Menu
 > レビュワー
 > とらや さんの口コミ一覧。40ページ目
とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2100
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81828384858687888990919293949596979899100
101102103104105
>> カレンダー表示
>> 通常表示
781.  ダーク・ブラッド 《ネタバレ》 
リバー・フェニックスが撮影中に急逝してしまったため、お蔵入りとなっていた作品。 大病を患った監督が、何とか生きているうちにリバーの最後の姿を世に送り出したかったのだと監督自身が冒頭で語っています。 例えるなら、2本脚の椅子だと。 そこにもう1本脚を付け足して3本脚にして何とか立てる状態にしたと。 しかし4本目の脚は永遠に欠けたままだと監督が語る作品です。 とある俳優夫婦が週末ドライブ中、砂漠の真ん中で車が故障してしまい、 何も無い核実験跡地の荒野の一軒家に住むリバー演じる青年、ボーイに助け出されるところから話が動き出します。 美しくもどこか影があるところを感じさせる本作のリバー。やはり存在感があります。 ボーイと夫、ボーイと妻、それぞれの関係を描いたサイコサスペンス。 ボーイの妻は癌で早死にしたというから、恐らく被ばくが関係していると思われます。 また、先住民族の血をひくという設定ですが、これらの設定はあまりうまく機能していません。 これは仕方が無いのですが結構肝心と思われる所がナレーションになっており、 やはり4本目の脚が必要な部分があったのかもしれません。 「スタンド・バイ・ミー」や「マイ・プライベート・アイダホ」のラストのリバーの姿。 今にこれらの作品のリバーの姿を見直すと、何とも言えない感傷的な思いが湧いてきます。 そして本作の最後のリバーの姿についても、それらと同じ思いが湧いてくるのです。
[DVD(字幕)] 6点(2014-11-17 23:18:22)
782.  あなたを抱きしめる日まで 《ネタバレ》 
実話をベースにしたこういう映画を見る度に、宗教とは何だろうと思ってしまう。 苦しむ人の心に安らぎを与えるものでありながら、逆にそれで苦しむ人もいる。 信じる神が違っても、神を信じない人にとっても、親が子を思う気持ちや、子が親を思う気持ちは不変。 今はもうこの世にはいない息子の思いがしっかり伝わるように描かれていたのが嬉しかった。 ジュディ・デンチの静かな、素晴らしい演技が感動的です。
[DVD(字幕)] 8点(2014-11-15 14:18:28)(良:1票)
783.  シンプルメン 《ネタバレ》 
ハル・ハートリー。僕にとってこれまで馴染みがなかった監督ですが、こういう作風、好きです。 作品に漂う空気に初期のヴェンダースや、あるいはカウリスマキの作品を思い出しました。 全編に響く乾いたギターの音色。作品にはほとんど笑顔が無い。 父親探しの旅に出た兄弟とその旅で出会う人々との、 ギターの音色のように、最初はちょっと乾いた感じもするのだけど、ちょっと可笑しな人間模様。 その父親は元メジャーリーグのスター選手にして国防省爆破事件の犯人であるという全くもって謎の人物像。 犯罪者の兄とちゃんとした学生の弟。そして彼らが出会う、いかにもひと癖ありそうな人々。そんな可笑しな設定がたまらない。 兄弟と彼らが出会う女とのロマンス。 孤独だった兄が最後に感じた確かな心の触れ合い。 そのラストシーンがとても印象に残ります。
[DVD(字幕)] 8点(2014-11-13 22:09:34)
784.  グランド・イリュージョン
もたつく時間帯も無くスピード感あふれる展開で見る者を全く飽きさせない。 作品全体がフォー・ホースメンのステージと同じく、華やかなショーのようで楽しかったです。 ですが、これはもうマジックの域を逸脱してしまっているし、フォー・ホースメンのキャラが弱いもの痛いところ。 ラストのオチ、登場した意外な黒幕の正体もちょっと・・・。 確かに意外でしたが、見る者に予測がつかないどんでん返しだけが目的のような感じがします。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2014-11-11 22:39:20)(良:1票)
