861. ミスター・グッドバーを探して
「ジュリア」「結婚しない女」「愛と喝采の日々」「グッバイガール」等々、当時、流行った女性の自立を扱った映画の一本。但し作品の性格上、他の作品とは肌触りやその印象が異質であります。D・キートンのデスマスクのエンディングが強烈です。因みに“グッドバー”って“男性性器”をも意味するんですって。 6点(2000-09-14 11:54:03) |
862. ミッション:インポッシブル
TVで「スパイ大作戦」をリアルタイムで観ていた者にとって、ハントの上司や同朋の扱い方に疑問を感じざるを得ない。“おいおい、それはないだろ~”って感じ。こ~ゆ~設定は、むしろパート3やパート4あたりでやるのがルールだと思うんだけどなぁ~。でもスリリングなシーンもあって結構楽しめましたけどネ。 7点(2000-09-14 11:41:02) |
863. パラサイト
以前“なんでもベスト5”でもコメントしたんですけど、本作は過去のSFヒット作を巧妙に“いいとこどり”して、尚且つ、B級作品にありがちなSFXの荒っぽさがなく、いささかも手を抜いていない点、実にしたたかな作品として仕上がっています。なんの期待もしないで観たせいか、なにか得した気分になりました。 8点(2000-09-12 23:14:19) |
864. タワーリング・インフェルノ
ハリウッド超大作の自信を誇示した、デザスター・ムービーのひとつの頂点となった記念碑的作品。キャスティングの豪華さもさることながら、特殊効果の物量の物凄さには圧倒されっぱなしでした。ただこの作品を最後に、この種の大作を製作する事の困難さからか、さっぱりお目にかかれないのが残念です。 9点(2000-09-10 23:36:15) |
865. 激突!<TVM>
ジョーズや恐竜たちよりも数段怖くて不気味で、なにかこの世の不条理の象徴のようなこのタンクローリーは結局何だったのか!?セールマン(デニス・ウィーバー=マクロード警部)がつぶやきます、「いつものことさ・・・」って。そのまま彼は車の中でしばしの休眠に陥ります。この作品の中で一番印象に残っているシーンで大好きなシーンでもあります。若きスピルバーグの情熱と才能が余すことなく発揮された傑作です。僕個人の意見として、彼は結局この作品以上のものを未だに作りえていないんじゃないかとさえ思っています。 10点(2000-09-10 23:26:40) |
866. エアポート’75
オールスターキャストのハリウッド超大作&パニック・ムービーの先駆的作品として、作品の良し悪しとは別に長く記憶に留めておきたい一本です。C・ヘストンとK・ブラックがタラップを足並み揃えて降りてくるラストシーンが、妙に印象に残っています。未見の方には、もはやTVサイズでしか鑑賞できないのが残念です。 8点(2000-09-08 23:42:07) |
867. 2001年宇宙の旅
言わずと知れた、SF映画史上の金字塔。いや世界映画史上の歴代のベスト・ワンに推す方も少なくないほどの名作。初公開から35年近くも経っているのにもかかわらず、今なおその輝きは少しも失われてはいない。そればかりか、その後のSF映画に多大な影響を与え続けていることで、いかにこの作品が優れて時代を超越したものであるかが推し量られる。蛇足ですが昨今の大型パンフレットの元祖でもあるのです。 10点(2000-09-08 23:28:43) |
868. オール・アバウト・マイ・マザー
我々男にとって、女って大変だなぁ~悲しいなぁ~って思う反面、強さや逞しさをも併せてもっていることに、今さらながら思い知らされます。アルモドバル監督の女性に対する暖かい眼差しのようなものが、全編に溢れ出ているように感じます。 7点(2000-09-03 16:53:48) |
869. アルマゲドン(1998)
SFXはとにかく凄いんだけど、出演者のほとんどがアホ面で脳天気なのはどういうこと・・・。コメントするような作品じゃ~なさそう!? 5点(2000-09-03 16:38:44)(笑:3票) |
870. ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
