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Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1615
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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901.  ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ 《ネタバレ》 
なかなか波乱万丈な人生であるのは確か(一部、内容の信憑性には議論があるようだが)。ただ、ひとつの仰天な「事実」の暴露と、姉妹のアンビヴァレントな関係性(これも言っちゃあ結構ありがちなモノではあるが)を除けば、ドラマの要素としての質はどれもごく平凡なレベルに留まるし、お話としては全体としてもそこまで深く感動したとも言い難い(あくまで個人的には)。  演技面はそこそこだったか。ワトソン、グリフィスは共に流石の手堅さ。ワトソンは病気になって以降は凄みが出てましたね(逆に、前半からのチェロ演奏のシーンは率直に全く弾いてる様には見えないチンケな出来だったが)。グリフィスは種々の「物言わぬ」シーンが良かったですね(よく見ると意外に美人ですしね)。
[DVD(字幕)] 6点(2020-09-13 01:48:01)
902.  厳重に監視された列車 《ネタバレ》 
下世話な内容だが描写は非常に間接的なので、あまり品の悪くない上質なコメディに仕上がっている。ただ、中々に薄い味付けなので人を選ぶとは言えるかも(個人的には結構笑えたケド)。
[DVD(字幕)] 6点(2020-09-06 12:04:09)
903.  屋敷女 《ネタバレ》 
一部では有名な作品だが、同時期の『マーターズ』に比べれば完成度という点では二回りは劣るか。前段部分がモッタリしたテンポなのはまだともかく、メインのスプラッタ展開に入ってもスピード感を欠いてだいぶモタモタしているし、かなり不自然でザ・突っ込みドコロな場面も多い(母親を殺しちゃうシーンなんかはもうコントですか?て感じだし)。そもそも話にも内容という程のものは無く、あくまで尖鋭的なスプラッタ描写にのみ観る価値があるジャンル映画、というレベルに留まると言って過言でないだろう。  しかし、その肝心要なスプラッタ描写に関しては、その痛さと血みどろ具合が文句無しに最高峰(正に血の河)。個人的にはとにかく、妊婦の腹にハサミ突き立てるというのが私ですらも観てられないという衝撃度で(当方、アンレイテッド版を鑑賞しております)、これまた常人の思い付きとは思えないレベルで酷いったら無い。今作、DVDジャケットには「妊婦の方は鑑賞をご遠慮ください」と注意書きがあるが、さも当たり前な配慮である(万が一「事故」でもあったらどーするのか、という)。  もうひとつ、ベアトリス・ダルはそんなに分かり易く危険人物な演技を色々こなしてるというワケでもないのに、実にデンジャラスなオーラを醸し出していてこの点もグッド。そもそも本人がかなりアウトロー系の人物なよーで、その意味では本質的に適役だった、というコトかも知れない(このジャンルでそれって、それはそれでどーなの?とも思うケド)。
[DVD(字幕)] 6点(2020-09-06 01:54:58)
904.  ともしび(2017) 《ネタバレ》 
説明的描写が極端に少ない部類だが、平穏な日常が崩れてゆくサマと、何とか平穏に過ごそうとしながらも次第に心境が変化していく様子はまま伝わるし、ランプリングの演技自体もまずまず悪くないと思う(なんか今作、妙に体張ってる感じ)。しかし、宣伝文句に謳われてるよーに「生きなおす決意」をしたのかどうかまでは正直言ってよく分からない(=それを伝えたかったのだとしたら、演出は失敗・不足している様にも思う)。せめてラストくらいは、もう少し示唆的に表現して欲しかった。あと、鏡面やピンボケを利用したかなり凝っていて中々に面白い画づくりがとにかく終始続くのも、印象に残る。
[映画館(字幕)] 6点(2020-08-24 22:37:55)
905.  シンプル・フェイバー 《ネタバレ》 
安っぽい内容のサスペンスだが、そんなに内容が頓珍漢だという訳でも無く、普通に2時間楽しく観れるレベルではある。ポイントはやっぱアナケンさんですかね。彼女の序盤からのやや残念人間さ加減と、終盤のやれば出来る子加減を微笑ましく半笑いで観れるという人なら、本作にはコメディとしての価値も十分に見出せるかと思われます。まあまあ。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-08-23 15:26:13)(良:1票)
