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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2251
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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801.  フッテージ 《ネタバレ》 
(未見の方はご注意ください。ネタバレしています)  ホラー映画の登場人物に対して、こんな風に思ったことは無いでしょうか?「あーイライラする。危機感が無さ過ぎる。そんなんだから、殺されるんだよ」と。私はしょっちゅうそう思います。特にB級ホラーで。本作でも、早い段階でそう感じました。「執筆なんていいから、早く家族を連れて逃げろ」何度心の中で叫んだ事でしょう。ところが、ところが、です!そう思った観客は、全員アウト。主人公より先にお陀仏でした。上から目線で主人公を批判した自分が恥ずかしいやら、悔しいやら。主人公(観客)に判断ミスを犯させる手口が実に巧妙だったと思います。犯人特定のヒントは数多く出されていました。①一家惨殺なのに子供一人だけが行方不明。②殺害過程を撮影したのは一体誰?③腕力の要らない殺し方ばかり。観客の脳裏に、衝撃的な殺人鬼の正体が浮かび上がってきます。そう、これが罠でした。重要なのは“犯人は誰か?”よりも“どうしたら殺されないか”。それなのに恐怖と驚きに支配され、冷静な判断がままなりません。注意深く、思慮深く、情報を吟味して行動出来れば、悲劇を回避することは十分可能だったと考えます(事件現場が繋がっているとの情報は事前に提示されていました!!)。それに謙虚な態度も大切。某副保安官を単なるミーハーの情報屋と見下さず、彼からの電話にすぐ出ていれば……。いやー後味が悪いです。でもこの後味の悪さは自業自得。理不尽ではないので納得出来るのです。(以下余談)フィルム観賞で感染。引っ越しで発症。邪神ブグールの呪殺システムは、まるで感染症です。キャリアの段階ならば、命に別状はありません。ここがミソ。ブグールはあの手この手で家人を怖がらせ、引っ越すように仕向けてくるワケです。では、もしカラクリを見抜き、家に居座り続けたらどうでしょうか。ブグールはルール無視で子供を操ってくる?いや、多分そうはなりません。この手のシステムは規則が絶対のはず。子供が成人するまで、引っ越しを我慢できれば助かる気がしました。もっとも私の場合、機械音痴なので8mmフィルムを見つけても無視するかもしれませんが。
[DVD(吹替)] 8点(2014-05-03 19:28:33)(笑:1票) (良:2票)
802.  大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇] 《ネタバレ》 
柴崎コウ版は未見です。というのも、男女逆転という設定に惹かれるものが無かったから。好事家向けの悪ふざけとの先入観がありました。今回鑑賞したのも、たまたまTV地上波放送だったためです。いきなり椿鬼奴が出てきたところで、ああやっぱり悪ふざけだなと。ところが観進めていくうちに、考えが変わりました。この設定、悪くないです。コミカルでありつつも、様々な者の思惑渦巻く大奥の本質は変わりなく、そこに女性君主ならではの憂いが加味されます。見事な化学変化でした。子供を望むも授からぬまま、老いていく綱吉。本当に彼女が痛ましくて。菅野美穂がキャスティングされた意味もよく分かりました。西田敏行や要潤はオイシイ役で存在感を存分に発揮。今ノリにノってる堺雅人が意外と目立っていなくてビックリしました。
[地上波(邦画)] 6点(2014-04-30 21:20:03)
803.  クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん 《ネタバレ》 