785.  ナッシング・トゥ・ルーズ 《ネタバレ》 
大柄なティム・ロビンスと小柄なマーティン・ローレンス。いいコンビでしたね。2人が思いっきり弾けてくれます。 特にティム。エリート然としているけど、ちょっと天然。その風貌も含め本作のキャラに見事にはまっていました。 序盤の大きなクモに怯えるティムのダンス?には大笑いでした。あと、ダンス警備員にも! 大した中身は無い典型的アメリカン・ドタバタコメディなんですが、 旅の途中にローレンス演じる小悪党の家に立ち寄るエピソードの挿入がいい。 失業中の身で、職を得るために努力している姿、愛すべき家族の姿を見せる。それがラストの結末にもちゃんと結びついている。 これが無くても面白いコメディだったとは思いますが、序盤には思いもしなかった作品の美味しい隠し味となっていました。
[DVD(字幕)] 7点(2014-11-07 20:20:14)
786.  マリリン・モンロー 最後の告白 《ネタバレ》 
晩年のマリリンに大きな影響を及ぼしたとして有名な精神科医ラルフ・グリーンソン。 その彼とマリリンの生々しい肉声が残された録音テープが残されていた・・・。 そこから浮かび上がる晩年の彼女の様々な人間関係と死の真相という触れ込み。 となると、晩年のマリリンを語る時避けては通れないジャックとボビーのケネディ兄弟などとの関係をはじめ、 彼女の周りでは一体何が起こっていたのか新事実を期待してしまうのですが、 残念ながらあまり突っ込んだものは無く、これまでに読んだ本などで触れられているものとは大きくは変わりませんでした。 「グリーンソン医師とマリリンの肉声テープ」という割には、その肉声はほとんど聞かせてはくれず、 彼女の周りにいた人の証言が挿入されることもない。全編にわたりナレーターの語りで構成されているのも残念でした。
[DVD(字幕)] 5点(2014-11-05 21:39:45)
787.  サザン・コンフォート/ブラボー小隊 恐怖の脱出
未公開に終わっているウォルター・ヒル監督作。キャストも地味で派手さは無く、作品としても全体的に地味。 久々にピーター・コヨーテを見たなあ・・・。と思っていたらあっという間に殺されてしまいました。 戦争コメディのような軽いノリから作品はスタートしますが、それははじめだけ。 画面を通して伝わってくるかのような、どこまでも続く湿地帯、欝蒼とした森のジメジメ感。兵士たちの焦燥感。 姿の見えない敵から命を狙われ次々と命を落としていく小隊の恐怖を、 派手さは無いですが余計なものを削ぎ落としたような迫力ある演出で見せる。 ジョン・ブアマンの「脱出」を彷彿とさせる作品です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-05 21:36:34)
788.  マンハッタン
お馴染みのアレン・ワールドが全開の作品。 相変わらずNYのインテリ男女が理屈っぽい会話を繰り広げるアレン流ラブコメ群像劇。 勿論その中心にいるのはアレンです。この手の理屈っぽいアレン映画には、まず俳優アレンの存在が欠かせません。 どんなに芸術も人生も知り尽くしたような口をきくインテリっぽい人間にとっても、時にどうにもならないのが男と女の関係。 事あるごとに子供扱いしてきた17歳の彼女に駄々をこねるようなアレン。 最後は彼女に諭されてしまいながらも神妙な顔でそれを聞くアレンのラストの表情が何とも印象的。 モノクロで撮られた美しいNYの街とガーシュウィンの音楽が何とも素敵な作品です。
[DVD(字幕)] 8点(2014-10-31 20:22:56)
789.  荒野はつらいよ~アリゾナより愛をこめて~ 《ネタバレ》 
寅さんが好きな僕にとっては、この邦題、見に行かずにいられませんでした。 邦題だけじゃなく、キャストもなかなか魅力的な顔触れが揃っています。 オープニングから古き良き西部劇を思わせるクレジットに音楽。 そして雄大な西部の風景が広がる。セスさん、きっと西部劇が好きなんだな。 ただ、冒頭から下ネタ(エロ系にグロ系に…)がバンバン挿入されます。 ちょっとこれがしつこくもあるのですが、他にもパロディにギャグも満載、結構笑わせてもらいました。 全く西部劇の主人公らしからぬセスをはじめ、豪華キャストがうまく機能している。 特筆すべきはシャーリーズ!本作のシャーリーズは本当に魅力的。 西部のならず者を演じるリーアム・ニーソンもいい。 アマンダのちょっと嫌な女役は初めて見ましたが、特徴的な目も思いっきりネタにされながらも頑張っていました。 セスとシャーリーズのロマンスが軸となっているストーリーは意外でしたが、 シャーリーズの好演もあってロマンスとしても楽しめるコメディ・ウエスタンです。
