Menu
 > レビュワー
 > 目隠シスト さんの口コミ一覧。43ページ目
目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2258
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445
>> カレンダー表示
>> 通常表示
841.  堕天使のパスポート
80年代アイドルの歌謡のような邦題です。しかし内容はディープな社会派ドラマでした。不法滞在者。それは存在を許されない弱き者。弱者が生きるには、何かを捨てなければならない。しかしそこに“希望”があれば捨てられるのが人間です。不法滞在者にとっての希望はパスポート。パスポート=生きる資格。生きる資格を得るために死ぬという不条理。弱者がいれば、それを食い物にする強者がいるという現実。弱肉強食の世界です。人間も野生動物と何ら変わりがない、これも自然の摂理と言われてしまえばお終いですが…切なすぎます。印象に残ったのは、自国を「この美しい国」と表現した強者の言葉。愛国心と排他主義が入り混じった重いが嫌悪を感じる言葉です。深刻な内容のわりには、見せ方が上手く、純粋にドラマとして楽しめます。何より良いのが主役の黒人男性。魅力的な、いい表情を見せる役者さんです。娼婦役の黒人女性も素敵です(美人じゃないけど可愛いなあ)。オドレイ・トトゥは大黒摩季のようでした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-16 18:36:22)
842.  オーロラの彼方へ 《ネタバレ》 
“もしも、あのときこうしていたら”誰もが抱く思いです。でも、そのことで本当に望む結果が待っているかどうかは誰にも分かりません。仮に自分が主人公と同じ立場なら、同じことをしたと思います。大切な人の死を見過ごすことは出来ません。でもその次には、宝くじの当たり番号を調べ、競馬の万馬券を調べてと、私利私欲に走りますね(苦笑)。しかし、主人公たちは全然そんなことをしない(ヤフーの件は思いつき)。はなから気にしていないのです。さらに、未来を変えた責任を取ろうと奔走します。自分の力が及ばぬことと割り切ることも出来るのに。そんな人達だから、無線はつながったような気がします。幻想的なオーロラ。何処の誰と話しているか分からない無線機。ひょっとしたら時空を超えて交信できるかもと思わせる雰囲気があります。テンポよくハラハラドキドキ観られる良質の娯楽作品です。最後に気になった点をひとつだけ。最終的に主人公は職業まで変わったのかな?(消防隊長になった?)。もしそうだとしたら、最初の人生を全否定しているようで、ちょっと残念です。変わる前の人生だって価値ある人生だと思うから。
[DVD(字幕)] 8点(2006-06-15 17:55:14)(良:3票)
843.  シークレット ウインドウ
作品のアイデアは目新しいものではありません。ですから、かなり表現に気を使わないと、先行作品より見劣りしてしまいます。あるいは、アイデア以外の部分で付加価値をつけないと厳しいものがあると思います。本作では、先行類似作品に勝る描写あるいは付加価値を感じられませんでした。(ただ、ハッとする描写もあり、全然ダメという訳でもありません。)ちなみに一番印象に残ったのは、“アメリカのコーンは不味そうだな”ということでした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-06-14 17:52:57)
844.  ボア vs.パイソン<TVM>
久々にしびれました、脳が。まず、主役であるはずの大蛇がほとんど出ません。姿を見せずに緊張感を煽るという手法ならわかるのですが、そういう訳でもなく、序盤からちょいちょい姿を表す大蛇。単にCGを使いたくない懐事情が痛いほど伝わってきます。さらに、中途半端な美人の中途半端なヌードシーン、雰囲気重視のスローモーション、動作が素人の軍隊、手でカメラをゆらす節約爆破シーンなど、苦笑いの連続です。極めつけは大蛇同士の××。VSってそういう意味だったのか!低予算ながらもアイデアと工夫で面白い作品は沢山ありますが、本作の場合は…。B級作品マニアの方、あるいは重たい作品を観た後、気分をリセットしたい方にはお薦めの作品です。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-06-13 18:32:31)