五木ひろしサイドの許可と、特に今旬なタレントでもないコロッケの奇天烈キャスティングが生んだ、巨大五木ひろしロボはシリーズ最強クラスのシュールギャグでした。子供の観客は勿論、大人の観客も完全に置いてけぼり。こぶしビームを浴びて瞬時に五木顔に変わるキャラクターたち。ホントに、いったい、誰向けのギャグなんだと。さらにちちゆれ。いやーこのワルノリ大好きです。こんなオフザケに『オトナ』『戦国』に匹敵する感動がプラスされるのですから、これほど贅沢な映画もないでしょう。きゃりーぱみゅぱみゅのエンディングテーマもストーリーにマッチしていて、ほのぼのしました。(以下映画とはあまり関係ない、自分語りの感想です。正しい映画批評は優秀な他のレビュワー様にお任せしますので、お暇な方のみお付き合いいただけたら幸いです) 私は長女が生まれた時に“これで安心して死ねる”と思いました。この世に自分の分身を残した安堵感からそのように感じたのです。時は流れ、今や娘3人の父親。死ねるどころか、バリバリ稼いで子供たちにご飯を食べさせなくてはいけません。それに一分一秒でも長く娘たちの姿を観ていたいと願うようになりました。お気楽に死んでいる場合じゃありません(苦笑)。そこでラストの腕相撲。かつての私がロボとーちゃん、そして今の私がひろしに重なりました。どちらが強いかは言わずもがな。込み上げてくるものが止められませんでした。劇場の暗闇に紛れて、こっそりポロポロ泣きました。娘たちよ、おとうさんは頑張るからな。そう改めて誓ったのでした。だからお前たちを置いて、時々ももクロちゃん出張に出掛けても許しておくれ。子供向け映画なのにお父さん一人で劇場鑑賞してしまった事も許しておくれ。いつもは旧作になるまで我慢だけど、今回は新作のうちに借りてくるから。
[映画館(邦画)] 9点(2014-04-27 19:59:05)(良:2票)
804.  HK/変態仮面 《ネタバレ》 
どうしましょう。困りました。すごく10点を付けたいです(笑)だって、漫画やアニメ原作の実写映画で、本作ほど違和感なく観られた作品は未だかつて無いのですから。『デビ○ルマン』『北斗○の拳』等累々たる屍を築きあげてきた禁断のジャンルで、これほどの完成度を誇るとは。単なるコスプレ大会映画とは一線を画すと考えます。その最大の要因は、やはり演者の見事な役作りにあります。片瀬那奈のフッきれた演技でツカミはOK。狂介・愛子といった二昔以上前の学園ドラマに出てきそうな純朴キャラは、おじさん世代には好感度高し。照れなど微塵も感じさせない真摯な演技がキャラクターに魂を吹き込みました。ただ、本作に10点を付けてしまうと、『ローマの休日』や『十二人の怒れる男』といった不朽の名作と(私の中で)肩を並べる事になってしまうのです。『バス男』に10点を付けた物知らずな私でも、パンティを被った変態男とアン王女を同列に扱うのは流石に恐れ多いというもの。でもでも、変態仮面VSニセ変態仮面のイデオロギー抗争は極上だったんですよね。パンティの内側をあえて外側に向けて被り、敵を叩きのめす大チャンスで放置プレイに勤しむニセ変態仮面の変態道に感服すること頻り。“より変態な方が強い”なんて出鱈目理論に、私もまんまと引っ掛かりました。こんな風に洗脳されてしまうのは、物語が強力な変態磁場を作り出している証拠。素晴らしいです。格闘シーンにスピード感が足りない、ラストの巨大ロボは要らない等、マイナス査定となるポイントは多々あるのですが、それでも10点を付けたい衝動が抑えられません。しかし、です。万が一にも愛娘にお父さんが本作に10点を付けた事がバレたらと思うと、震えと冷汗が止まりません(多分風邪でしょう風邪ですよね)。それにヘンリー・フォンダや志村喬にも申し訳ないです。ということで形式上の最低点(でもある意味10点以上の価値がある)0点を進呈させていただき、良識派レビュワーを装いたいと思います。誹りを受ける私の覚悟が決まったら、こっそり10点に変更ということで。
[CS・衛星(邦画)] 0点(2014-04-24 17:59:58)(笑:3票) (良:7票)
805.  コリドー 《ネタバレ》 