[映画館(字幕)] 6点(2014-10-30 17:18:07)
790.  明日を夢見て 《ネタバレ》 
トルナトーレが故郷シチリアを舞台に、もう1つ「映画」を取り上げた作品を撮っていたんですね。 代表作「ニュー・シネマ・パラダイス」以外にもシチリアを舞台にした映画を何本も撮っているトルナトーレ。 本作も彼のそれらの作品と同じく、ノスタルジックなモリコーネの音楽にのせてシチリアの風土が伝わってくるかのようであり、 ユーモアを交えシチリアの人々の人間模様が綴られていきます。 「あなたを映画スターにしてあげる」という甘い誘い文句でオーディションらしきことを行い、 1500リラを手数料として騙し取る詐欺師、ジョー。 彼が覗き込むカメラの前で老若男女、様々な人々が語るシチリア。 ある者は人生について語り、ある者は日々の暮らしや仕事について、またある者は過去の戦争について語る。 そんな人々の語りからは1950年代のシチリアの人々の暮らしが今に伝わってきます。 詐欺師ジョーと、彼を愛した1人の女。その結末は・・・。 トルナトーレは時に残酷な結末を用意しますが、 本作もまた、彼が過去のシチリアをノスタルジックに描いた「マレーナ」の結末を思い出させられました。
[DVD(字幕)] 7点(2014-10-25 18:47:01)
791.  シュア・シング 《ネタバレ》 
「スタンド・バイ・ミー」の前年の製作、ロブ・ライナーの青春ロードムービー。 日本でも公開されているようですが、知名度の低い作品です。 もし本作が「スタンド~」の翌年だったらもっと知名度のある作品になっていたかもせれませんね。  冒頭の学校生活から全く気が合いそうにない男と女がひょんなことからロスまで2人きりでヒッチハイクの貧乏旅行をすることになる。 この2人がどうなるかは青春映画のお約束の展開ですが、こういう映画ではむしろそうならなければならないと思います。 旅の道中のアクシデントもテンポ良く挿入される。 2人が旅の途中、一瞬離れ離れになるかと思いきや、ちゃんとすぐに2人を一緒にしてくれる。 それら1つ1つの描写がベタなんですが、それも青春映画らしくていい。  この頃のジョン・キューザックの青春映画では「セイ・エニシング」を思い出しましたが、 ちょっと不器用でダサくもあるけど勢いがあるのがいい。 この頃のジョン・キューザックにはこういう役が似合います。
[DVD(字幕)] 6点(2014-10-21 20:20:47)
792.  ハート・オブ・ウーマン 《ネタバレ》 
新しく会社にやって来た、やり手の職場のボスとなるヘレン・ハントと、 彼女に立場を奪われたメル・ギブソンの恋を軸にしたラブコメ・ファンタジー。 何と言ってもヘレン・ハントが醸し出す大人な雰囲気がとても素敵で、この2人の大人の恋の雰囲気もいい。 その一方でひょんなことがきっかけでメルが周りの女の心の内が全て声になって聞こえるようになったものだからさあ、大変というコメディでもあります。 この心の内が声になって聞こえてしまうという設定、ロマンスとしては×だと思うけど、コメディとしては面白い。パニクるメルの演技も可笑しい。 ヘレン・ハント演じる職場のボスに、コーヒーショップの店員のマリサ・トメイ。 その他にも職場の部下の女性たちに、娘に・・・。 ちょっとメルと絡む女性が多すぎましたかね。この内容で2時間越えは長く感じます。 でも、終盤のメルと職場の内気な女の子のエピソードは心温まるものがありました。
[DVD(字幕)] 5点(2014-10-19 20:05:25)(良:1票)
793.  ブラジルから来た少年