845.  ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer
人気テレビドラマの映画化作品。ドラマのファンでしたので、劇場で観ました。テイスト的には、「金田一少年の事件簿」や綾辻行人氏の作品を思わせるもので、本格的な推理ものの雰囲気があり、孤島の洋館で起こる殺人事件におなじみ渡部篤郎・中谷美紀コンビが挑みます。ただし、ミステリーとして作られているというよりは、あくまで「ケイゾク」の世界を楽しめればいいという作品だと思います。影に見え隠れする真の敵“アサクラ”については、テレビドラマを見ていない人にとっては意味不明(というかテレビを観ている人にも意味不明かも)だと思います。そのためファンの方以外にはお薦めできませんが、今後続編が作られるとも思えませんので、ファンにとっては貴重な作品だと思います。係長(ゴリさん)の奥さんの正体もわかりますし。
[映画館(邦画)] 5点(2006-06-12 18:46:24)
846.  パニック・ルーム
まず、パニックルームという設定。秘密基地を作って遊んだ世代としては、この上なく魅力的です。なにかワクワクするんです。期待値大です。そして予想通りジョディ達がパニックルームに入ります。でも電話は通じない。そうでなくっちゃ。良い展開です。ここから息の詰まるような駆け引きや、パニックルーム内のアイテムを使ったりして、犯人をやっつける、又は助けを呼ぶような展開になるんだろうな…と期待していたものの…ん、ん、んんん…?こ、これは…!!!最初は突っ込みながら観ていたのですが、途中であきらめました。観終わった今も虚脱感に襲われています。とりあえず福本伸行の「銀と金」でも読んで駆け引きや頭脳戦を満喫し、この心の乾きを癒そうと思います。字幕で観るともう少し違う雰囲気かなとも思いますので、+1点です。
[地上波(吹替)] 3点(2006-06-11 01:39:11)
847.  イン・アメリカ 三つの小さな願いごと 《ネタバレ》 
命の危険を賭してまで子を産む選択をする母親。賢明な選択とは思えません。自分が父親でもやはり止めます。しかし、これも家族が選んだ道。正しいかどうかは誰にも分かりません。生まれる命もあれば、消えようとする命もあります。エイズに侵された黒人のマテオ。孤独に病と闘う男。彼にとってこの家族との出会いは、残された人生に潤いを与える、かけがえのないものだったはずです。赤ちゃんが助かったのは、神様のおかげかどうかは分かりません。しかし家族とマテオの出会いに意味があったこと、親の祈り、家族の祈り、命を愛する死にゆく男の祈りが、尊いものであったことは間違いありません。そして赤ちゃんは与えてくれました。涙を流すことを拒絶した父に涙を。弟の死に心を縛られた姉に、自ら心を解き放とうとする意思の力を。心の傷は消えなくても、大切な人の死を受け止める力を与えてくれました。これからも、この家族には厳しい現実が待っているでしょう。しかし、苦しい生活の中でも楽しみを見つけられるこの家族に、少しでも光の当たる人生が待っていることを願わずにはいられません。それがマンハッタンの夜空に浮かぶ月が照らすような、ほのかな光でも。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-06-09 17:40:43)(良:1票)
848.  レイクサイド マーダーケース 《ネタバレ》 
この作品をサスペンスあるいはミステリーとして捉えると随分と粗い作品に感じます。クライマックスでは、「そんな論拠でみんな信じちゃっていいの?」「おいおい、トヨエツ声でけーよ。力技だなあ。」と言いたくなります。謎解きを放棄したような展開。最後に語られるのは、“事件の真実”というより“事件の結論”。もはやサスペンスではなく社会派ドラマの様相です。原作のタイトルにわざわざ“マーダーケース”という文言を加え、サスペンス作品であることを強調するミスリードぶり。なるほど、本作最大のどんでん返しは、殺人事件云々ではなく、作品のジャンルそのものだった!?ところが、結論が提示されても「なるほど。そういうことか。」という気持ちになれません。何故か。登場人物たちが“意外な結論”を受け入れる姿に説得力が無いからです。説得力を持たせる描写(例えば希薄な親子関係や人間性を表すエピソード)が少なすぎるのです。さらにラストカットで、ダメ押しの“この作品はサスペンスなんですよアピール”。もう必要ありません。少ない登場人物、限られた舞台設定など、濃密で緊迫感ある雰囲気は良く、役者も芸達者揃い。“真実を突き止めようとしない人間の弱さ”という部分にも重みがあります。面白くなる要素満載だっただけに、惜しい作品だと思いました。