906.  I am Sam アイ・アム・サム 《ネタバレ》 
良きにせよ悪しきにせよ、色々と多々、思わせるトコロのある映画である。ネガティブな話をすれば、まずそもそも状況が不自然すぎないか。サムが6歳までルーシーを育てられたなら(このことがそもそも不自然なのかも知れないが)、それが7歳になると急に問題になるということにあまり説得力が感じられない。あと、結局私はどうしたって、サムにルーシーを単独で育てる能力があるとは最初から思えなかった(なので、物語の大半を占める裁判部分にはあまり感情移入していけなかった)。しかし、だからと言ってあの裁判は一体何なのか。サムの資質が問われているとは言え、社会的弱者に対してあれ程までに配慮に欠けた裁判が行われるというのがあり得るのか。もう一点、サムに親として不足があったとしても、親に必要なのは決して知的水準だけではあるまい。社会にはそれこそ親として相応しくない輩がゴロゴロしてるのにも関わらず、それを野放しにしてこんな茶番を行うことにどこまで正義があるのか、と、少し大人気ないことも考えてしまった。全体的に今作、やや荒唐無稽にも思われる箇所が目立ち、特にこの手のマジメな題材の映画としては少しばかりリアリティを欠き「過ぎる」ようにも思われる。  ただ同時に、優れた点も多々含まれる映画だとも思う。やはりまず演技の質の高さ。総じて主要キャストは誰しも素晴らしいが、特にショーン・ペンの演技は役づくりの部分で実に卓越した仕事だったと思う。その優れた演技の力もあって、サムがルーシーを愛しているという最も肝心な部分には、十分に観客の心を動かすだけの力があったし、私はその部分には十分に感動できた。  ただただ観ていてスッキリと気持ちがいい、とかいう映画では決してないが、そういう映画も偶にはイイかも、という意味ではややお勧めできる。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-07-28 13:30:43)
907.  スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!! 《ネタバレ》 
インドの学園ものラブコメ(その意味ではティーン向けかも)。見た目は東出昌大、中身は剣桃太郎みたいな奴が主役。前半、この手のではよく出てくる親が金持ちなエリート野郎と、身の上の差異を乗り越えて友情を育むが、恋愛絡みのハプニングで仲が拗れてメインのNo.1対決へと突入していく。ただ、仲が拗れる場面では、どいつもこいつも「それを言っちゃあ終いだろ」な心にも無い酷い事を言いまくっており、これがインドの風情?とも思う(まあ若気の至りと言えばそーなのだが)。No.1対決の意表を突く終着ののち、ラストは少ーし捻りを効かせてごく爽やかな青春友情物語に仕上げており、抜群とまでは言わないが決して悪くもないかと。  恒例のダンスは全体的にかなり高水準で(若くてガンガン踊れる俳優が揃ってるからかも)、『マサラ・ディスコ』のシーンはYouTubeで偶にそこだけ観てたりしますね。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-07-25 18:55:42)
908.  死霊院 世界で最も呪われた事件 《ネタバレ》 
ホラー映画界のMCUこと『死霊館』シリーズの隆盛は、邦題だけこれに便乗した数多の輸入ものB級ホラー映画を我々の手にもたらしたが(『悪霊館』とか『怨霊館』とかナントカ人形とか)、それら作品のクオリティは?と言えばどれも、タイトルに釣られて観てしまった自分が情けなくなるような代物ばかりである。  本作はその手の一角としてはだいぶん出来の良い方。まず、主題は悪魔祓いもの(実話ベース)だが、事件の真相をジャーナリストが追っていくという形式にしてあって、これにより少しサスペンス風に観てゆくことが出来る(とは言え、実は本件、悪魔とは何の関係もありませんでした、となるハズは無いので、疑似サスペンスだと言えなくもないが)。  前半は若干大人し目でややもすると少し退屈だが、中盤からは驚かし系の恐怖描写が多少キレが有るのと、終盤は話がスピーディに展開してラストはお待ちかねの悪魔との対決、と、後半は十分に面白く観れる。ロケ地はルーマニアで(元ネタの話が当地産で)、寂れた感じの情景や古い建物がまあまあ独特、かつ雰囲気も結構グッド。あと面白かったのが、聖水を封じるために悪魔が室内に雨を降らすという怪異。そこら辺、随所にユニークな点も見られ、ホラーとしてまあ観て損は無いかなあ、とも感じる。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-07-25 18:55:40)
