841. アポロ13
《ネタバレ》 これも定期的に観たくなる映画のひとつ。ラストは分かっていても感動する。トム・ハンクス以下、キャストは全員素晴らしいが、中でも地上指揮官のエド・ハリスがとにかく格好良い。よく観たら彼は専門的なことは何ひとつやっていないのだが、「NASA最大の危機」と浮き足立つスタッフたちに、「絶対生きて帰還させる」「栄光の時にしてみせる」と言い切る意志の強さが頼もしく、最後の彼の涙にこちらも目頭が熱くなる。 [ブルーレイ(吹替)] 9点(2008-02-08 22:34:03) |
842. キャスト・アウェイ
ウィルソンとの友情に涙。トム・ハンクスの一人演技に引き込まれます。 [映画館(字幕)] 8点(2008-02-08 22:22:59) |
843. ロード・トゥ・パーディション
《ネタバレ》 『ゴッドファーザー』以来の最高のギャング映画かどうかは知らないが、コンラッド・L・ホール(撮影)とポール・ニューマンの最後の輝きを垣間見れたことは、極上の映画体験だ。トム・ハンクスとジュード・ロウは、それにただ彩りを添えているに過ぎない。 [映画館(字幕)] 6点(2008-02-08 22:19:13) |
844. ダ・ヴィンチ・コード
ラッセル・クロウの主演で観てみたかった。トム・ハンクスのロン毛はちょっと…国際色豊かなキャスティングも無理やり感があっていまいち楽しめず。 [DVD(吹替)] 5点(2008-02-08 22:15:28) |
845. 16ブロック
今時珍しい地味~なアクション映画だが、CGだらけの映画に疲れていたのでちょうど良い。意外にも最後はホロリとさせられて、何だか得した気分。リチャード・ドナー監督は相変わらず手堅い仕事をしています。イーストウッドの『ガントレット』が観たくなった。 [DVD(吹替)] 6点(2008-02-08 21:52:29) |
846. ラスト・ボーイスカウト
ブルース・ウィリスの作品は結構波があるが、これは面白い方。トニー・スコットの演出もスピーディーでパワフル。「探偵」という職業が良い。ラストも爽やか。 [DVD(吹替)] 6点(2008-02-08 21:36:46) |
847. 善き人のためのソナタ
《ネタバレ》 善い映画を観た。他の方も指摘されている通り、主人公の心の移り変わりがうまく掴めなかったのが難点か。拷問同然の尋問方法を誇らしげに語るバリバリの社会主義者が、なぜ自らの危険も顧みずに劇作家を助けようとしたのか。そこらへんをもう少し丁寧に描写してくれたら良かったのだが。舞台女優が恋人をあっさり密告するところも「アレ?」と思った(その後に衝撃的なシーンが待っているのだが)。ラストは静かな余韻を残し、秀逸。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-08 18:43:50)(良:1票) |
848. ハロウィン5/ブギーマン逆襲
《ネタバレ》 オープニングタイトルはシャープで格好良い。しかし中身はよくあるスラッシャー映画。お約束とは言え、前作でせっかく生き残ったレイチェルが序盤であっさり殺されてしまうのにはガッカリ…。ダニエル・ハリスちゃんの熱演は相変わらずイイ。ところであの黒衣の男は何なのでしょう? [DVD(字幕)] 4点(2008-02-08 09:26:46) |
849. ハロウィンH20
今時のティーン向けホラーに成り下がったマイケル君。ローリーの復活は嬉しいが(J・リー・カーティスもよく引き受けたものだ)、これだと4~6作目はなかったことになってしまう。あれだけ熱心にマイケルを追っかけていたルーミス先生がちょっと可哀相。 [ビデオ(字幕)] 3点(2008-02-08 09:23:50)(良:1票) |
850. ハロウィン4/ブギーマン復活
《ネタバレ》 前作(PART2)から10年。ローリーの遺児ジェイミーを狙い、殺人鬼マイケル・マイヤーズが復活。故郷ハドンフィールドへと向かう。マイケル脱走を知ったルーミス医師もすぐさま追跡を開始するが…。『ハロウィン』シリーズは第一作目がもちろんベストだが、後続のシリーズでは本作がいちばん面白いのではないか?ジェイミー役のダニエル・ハリスの熱演が見もの(彼女はPART5とロブ・ゾンビのリメイク版にも出演)。アクション派のドワイト・H・リトル監督による、スピーディーなサスペンス演出も良い。一作目とリンクする衝撃のラストに戦慄。 [DVD(字幕)] 5点(2008-02-08 09:18:20)(良:1票) |
851. ブギーマン(1981)
《ネタバレ》 ヒロインにほとんど動きがないので(病院で寝てるだけ)、緊迫感が感じられない。マイケルがなぜローリーを狙うのかという説明に終始しており(実は兄妹だったという強引な設定)、前作の悪夢的な要素を全てパーにしている。これ以降、『ハロウィン』シリーズは『13金』と同様、単純明快なスラッシャー映画と化していく。 [DVD(字幕)] 4点(2008-02-08 09:12:06) |
