881. Mr.インクレディブル
文句なく面白い。 今回、たまたま吹き替え版で見たけど、事前に吹き替えが「三浦友和」という事を知った上で意識して観てなお「三浦友和...うまい。」と感心。あまりに自然な吹き替えで三浦友和だか誰だかわからんくらいの上手さ。 黒木瞳は「あ、黒木瞳だ」とわかる声だったがこちらも雰囲気があって文句なし。 ただこの映画に関しては、国籍不明の「モンスターズインク」や「ファインディングニモ」などと違い「アメコミヒーロー」が主人公。 ここはやっぱり英語字幕版を見た方が雰囲気が出る気がするな。 ピクサー映画のテーマといえば「愛」だが、この映画で語られているのは、まず「夫婦愛」そして「家族愛」。 こう言ってはなんだが、今回はくたびれたお父さんが見るのにふさわしい..映画になってる。 どちらかというと「家族愛」より「夫婦愛」や「日常生活にスポイルされがちな大人の倦怠感とそこからのブレイクスルー」に話の重心がおかれていて、家族の中でも子供たちのキャラの立て方はイマイチである。 (子供達のエピソードも結構あるように見えるが、実は子供をダシにして夫婦を引き立てるためのエピソードになってる..なんてシーンも多いのだ。) 家族愛映画としてみるならもう少し子供の描写に力を割くべきだろうが、 そうすると「夫婦愛」が不鮮明になりそうに思うので、個人的にはこのバランスでよいと思う。 一方、ポスターなどの絵ではイマイチ感のある「インクレディブル夫人」。 これが実際に映画で見るととっても魅力的でもうびっくり。 戯画的に誇張された体の線といい絶妙な性格といい.... こんな素敵なヒロインは久しぶりに見た..って感じで僕はもうメロメロ。 「今年最も魅力的なヒロインで賞」を彼女に進呈いたします。 9点(2004-11-30 00:24:53) |
882. オクトパス
豪華客船、テロリスト、怪物の造形....等、あきらかに「ザ・グリード」にインスパイアされたと思われる映画。 ....インスパイアってかパクリだが。 向うがメルギブソン似の主人公なら、こっちはキアヌリーブス似の主人公で勝負!ってところか。 なにせ安直なパクリ映画だけに映画全てがあまりにもムムムな出来なのは確かだが、でも、わざわざここで低い点をつけて祭り状態にするほどの映画でもないだろう...と思ってしまう、まさにハシにも棒にもかからないそんな映画。 3点(2004-11-29 11:56:09) |
883. キャットウーマン
ハルベリーは好きだし、猫も大好き。しかしこの映画は、ムムム、びみょ~... 映画の最初の方では「なかなかおもろいやん、こら7点くらいの出来か?」と 思っていたんですが、見ているうちにどんどんつまんなくなっていって.... 最終的にはこのくらいの点数で。 ワンカットでやたらとぐるぐる回すカメラワークが印象的な映画ですが (一瞬、昔の「ワンフロムザハート」の冒頭シーンを思い出しました) しかし、そのシーンはくどくて決して好印象じゃない。映画中の効果としてはあきらかに逆効果。 猫をイメージしたのであろう、駆け回るキャットウーマンのCGアニメも微妙だし。 なんつーか、製作者のセンスに疑問バリバリなまま映画を鑑終わってしまった感じ。 で、実は私がこの映画で一番びっくりなのは映画の内容にではなく、 年増役のシャロン・ストーンと、若い(はずの)ハルベリーが、 実際の年齢ではイメージ程に差がないこと。 ハルベリー、もう37歳だからなぁ.. 映画中の印象では45歳対25歳くらいのイメージだが、実は45歳対37歳。 十分おばさん対決じゃん^^ 37歳なのにこんな役なのかハルベリー?とそっちに疑問もったりしそうだけど、いやいや、こんなに美人なのにこういう色物役をガンガンこなすハルベリーはやっぱり素敵です。 5点(2004-11-24 18:28:44) |
884. ロッキー