オリヴィエとペック、2人の名優が顔を揃えながらも未公開に終わっている作品です。 やはり製作当時、その内容が問題視されたのでしょうか。 敢えて地味な作風となっていますが、 その分ナチ・ハンターと元ナチスの狂気の科学者を演じるオリヴィエとペック、 名優2人の存在感が引き立っており見応えのある作品となっています。 中でも見どころは大熱演を見せる、悪役が似合わないペックの怪演でしょう。 一方オリヴィエは「マラソンマン」では本作とは逆の元ナチスの博士という役で実に不気味な雰囲気を醸し出していました。 オリヴィエとペック、このキャストが入れ替わっていたらどんな作品になっていたでしょうか? それも見てみたかった気がします。
[DVD(字幕)] 7点(2014-10-18 15:36:33)
794.  デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~
こういうハチャメチャ・ロードムービーは好きなんですが、本作は基本的にはテンションが高い割にあまり笑えませんでした。 車中でオ○ニーも笑うまでには至らなかったのですが、油断してたらその直後、犬にはまんまと笑わされましたよ。 性格は真逆、2人ともひと癖あるけど根は悪い奴じゃない。 そんな2人がアクシデントにもめげず、いがみ合いながらも、少しずつ心の距離を埋めながら目的地を目指す。 そんなロードムービー定番の流れは良かったのですが、ちょっと暴力的なエピソードの挿入は事情の絡め方もうまくいっておらず不要だったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2014-10-14 21:15:04)
795.  大統領の料理人 《ネタバレ》 
厨房の煩わしい人間関係(これも最初のうちは多少あってもいいと思いますが)よりも、 もっと料理を美味しく堪能するミッテラン大統領と、その料理人の関係、信頼関係が生まれていく過程を見たかったと思います。 大統領官邸のパートで人間的に魅力がったのは紳士的な振舞いを見せる給仕長。 煩わしい人間関係の中で、こういう登場人物が1人入っているのは良かったです。 大統領官邸のパートの間に時折挿入される南極料理人としての彼女の姿がいい。 食堂のお客さんは皆、自分が腕を振るった料理が出てくるのを今か今かと待ちわび、とても美味しそうに料理を食べる。 やはり料理人が見たいのはこういうお客さんの姿なんですね。大統領官邸とは対照的に、彼女も実に楽しそう。 大統領官邸でも、もっとこういう姿を見たかったんだろうなと思います。
[DVD(字幕)] 5点(2014-10-10 23:32:10)
796.  南極料理人
全体的にコメディタッチでユルい作風でまとめられていますがそんなユルさの中にも、 南極勤務への複雑な思い、家族と離れて暮らす淋しさ、ストレス、厳しさが巧く織り交ぜられています。 もっと厳しい事は一杯あると思うけど、作品が重くなりすぎないちょうどいいところで描かれています。 日本でも一緒に働いていた気心の知れた仲間ではなく、 それぞれの専門分野で企業や研究所から派遣されてきた、男だけで寝食を共にする寄り合い所帯の難しさなんかも。 ムシャクシャしても飲みに行く所も娯楽施設も何も無い南極。日々の食事が最も大きな楽しみの1つであり、 今日の夕飯の食材が伊勢エビだと分かると作業しながら「エビフライ!エビフライ!」とみんなで合唱するくだりや、 終盤のラーメンからはそれがすごく良く分かります。 時には季節ごとの行事や誰かの誕生日をみんなで祝い、御馳走を食べる。 食事って空腹を満たしたり栄養をとったりするだけじゃないんだな。 そんな当たり前の食の大切さ、ありがたさに改めて感謝したくなる。 長かった南極勤務が終わり、空港での家族との再会と「清水さん」の登場が良かったですね。 ラストの堺雅人の「旨っ!」も。
[DVD(字幕)] 7点(2014-10-05 16:36:18)
797.  ザ・ドライバー
序盤のカーチェイス。顔色一つ変えずにクルマを滑らせ警察の追跡をかわすライアン・オニール。 夜の街にクラクションとタイヤの音が響く。そしてクラッシュ。 繰り広げられる熱いカーチェイスの中、1人クールなライアン・オニールがカッコイイ。 以降は終盤まで派手なカーアクションを抑え気味ですが、 中盤も熱いブルース・ダーンとクールなライアン・オニールが心理戦の火花を散らす。 そして美しいイザベル・アジャーニの存在が効いています。 1つ1つの台詞が短い。誰もベラベラ喋らない。ほとんど音楽も使われず、登場人物には名前さえ無い。 熱くもありそれでいてクール。独特の世界観もまたカッコいい作品。