852. ザ・フォッグ(1980)
これはいわゆる怪談ものですね。それに今時の(と言っても70年代ですが)スラッシャー映画の風味を加えた作品。静かに恐怖が迫ってくる感じ、異常に気づいてラジオで危険を呼びかけるDJ、霧の中から現れる亡霊たち。この独特の雰囲気は好きです。 [DVD(字幕)] 6点(2008-02-08 09:06:34) |
853. エレクション
最近観た香港ノワールの中でも最上位に位置する作品だと思う。ジョニー・トゥ監督の男の美学が炸裂。黒社会での会長選挙(エレクション)を巡り熾烈を極める争いが勃発。裏切りと謀略の中で、頂点に登りつめるのは誰か?既に続編も製作されているとのことで(『ザ・ミッション2』も完成済みらしい)、日本公開が待たれる。 [DVD(字幕)] 8点(2008-02-08 08:45:23) |
854. アメリカン・ギャングスター
《ネタバレ》 ここ最近のギャング映画の中では傑作の一本だろう。ハーレムの麻薬王として君臨するフランク(D・ワシントン)と、僅かな手掛かりからそれを追う特捜班のリッチー(R・クロウ)。クライマックスの〈アメイジング・グレース〉まで、二人が一切顔を合わせないという演出がニクイ。また、70年代の刑事映画へのオマージュがさりげなく挿入されているのもポイント。ポパイことエディー・イーガンが『フレンチ・コネクション』から押収したブツを他の刑事が横流ししていたり、拾った大金を警察に届け仲間から疎まれるという『セルピコ』な主人公。当時の警察は腐敗しきっていて、下手なギャングよりタチが悪かったらしい。その象徴である、ジョシュ・ブローリン扮する悪徳刑事の〈非道っぷり〉が実に素晴らしい。ひとつ納得がいかないのは、70年の刑を言い渡されたフランクが、警察に協力し密告しただけで、15年に刑期が短縮されるところ。映像を見ただけでも、彼は少なくとも3人は直接手を下して殺害しているし、麻薬の密売によって数え切れないほどの人間を死や廃人に追い込んでいるのに、これでは被害者も浮かばれないだろう。さんざん悪事を働きながら最後に善人面するよりは、自らに銃口を向けた悪徳刑事の方が潔い引き際だったと思う。 [映画館(字幕)] 8点(2008-02-07 07:07:28) |
855. アイアン・ジャイアント
ええ、泣きましたとも。いい大人が涙で画面が見えなくなるくらい号泣しました。宝物のような映画です。 [DVD(吹替)] 10点(2008-02-05 08:07:01)(良:1票) |
856. ポゼッション(1981)
ストーリー云々よりも、この圧倒的な狂気の映像と俳優の演技に尽きる。アジャーニの狂いっぷりはとにかく見事。バイクでコケるサム・ニールもすげえ!これが『ジュラシック・パーク』の博士と同一人物とはとても思えん。完全にイッちゃってます。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-05 08:02:21) |
857. リロ&スティッチ(2002)
CG全盛の時代に手描きの水彩アニメーションというだけでも評価は高い。加えてスティッチの可愛らしさ。丸々とした団子鼻のリロもキュート!子供向けと侮るなかれ。 [映画館(吹替)] 8点(2008-02-05 07:54:27) |
858. ナイト・オン・ザ・プラネット
この映画のウィノナ・ライダーが大好きだ! [DVD(字幕)] 8点(2008-02-05 07:46:45) |
859. ストレンジャー・ザン・パラダイス
この何とも人を食った終わり方が良い。「ここではないどこか」へ行っても、さえない日常は変わらない。モノクロームで描かれた若者たちのリアル。ジャームッシュはこれが一番! [DVD(字幕)] 8点(2008-02-05 07:41:19) |
860. 28週後...
《ネタバレ》 ここまでヘビーなゾンビ映画はついぞ観たことがない。冒頭の籠城戦から、一転して田園風景での死の「鬼ごっこ」と息つく暇のない展開。28週後、復興の兆しが見え始めたロンドンで、再びレイジ・ウィルスの脅威が襲う。ナパーム爆撃でロンドン市街を焼き尽くす圧巻のクライマックス。「感染者」と軍隊の両方から追われる恐怖。この緊張感は只者ではない。この映画の救いのなさは、「愛」や「希望」が全て裏目に出ること。人道的な立場から子供たちを救おうとする行為が、更なる悲劇を生み出す。英国から飛び火したウィルスは、あっという間にヨーロッパ全土に広まり、やがては世界中で猛威を振るうことだろう。衝撃の傑作。 [映画館(字幕)] 9点(2008-01-19 20:10:54)(良:3票) |