SFホラーサスペンスにカテゴライズされる作品ですが、テーマは近代文明への警鐘と読み取れます。その対象は「インターネット」。空間を歪める謎の箱?通路?はワールドワイドウェブのイメージを可視化したもの。知識・記憶の共有化、人間関係の悪化、一度開いたらもう閉じる事は出来ない等…全てネットの特徴に当てはまっています。その脅威のテクノロジーは、既存の機械文明全てを駆逐してしまうほど(だから機械が壊れる)。死者の歩行は、投稿者や管理人が死亡した後でも存続し続けるウェブ上の痕跡を意味している気がしました。私自身、ツイッターやフェイスブックに興味はありませんし今後も利用しないでしょうが、情報取得ツールとしてのインターネットは手放せません。それに本サイトの利用はもはや日課となっています。その常習性は恐るべきもの。そういえば異空間に汚染された者たちの姿は、まるで麻薬患者のようでした。インターネットに触れた者は皆、その魔力の虜。正気を失った彼らが、明日の自分の姿ではないと言い切れない事に恐怖しました。最期は…大海に飲み込まれて…自我を失ってしまう……。ホラー映画としては全体的に地味な印象ですが、強烈なメッセージ性を孕んだ意欲作だと感じます。
[DVD(字幕)] 6点(2014-04-21 19:58:42)
806.  ハダカの美奈子 《ネタバレ》 
ビッグダディ元嫁自叙伝の映画化かと思いきや、現在から10年後の未来を描いたフィクションパートが映画のメインでした。自叙伝であればゴシップ好き観客のニーズが見込めるかもしれませんが、素人おばさん(失礼)の夢物語にどんな価値があるというのでしょう。「子供をしっかり育てようという決意の証で入れ墨を入れました」なんて世迷いごとや、キヨシと美奈子のベッドでの生々しい会話、主人公の必死な自己肯定願望など、基本的に「どうでもいいこと」のみでドラマが構成されており、何をどう楽しんだらよいやら。並外れた好事家でなければ鑑賞不要かと思います。なお、中島の(意外と)ええ乳に感慨はありませんが、昔取った杵柄(掛け合い漫才)を披露する姿には、えも言われぬ虚しさを覚えました。美奈子というより、中島知子の人生を慮る趣向の方が強そうです。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2014-04-18 19:57:24)(良:1票)
807.  クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!! 《ネタバレ》 
かすかべ防衛隊には、秘伝のソースをケンさんへ届けるというミッションが与えられました。しんのすけ達の行く手を阻む刺客たち。タイトル通りの面白サバイバルアドベンチャーが展開されます。今回の悪玉、B級グルメ殲滅を目論むA級グルメ王子には、実はB級グルメに対して密かな憧れがありました。報われぬ幼き日の自分を肯定するためのB級憎悪。なんと哀れな事でしょう。導かれる結末は……。そう、今回のクレしん映画は、設定・脚本共に実にそつのない、理詰めの映画だったと思います。予定調和と言っても差し支えない優等生映画。それがクレしん“らしくない”というか。観客が困惑してしまう程の、ぶっ飛んだセンスや不条理ギャグが見当たらないのです。これが物足りなさの根拠と考えます。本作を私一人で鑑賞していたら、きっと理詰めで辛口の点数を付けていたでしょう。しかし一緒にTVを観ていた2人の娘(小学3年生、4歳児)は爆笑に次ぐ爆笑。大うけでした。そこで気が付きました。クレヨンしんちゃんにスタイルなんて求めてはいけなかったことに。ナンセンスギャグあり、SFファンタジーあり、格闘アクションあり、感動ストーリーあり。ガッチリ子供向けだったり、実は大人がメインターゲットだったり。様々な顔を見せてくれるのが『クレヨンしんちゃん』の素晴らしさ。何より子供が喜んでいる映画に注文を付けるつもりはありません。今回はちょっと大人しめの優等生アドベンチャー。これもクレしん映画の引き出しのうちということで。
[地上波(邦画)] 7点(2014-04-15 18:58:41)(良:2票)
808.  トロピック・サンダー/史上最低の作戦