909.  爆裂魔神少女 バーストマシンガール 《ネタバレ》 
『片腕マシンガール』のリブート。低予算で血飛沫スプラッシュなスプラッタ路線はそのままだが、世界観は前作にも増してかなり異様で異形。しかし、残虐と淫猥を基調としつつも、どこか昭和テイストで破滅的な滑稽さを纏っていたりする雰囲気は、音楽への妙な拘りも相まってこれまたかなり独特な味わいを出せている。  妙ちきりんな演技・演出だらけだが、キャストはいずれもまずまず振り切れており、個人的にはこれも悪くない様に思える(まあ、全てを素直に直視できる、とは言い切らないケド)。中でも主演の女の子2人(搗宮姫奈と花影香音)は、アクションにせよパンチラにせよイカレたハイテンション芝居にせよ、正に体当たりなチャレンジが健気に本気でこれも好印象。アクション面でも、チープながらも色々工夫し(カメラワーク・早回し&長回し・特殊効果)、粗さをそこそこ上手く消してB級としてはまあまあ観れる出来にも仕上げている。この手の(おふざけ)アイドルアクションとしては間違い無く及第点以上かと。  一点だけ、北原里英が着物の下に白ホットパンツ着込んでるのだけは納得いかん。これがフンドシだったら、もう1点加点してましたですね。
[映画館(邦画)] 6点(2020-07-25 18:55:39)
910.  劇場 《ネタバレ》 
芸術家というヤツは、なんでも「芸の肥やしにする」という言い訳が通用してしまうので、才能が中途半端でなおかつ自立・自律の出来ない人間には向かない職業だ。その上に、純粋なクリエイターとしては自分のやりたいように勝手気儘に創作するべきで、だからある程度意識的に「狭量」であるべきなのだし、その結果なおさらダメ人間に陥りがちだ。更にそこに加えて男でかつ面構えが美しかったりすると、これはもう常にヒモに為らない様に「努力」する必要があるホドだろう。本作では異なるが、これで「実家が金持ち」とかだったら正に数え役満、太宰治の出来上がりである(まあ太宰は、才能は中途半端というレベルではないケド)。  本作、基本的には、上記のダメ芸術家野郎の発端から破綻(ラストは取って付けの再生?)までを描く極めてシンプルな作品だと言って過言ではない。そのダメっぷり・クズ人間な有様はまずまず痛烈であり、率直に言えば途中からこいつの人生などはどーでもよく、母性的包容力に溢れた松岡茉優がどーなるのかだけを個人的には気にして観ていたと言える。その意味では、その松岡茉優が自らの秘めた心情を(悲しみを湛えつつも)朗らかに発露するラスト直前のシーンが、私にとっての本作のハイライトである。  このシーンの他にも、青春映画と言うより恋愛映画としては観てそこそこ面白いシーンも散見される。しかし総じて、特に青春ものとしては(あとそーは言っても恋愛ものとしても)前述どおり非常に単純で在り来りな内容だと率直に感じる。その最大の理由が、主人公が心血を注ぐ演劇という要素のコアな部分への掘り下げが全く存在しないことである。決して観れなくはないが、好く言ってそこそこ程度の出来かと。ただ、主演2人の演技はそこまで悪くない(前述の茉優ちゃんのシーンに免じて1点アップしておく)。  下北沢、渋谷。若者の街だよね。人生うまくいってないと、住んでるだけで年々居心地が悪くなる。その焦燥感も、ハッキリ感じられるなあ、と。
[インターネット(邦画)] 6点(2020-07-18 13:52:48)
911.  新・夕陽のガンマン/復讐の旅 《ネタバレ》 
『新』と銘打ちつつも肝心な部分、まず監督はレオーネではないですし、イーストウッドもキャストから外れています。しかし、リー・ヴァン・クリーフは続投、脚本はヴィンチェンツォーニ、そして音楽はモリコーネと、確かに『夕陽のガンマン』のネームバリューに肖りたくなる様な面々だとも言えます。内容も、特に主役2人の関係性などは前々作に近い様にも思えますが、ジョン・フィリップ・ローは腕前はともかくイーストウッドのモンコに比べればだいぶ「若輩者」で(見た目もそこまでカッコ好くはないですかね)、ここはトップクレジットに昇格したクリーフが彼を手玉に取りつつ引っ張っていく構図がより強まっているとも言えます(2人ともまた中盤はとっ捕まってボッコボコにされてたりしますけど)。かつ、今作はまた割と単純な話ではありますが、ガンアクションがまずまず豊富にちょこちょこ入り続けるのと、終盤は結構派手に撃ちまくっており(プチ『荒野の七人』ばりに)、見せ場のボリューム的には決して悪くもない様に思います。  悪者はより悪く、主人公の善玉はより強く、物語は簡潔に、総じてより単純で娯楽に徹した作品だと感じます。イーストウッドが10才若くて本作でも主役を張っていたら、もっと有名になっていた作品でしょう。加えて、モリコーネの音楽は率直に今回も非常に素晴らしいです(ややおどろおどろしいメインテーマはタランティーノが『キル・ビル』でも使ってたそうですね)。西部劇としては確実に合格点以上な作品だと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2020-07-12 01:15:44)
912.  フロム・ビヨンド 《ネタバレ》 
この映画、やりたいことは分かるのですが、改めて観るとお話の方はちとメチャクチャ過ぎますね(やりたいことの方が更にメチャクチャだ、とゆーのは一旦置いといて)。ここまで来ると物語としてはちょっと訳分からんし、種々の描写も奇ッ怪過ぎて『死霊のしたたり』の様にコミカルさを目当てに観れる、というレベルに在るワケでもないかと思います。  なので本作、ただ奇ッ怪な映画が観たい!という完全なるマニア向け作品にも思います。デロデロドロドロのクリーチャーは『物体X』をどこか彷彿とさせますが、気持ち悪さと人体破壊描写のグロさ加減は彼の名作にも優るとも劣りません。個人的には、ややチープなのも逆に味が有る様にも思えます。加えて、今作にはエログロ系の要素もタップリ加味されており、バーバラ嬢の正に体当たりなお色気シーンは、ここだけは誰もが大喜びで観れるだろう大きな見所となっています(殆ど紐でケツ丸出しのボンテージ衣装には大いにゾクっとしました)。  ユズナ&ゴードン、コムズ兄さん&バーバラ嬢、加えてケン・フォリーの旦那という、往年のB級ホラーファン垂涎のキャスト・スタッフを擁することを含め、前述どおりマニアなら必見の大怪作と言えるでしょう。オススメかと言われれば普通にオススメであります。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-07-06 22:59:26)
913.  マイレージ、マイライフ 《ネタバレ》 
正直、残り40分くらいまでは、J・クルーニー演じるライアンがあまりに人物として完成され過ぎていて、これは物語にはなっていない、と感じていたのですね(主人公がナタリーならまだ話は分かるのだけど、くらいに)。しかし、残り30分はある意味怒涛の展開で、ライアンの人生に転機が訪れ?ます。普通に考えれば、1000万マイルを達成することにも、それを達成する程に飛び回ってする人切りの仕事にだって、人生を託すに足る意味があるとは思えません。それに気づいたナタリーは、さっさと仕事を辞めて人生を変えにゆくのです。  しかし、それはナタリーが若いから意味のあることで、50絡みのライアンに可能なこととも思えません。人生の何に意味を見出すか、なんて宗教みたいなもので、万人が共有できる答えなんて無い、とも言えます。ここまで来てしまったら、もはやそこは今までのそれを貫き通してゆくしかないのだ、という様なラストは、悲喜劇的でもあり、教訓である様にも思えます(もちろん、私がライアンよりもまだ多少若いからこの話を教訓と出来る、ということだとは思いますが)。  映画としては一点、ライアンの心変わりにあまり説得力のある必然性が感じられないのが少し痛い所だと思います(まあアレックスがイイ女過ぎた、ということかも知れませんが)。ただ、ラストのほろ苦い感じと、それでいて肝心な所は人・世代によって受け止め方が変わるだろう玉虫の色合いには、中々悪くない旨味がある、とも思いましたが。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-07-05 04:12:45)
914.  ワイルド・ローズ 《ネタバレ》 
いちおう、サクセスストーリー系と言える内容ではあるが、主人公の成長物語としての側面を重視したつくりになっている。冒頭が主人公の「最悪」で、此処から成り上がるぜ!な話かと思いきや、真のどん底が訪れるのは実はラス前25分辺り、というくらいなのだが、ゆーて諸々ひっくるめてもかなりありふれたコンセプトの作品だというのは間違い無いと言える。  確かに本作、この主人公に寄り添って観ていくことが出来ないと、正直どうにもならない映画である様に思える。率直に最初の方はクズ丸出しなので、ここで脱落する人もそこそこいるかも、という気がする。私個人としては、主演女優が中々にコケティッシュ、かつ程良くムチムチと丁度がいい感じの「見た目」が好み、というややゲスい理由で比較的快適に観てゆけたのだけど。一点だけ、いつの間にか娘との関係が修復してたのには、アレ、そんなキッカケの描写あったっけ?と思いましたが。  あと、カントリーミュージックというのもあんまり馴染みが無いので正直よくは分からなかったが、主演女優は確かに歌は上手かった。常にエルヴィス・プレスリーみたいな恰好をしている女の子が居たら、カントリー歌手かも?と思えばいいのだろうか。
