921. トータル・フィアーズ
やっぱり1番気になるのは中盤で原爆が爆発するシーン。何故ジャックや大統領はあの爆風の中平気なんだろう?というもの。まあそこは深く考えてはいけないんだけど、やっぱり都合良いよね。よく調べもせずに「ロシアが悪い!」と頭に血を上らせて報復攻撃するアメリカの単細胞にはなんか呆れる。あんたそんなことしてていいのかい?ってね。それに対するロシアもロシアだけど(笑)現実にこんな事が起こったら困るなんてもんじゃないけどね。…と、少し脱線したけど、一つの作品としてみた場合、見せ場等もちゃんと用意されてるけど、全体からみればまさに可もなく不可もなく、ということで5点。 5点(2004-03-25 14:50:25) |
922. 隣のヒットマン
《ネタバレ》 終始騙し騙されな関係が続ききますね。敵だと思ってた人が実は味方だったり、味方だと思ってた人が実は自分の命を狙ってら利と、最後まで裏の読み合いなところが見ていて非常に面白い。しかしねぇ、あの状況じゃ確かにどっちか消さなけりゃならなかったんだろうけど、やっぱりマイケル・クラーク・ダンカンを殺しちゃったのはちょっと惜しかったかな。でも、いいってことよ、それなりに面白かったから(笑)。 6点(2004-03-25 14:43:02)(良:1票) |
923. ザ・ハリケーン(1999)
黒人だからといって、不当な差別や偏見によって無実の罪を着せられ、何十年も投獄されながらも地道に戦い続けた実在のボクサー、ルービン・ハリケーン・カーターと、彼を何とか助けようつするレズラー少年たちには心を打たれた。憎しみに支配されずに、再び人を信じる事、そして希望をもつ事の大切さを思い出すくだりは非常に良い。そしてラスト、見事に彼の無実が証明され、自由の身になるところも非常に感傷深い場面だと思う。 7点(2004-03-25 14:38:02) |
924. ドラゴン特攻隊
凄い。冒頭の設定がどんどん変わっていきアマゾネス軍団や幽霊屋敷など、1つの映画で何回も楽しめる要素だ。ただ悲しい事に、この勢いに振り落とされてしまった…。 4点(2004-03-24 14:08:54) |
925. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ/天地風雲
《ネタバレ》 カンフーと西部劇!東と西の娯楽要素が手を組んだとくりゃそれだけで俺はもうノックアウトですよ!今回ウォン先生の付き人が鬼脚ことチャトってところを見るといつものフー君はお留守番なのかな?(笑)しかし先生もチャトも動きが尋常じゃないくらい速いですな~。目にもとまらぬ速さとはこのことですね。本当にこの人たち人間なんでしょうか。やっぱり圧巻は中盤のウォン先生の記憶を取り戻そうとチャトが先生に勝負を挑むシーン。ここで2作目の天地大乱ネタが出てきたときはニンマリしたけど、あれ?よく考えたらおかしいなぁ?この頃はまだチャトは弟子になってないはずなのに、なんでクン太子やラン提督のこと知ってんのかなぁ?(笑)ま、いいってことよ。おもしろけりゃ。観客を楽しませてなんぼの映画だし、俺は充分に楽しんだよ、この映画。 8点(2004-03-24 14:05:12) |
926. アナザヘヴン
《ネタバレ》 …見てて久しぶりに心の底から「つまんねぇ…」と思ってしまった。人間の悪の部分が水(?)になって人に憑いて犯罪を起こすってのは判るんですが前半の「脳みそを抜いて料理する」には、いったいどんな意味があるんでしょうか?アレが何かの伏線になると思いきやいきなりあさってな方向に話が飛んでっちゃうし、超自然的な可能性をいきなり信じ始める主人公たちにも納得行かなかった。これは久しぶりにつまらない体験をした映画だった…。 3点(2004-03-22 23:05:01) |
927. たたり(1963)
ゴシックホラーの古典ですが幽霊の存在をカメラワークと音響だけで表現しきったところが凄い。ホラーに下手なCGはいらないと言う事をモロに物語ってます。特に後半に歪んだ映像や音響などで表現された幽霊は見えないからといって存在しないわけではない、といわんばかりに物凄い存在感があリます。古典ホラーの名作。 7点(2004-03-22 22:59:15) |
928. 黒い太陽七三一/戦慄!石井七三一細菌部隊の全貌
《ネタバレ》 「正視できない!しかし、見なければならない!」…あ、すいません、普通に正視してました。勘違いしちゃいけないのが、↓の皆さんも既に言ってますが、これは“告発映画”なんぞという崇高なものなんかじゃありません。ただの悪趣味スプラッたです。告発に、生きてる猫を殺したり本物の死体を解剖したりといった常識を駕すような残虐描写はいりません。悪趣味スプラッタとしてはかなりの不快指数のある作品なのでそういう視点で観ると8点ほどです。 [ビデオ(字幕)] 8点(2004-03-22 22:55:19) |
929. 食人村 カンニバル
《ネタバレ》 明らかに【ハンニバル】を意識してるとしか思えないジャケットとタイトルロゴ。しかしそんな事はもはやどうでも良い。さすがドイツ!いかがわしさ抜群だぜ!(笑)どう見てもアマチュアにしか見えないビデオ映像やベタな演出がさらにいかがわしさをアップさせてる!これがドイツの真価か!(笑)それにしても凄い。何が凄いってその残虐描写。明らかに無理!人間はあんなことならないって、多分(笑)食人気っていってもゾンビじゃないんだから…と思ってたらホントにゾンビ化!駄目だぁこれは付いていけない…。 3点(2004-03-22 22:48:10) |
930. テキサス・チェーンソー