アクション映画としてなかなかの出来。大量の火薬が使用されているだけで、もうちょっと嬉しいです。制作費を存分につぎ込んだ悪ふざけ。いいじゃないですか。役者もご贔屓の芸達者ばかり。当然文句はありません。でも残念ながら笑えませんでした。「ここは笑うところ」というポイントは理解できます。でも冷静にそう思っている時点で楽しめてない証拠。これは完全に自分に非がありました。パロディの元ネタとなるオリジナル戦争映画をほとんど観ていないのです。気づいたのは『プラトーン』くらい。本作は見た目以上に間口の狭い映画と考えます。戦争映画をもう少し鑑賞してから再度挑戦してみたいと思います。
[映画館(字幕)] 6点(2014-04-12 22:25:19)
809.  ストレージ24 《ネタバレ》 
クリーチャーの造形がそれなりに良質で、且つ見せ惜しみしていないので、限りなくC級ながらもギリB級SFホラーと判断いたします。ただし、基本的にはネタ映画として楽しむのが正解でしょう。ご都合主義のみで物語が展開しますし、市販の花火を怪物に撃ち込んで「多分死んだと思う」なんて寝ぼけた台詞を平気で吐きます。アメリカ映画なら当然銃器で応戦するところで、日用品で戦うあたりはイギリス映画の面目躍如。この点は評価します。
[DVD(吹替)] 5点(2014-04-09 19:25:03)(良:1票)
810.  ジャックはしゃべれま1,000(せん) 《ネタバレ》 
マシンガントークが売りのエディ・マーフィーから“しゃべくり”という武器を取り上げた設定が秀逸です。筆談NG。ジェスチャー&擬音、絵の表現はOK(○UCK YOUは禁止笑)。コーヒーショップでの四苦八苦オーダーや、喋る人形を使っての商談など、ベタですがアイデア豊富で笑わせてもらいました。真っ当なコメディの体裁ですが、テーマは至ってシリアスでした。おそらく単語を「言の葉」と呼び、また「言魂」とも捉える日本人にとっては、理解し易い内容だとも感じました。空虚な言葉を乱発していたジャックの精神は、やはり空虚なもので、枯れた木も同然だったということ。父親に愛されなかったという辛い思いが心の根底にあったのでしょう。葉が全て落ちた時、一度彼は死にました。しかし父を赦し、その呪縛から逃れた彼は、再びこの世に生を受けたのだと考えます(レイモンド・ジャック・マッコールの墓碑は、父親の存在をトラウマとしていたジャックの死を意味していたと)。良い映画だと思います。久しぶりに元気なエディ・マーフィーが見られて嬉しかったですね。それにしても、この邦題は(苦笑)
[CS・衛星(吹替)] 7点(2014-04-06 19:25:58)
811.  ドリームハウス 《ネタバレ》 
(ネタバレしています。未見の方はご注意願います)“デザイナーズ物件”や“オンリーワン”といった魔法の言葉に彩られた壮大な「悪ふざけ」を、南国ピーナッツこと松崎しげるのナレーションに乗せてお送りする某人気TVプログラム…とは全く関係ない(当たり前だ!)本作。ダニエル・クレイグやナオミ・ワッツといった芝居上手な豪華キャストがお届けする、テクニカルホラーサスペンスです。オチには素直に驚かされましたが、意外と設定は穴だらけだったと思います。例えば嘱託殺人でターゲットの顔を事前確認しないなんて嘘くさいですし、敵と味方が揉み合っているのに発砲するなんてあり得ません。言わば本命ギミックを成立させる為の無理強いギミック。しかしながら、“妻子殺し”のインパクトが強烈過ぎて、粗が目立たないのです。コレはコレで優れた手法かと。痛ましくて、切なくて、胸が苦しくて仕方ありませんでした。主人公と同じ娘を持つ父親として、彼に感情移入するのは辛い作業でした。ずっと夢の中だとしても、幸せな日々を味わえるなら、それもいいかもと本気で思いました。でも、妻と子にとっては二重に不幸な事なんですよね。未練を能動的に断ち切った主人公は立派でした。
[DVD(吹替)] 7点(2014-04-03 19:24:03)(良:1票)
812.  LOOPER/ルーパー 《ネタバレ》 