[地上波(邦画)] 5点(2006-06-08 17:56:19)(良:1票)
849.  ホステージ 《ネタバレ》 
なかなか面白かったです。ただ、何となくしっくりきません。気になった点をいくつか。まず立てこもり犯のマース。彼は幼いときに、父親が母親を殺すのを目撃しているという設定です。人質の娘をいたく気に入るマース。最悪の状況の中でも彼女との出会いを“今日は人生最高の日”だと言い、若い娘が挑発的な服装をしているのに手も出さない(まああまり魅力的でもないけど)。さらに娘はぽっちゃり体型で、タオルを頭に被った姿はまるでマリア様のよう。母親及び母性の暗示。マースは彼女と死んだ母親をダブらせていることは明らかです。さらに、家に火をつけるという行為に固執している点も、父が母を殺したとき、焼身自殺しているのではないかと思わせます。丁寧な描写です。しかし、このことが作品に深みを与えているとは思えないのが残念。そして予想を裏切る展開の数々。似たような2つのタイトルのDVDが出てきた時点で、「はは~ん。後々これがキーポイントになるんだな」と観客に思わせておきながら、実はまったく利用しない。これにはビックリ!さらにクライマックスでの銃撃戦。主人公は、誘拐犯を倒した後も、妻子に駆け寄る前に、犯人へ執拗に銃弾を打ち込みます。「安堵感」よりも「怒り」が先にくる描写。リアリティはありますが、少々やりすぎ感があります。気になる描写は多々あるものの、全体的に力の入れ所を間違っている気がしました。何となくしっくりこないのは、このためでしょうか。それにしてもB・ウィリスには拳銃とガムテープがよく似合いますね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-07 18:28:38)
850.  ジーパーズ・クリーパーズ
何故か2を先に観てしまい、後から本作を観ました。特別2が面白かったわけではないのですが。本作は、多くの方がご指摘のように、前半は十分不気味な雰囲気のあったのですが、後半は結構ぐだぐだで、単に後味の悪い作品という気がしました。
[DVD(字幕)] 4点(2006-06-04 21:15:35)
851.  愛しのローズマリー 《ネタバレ》 
スクール・オブ・ロックでジャック・ブラックにはまり、彼の出演作品を探していたところ、この作品に出会いました。当然、J・ブラックのキレ演技を期待したのですが、さほど過激でもなく、ごく普通のコメディ作品だと思いました。J・ブラックが真実に気づいてからの展開に説得力を感じず(彼女を好きな理由は外見ではなく中身だったのだと気づく”表現”が弱い)、エンディングで「良かったなあ~」という気持ちになれなかったのは残念でした。
[DVD(字幕)] 5点(2006-06-03 21:14:29)
852.  踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
人気テレビドラマの映画化第2弾。劇場で鑑賞しました。劇場版第1作にくらべて、やり過ぎ、盛り込みすぎ、くだけ過ぎで全体的に散漫な印象があります。オープニングエピソードのテロ演習は、ご指摘の方もおられるように、邦画の佳作「遊びの時間は終わらない」を思わせますので、合わせてそちらをご覧になることをお薦めします。(正直「踊る~2」より遥かに面白いです)それにしても「踊る~」シリーズは凄い。台詞まで覚えてしまっている映画というのはそれほど多くありません。にもかかわらず、1の「事件は会議室~」に引き続き、「レインボーブリッジ封鎖できません」という台詞を覚えてしまっています。TVの力は恐ろしい。
[映画館(邦画)] 5点(2006-06-02 18:15:44)
853.  ゲット・ア・チャンス!