名曲中の名曲「ロッキーのテーマ」を背景にダサくてかっこ悪くて熱くて熱くてあまりに熱くて汗が飛び散るんだけどそんなもんじゃ全然体温下がらないぜ、ってくらい熱くてベタベタな映画。ある意味王道中の王道、とことんベタなところが良いのだ。 正直、この映画中のロッキーのダサダサな生き様は、僕には全然相容れないもののはずなのに、 それでもこのあまりにも有名なテーマ音楽を耳にすると、今でもなぜかそのへんの階段を駆け上がりたくなるような衝動に駆られる。 (で、階段の上で両こぶしを振り上げて叫ぶのだ) あるいは、何かのときに「よし!いくぞ!」というときには頭の中でこのテーマを高らかに鳴らして出撃する事もはめどあり。 本質的に共感できない僕ですらそうなんだから、共感できる人にとっては、そりゃさぞや熱いバイブルのような映画なんだろうなぁ、と素直に納得できる映画です。 8点(2004-10-01 11:19:13)(良:1票) |
885. ラスト サムライ
《ネタバレ》 過去にインディアンに対する虐殺を行いトラウマとして抱え込んでしまった大尉が、異国の地で別種のインディアン(サムライ)に触発され同化し、ついに自分のトラウマから解放されるまでを語った物語。 この手の戦争トラウマものは、すでに、ベトナム戦争帰還兵物や、よく例に出される「ダンスウィズウルブス」など(見方を変えればレオンなどもそうだ。)で既に手垢のついた設定だけに、今回は目先を変えてサムライで映画化してみました、とそんな映画。 さて、異文化というものは、異なるものであるからこそ、時に奇異で受け入れ難いものにも見えるし、また時には圧倒的に美しく魅力的なものにも見えるもの。 トラウマ大尉はここでは後者のスタンス。 「なぜそんなに自国民を嫌うのかね?」と昔の上官に問われてしまう程に自国に対する「裏切られ感」たっぷりで、自分の居場所or死場所を求めていた彼が、遠い異国にて全く異質の「武士道」(微妙にインディアンとの共通点あり)に惹かれたのはまさに必然。 そんな彼の視点で描かれているこの映画の「武士道」は当然ながら美化されすぎており、それはもう薄ら寒くなるほどで、そういう視点で撮られた映画である故、素直に感情移入ができない。 日本人として突っ込み所満載なのは、皆様ご指摘の通り。 この映画は「ロードオブザリング」のようなファンタジー世界だと思わないと日本人としてはちょっとキツイ。 この時代にこんな侍はそもそもいないだろう、というような歴史的事実もさることながら...画面の植生がなぁ、どこの国だよ、と。 日本じゃないのがまるわかりだからなぁ。それから忍者!漫画かよ!と。 それに「吉野の国」と字幕出てたけど..それは劇中の移動を考えるとやっぱ無理だし。 とか....気にならなければ気にならないんだろうけど..やっぱり気になっちゃうのは、それこそ「アイアムジャパニーズ」なのでしょうがないのです。 7点(2004-09-28 11:25:47) |
886. 地獄の警備員
3,4年前、大阪に出張したときの事。ビジネスホテルで一人寝つかれず、たまたまテレビでやっていたこの映画をつい見てしまいました。 全体に漂うB級ホラーテーストやヒロインの新人OLのいかにも汚れ役っぽい風貌、そのヒロインのイヤリングに固執するわけわからん犯人、またこういう汚れ映画にぴったりムードを醸し出す長谷川初範のいかにもなハンサム課長。 ..これらの要素に、僕の野生の勘が「エロシーンの予感」を鋭く感じとったからです。一人で出張中の夜のビジネスホテル..となると「エロシーンの香り」は見逃すことができない類のものであるため、それに対する自分の野生の勘は研ぎ澄まされています。 ....で、この映画、見事に期待を裏切ってくれました。エロ以前に、そもそもわけわかりません。とりあえず怖いのは怖いんですが....必然性とかまるでなし。 怪奇現象などではなくて、ただ悪知恵の働く精神異常の力持ちが犯人なんですが、 そいつがなぜか会社の地下室に住み着いたまま、嵐の晩閉鎖された会社内で社員の虐殺に乗り出す..という映画で、何しろ犯人の動機など一切不明。そう、「ヒッチャー」や「激突」の密室邦画版。と言った感じの映画でしょうか。 出張先のビジネスホテルの一室で、暗い室内で布団にくるまって見てるという場末なシチュエーションが またこの映画の雰囲気に相まって怖さ倍増でした。 (先輩OL がロッカーに必死で隠れてると、外からドカンドカンと押しつぶされて最後いきなり血がバシャーどくどくどく..のシーンが一番嫌だったなぁ。) とりあえず、一旦見始めたものを途中で止めることもできず、最後まで見つづけた僕ですが、エロのエの字も見ることは出来ず、妙に消化不良の気色悪いホラー映画を見る羽目になり、実に嫌な気分で遅い睡眠をとることになったのでした。 もう野生の勘は信用しません。 4点(2004-09-24 11:21:37)(笑:3票) |