一般的なタイムトラベル系SFとの差異は、サイキック要素を取り入れた部分でしょうか。ただし、この脚本ではあまり意味が無い気がしました。せめてレインメーカーは“幼少期から超能力を発揮していた”という設定を活用して、3人の候補者からレインメーカーを特定する課程が必要だったと考えます。いくら愛する妻を救うためとはいえ、無関係の子供を殺せるブルースに同情できるはずもなく、現在のジョーと未来のジョーの性格の違いに戸惑うばかりでした。結末も唐突。そして安直で感動に繋がり難いと感じます。それにしてもブルースにマシンガンを使わせてしまうと、『ダイ・ハード』と見分けがつきません。もしかしたら観客へのサービスのつもりかもしれませんが、そのサービス要らなかったです。
[DVD(吹替)] 6点(2014-03-30 21:29:27)(良:1票)
813.  ドラゴンボールZ 神と神
ファンが望む続編と、製作者が作りたい続編というものがあります。おそらく本作は後者の方。金の成る木はそう簡単には手放せないもの。『宇宙戦艦ヤマト』や『機動戦士ガンダム』もそうですが、どんな人気コンテンツも絞れば絞るだけ疲弊します。もう許してやって欲しいと思うのです。ファンの心の中で静かに生き続けるのも、素敵な事ではないですか。
[地上波(邦画)] 3点(2014-03-27 18:58:14)(良:3票)
814.  映画 プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち 《ネタバレ》 
プリキュア10周年。記念イヤーの恒例オールスターズの舞台は、息子を溺愛する過保護な母親バクが作り出した夢の世界でした。厳しい現実に揉まれて辛い思いをするよりも、甘い夢の中で幸せな時を過ごして欲しいという母の願いが作り出した甘美な檻。夢に閉じ籠るだけなら、親子だけの問題と言えなくもないですが、他人様の、しかも人間のお子さんまで巻き込んではプリキュアも黙っていられないでしょう。現実を生きる事の意味を優しく説教。子を母の呪縛から解き放ちます。まあ、いいんではないでしょうか。ただし、先輩プリキュアが誰ひとり社会人になっていない事に、そこはかとない違和感が。テーマがテーマだけに、不老のプリキュア戦士たちのファンタジー度合が際立ってしまいました。サザエさんのタラちゃんが将来の夢を語るような、やるせなさ。彼女たちも、ちゃんと成長させてあげなくては不憫な気がしました。『シフトが抜けられないんで、今回はパスで』『その日は子供の運動会ですわ』そんな理由で参戦できない仲間が出てきたりして…うわあ、なんかスゴイですね。オールスターズの最終回があるなら、是非こんなお話をお願いします(涙)。
[映画館(邦画)] 6点(2014-03-24 17:59:27)
815.  実験室KR-13 《ネタバレ》 
『es』と『CUBE』を足して面白味を差し引いた感じ。爽快感が低いのは、タネ明かしが加害者(科学者)サイドで行われたから。バッドエンドだとしても、被害者側から真相に辿り着いていたら多少はスッキリしたと思います。
[DVD(字幕)] 4点(2014-03-21 22:09:14)
816.  陰陽師Ⅱ 《ネタバレ》 
式神“蜜虫”役の今井絵里子。前作製作の2001年は、SPEED解散後ソロ活動2年目の年です。WIKIによると2000年には初舞台を経験しており、女優の道も模索していたのかもしれません。前作での目立った活躍はなし。台詞もほとんどなかったと記憶しています。ただニコニコしていただけの印象。蜜虫役が今井絵里子である必要性は何処にもありません。彼女目当ての観客動員も見込めないでしょうし。にもかかわらず、再度今井を起用した製作サイドを私は高く評価します。続編でキャストが変更になる事ほど、ガッカリするものは無いからです。それが本作唯一の賞賛ポイントというのも寂しい気がしますが。
[地上波(邦画)] 4点(2014-03-18 18:29:42)(良:1票)
817.  陰陽師
自分専用のホームシアターで、ロッキングチェアーに揺られ、高級猫を撫でながら、ブランデーでも傾けて、こういう映画を楽しめるようになったら、本物の大人だと思います。
[地上波(邦画)] 5点(2014-03-15 04:23:08)
818.  ビジター(2012) 《ネタバレ》 
DVDパッケージに踊る煽り文句は『すべてが覆る衝撃のラスト3分』。よくある“意外な結末”が売りのホラーサスペンスです。期待を裏切られる事の方が多い危険なジャンルですが、本作の出来はそう悪くありません。プロット自体は正直ですし、描写もフェア。真相を探るためのヒントも数多く出ています。種明かし直後の“そんなもの分かるわけねえよ”的な不快感はありません。勘のいい方、同じオチの映画を観た事がある人なら、早々に真相に気付けるのではないでしょうか。ちなみに私は素直に騙されました。根が素直なんですね(おたんちんとも言う笑)。特にガスマスクが単なる虚仮威しアイテムではなかった点に感心しました。ただし、観賞後の満足度は高くありません。その最大の要因は緊迫感に欠けた事。ガスマスク集団は確かに不気味でしたが、武器は持っていません。自宅を放棄して逃げるだけなら楽勝でした。しかも物語冒頭で主人公夫婦が死んでしまっています。最終的に主人公が命を落とすと判明しているのは、サスペンスとしては足枷でしょう。ちょっと真面目につくり過ぎたかな?という気がします。
[DVD(字幕)] 6点(2014-03-12 18:57:15)
819.  見知らぬ乗客 《ネタバレ》 
足下のみを映すカメラワーク、人影を使った不穏な空気の醸成、そしてクライマックスの高速回転木馬。随所にヒッチコック“らしさ”が感じられるサスペンスです。しかしながら、総合的な評価は「平凡~やや良」程度の印象。最大の要因は脚本上・設定上の粗が多さ。ツッコミどころが多すぎました。またロバート・ウォーカー演ずるブルーノ・アントニーが憎めないキャラクターだったため(見た目はまるで湯原昌幸!)、サスペンスの緊張感が薄かったような。アンソニー・ホプキンスとかロバート・デ・ニーロみたいな(すみません。この当時の役者さんを知らないので)“狂気”を感じさせる役者さんにアントニーを演じて欲しかった気がします。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-03-09 18:59:52)
820.  クソすばらしいこの世界 《ネタバレ》 
保冷庫で吊るされている肉牛や、天日干しされている鯵の開きを見ても、別段可哀想だとは思いません。しかし、牛や鯵に我が身を置き換えてみたらどうでしょう。こんな残酷な光景もないはずです。“共感スイッチ”が切れている状態なら、どんな惨い事が起きていようとも、耐えられる(気にしない)のが人間。本作で展開された阿鼻叫喚の地獄絵図も、感情移入していないキャラクターの災難だから、受け流せるのだと考えます。日本人留学生たちが“嫌な奴”として描かれていた点には、こんな効果があったかと。自分とは関係ない、知らない誰かの悲惨な体験。ところが強制的に当事者にさせられた人物が一人いました。それが盗賊弟。イエローと見下し、女だからと蔑んでいた偏見の対象に、まさに自分が成り替わった悲劇。いかに自分が本人だと主張しても、実兄からは取り合ってもらえず、オヤジからは襲われる始末。自我の崩壊+屈辱のダブルパンチです。偏見という名のしっぺ返しが自分自身に戻ってくる、悪夢のお伽噺でありました。そしてふと気づくのです。盗賊弟の立場は、興味本位で他人の不幸を覗き見ていた私たち観客と何ら変わらないことに。お前たちも他人の不幸を喜んでみていただろうと。そのうちしっぺ返しを食らうぞと。これが監督のメッセージ。こちらの方が、残虐描写よりも余程悪趣味な気がします。ところで、人格入れ替わりのギミックについて。日本人にとっては大林宣彦監督の某偉大な前例がありますから、“男女2人が抱き合って坂を転がれば人格が入れ替わることがある”と素直に納得できますが(笑)、欧米の観客はどうなのでしょうか。結構クレイジーな設定だと思いますが。
[DVD(字幕)] 6点(2014-03-06 18:59:20)
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