[映画館(字幕)] 6点(2020-06-27 19:57:53)
915.  インシディアス 《ネタバレ》 
メイン部分はかなりオーソドックス、かつ非常にシンプルで分り易いつくりで、やや初心者・若年層向けな様にも感じられる。中盤以降は幾分ファンタジックかつ派手な展開になるのも、その感覚を強める様に思う。ただ、全体的な構成は、お話の進め方にせよ、徐々に盛り上げるホラー的展開運びにせよかなり巧みで、普通に結構面白く引き込まれて観れる。恐怖描写も、序盤の薄気味悪さにせよ、中盤以降の力技にせよこれもそこそこ上質で、それなりに怖いとも言える(ややマイルドだが)。  何と言うか、対象世代を広くとって何でもいいから万人受けするよーなホラー、とゆーのを、ある程度力の有る監督(チーム)に発注したら、こんなん出来てきました、て感じに思えるのですね。あまり作家性とか熱意とか、コレをやりたかったコンセプト、とかの「深み・旨み」は感じられないのだけれど、十分そこそこ観れる、というか。少なくとも監督の力量とホラー的「造詣」は大いに感じ取れます。個人的には別にそこまで好きな作品じゃないですけど。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-24 23:30:52)
916.  エジソンズ・ゲーム 《ネタバレ》 
所謂「電流戦争」を描いた本作だが、結果を抜きに当時の状況として、直流と交流のどっちが真にプラットフォームとして優れていたのかというのは、現在の我々が考える以上に微妙な問題だったのではないかと感じた(種々の関連技術の開発の進展の先も見えていない状況な訳だし)。  しかし同時にこの戦い、その新ビジネスの主導権争いとか技術的優位性の実際とかといった本質的で理性的なものと言うより、本作ではひたすらに、ただエジソンとウェイスティングハウスの「意地の張り合い」である様にも見える(怒り狂って形振り構わないエジソンと、バカに付き合ったら負けだと思ってるウェイスティングハウス)。そうなるとこれは男の面子の問題なので、特にエジソンは全くと言ってよい程に冷静さを欠いており、結果として理性的とは言い難い極めて醜悪な争いを繰り広げる、というワケだが、イザ勝負がついてしまえば(冷静に戻ったのか)ラストはお互い実にアッサリしたものであった(ここの描写がホントなのかどーかは知らないが)。  映画としては少しエピソード(話の内容)が不足気味なよーにも思えるが、娯楽作としてはそこそこ。
[映画館(字幕)] 6点(2020-06-21 16:46:57)
917.  ドクター・ドリトル(2020) 《ネタバレ》 
原作の児童文学は未読、かつエディ・マーフィ版も未見の状態で鑑賞。率直にかなりの子供向けというかファミリー層向けの作品で、非常にシンプルな話の内容といい、大人が心から楽しめるかと言えばやはり割切りが必要な作品に思える。例えば主演のダウニー・Jrにしても、決して悪くも無いがかなり「無難」な演技で、相当低年齢の子供にもとにかく分かり易く、ということに重きを置いた作風だと思う(尺もややコンパクトにしてあるし)。  ただ、あくまで子供向けという意味では、まあそこそこ楽しく観れるのではないかと思う。特に動物は色んな種類がたくさん登場するので、動物好きの子供なら単純に満足できるだろう。大人が観るにあたっては、かなり豪華な「声」の出演者の仕事を楽しむのが一興かと。オウム(→エマ・トンプソン)、トラ(→レイフ・ファインズ)あたりは、流石の一流の仕事だったとも思える。
[映画館(字幕)] 6点(2020-06-19 22:56:11)
918.  バッド・バディ!私とカレの暗殺デート 《ネタバレ》 
アナケンさんて、非常に美形でスマートなお顔だと思うのですが、何故にこーまで「おバカ」キャラがハマるんですかね(よく見るとお芝居も結構巧いし、決して実際にそんなにバカだとかには思えないのですが)。  本作は、アクションを比較的しっかりつくっているアクション・ラブコメという所で、個々の要素はアクションにせよコメディにせよ、そして両者の中核を担うサム・ロックウェルの出来にしても決して全く悪くありません(前述のとおりアナケンさんもまずまずハマっていますし)。ただロマンスとしては、まずサムが何故アナちゃんにベタ惚れなのかが全く説明されないという大きな疑問点がありますし(終盤、アナちゃんが暗殺者として覚醒した所を見ると、類は恋人を呼ぶ、的な何かなのでしょうか)、アクション部分のストーリーもお世辞にも上出来とは言えないレベルで、総じてお話としては及第点以下な出来かと思います。  とは言え、前述どおり個々の要素の出来の良さはあるので、ノンビリ気楽に観る分にはそこそこ楽しめるのではないかと思います。主演が2人ともお気に入りな俳優さんだったので、私は十二分に楽しめました。そんな感じ。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-17 00:35:28)
919.  羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来 《ネタバレ》 
非常にシンプルな質感に統一された絵柄といい、作画・表現技法に特に目新しいものがある、という訳ではない。むしろ日本語に吹替えて諸外国人に見せたら、普通に普通の日本のアニメだと思うだろう。ただ、作画・デザイン自体の質はかなり高い。特にスピード感のある戦闘シーンの構図などは非常に考え抜かれて作られており、その迫力は素晴らしかった。声優も、いわゆるアニメ声的というか可愛いキャラにマッチした声だったりで、総じて、現在の中国のアニメ生産体制の総合的な高水準さを大いに知らしめるだけの優れた作品であると思う。  テーマ・内容面は、侵略と破壊を繰り返す人間と、人ならざる者の共存、とでもいうか、ありふれたテーマではあるが別にこれも決して悪くはない。ただ、今さら、それも「中国人」にそれを言われてもねえ…という感があるのも正直なトコロ(かなり感情移入可能なキャラに仕立てていた風息に仮託して、実はウイグル弾圧を批判している、とかなら話は分かるケド)。  このまま実直に、本作のような高水準かつ王道な作品の製作に勤しんでいけば、いずれ中国にも手塚治虫・宮崎駿クラスの真に偉大な才能が現れ、日本人にもグウの音も出ないような歴史的傑作が生み出されるのは間違い無いだろう。しかし、その時期がいつになるか、となると、これは中国社会の(実際的な意味での)民主化の成立可否に全て掛かっている様にも思われる(それは中国のエンタメ分野全体に言えることかも知れないが)。  むしろ、私的に今の中国アニメに期待すべき、と思われる点は、アニメという表現技法を手にした中国が、その雄大な文化資産をこの分野に還元することであるかと考えている。本作でもいわゆる『封神演義』的な世界観が描き込まれていたとはいえ、どうもそういった要素の取り込みは、コアな方向というよりはユニバーサルな方向に流れてゆきがちな気がしている(それは本作を観てもそう思う)。断言したい。中国アニメのクオリティは、もはや十分にユニバーサルである、と。そして敢えて言おう、ガラパゴス化を恐れるな、と。
[映画館(字幕)] 6点(2020-06-14 22:15:10)
920.  ハッピー・クリスマス 《ネタバレ》 
いちおう、監督のジョー・スワンバーグという人は、いわゆるマンブルコアの主要人物の一人で、今作に先立つそのテイストの作品『ドリンキング・バディーズ』でもアナケン嬢を主要キャストに起用し、そこそこの評判を得たのだ。その意味では、今作は監督にとってもアナ嬢にとっても、謂わば「二匹目の泥鰌」なのだろうとも思われる。  そんな本作、ここにもしテーマ的なものが在るとしたら、それは「ダメ女のダメダメ生活」を描いたコメディ、ということにしかならないだろう。とにかく今作のアナ嬢は、頭は悪いわ常識は無いわ自分勝手なことは極まりないわで、見ように依ってはかなり不愉快な人物である。こんな彼女の有様からいかに魅力、は無理としても滑稽さを汲み取り、ユルーくノンビリ半笑いで観れるか、という作品だとも思われるが、個人的にはそれでもそこそこ面白く観ることが出来た(アナ嬢は、誤解を恐れずに言えば、賢しげなキャラよりこっちの方が絶対向いてると思う)。  マンブルコアならではの自然で面白げな会話シーンとしては、数回のガールズトーク(後半は猥談気味)に関しては、その中身についてどこがどういう理屈で面白いのかは男の私には皆目分からないが、とにかくなんか楽しそうだな、というのは重々伝わってくる。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-14 00:40:57)(良:1票)
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