887. ジョニー・イングリッシュ
《ネタバレ》 「あなたのむすめさんたちに小さいチンチンがついてますように」と、このセリフだけで6点。 この日本語のセリフを考えた人のセンスはすごい。凡庸な日本人には思いつくことすら不可能な天才的センス。 6点(2004-09-21 11:34:41) |
888. ターミネーター3
ターミネーターシリーズに特に思い入れの無い僕にとっては、物議を醸したラストについてはなんの疑問もない、というかむしろつながりを考えると「こうあるべき」なんじゃないの?と。 ..で、それはいいんだけどラストとか以前に映画の内容自体がつまらないのは勘弁してほしい。 派手でがちゃがちゃしてるだけで空虚なシーンの連続。見ていてあっという間に飽きる。 例えば冒頭のカーチェイスシーン、巨大クレーンカーなど使って金は思いっきりかかってるわけだが、内容はひたすら薄っぺらく、それが延々と続くもんだから見ていて激しく萎え。 (この感じは、以前どっかで見たな~と思ったら、そう「ザロック」のカーチェイスシーンのそれと似てる) 別の例でトイレで格闘のシ-ン。これ「トイレである意味不明」。なんでトイレなんだ..しょぼすぎるよ..と、まぁ一事が万事そんな感じ。 結局のところ、話自体のスケールが小さいのよ、とことん小さい。そのしょぼいお話を無駄に金だけかけて映像化してるから空虚に感じちゃうのかなぁ、と。 それから、この映画のヒロイン、登場シーンで30代かと思ってたら..23歳の設定なの?老けすぎだ.. 5点(2004-09-17 11:25:55) |
889. フォーン・ブース
《ネタバレ》 観賞中はそれなりに緊張感もあり面白かったが、観賞後、結局犯人の動機とかが不明で、あらためてここで点数つけようとすると微妙な映画。 どうやら犯人は自主的仕置き人の類だったらしい....と考えると、今度は主人公がターゲットとしては善良すぎる点が気になる。 だって彼、一見、嫌な奴に見えるけど、実は結構まっとうな奴。 妻をめっちゃ愛してるし、浮気にしたってまだ未遂。キャラ設定を考えればむしろマジメすぎるくらい。 イタリア製のスーツ着ていい時計して..って、身だしなみに気を使うことはむしろいい事だろ。 まー、確かに見下ろし気味にえらそーに他人と話すのはどうかと思うけど、映画内に限って言えば話してる相手が相手だからしょうがない気がするし。 (ちゃんと制服を着てないピザ配達人に、コールガールやチンピラだからな、話相手。) 彼が狙われるくらいなら、もっと狙われるべき人間が世界に1000万人以上はいることだろう。 準備万端周到なプランニング能力や、電話を妨害したりする技術力、見事な狙撃の腕、逃走テクニック等、その圧倒的な能力はもっとマシな事に使え、と。まず犯人にはそれを訴えたいところだ。 犯人にもっとも訴えたい事は「お前が一番傲慢だからまず自分を罰しろ」という事なんだが、そんな事言うと僕が公衆電話に近づけなくなりそうなのでそれは言わないでおいてあげよう。 内緒だよ。 6点(2004-09-16 11:46:22)(笑:1票) |
890. HERO(2002)
学生時代にしか読まないような古典的短編小説のごときシンプルなお話。 そのシンプルなストーリーをケレン味たっぷりの色彩と映像で、ただひたすら見せて観せて魅せまくる映画。 このケレンが好きか嫌いかがこの映画の全てですね。僕はわりと好きです。 ある意味「ムーランルージュ」系と括ってしまっていい映画かと。 7点(2004-09-13 11:21:14) |
891. ベスト・フレンズ・ウェディング
《ネタバレ》 この映画のテーマは2つ。表テーマが「親友」、裏テーマが「歌」ですね。 表テーマ「親友」については劇中でマイケルとジュリアン(男と女)、ジュリアンとジョージ(女とゲイ)この2組の親友模様を軸に描いていますが、これは皆様がレビューされてますので割愛^^ (ただ劇中でマイケルがどうにも嫌な奴にしか見えないので..そこがちょっとアレなんですが..) 裏テーマの歌については、式後のパーティでのジュリアンの「あなた達にはまだ自分達の歌がないでしょ。だからしばらく貸しといてあげるわ」というスピーチに象徴されていますが、「人と人とを結ぶのは歌だ」ということがこの映画の隠れテーマになっているかと思います。 その象徴的なシーンが何人かの方が言及されているシーフードレストラン(店員がカニ鋏型ミトンをつけてるからきっとシーフードレストランだ。)での合唱シーン。 ジョージのホラ話をきっかけに歌われ始めた歌がレストラン中に広がり大合唱になるという本映画中の白眉とも言うべき気持ちいいシーンです。 で、このシーンで歌われる歌が「小さな願い( I Say A Little Prayer)」だってことがミソ。 この歌は「いつもどんな時も、私はあなたの為に小さな祈りをささげ続けます」 という、まさに親友や恋人.....大事な誰かを思い続ける人の気持ちを歌った歌。 まさにこの映画のテーマを象徴する内容の歌なのです。 友人であるジュリアンを心配し、ここ1番の時には遠方から駆けつけ慰め励ましアドバイスしてくれるジョージ。 そのジョージの姿がこの歌の内容に重なります。 ジョージはホラ話の中でこの歌を取り上げることでジュリアンに伝えたかったのかもしれません。「僕はいつも君の側にいて君を見守ってるよ」と。 キザで演出過剰な彼ならやりそうでしょ? 7点(2004-09-07 11:50:23)(良:1票) |
892. キング・アーサー(2004)
映画冒頭にテロップが流れる通り、この映画は一般によく知られたアーサー王伝説ではなく、その元ネタと言われるハドリアヌス城壁守備隊長「アルトリウス・カストゥス」の伝承を元に作成された映画(らしい)。 たしかに手垢のついたアーサー王伝説を今さらそのまま映画化するってのも芸がないんで、これはこれでありかな、と。 (日本でもかつて「燃えろアーサー 白馬の王子」という「暴れん坊将軍」のイギリス版みたいなとんでもないアニメがありましたが^^) 伝説のアーサー王ではなく、史実に残る田舎騎士の泥臭い伝記。そう考えると、映画全体を覆う地味で泥臭い雰囲気も納得できるものがあります。 と、ま、それはいいんですが... 皆さんが書かれてるようにこの映画、映画として「ヘタクソ」 ツッコミどころが満載です。 例えば、映画導入部、ランスロットの出立シーンが描かれ、そこで意味深に渡されるお守り。これは映画中で重要な物のはず。 そして「15年後..」のテロップ後、出てくるのは当然大人になったランスロットってのが観客が期待する展開なのに..えっと...これは誰と誰? そしてランスロットの名前がやっとセリフで出てくるのは実にそれから20分後。 観客はやっとそこで「どうやらこいつがランスロットらしい」と観客が把握できるのです。 意味深だったお守りにいたっては伏線でもなんでもなく1時間以上経過したのちチラッと無意味に出る程度。 その頃には冒頭のエピソードなんか忘れてますってばよ。(しかも忘れてても問題ないという。) ..一事が万事この調子で、とにかくへたくそな構成で、状況や人物の描き方は舌足らず。 おかげで登場人物は区別がつかないし状況もよくわからず、映画を見ている観客の負担はかなりのものです。 ...と、文句つけ放題なこの映画ですが、なぜか私はわりとおもしろかったのです。 正直に告白すると「ロードオブザリング1,2」より間違いなく面白かった。 (そもそもあっちの方が状況や登場人物等、もっと区別つかないし) ブラッカイマー映画は嫌いだし、こんなにだめ映画なのに..なぜか結構面白い。 (決してキーラナイトレイの妖しい戦闘用乳バンドに心を動かされたからではない!) ....私にとっては自分の心の不思議を感じさせてくれる映画でありました。 [試写会(字幕)] 6点(2004-08-26 11:21:56) |
893. ヤマトよ永遠に
映画を見ている途中、「おじさま、わたし..サーシャ(はぁと)」のセリフに萌え..たりできず微妙な表情をうかべるしかなかった若かったあの頃の自分.... 今 思い出しても..やっぱりさむいよなぁ、あのセリフ..つかサーシャ。 3点(2004-08-17 17:29:09) |
894. うる星やつら3 リメンバー・マイラヴ
このパート3までは劇場で見たわけですが、何しろここまでの3作の中でも図抜けて記憶に残らない「うる星やつら」パート3。 正直、なんのウリもない。 83年開業以来大ヒットの東京ディズニーランドを受けての「友引メルヘンランド」という設定に時代性を感じるが..まぁそこまで。 テレビで十分。 5点(2004-08-10 14:46:08) |
895. アイアン・ジャイアント
「直球とカーブしかなくても、球威があればプロでも立派に通用します」という基本を思い出させてくれるそんな映画。 8点(2004-08-09 11:48:47)(良:2票) |
896. スレイヤーズ ぐれえと
どれがどれだか区別のつかないスレイヤーズの映画シリーズだが、 これは萌え系ゴーレム「ピコピコリナたん」でちょっとだけ印象深い作品である。 しかし、ま、やっぱりどうでもよい内容なんで..5点なわけなんだけど。 どうでもいいわりには、ぼーっと観てるとそれなりに時間がつぶせるこのシリーズの安定味はある意味凄いな、と。 5点(2004-08-05 16:10:40) |
897. スレイヤーズ RETURN
映画フアン向けでもなくアニメフアン向けでもない、スレイヤーズフアンという極めて限定された観客向けに製作されているこのシリーズは、位置付けで言えば「釣りバカ日誌」シリーズと同じようなもんであろう。 延々と製作されつづける「釣りバカ日誌2」と「釣りバカ日誌3」と「釣りバカ日誌4」...にほとんどの人が興味がなく、その区別がつかない..のと同様に、 「スレイヤーズ」と「スレイヤーズぐれえと」と「スレイヤーズRETURN」...の区別なんか普通の人にはつかないのである。 私なんか、実際に内容を観ていてもどれがどれかイマイチ区別つかないのだ。 しかしそれでいいのである。 その程度のヌルさでいいのだ、このアニメシリーズは...多分。 さて、このRETURN は、弱くて間抜けな盗賊団の親分とオリハルコンの亀と戦う話だ...ったような気がする..、たしか..ま、違ってても誰もこまらないが。 極めて安定して5点という点数をつけられる、あってもなくても一部フアン以外は誰も困らない。それがこのシリーズの売りなのだ。 5点(2004-08-05 16:05:00) |
898. スレイヤーズ
『巨乳になれる温泉』 「そ~こにゆ~けば~ど~んな胸も~育つというよ~」とゴダイゴも歌っていたが(歌ってません)、 一部貧乳の女性とかなりの数の男性にとって、 それは、なんと魅惑的な響きがある言葉..あるいは場所であろうか。 テレビ版の「スレイヤーズ」は原作の本編を元にしたものだが、 劇場版の「スレイヤーズ」は原作の外伝を元にしたもの。 そのためテレビ版と劇場版では、ヒロイン以外の登場キャラが異なるわけだが、 あちらでは「アメリア」こちらでは「ナーガ」という巨乳姉妹により、 どちらの世界であっても、文字通りの小さな胸を痛めてしまうヒロイン、リナ・インバース。 彼女が「巨乳になれる温泉」に対し並々ならぬ熱意を示すのも本編中むべもないことであろう。 ..「入浴」と「胸」と「クラゲ」をテーマにした(そうかな?)和製ファンタジーアニメである本作は、 原作同様、何も考えたくないとき等に適当に流し観るくらいで最適という まさに毒にも薬にもならないアニメである。決してつまらないわけではないが めちゃ面白いわけでもない。 ま、そのどうでもいいくらいの内容がまさにこのシリーズの売りであるわけだが... とはいえ、この劇場版1作目は後の劇場版とくらべるとまだマジメな内容の映画。 ただこのシリーズの場合、マジメがいいかとなると..そこはちと疑問であるわけだが.. 5点(2004-08-04 13:29:22) |
899. ロミーとミッシェルの場合
《ネタバレ》 ストーリーはほとんどないも同然で、キャラに乗れるかどうかで面白いかどうかがわかれるタイプの映画だと思います。 何にもできないくせに自己評価だけは変に高いおつむの弱い主人公2人。 個人的には嫌悪感しか持てず感情移入の余地が全く無いですから、僕はダメな側でした。 [DVD(字幕)] 3点(2004-07-30 14:34:47) |
900. X-MEN2
ウルヴァリンは相変わらず喧嘩っ早い単細胞ブルーカラー野郎だし(しかも弱い...) サイクロプスのだめだめぶりも1作目に輪をかけてひどい。 一方、映画中での老人と女性陣の活躍ぶりときたら... 例えミュータントに進化してもやっぱり現代成年男子はヨワヨワなのだ..という まさに今の日本を象徴するような社会派映画。ってアメリカ映画なんだが。 7点(2004-07-26 14:50:37) |