ポール・ニューマン主演の犯罪ドラマ。ポール・ニューマン、ずいぶんと年老いたなあと思いましたが、でもやっぱりカッコイイです。内容的には、2時間のテレビドラマっぽく、犯罪部分にリアリティや緊張感はありません。ラストはあまりに予想通りのものでしたので、もう一ひねりあってもよかったかなと思います。さらりと観るにはいいかなと思います。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-28 13:55:26)
854.  お父さんのバックドロップ
プロレスというのは特殊なジャンルの娯楽です。スポーツであり、格闘技であり、見世物であり、しかしこれらのどれでもないのが「プロレス」。団体もファンも専門マスコミも一体となってジャンルを形成し守っています。野球やサッカーなどのメジャーなスポーツとは明らかに違います。そのためプロレス関係者は、一般メディアのプロレスの扱いに敏感です。バカにしたような、蔑んだような表現には拒否反応を起こします。しかし、この作品にはプロレスを扱うことに対する製作者の真摯な姿勢が見て取れました。舞台は1980年。現在より、プロレスは庶民娯楽としての位置づけが高く、レギュラーでゴールデンのテレビ放送があった時代です。舞台となる「新世界プロレス」はもちろん架空の団体ですが、テレビ局がスポンサーに付いていない弱小独立団体の悲哀を上手く表現しています。(プロレス団体の主な収入は、チケット・グッズ販売などの興行収入とテレビ放送による収入で、中でもテレビ放送の有無が団体の生命線になります。放送料収入もさることながら、テレビによる一般層への認知が非常に大切なのです。)本作では、プロレスの日の当たらない部分を実に丁寧に、また配慮を持って描いているのが分かります。プロレスを愛する人ならば、一般人にプロレスをバカにされた時の前座レスラーの心の叫び、空手家との決戦前に主人公がリング上でアピールした言葉に胸が詰まると思います。また、本作は父と子の物語でもあります。普段、自分の職業が原因で子供にイヤな思いをさせている、また母親を亡くして苦労をかけていることで子供に負い目を感じている主人公。戦う姿を見せることでしか、子供に何もしてやれないプロレスラーの、いや父親の姿がそこにあります。満身創痍の主人公が、リング上から息子を見つけた時に見せる表情には、ベタだと思いつつも、涙が止められません。泥臭く、貧乏くさく、人間臭いプロレスと父と子の物語。プロレスを知らない方にもぜひ見ていただきたいです。ちなみにファン向けの小ネタも随所に見られ(ホステス役の女子レスラー、黒板の日直の名前、教室に張られたクラス目標、決戦会場の矛盾点、等々)、もちろんプロレスファンの皆さんにもお薦めできます。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-05-23 17:48:45)(良:1票)
855.  ジャケット 《ネタバレ》 
この作品、好きです。本当は銃で頭を撃たれた時に死んでいたはずの主人公。しかし神様は彼にロスタイムと未来に行くすべを与えた。自分の死については抗わず、あくまで愛する人の未来のために残された時間を使う主人公に心動かされます。しかし設定、描写ともに粗い。よくいえば観客の想像に委ねているということですが…単純に説明不足の気がします。料理でいえば、素材(キャスト)もよく、調理方法(アイデア)もよいのに、味付け(演出)が薄いという感じ。ほんの一つまみの塩(必要な描写と理由付け)があれば絶品に仕上がっていたと思います(ただ、2度3度観るとその“塩分”を感じるかもしれません)。また個人的には、悲劇を回避する手段にひと工夫が欲しいと思いました(お母さんが本当に素直。他人の話を信じすぎ)。逆に、エンディングで、警官を撃った犯人について、さらりと流す程度の描写は大好きです(物語の中で明確な罰を与えたくなるのにそれをせず、かといってあなたの行いは忘れていませんよという描写は品良く上手い)。バタフライエフェクトと似ており、またバタの方がよく出来ているとも思いますが、個人的には本作のほうが好みです。ラストでは切なさよりも安心立命感が勝りました。もう一度観たい作品です。