[DVD(字幕)] 7点(2014-10-05 01:25:35)
798.  ジャージー・ボーイズ 《ネタバレ》 
これまでも映画の中で様々な人間の人生を描き続けてきたイーストウッド。 本作でイーストウッドが取り上げたのが、60年代に一世を風靡したフォー・シーズンズ。 とりあえずその名は聞いたことがある程度の知識しかなかったですが、 曲が始まると、「これも彼らの曲だったんだ!」と聴いたことがあるある曲が幾つもありました。 盗みを働き、仲間が塀の中に出たり入ったりを繰り返しながらも音楽的に実力を付けていく、仲間と苦楽を共にした青春時代。 少しずつ演奏するステージが大きくなっていく。自分たちの曲が次々ヒットする。 やがてグループは人気の絶頂を極めますが、その後は大きな成功を収めたグループの光と影を描き出す。 友情、成功ゆえの苦悩、挫折、グループの分裂、大切な家族の死。それらを力強く乗り越えての復活。 60年代というビートルズをはじめ、魅力的なグループ、ロックスターが数え切れないほど存在した時代。 そんな彼らの人生のドラマを見ていると、イーストウッドが彼らを取り上げた理由が分かるような気がしました。 勿論音楽の使い方も素晴らしく、エンドクレジットでのミュージカルシーンも楽しかった。 (ぎこちなく手拍子を打ちながらリズムをとるウォーケンがなんか良かったな…) 鑑賞後に重く考えさせられることも多いイーストウッドの映画ですが、 素晴らしい音楽にのせて軽快に魅せる本作はとても楽しく鑑賞させてもらいました。 もうとっくに80歳を過ぎたイーストウッドですが、まだまだ元気で映画を撮り続けてほしいと心から思います。 そしてまたいつか自身の映画の主要キャストに俳優イーストウッドを起用してくれると嬉しいのだけど・・・。
[映画館(字幕)] 9点(2014-10-01 16:59:38)
799.  しあわせのパン
主演は原田知世さん。どこから見ても彼女が素敵な映画。 大泉洋も個性を抑えながら彼女を立てている感じで微笑ましい夫婦役でした。 お伽話風の作品に大橋のぞみちゃんのナレーションもはまっています。 カフェの窓から見える洞爺湖と空の青、夏の緑、実りの秋の色・・・。 しかし本作の映像はどうも薄味で、そんな北海道の自然の美しさがあまり感じられないのは残念。 洞爺湖畔のカフェに集う人々ののどかな人間模様。いい人しか出てこない。 カフェを訪れる客さんの1つ1つのエピソードも薄味なんだけど、こういうふんわりした映画の雰囲気は好きです。 あのお店で原田さんに淹れてもらって、カフェオレでも飲んでみたくなりましたよ。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-09-30 20:27:47)
800.  はじまりは5つ星ホテルから 《ネタバレ》 
主人公のアラフォー独身女性の職業は世界中に存在する5つ星ホテルの覆面調査員。 ホテルでの出会い、元彼との関係、姉妹とその子ども達(姪っ子)、・・・。 彼女の仕事、周りにある人間関係と出来事を通してもう1度人生を見つめなおしていくストーリー。 最後の滞在地、ベルリンのホテルまでは本当に大したことは起こりません。 また、各地の5つ星ホテルを泊まり歩き、実際に5つ星ホテルでロケを行ったとのこと。 よって、その豪華なホテルの中をもっと探検して見る者に見せてほしかったのですが、 そちらの方はかなりあっさりしており、ちょっと勿体ない気がします。 映画のストーリーとしてはよく見られる内容なので、 本作の最大の特徴である豪華5つ星ホテルという作品の舞台を活かさない手は無いんじゃないかと思います。
[DVD(字幕)] 5点(2014-09-24 22:15:02)
000.00%
120.10%
2130.62%
3492.33%
41205.71%
527313.00%
646622.19%
757027.14%
841119.57%
91617.67%
10351.67%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS