901. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
こういう映画を見た後は、如何に自分が今の人生と向き合えていないか、という点にいつも悩まされる。私は天才でも何でも無いんだけど。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-10 04:48:47)(良:2票) |
902. 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花<特別篇>
元ちとせが、こっそりデビューを飾っていたりする一本。んで、確かに沖縄と寅さんは、確かに何でかシックリこない。震災地には、合うんだけどなぁ。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-07-10 04:38:44) |
903. 28日後...
だれ~もいないロンドンのシーンは、凄いよね。「オープン・ユア・アイズ」のだれ~もいないスペインも凄かったが、不気味加減では若干、「28」のほうが勝っていたような。作りも硬質なかんじで、いわゆるステロタイプなアリガチ登場人物が居ず、新鮮でした。しかし、トンネルシーンや野宿シーンなんかから鑑みるに、英国人は、バクチ好きだなぁ、と、思いました。サスガ競馬大国。 [DVD(字幕)] 8点(2005-06-02 10:32:54) |
904. 聖なる嘘つき/その名はジェイコブ
戦争を背景とした映画(特にこういう「ドイツ人憎し!」みたいなのは)自体、苦手なのだ。が、嘘肯定人生を歩む私としては、この物語は何とも素敵だ。美しい嘘は、時に甘露である。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-17 17:56:39) |
905. ポリス・ストーリー/香港国際警察
この作品は「相変わらずジャッキーはすげえ!」レベルB+。ラストの舞台がショッピングモールというんが、ポイント高し。アクション映画で壊れ物注意な場所選ぶのは、ベタですが気持ち良いものですな。すっげえ。 7点(2005-03-10 04:58:55) |
906. ゴースト/血のシャワー
《ネタバレ》 あの幽霊船っぽさは、悪い夢でも見たかのようで不気味かつ圧倒的。ナチの行進映像が、途切れず延々と流れてしまうシーンなんかは正しく悪夢です。怖えぇよ!しかし肝心要の「血のシャワー」シーンは、今観てもそんなに怖くない。子供の頃に観た時は「血のシャワー怖えぇよ!」とか言って怯えてたのに、今じゃ「シャワー停めろよ?」と、冷静にツッコミ。大人になるって、悲しいなぁ。しっかし「この船は・・・ナチの拷問船だったんだ!!」ってのは、どうなん?ナチってワザワザ船の上でまで拷問してたのか?ん~・・・だったら拷問船って、怖えぇな! 6点(2005-03-05 23:18:10) |
907. ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 死霊創世紀
「なんでゾンビを撃つのに、躊躇するか、否か。」は、現場に立ってみないと分かんないよねぇ・・・って、この手の映画はそういう事を、感情移入しちゃってついつい考えるんだけど・・・ナイナイ!あり得ないよ?そんな現場は!ま、感情移入できる映画は、基本的に佳作です。ラストは、結構好き。阿呆な(ステロタイプな、の意)アメリカンっぽい様々の救いようの無さが、いい。ある意味、バッドエンドと、言えなくもないですよね。 7点(2005-03-05 22:50:27) |
908. 空飛ぶゆうれい船
敵はゆうれい船じゃなく、依存度の高い毒ジュースを売っていた大企業だった!っていうクダリが、面白い。ご~くりごっくりコンと!ボアジュ~ゥ~ス!のコマーシャルソングは、トラウマになったよなぁ・・・。怖ぇよ!ボアジュース怖ぇよ!みたいな。 7点(2005-02-28 23:52:36) |
909. 悪い奴ほどよく眠る
物語中盤辺りから安易に痛快さやカタルシスを求めていまいました。不覚。これって社会派モノだったんですよね・・・。でも、勝手に、ではあるが、どんでん返しでハッピーエンドを飾る展開を期待してしまったせいで、ラストのオチはあんまり好きじゃない。この怒りは理不尽な社会悪に対して燃やせばいい情念なのかな?三船敏郎&加藤武の演技は、素晴らしいが・・・。とかいいながらも、この点数。決してヒイキなんかじゃなく、やっぱり面白いのよね。 7点(2005-02-28 23:44:32) |
910. キャリー(1976)
《ネタバレ》 まさに、天国から、地獄。無事に卒業パーティが済んで夜が明ければ、明日は良い日になったのになぁ。寸での処でささやかなる幸せを逸してしまったキャリーの暴走には、同情してあげましょうよ。しかし、血塗れキャリーの演技は、凄かった。「おぉキャリー…血塗れのお前も、美しい・・・」って、永井豪みたいな台詞も、ついつい。浴室で一人で泣いているシーンなんかは、ホラーなのにもらい泣きでした。母親役も、非の打ち所がない怪演ぶり。アカデミー助演賞ノミネートも、納得。切なくも悲しい上質ホラーでした。ラストの二重に仕組まれたオチも、スゴく良い。 9点(2005-02-28 23:26:38)(良:1票) |
