61. 妻への家路
《ネタバレ》 文化大革命で妻と娘から引き離された夫が超久しぶりに家に帰ったら妻は記憶喪失になっていた。 基本的に1イッシューの映画だからごたごたした忙しさを感じずにじっくり堪能できたのはよかった。まあその分退屈さもあった訳だが仕方がない。 夫婦愛というより親子愛に打たれた。 ずっと権力を保ち続ける共産党の恐ろしさを感じた。 夫婦は遅かれ早かれどっちかが記憶喪失みたいになるんだよなーとなんか変な感想を持った。 今週の気づいた事:漢字が難しすぎ。私にも書けない。 [DVD(吹替)] 5点(2023-10-31 14:35:05) |
62. 脱出(1944)
《ネタバレ》 カリブ海の島で釣り客を相手にする船長は、美女との駆け引きをたしなみつつ、船賃は取り損ねるしホテル連泊代はたまるしで、政治的な紛争に巻き込まれるような事は嫌いだったのにレジスタンスの密航を請け負う流れになる。 クールで大人びた美女二人の登場でもうおなか一杯。それにしてもクール過ぎないか。ちょっと鼻につく。ナチュラルさもほしかった。 歌謡ショー的なシーンが長いのが気になる。有名歌手が出演したからか。今となっては全然有名じゃないから退屈だった。 映画全体としては面白い方だと思います。 今週の気づいた事:なんでも海洋投棄。 [DVD(字幕)] 6点(2023-10-29 15:04:33)(良:1票) |
63. シノーラ
《ネタバレ》 ジョー・キッド(クリント・イーストウッド)は腕は立つのだが社会のルールになじめない奴で、今日もシノーラという町の留置所にぶち込まれている。土地の権利をめぐって地元メキシコ系住民と白人権力者の抗争に巻き込まれ、始めは白人側に雇われるのだが。 相変わらずクリント・イーストウッドの渋さが際立つ映画。無敵設定なのは致し方ない。こっちもそれを期待してみている。 今週の気づいた事:教会に飾られているマリア様だかイエス様だかの絵が「絵師」の修復で一時有名になったあの絵に見えた。 [レーザーディスク(字幕なし「原語」)] 7点(2023-10-28 17:54:11) |
64. ベイビーわるきゅーれ
《ネタバレ》 いまどき少女ながら対照的な二人はプロの殺し屋。高卒後上層部の意向によりアパートで共同生活をするはめに。 まあ面白いと思います。 演出なんでしょうが片方の少女の発音が聞き取りづらく難儀。 最後のアクションは一流。 [DVD(邦画)] 6点(2023-10-18 19:41:43) |
65. 白い馬(1952)
《ネタバレ》 退屈さはあるが、白さが際立つ美しい映画に癒されました。馬の疾走感が素晴らしい。終わり方は好きです。途中からそういう終わり方になるんだろうなと予感はありました。 [DVD(字幕)] 7点(2023-10-05 20:21:10) |
66. 赤い風船
《ネタバレ》 なんかいいねこの映画。心が洗われる。ほぼセリフ無し。全年齢層に受け入れられるほのぼのとした短編映画。 [DVD(字幕)] 7点(2023-10-04 19:18:37) |
67. グランツーリスモ
《ネタバレ》 フォードvsフェラーリと比較してしまうと一段下ではあるが、これはこれでいいかもって感じ。 スカッとした。長さもちょうどよい。 日産の会社の連中は不要だったな。家族の熱い絆ストーリーももっと削ってもよかった。その分もっとレースのシーンを盛り込んでほしかった。 [映画館(字幕)] 7点(2023-09-19 19:39:24) |
68. ラーゲリより愛を込めて
《ネタバレ》 御涙頂戴映画。素直に感動し素直に涙する事ができた。それでいい。 シベリア収容所の過酷感はイマイチ表わせていなかったかな。 [DVD(邦画)] 8点(2023-09-05 13:53:01) |
69. エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
《ネタバレ》 次元スプラッタームービー。ごちゃごちゃしてる。カンフーに期待したがそれもたいした事なかった。 [DVD(吹替)] 5点(2023-09-03 12:27:21) |
70. ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE
《ネタバレ》 2時間44分をずっと飽きさせずに見せる。これはすごい事です。アクション映画として最高峰と言える。 特にカーチェイスがいいですね。 国際美女図鑑になりがちなところ意外と女優さんの数は抑え気味。そんな中アラナ役(ホワイト・ウィドウ役)の人が好みです。 [映画館(字幕)] 7点(2023-08-14 15:24:51) |
71. 奴らを高く吊るせ!
《ネタバレ》 ストーリー:まだまだ無法地帯だった州では、自警団による違法な私刑が横行していた。まるで北斗の拳の世界だ。その基盤には死刑執行を最高の娯楽ととらえる民衆があるのだった。まだまだ原始的な状態の州において法の支配が広がるべきだと考える判事はイーストウッドを保安官に任じるのであった。 スプラッターなシーンはほとんどないのになんとも血生臭い映画だ。法の支配と法の下の平等に目を向けさせるとともに死刑制度への批判もあり、意義深い作品だ。 映画としての面白さはいまいち。 今週の気づいた事:判事の部屋にあるのと同じ天秤のインテリアが自警団のボスの家にもあった。 [DVD(字幕)] 6点(2023-08-06 14:45:37) |
72. 真昼の死闘
《ネタバレ》 ドン・シーゲルらしい思い切ったアクション。 しかしストーリーの流れとして展開の遅さがひどい。眠くなる。時間延ばしと勘繰りたくなるような退屈なシーンが多すぎる。 エンニオ・モリコーネらしからぬつまらぬ音楽。 最後のロバのシーンだけ良い。 [DVD(字幕)] 5点(2023-08-05 13:33:57) |
73. 僕のワンダフル・ジャーニー
《ネタバレ》 心温まる良いお話だと思います。歳を重ねる登場人物の同一性について誰についても上手くつながっているなあと感心しました。 娘が家出するのさすがに早過ぎ。ガリ勉のアジア人のイメージがステレオタイプですなあ。 今週の気づいた事: 特になし [インターネット(吹替)] 5点(2023-07-15 19:16:39) |
74. フリーダム・ライターズ
《ネタバレ》 ひどい境遇、ひどい世界に生きる生徒達。私にとっても先生にとっても想像を絶する。私にとって一番感極まったのは映画のちょうど真ん中で、クラス全員が飲み物を取りながら自分の境遇を述べる辺りだった。そこがピークといえばピーク。その後はまあそうなるよねって事が多く意外性はなかった。 最後に近づくに連れてっきりまた誰か撃たれて死ぬのかと思ったがそういう悲劇は起きなかったのでよかった。 今週の気づいた事: 真珠はいつもいっしょ [インターネット(吹替)] 8点(2023-07-14 14:46:28) |
75. 花束みたいな恋をした
《ネタバレ》 いやーシンクロし過ぎでしょ。お子様向けの映画だった。 今週の気づいた事: Google Mapは昔から [インターネット(邦画)] 3点(2023-07-14 13:26:05) |
76. クラム
《ネタバレ》 売れた漫画家が撮影クルーを連れて実家に立ち寄るが、そこは狂った家庭だった。一見米国の普通の家庭に生まれたように見える兄弟達。しかし繊細な性格ゆえか米国の病巣のあぶり出しのように恐怖、敵意、残酷がまぶされたぬかるみに次々と足をすくわれてしまう。 抜け出そうにも簡単には抜け出せない病巣。助かるためにはもはや国を離れるしかない。それが出来たのは人気漫画家になれた一人だけ。悲しく辛い映画だ。光は少ししか見えない。 今週の気づいた事: LSDの影響大 [インターネット(字幕)] 7点(2023-07-13 11:15:39) |
77. 刑事コロンボ/さらば提督<TVM>
《ネタバレ》 もういつの頃だったか忘れましたが私が子供だったか若い頃にも見た事があってかなり感じ入った事を覚えています。今見ても作品としての輝きは失っていないと思いました。視聴者をも騙す仕掛けだった事までは覚えていなくて今回見て改めてすごいと感じました。提督は結婚のため全てを売り払う覚悟だったのですね。清いと思いました。結婚した暁には二人でどこへ出航するつもりだったのだろうか。最後にコロンボが対岸で待っているというカミさんを乗せるためにボートを漕いで行くシーン。ついに姿を見せることのなかったカミさんって実はもうあっちの世界の人なのではと思わせるところがニクい。 今週の気づいた事: 太平洋の向こうは日本 [DVD(吹替)] 7点(2023-07-12 13:32:17) |
78. 刑事コロンボ/ルーサン警部の犯罪<TVM>
《ネタバレ》 刑事が刑事を捜査するメタ構造は面白い試みだったが、その構造を追い込みすぎて逆につまらなくなってしまった。 今週の気づいた事: 秘書はいつだって美人 [DVD(吹替)] 5点(2023-07-12 13:23:55) |
79. 何がジェーンに起ったか?
《ネタバレ》 無駄に長いシーンがあるのでもっと切ってもいいだろう。 怖いし気味悪い。そういう意味でよく出来ている。 窓から紙を投げる時紙飛行機にすればいいのにと思った。1回で諦めないで何度もトライすればいいのに。 最後の告白は衝撃的。というか最後にきちんと言うあたりさすがお姉さん。 今週の気づいた事: 楳図かずお [インターネット(字幕)] 7点(2023-07-11 13:55:35) |
80. 召使
《ネタバレ》 ダーク・ボガードの名演を堪能する作品と割り切ってみたら評価もよくなったかもしれない。ポンチョのくだりだけが気に入った。そこがパラレルワールドの入り口のような感じ。画面構成といい徐々に異世界の雰囲気は醸し出しているんだけど、面白いわけではない。総じて退屈。アフリカ時代の軍隊における恨みを晴らす設定とか、何か大きな舞台装置が動くのかと待っていたがそんなものは何もなく。ただ性悪な召使に騙されて淡々とダークサイドに落ちるだけ。単純すぎる。時代設定を読ませないところは秀逸。狙ったのかたまたまなのかわからないが。 今週の気づいた事: 半地下の家族と似てる [インターネット(字幕)] 5点(2023-07-10 21:11:35)(良:1票) |