《ネタバレ》 1つのホラーとしてみれば6点くらい、リメイクとしてみれば4点くらい。なので今回は5点。冒頭、そしてラストの擬似ドキュメンタリー映像はなかなかのもの。しかし肝心の本編がどうもイマイチ。オリジナルよりも電ノコを使うシーンが増えてるのはまあいいとしてもあの狂気は何処へやら…手を切り落とさせるレザーフェイスは確かに間抜けだが、元々コイツは間抜けなところが良いのでそれはそれで良し。でも顔が見えるのはちょっとね。なんにしても、あの大傑作のオリジナルには遠く及ばない、と。 5点(2004-03-22 22:42:51) |
931. ホワイトハウスの陰謀
物語が進むに連れて犯人や謎が次々に進展する構成が面白いと思う。スリリングなシーンや次々に浮かぶ上がる謎などサスペンスとしてはなかなかの出来。 6点(2004-03-20 21:12:41) |
932. 電話で抱きしめて
《ネタバレ》 邦題から恋愛映画を予想してましたがその予想は見事に外れました。この題名、登場人物が電話をかけまくってるからこんな題名になったんでしょうか?まあ題名の事はこの際どうでも良いんですけど、まったく別な世界に生活する3姉妹が父の入院という変化によって段々とその絆を取り戻していくっていう展開が好きです。3人が3人とも自分の生きかたをしていてその唯一のつながりは電話だけ、悲しくも和やか。父親が死ぬシーンは少しベタだと思いましたが、心電図の音と父との思い出がフラッシュバックする場面は感傷深いシーンです。それにしても、病院内ででかい声で携帯使うなって(笑) 7点(2004-03-20 21:07:53) |
933. JSA
冒頭の事件がストーリーが進むに連れて段々とわかっていくあたりでこの映画の魅力にはまりました。南北を越えての友情、それがふとしたきっかけで全て崩壊してしまうというのはなんとも皮肉で残酷な事か。深刻な南北の問題を抱える韓国だからこそ撮れた映画だと思います。 7点(2004-03-20 21:00:43) |
934. 悪魔の棲む家(1979)
…おかしい、何故これは面白くないんだ…?超常現象かもしれないが、偶発的な事故が重なっただけと見ることも出来なくはない。実際の事件をルポした作品だそうだが、アメリカってのはいつもこんな意憑かれてるのか?秘密の部屋を見つけたあたりから面白くなると思ったが、そのままのテンポで何も起こらずに映画終了…何故だ?何故こんなに盛り上がらないで映画として成り立ってるんだ?不思議だ…。 4点(2004-03-20 20:57:36) |
935. モダン・タイムス
主人公は機械を使う側から使われる側になってしまったといっても過言ではない。今の我々も一歩間違えばこうなるという事をこの作品は教えてくれる。そして、我々はこの映画のラストのように均一化された世界の中で幸せを見つけなければならない…そのことをチャップリンは面白おかしく我々に教えてくれるのである。 7点(2004-03-20 20:53:01)(良:2票) |
936. チャップリンの独裁者
一見喜劇映画ながら実はナチス統治下の社会を強烈に風刺してるってのが凄いです。特にラストの(映画史に名を残すといっても過言ではない)名演説シーン。これがもし今だったら、と考えると、ただ奇麗事を並べてるだけに思えますが。この時代(1940年)というように考えると、これは映画という枠を超えチャップリンが心の丈をぶつけた全身全霊の言葉だということは想像に難くないでしょう。今も尚衰える事を知らぬ、底知れぬパワーをもった作品です。 8点(2004-03-20 20:47:15) |
937. ネバーセイ・ネバーアゲイン
初期ジェームズ・ボンド風な作りは良いんですけどね、どうも敵にばれてるスパイって云うのが気になるんですよ。いきなり「007!」なんて、隠密行動しなきゃいけないのにこれはありえないでしょう。それがこのシリーズの特徴だといわれれば返す事も無いんですけどね。ラストはラストで、もう少し敵のお頭にも頑張って欲しかったねぇ、という事で5点。 5点(2004-03-20 20:33:45) |
938. 足ながおじさん
レスリー・キャロンが18歳には見えないっすよー!という突っ込みは置いといて、この題材でミュージカルってのはは少しきつかったのでは?と思ってしまった。若い女の子たちと踊っておじ様幸せそうですが…なんか珍しくも長いダンスシーンがウザくなってきた…ラストはこれで良いと思うけど、もう少しねぇ、捻ってもよかったんじゃないかなぁ…なんてことまで思ってしまった…。 5点(2004-03-20 20:29:02) |
939. 大いなる遺産(1998)
水のみ場でのキスはとても印象に残った。子供時代の雰囲気やほろ苦い思い出みたいなものは面白いんだけど後半がやや力不足…ラストで、冒頭の脱獄犯が再び出てきたのは良いけれどわざわざ殺さなくても物語は収束したと思うんだが…どうもイマイチだった。 5点(2004-03-20 20:23:30)(良:1票) |
940. アンドロメダ・・・
《ネタバレ》 邦題から、宇宙空間を舞台にしたSF映画を予想してたんですがみごとのに外れました。しかしながらそんな事はどうでもよくなってしまうくらいに凄い映画でした。冒頭、“何か”が起こった街を探索するシーンから研究所に至るまでが淡々と描かれてますがそれがかえって未知の恐怖を倍増する効果をもたらしているし、中盤から後半に至るまでの“アンドロメダ”の謎の解明などがスリリングに描かれているのもこの映画が普通のSFパニックではないことを物語ってます。言うまでもなく、これはSF映画史に残る傑作です! [地上波(吹替)] 10点(2004-03-20 20:19:31)(良:2票) |