61. バイオハザードII アポカリプス
ごまかしを多用した、早い画面の切り返しの連続で本当に目が疲れる。元々がゲームが題材の映画なので常にこの手のものは期待してみる事はないのだが、それにしてももう少し考えて作ってほしいものです。 [DVD(字幕)] 4点(2005-04-02 00:58:11) |
62. ローレライ
ダメだ・・・。元来、架空戦記物が受け付けられない私の性格では、どうしても楽しめない映画になってしまった。予備知識なしで観に行ったので知らなかったのです。「ありえない」設定があるとどうしても興醒めしたいまう性質なので・・・。ちなみに内容以前に気になった事がいくつか・・・。順番待ちしてる時に、先に映画を中で見ていた人達の中に途中で席を立って退出する70~80代以上の明らかに戦中派世代の方が目に付いた事です。そして私自身が順番が回ってきて、新たに鑑賞が始まるとこれまた数人の戦中派と思われる方たち数人が席を立って退出してしまう。こういう姿を見てしまうと、やはり見ていていたたまれない気持ちになってしまうのでありしょうか。戦後世代の私でも、おかしいと感じる場面が多い映画ではありました。邦画にしては迫力はあったし、こだわりを感じる点はいくつかありましたが、なにはともあれ私の様な架空戦記物がダメな人はかなり厳しい映画であると思います。 [映画館(字幕)] 3点(2005-04-02 00:48:31) |
63. パッション(2004)
評価不能です。よっていつもの如く、こういう時の私の点数は5点です。私もキリスト教徒ではないので、なるべく主観を入れないで鑑賞してましたが、やはりキリスト信者じゃないとどうしても伝わりにくい点があるのは事実だと思います。もし信者だったら10~9点つけているかもしれないし、かといって純粋な映画ファンとしての作品の出来を評価してもなんだかつまらないとも思ってしまった。なにはともあれ、これでもか、これでもかというほど残虐描写の連続で、見ていて疲れてしまったのは事実。まだ観てない人に「この映画どう?」と聞かれれば、特別に人に薦められるほどの映画ではなかったと率直に思います(観たい人はどうぞというレベル。ただし残虐描写がダメな人と、子供だったらやめなさいといいます)。 5点(2005-01-14 20:44:10) |
64. 下妻物語
久々に邦画で納得のいく出来上がりの映画に出会えました。いいじゃん、これで。邦画独特の余分な台詞回しや、簡単な事をいかにも難しくみせて高尚に見せよーとする稚拙な演出等がなくて、本当にすっきりと映画を楽しむ事が出来ました。役者連中がみんな個性的で、そしてはまり役でしたね。ちゃんと普通に考えて、しっかり作ればこんな作品を日本だって作れるところに少しだけ日本映画の将来に希望が持てた・・・というのは大袈裟すぎでしょうか(笑)。ず~~~っと稚拙な邦画を見てきて、がっかりさせられ続けていた私としては、本作はどうしても評価してあげたくなってしまいます。 8点(2005-01-14 20:21:18)(良:1票) |
65. APPLESEED アップルシード
面白かったのですが、欠点もよく目立ってしまう映画です。原作ありきの作品なので、どんなに長々と、親切に作中で物語の背景を説明されてもやはりわかりにくい。初見の私にはついていけない感が多かった。あと、キャラの名前が難しい人が多い。名前が凝り過ぎていると思った。映像は初めて見る衝撃的な映像でしたが、(詳しくないのですが)この映像の特性のせいか人物の表情がやや変化に乏しく、少々違和感がありました。とはいえ、最近の「イノセンス」等のやたらと分かり難いアニメ映画が多かった中において、本作品は物語の骨子がしかっりしており、充分に作品世界を堪能させてもらいました。私の嫌いな目の大きなキャラが出てくるアニメ映画ですが、そこそこ骨太な内容に感心し、なかなか面白いと感じました。 7点(2004-12-12 00:15:13) |
66. サンダーバード(2004)
オリジナルを見た事がなかったので、特に先入観はなく鑑賞してました。とりあえずの率直な感想は「子供が見たらきっと喜ぶ映画」だと思いました。ピンクマニアのペネローペさんなど、キャラは面白かったです。ただ、執事以外の男性俳優陣(子役も含めて)は、ちょっと印象が薄かったりして、あまり個性が感じられませんでした。主役のジェフ役は、もうちょっとキャストを考えても良かったような気がします。それにしても玩具みたいな乗り物をリアルなCGで表現するのは、なかなか面白いですね。それとエンディンを入れないで1時間30分未満の時間の短さは、非常に丁度いいと感じました。2時間あったら、私でもきつかったかもしれない。 5点(2004-12-11 23:52:05) |
67. スパイダーマン2