キューバ音楽のバイタリティーとそのセクシーさ、そして彼らの音楽を愛してやまないヴィム・ヴェンダースとライ・クーダーの熱い眼差しを感じざるを得ません。 7点(2000-08-27 17:54:35) |
871. 太陽の誘い
女性に縁の薄い中年独身男にめぐって来た純朴な愛。戦闘機が大空を自在に飛び回る姿が、2人の愛の高揚を象徴しているかのようで実に効果的です。そして何気ない誤解で別れた2人が再会するラストも感動的です。地味な作品ですが好きですね~。 9点(2000-08-27 17:46:12) |
872. アンドリューNDR114
「ロボットが人間になりたい」ってのは、“鉄腕アトム”の例を出すまでもなく、このジャンルの永遠のテーマみたいです。で、この作品では“それ”をとことんやっちゃうんです。しかもロビン・ウイリアムズとくれば感動せずにはいられない。でもここまで描いてしまうと、絵空事を否定できるほどの説得力に乏しくなるのが残念です。 6点(2000-08-27 17:34:37) |
873. リプリー
リプリーが本当に求めていたもの。金。美貌。それとも・・・。彼の心情は理解できたとしても、行動パターンに疑問を感じざるをえない。サスペンス色がもっと出ていれば、また違った面白さになっていたかも・・・。アンソニー・ミンゲラ監督ってそういうの得意じゃーないのかな? 7点(2000-08-27 17:20:40) |
874. ハピネス(1998)
アメリカの郊外生活家庭を描いた作品としては、少々大げさな寓話の「マグノリア」、クールすぎて実感の乏しい「アメリカン・ビューティー」等と比べると、本作が我々に一番近い目線で描かれている分だけ、好感がもてる反面より切実な思いにかられる。最近売れっ子のカメレオン俳優フィリップ・シーモア・ホフマン君は、これが彼の“地”じゃないかと思うぐらいのハマリ役です。 9点(2000-08-27 17:11:50) |
875. トイ・ストーリー2
パート1より出来はこちらのほうがさらに良い。CGのさらなる進歩とストーリーのテンポよさとそのテーマ性などなど・・・。エンドロールでのNG集(?)も粋です。 8点(2000-08-06 14:21:01) |
876. 海の上のピアニスト
この作品そのものが一種のファンタジーだと思えば、ラストの再会のシーンもマックスの幻想だと解釈すれば納得できそうです。ティム・ロス以上にプルート・テイラー・ヴィンスの好演が光る。 8点(2000-08-06 14:13:55) |
877. あの子を探して
出演者全員がそれぞれ本人を演じていることで、素朴でナチュラルな感動を受けます。さりげなく描いているようでテーマはかなり深刻でもあります。ただチャン・イーモウ監督作品のヒロインって、いつも強さと頑なさと思慮分別のなさを好んで描いているように思えます。これって彼の女性観なんでしょうかネ? 8点(2000-08-06 14:03:21) |
878. ボーイズ・ドント・クライ
いろんな意味で衝撃的な作品です。当人たち同士が納得しているのに、なぜ周囲の人間があのような行動に出るのか。今までの信頼関係ってなんだったのか。そしてクライマックスの彼らのそれぞれの行動に実話の映画化とはいえ、納得できない部分が多くて、後味も悪く本来のテーマがぼやけたように思います。 7点(2000-08-06 13:43:27) |
879. パーフェクト ストーム
実写とCGを巧く使い分けて・・・といっても実際どうやって撮影されたのか見当もつかない程、超リアルで超ド迫力のスペクタクル映像!でもそればっかりに気をとられていてはいけない。ここには大きな波に翻弄されながらも、男たちの骨太のドラマとロマンが的確に表現されている。ラストはあまりにも哀しすぎる。 8点(2000-07-30 10:53:45) |
880. レインディア・ゲーム
なんとなく胡散臭い冒頭の刑務所でのシーンがラストにリンクしていて、“あーやっぱりな”って感じのネタバレ。巨匠J・フランケンハイマーにしてはかなり“しょぼい”作品です。予告編にあったシーンが本編にないという近頃珍しい作品。 4点(2000-07-17 23:48:29) |