911. アモーレス・ペロス
《ネタバレ》 テーマは「失ってしまった」モノ。帰ってこない「失せ物」に対して、各々が苦悩し、前進するしかないと悟る視線が清々しい。切なくも力強い作品。凡百のジェットコースタームービーとは一線を画す秀作。 9点(2005-02-19 05:34:25) |
912. バカヤロー! 私、怒ってます
よく考えたら、当時「バブル期」における「バカヤロー!」って、単なるポーズじゃないかい?とか、思っちゃう。時代を超えそこなった作品は哀れでしかないが、それでも私ら小市民。微笑ましい作品だったりします。日常→鬱積→点火→爆発は、爆発に至りにくい毎日に、清涼剤的なカタルシスだったりします。 6点(2005-02-19 05:31:28) |
913. 黒い家(1999)
ぎりぎり悪趣味のほうに傾いてしまった失敗作。山崎まさよしがコッソリ出演。意味無いですけど。 4点(2005-02-19 05:23:04) |
914. 氷の微笑
ラストシーンの含み笑い的なオチが、何とも野暮でした。サスペンスにしちゃ乱暴というか、愛想無しというか。それでいて卑屈とも、とれる。セックスとサスペンスの取り合わせが、すでに野暮か。うん。 4点(2005-02-19 05:21:34) |
915. ホテル・ハイビスカス
沖縄のロケーションや、夜の空気だとか、空の色だとか、が、なんか本土よりも濃く力強いですよねぇ。え?映画だからそういう風に撮ったのかも?ですが。しかし美しい。私も永住してみたいナ~と、ツイツイ思ってしまう。ハイ、これが「リアル沖縄」でなく「作品的沖縄」なのは、承知の上です。しかし、この作品の持つ溢れんばかりのパワーは、絶対ディフォルメされたものなんかじゃないと、思います。 8点(2005-02-16 23:55:56) |
916. 生きものの記録
今現在、こんな主人公はただの被害妄想狂として扱われるんだろう。今は良くも悪くも平和を享受したり持て余したり、で、世の中危うくも成り立っている。禁治産者の老人の屍を礎にして成り立っている現在に、ダラダラと生きているという認識を、とりあえず私はもっておこう。と、思わせられてしまう作品。ラストシーンの精神病棟の廊下を分岐する二人のショットは、何とも言えないヒンヤリ感でした。 7点(2005-02-16 23:44:24) |
917. ドーン・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 恋人が乗っているカローラを追いかけ、裸足で駆けてく本能全開ゾンビに爆笑。有名人そっくりゾンビ狙い撃ちショーにも爆笑。お気軽!簡単!送迎バスを装甲車に改造講座にも爆笑。不穏分子には鉄格子越しにゲイの告白タイムでお説教。しかも効果は絶大!には抱腹絶倒。笑いあり!愛する者達との別離の涙あり!ホノルルマラソンのスタート展示並みのゾンビ人数に恐怖あり!様々なエッセンス(個人的には笑いに偏り勝ちだが)の上にある「サバイバル活劇」である。前作「ゾンビ」には、無かったサービスで、結構満足。前作原理のひとには、抵抗あるかも、だが。で、子供だろうが妊婦だろうが感染しちゃうって言うシビアさは、抵抗感じる人も多いだろう、ね。しかしこれって、欠点所でもある気がするし、評価所だったりも、したりで、複雑やね。 8点(2005-02-13 00:05:43) |
918. ゴーストシップ
ワイヤーシーン、結構不評やね。ま、グッチャグチャになったって、いいじゃん。この手の映画に「悪趣味」って言ってみても、どうしょうもない。ホラーが趣味良くて、どぉすんだよ!と、ホラーに関してはこういう持論もあるし。とは言え、冒頭の一同真っ二つシーン以降は、大人しい。回想再現シーンは確かにエグいものがあるが、まぁ展開はマイルド。ホラー度合いよかミステリ要素もあったりで。故に、期待していたほどの恐怖感は得られずに、個人的にはちょこっと寂しくも、ある。が、ヒロイン(?)役のJ・マーグリズは「ER」シリーズでもお馴染みだったりするので、オマケ的にこの点数。 7点(2005-02-12 23:42:37) |
919. 幸せになるためのイタリア語講座
ちょこっとだけ不幸せな日常にも、暖かい日の光がさすような、柔らかくほぐしてくれる瞬間は、何時かどこかに、ある。彼らには「イタリア語講座」だったが、私には…?うーん…この作品にはそういう「幸せになるためのヒント」めいた物を感じる。等身大の鷹揚ない展開に、物足りなさを感じるかもしれないが、人間臭く親近感があって非常にラブリーなキャラクター群。私も幸せに、なれるかな?(かわいくねぇよ)えへ! 8点(2005-02-09 00:48:07) |
920. 豚と軍艦
閉塞された小社会に囚われると、価値観なんて狂っちゃう。そんな歓楽街の住人は、女も阿呆だけど男は死ぬまで阿呆。ヤクザな人生なんて、こんなモンだ。ラストの走って逃げ通せた豚と、新天地に立ち行く春子は、ささやかなる勝利者なのです。人生教訓映画ですよね。しかし、若かりし長門裕之の巻舌の聞き取り難さは、確かに正直しんどい。 6点(2005-02-09 00:34:39) |