄的な活躍をする―というのは皆さんご指摘のとおり、作品の質では比べものにならないが『ブレイブハート』と同じ構図だ。二度同じ物をやってくれるな。 3点(2002-11-05 18:29:32) |
75. ドラキュラ(1992)
キャストが無駄に豪華なだけで、ちっとも面白くない。ドラキュラ伯爵の最期もあっけなさ過ぎる。また、そのドラキュラ伯爵に扮したゲイリー・オールドマンの特殊メイクは、怖いのではなく、気持ち悪い。寄ってくれるな。 3点(2002-11-05 18:07:04) |
76. 愛と青春の旅だち
『トップガン』とは方向性がまるで違うので比較するのもどうかと思うが、敢えて比較させて貰うと、『トップガン』のほうが10倍は面白い。『愛と青春~』の方はまじめに取っている映画だが、それにしてはストーリーが陳腐すぎる。リチャード・ギアとデブラ・ウィンガーの恋愛描写が特に最悪で、どう互いを愛するようになり、必要にするようになったかが、全く理解できない。対するルイス・ゴゼット・ジュニアの方は、“ズルイ女に引っ掛かったバカな男”といった感じの描かれ方で、ギアとウィンガーの恋愛模様を引き立てようにも引き立てられていない。『トップガン』のようなエンターテイメント大作はストーリーが単純ならでこそ生きてくるが、『愛と青春~』のほうは実に浅はかに見えるだけだ。映画に1点、主題歌の「Up Where We Belong」に2点の3点以上はあげられない。 3点(2002-11-02 16:07:02) |
77. パウダー
感動出来ると聞いていたが、退屈なだけの映画だった。ラストシーンの意図は全く理解できない。 4点(2002-11-02 15:47:43) |
78. ELEVATED(エレヴェイテッド)
別に面白くない。いかにも自分に酔える監督が撮りそうな作品。 3点(2002-11-02 15:44:19) |
79. CUBE
《ネタバレ》 決して嫌いな映画ではないが、どうもラストが好きになれない。無垢な者だけが生き残る、もっと言ってしまえば障害者=無垢といった描写には、うんざりさせられる。人間のエゴとか、そこら辺がうまく描かれているのに、結局そういう方向にもっていかれると幻滅する。実際は、こういう状況ではエゴの強い人間が生き残るであろうに。 6点(2002-11-02 15:42:12) |
80. デイズ・オブ・サンダー
なるほど、主演・監督・ストーリー構成は『トップガン』と同じだが、テイストは全く違う。見ている最中にダブルことは無かった。とにかく気持ちよく見れるサクセス・ストーリーで、なかなか楽しめた。 7点(2002-11-02 15:35:40) |