前作と比べると「どうしちゃったの?」というくらいに、作品全体のレベルが上がっていたのには感心しました。ありきたりになりがちなハリウッドアクション映画の中において、練り込めるだけ内容をよーく吟味して、徹底的にこだわって作品を作っている誠実な感じがとてもして好印象でした。この作品はどうしたって「動」の部分がクローズアップされますが、ちゃんと「静」の部分もしっかりあって面白いのです。スパイダーマンの能力が上手く出せなくて、やむえずエレベーターで降りるシーンがあって、建物の住民と気まずそうにほとんど喋らずにエレベーターを降りるところ等は、「動」が中心のハリウッドにしてはなかなか心憎い演出で新鮮に見えました。 7点(2004-12-11 23:43:19) |
68. 世界の中心で、愛をさけぶ
いいのか、こ、これで・・・・。本当に2004年を代表する邦画最大のヒット作がこれでいいのか?率直に感じた事は、(1)日本の(特に若い女性層)は「うるる」と来るものがとにかく好きなのか?(2)流行に我々は本当に乗せられやすいと、心底思う。(3)04年の最大ヒットがこの作品であるとするならば、邦画の不作は実に深刻なレベルにあると思わざるを得ない・・・。この映画の全てがダメとは私も思わないが、率直にいってこの程度の映画に社会現象になってしまう、この日本という国の精神レベルの低さを痛感してしまいます。私だっていくつかの場面でたしかに「うるる」ときました。ただ、それと作品の感想とは全く別。とにかく内容が薄いの一言です。私が辛うじて評価できるポイントは、皆様も仰っている亜紀役の人の誠実な演技に思いがいくだけで、他は全然ダメです。ちょっと前にニュースで、この映画が韓国で公開された当初、ほどほどの人気を博し、それを自身満々に「韓国でもいよいよ日流(日本ブームの事)到来」とほざいていたアナウンサーを見た事がありますが、今日、本作を鑑賞した直後の私としては、なさけない・・・と思いました。 4点(2004-12-03 15:53:52)(良:2票) |
69. 地獄の黙示録 特別完全版
深い映画ですね。何回でも見て、作品の咀嚼をしてみたい作品ではあります。見る度に新しい発見や、違った視点も見つかりそうですし、評価もコロコロ変わりそうです。個人的にはちょっと評価がむずかしかった。それにしてもマーロン・ブランドの存在感はさすがです。今はとりあえず高評価も低評価もできないので、そこそこの点数として6点にしました。 6点(2004-12-03 03:40:05) |
70. ロスト・イン・トランスレーション
そうそう、東京ってそういう所あるよね、と感じながら気楽に鑑賞してました。日本の(東京の)生活に馴染めず、悩んでいたイギリス人の友人の事を思い出してしまいました。日本人の私でも時々感じる、大都会での寂しさとか滑稽さをアメリカ人の視点で、そこはかとなくうまく表現していた映画だったと思います。主役2人の演技は素晴らしい。とくにスカーレット・ヨハンソンはこの映画の撮影時、19歳のはずだが全くそんな感じがないですね。20前でこの存在感と演技力、行く末が楽しみな女優だと思います。内容的には高得点になるほどの作品ではないと思いますので、6点くらいが妥当です。個人的にはDVDが欲しくなる作品ではありました。 6点(2004-12-03 03:33:40) |
71. シルミド/SILMIDO
日本人である私としては、韓国の歴史に関する知識や理解は当然低いので、「○×~の描写がおかしい」とか「×△~は理解出来ない」等の批評は全く考えずに、というよりも無視して鑑賞しました。韓国の歴史は韓国人にしかわからず、我々日本人が日本の視点で見る事になんの意味も感じないと思ったからです。それで純粋に映画として政治的・倫理的史観を除いて鑑賞した私の感想は、とても魂のこもった、熱い映画であり、非常に素晴らしかったと感じました。最初から最後まで一挙に見せる物語の力強さ、俳優達の迫真の演技、どれも素晴らしかったです。所々のアイテムも素晴らしく、「飴」がこぼれ落ちたシーンは本当にぐっときてしまいました。少なくとも、韓国は映画作りに関しては、残念ながら日本の数歩先を先行していると認めざるを得ない。ブラザーフットを見た時も感じたが、俳優の表情が全く違う。とても骨太な感じがするので、表情だけで迫力を感じます。かって、日本の誇る映画の巨匠、黒澤明は「日本には心の底から鬼気迫る、本当の迫真の演技が出来る役者がいなくなってしまった」と晩年言ってた事をふと思い出したが、お隣韓国ではそういう役者がごろごろ居る事に、驚嘆の念を覚えてしまいます。どうか邦画もいい意味で色々刺激を受けて、頑張って欲しいと願わずにはいられなかったです。 8点(2004-12-03 03:21:11) |
72. エイリアンVS. プレデター
画面がねぇ・・・暗い、暗すぎてものすごく見難い(;´д`)お陰で画面で何が起きているのか、非常~~に分かり難い。内容はこんなもんでしたので、せめてもう少し見やすくして欲しかったと、切実に感じた作品でした。プレデターが仲間になってくれるのは、これはまぁ・・・、どっちが仲間になってくれるのがいいかというと、私もプレデターさんでしょうか(笑)頼もしかったですね。 5点(2004-12-02 01:14:00)(笑:1票) |
73. ブラザーフッド(2004)
すごいな・・・韓国映画。残念だけど映画に対する作成意欲や環境、あと、やっぱり俳優やエキストラも含めての、演技の熱というか思い入れの深さが、邦画と比べてレベルが違う。本作を鑑賞して、本当に心の底から脱帽しました。それと私が今回本当に驚いたのが、あの国の過去史に対する韓国人の感情の複雑さを考えると、殊更に偏ったイデオロギーを盛り込んでおらず、むしろ自国内で起こった韓国社会の歪んだ一面をしっかりと描いている点です。青年政治集団がアカ狩りと称して、誰彼構わず虐殺しているシーンを映画に取り入れていた点は、この映画の勇気というか、意気込みを私は感じた。自国の恥を殊更に恥じる韓国の人達の性質を思うと、かなりの決断だったように思う。なにはともあれ、気になる点は弟の心臓病の事(後半はどうしたというくらい頑健すぎ)くらいで、主役がなかなか敵の弾に当たらない映画は、過去の戦争映画ではいくらでもある事ですし、総合的には非常に素晴らしい映画であったと思いました。 9点(2004-11-06 00:42:36) |
74. トロイ(2004)
大義名分という言葉がありますが、これほど酷い大義名分もなかなか無い戦争で、戦って命を落とした人達の大変さというか、憐れさがどうしても頭の中をもたげて離れない映画でした(笑)。でも、映画としてはしっかり作られていましたし、セットもよく、CG嫌いの私でも納得出来るレベルでよかった(あまり不自然に感じなかった)。戦闘シーンもロードオフザリングよりも迫力があって、私的には良作品であったように感じました。 6点(2004-11-06 00:05:36) |
75. デイ・アフター・トゥモロー
別に映画に政治的了見を求めるつもりはなかったのですが、あの「京都議定書」に反対しているアメリカがこのような映画を作った事に驚きでした。その点は見ていてなかなかやるじゃない、アメリカさん、と感じてしまった。それ以外は普通に楽しめる娯楽映画だったと思います。そしてCGに関してなのですが、やはり人間の頭の中で描いている、想像の領域を再現する絶好のアイテムがまさにCGなのですが、最近はどんなに凄いCGを見せられても、しょせんは狭い頭の中でだけで考えているなと感じる映像には、正直なところ、少々食傷気味の感ありの心境です。 6点(2004-11-02 01:24:18) |
76. 半落ち
最初、ここを覗くまではかなり迷いながら、コメントを考えていた。内容の一部や、樹木希林さんの迫真の演技に涙したのは事実だが、どうしても高得点にならなかったからだ。なので、ここを覗くまでは、またしても天邪鬼なコメントになってしまいそうな心配をしていたが、私の投稿時点で5.77点という低水準な点数をみて、大方の皆様の思いも同じであったと確認できて安心してしまったのだ。やっぱり物語のちぐはぐさ、要点の変わり方が下手でしたし、映画として、もっと画面に工夫がほしいかった。TVドラマと同じ水準の撮り方では途中で飽きてしまう。鉄腕麗人さんと同じで、見た直後から急激に感動が薄らいでいく、自分が過去に見た映画と比べても、何かしっくり来ない映画でした。とりあえず、伝えたいポイントそのものの大事さと、一部役者さんの迫真の演技が良かったので、好意的評価で6点といたします。 6点(2004-10-15 00:57:37) |
77. コールド マウンテン
なかなか大作風味に仕上がっていた作品でした。別に特別悪い点もそんなに多くなく、1回は見てもいい映画かな?と、思います。最初見た時はそんなに印象のない映画なのですが、後からなんとなく気になってくる感じ。 6点(2004-10-09 23:27:40) |
78. クイール
コナンが一番さんに全く同意です。邦画のレベルの低さを改めて、しかもまざまざと見せつけられてしまった映画でした。極めて残念。実は私の両親も盲目なので、動物好きの自分の性格も合わせて、けっこう楽しみにしていたのですが、ぐだぐだな物語展開と、せっかくのクイールの懸命な演技が、稚拙な脚本のせいで台無しになっている点が非常に残念でした。この映画を作った人達は、盲目の人とかわいい盲導犬さえ出せば、家族みんなで感動できる映画が作れると、安直に考えていた節さえ感じてしまう。そう思いたくないのだが、そう思ってしまうほどに低レベルな映画だったので、本当に見ていて馬鹿馬鹿しい気分になってしまいました。クイールには敬意を表したいとは思うのだが・・・。 3点(2004-10-08 23:06:53) |
79. ホテル ビーナス
自分の予想と、世間での評価をおおよそ真に受けていた私としては、思いの外いい映画でありました。誰しも持っている心の苦悩が素直に表されおり、ストレートに感情移入する事ができました。鑑賞中に涙が流れたのも久し振り。いい映画でした。 8点(2004-10-08 22:56:10) |
80. シービスケット
下馬評ほどに心にはあまり来るものがなかった。ただ、アメリカの自然の風景や、 歴史的建物、小物、そして馬たちの美しさは素晴らしかったです。こういう映画が撮れる環境や技術は本当に凄いと思いました。 6点(2004-10-08 22:51:50) |