[映画館(字幕)] 7点(2006-05-22 17:41:05)(良:1票)
856.  ダ・ヴィンチ・コード
カンヌのプレスから失笑が漏れたとか、一般観客からはスタンディングオベーションが起きたとかのニュースを見ていたことから、実際はどんなものかと思って観にいきました。鑑賞後の感想は「いたって普通」。失笑が漏れるほど出来が悪いとも思えず、かといって絶賛するほど面白いとも思いませんでした。それよりも、この作品に対して、抗議が起きていることの方が驚きです。宗教的にはフラットな(無宗教な)ごく一般的な日本人の感覚からすると、そう怒るほどの内容かな?という印象です。ドキュメンタリー的な雰囲気は一切無かったので。(宗教を扱う映画の難しさを感じます。ファンシイダンスで抗議が出ない日本はいいですな。)ダ・ヴィンチの絵画の謎解きを期待すると、肩透かしをくらうかもしれませんが、逃亡劇としてみれば楽しめると思います。
[映画館(字幕)] 6点(2006-05-21 19:06:01)(良:2票)
857.  キル・ビル Vol.1(日本版)
日本(日本人)が出てくる場合、あまりの描写に「腹が立つ」ことがありますが、本作では、ファンタジー色が強く、あまり気になりませんでした。物語性が淡白なのは、続編があるということで納得がいきましたが、本作単独でもアクション作品として成り立っているのは立派だと思いました。規制の枠にとらわれない殺陣も良かったです。ユマ・サーマンのアクションも驚きでした。いい意味でばかばかしい作品です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-20 00:52:56)
858.  七人の弔
たけし軍団(もう、そういう呼び方はしないのかな)ダンカン氏の意外にも初監督作品。シニカルでベタな笑いを交えつつ、現代社会における親子関係を児童虐待といった暗部にスポットをあて描いています。ダンカン氏らしい「笑い」は随所に織り込まれており、何箇所かは爆笑しましたが、全体的には大マジメなつくりです。チープな演出(これが味なのかもしれません)が目に付き、ちょっと萎えましたが、設定の面白さで最後まで飽きずに観られました。個人的には、自分の倫理観とあまりにかけ離れているため、どこか別世界のお話感覚で、重いテーマに心が沈むことは無かったです。また、オチに救いがあるか無いかの判断は、観ている人によって違うだろうなと感じました。最後にラストの歌について。1番の歌詞は自分も暗記していますが、2番は普通覚えていないと思います。2番をうろ覚えで歌っていたら、ちょっと良かったかな。個人的な好みの問題ですが。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-05-19 18:23:38)
859.  青い車
すいません。自分にはどの部分を楽しめばいいのかわかりませんでした。難しかったです。なぞなぞの答えは「”シリアナ”を観ている井筒監督の腹」では?
[CS・衛星(邦画)] 3点(2006-05-18 00:59:52)
860.  ティム・バートンのコープスブライド
表のヒロイン、コープスブライドがなんといっても魅力的です。頭蓋骨には虫が喰い、ところどころ白骨化していても、悲しい位に明るく主人公を想う姿に心動かされます。彼女が表のヒロインだとすると、裏のヒロインは没落貴族の娘、ビクトリアです。彼女は気位ばかり高くイヤミな両親から生まれたとは思えない、とても純朴な娘です。彼女の一途な想いにもまた心動かされます。死者の世界が「表」、現世が「裏」というところが、この作品のキーポイントです。死者の世界のほうが色調も明るく、楽しい感じで描かれているのに対し、現世のほうは暗く陰気に描かれています。この対照的な世界がビクターと観客に問いかけます。「楽しいが悲しみを秘めた死者の世界」と「あなたがいるべき陰鬱な世界」、あなたはどちららを選びますか?と。美しすぎるエンディングが忘れられない作品です。
[映画館(字幕)] 8点(2006-05-15 17:50:06)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS