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Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1615
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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921.  君の名前で僕を呼んで 《ネタバレ》 
夏の北イタリアの透き通った情景は非常に美しく、観ているだけでも気持ち好い気分になれるホド。そんな中に繰り広げられる情熱の限りを注ぎ込んだかの様な濃厚な恋愛事象もまた、それでいて実に美しく眼に映る。ただそれは、確実にどこかに真実めいたものを秘めつつも、永遠に続くことを希われた様なものであったか、と言われればもっと淡く、儚いものであった様にも思われる。  どちらかと言えば私は、恋愛映画というよりは青春映画として本作を解釈する方が(あくまで個人的には)納得が深い様に思う。その意味では、本能の目覚め、種々の葛藤、情熱と痛み、等々、ティモシー・シャラメの演技はそのどれもを素晴らしく表現できていたと思う。恋愛要素について、ちょっと情熱的過ぎてコアな部分の描写に少しだけエグみを感じてしまった、ということと、映画としても全体的に少し尺を取り過ぎている様に感じたこと、2点を踏まえて、一応のこの評価とさせていただきたい。
[DVD(字幕)] 6点(2020-06-12 14:06:42)
922.  テキサスの五人の仲間 《ネタバレ》 
必要なカネを借り出すための手段の意外さ、事の真相、巧みなダブルミーニングになっている優れた邦題など、種々の「トリック」の質はどれもまずまず素晴らしく、その部分の爽快さは間違い無く感じられる作品だと思う。ただ、やはりこのルールではカネをより多く積める者が勝つのであって、強力すぎる外ウマを勝負の場に引き込んだ時点で決着は付いているのだし、だから根本的な話として、本作はギャンブルを描いている様で実はギャンブルにはなっていない、とも言える。その意味では、トリックは面白かったが(ギャンブルとして観ていた私には)少々肩透かしな部分があった、とも思う。ラスト、ドンデン返しが明かされた後の描写も少しだけしつこくも感じられた。  とは言え、前述どおり仕掛けのクオリティは優れているし、緊迫感もテンポも中々で一気に観れるのもグッド。あと、前半のヘンリー・フォンダの情けないギャンブル狂の芝居(実はホントに芝居な)も、後から考えると結構に味わい深かった様にも思う。まずまず。
[DVD(字幕)] 6点(2020-06-11 23:59:38)
923.  幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形 《ネタバレ》 
「血を吸う」シリーズの嚆矢だが、別に血を吸う訳ではなく、殺すだけである。犯人も、人形ではなく人形みたいな娘(のゾンビ?)だし、幽霊も出て来ないので幽霊屋敷でもない(かなりいい加減なタイトルの付け方である)。話の内容も非常にコンパクトな尺そのままという感じのお手軽だし、意外な、とゆーよりは取って付けが過ぎる無理繰りな黒幕も含めて、よく言って可も無く不可も無く程度の出来かと思う。  ただ、あくまでホラーの小品ながら役者は地味にちゃんとした人で固めているうえ、個々の演技も中々に上質であった。まず主演の松尾嘉代は、美形というよりは愛嬌といった顔立ちながら恐怖の表情が中々に真に迫っており恐怖映画の主役としては上々。母親役の南風洋子も戦前風の瀟洒な女性を雰囲気たっぷりに演じて陰鬱なムードを盛り上げる。実は黒幕の医師を演じた宇佐美淳は、中盤の怪談じみた語りのシーンがなんかイイ味出してるなと思ったらこれがラスボスで、見た目にも貫禄と(かつての二枚目を彷彿とさせる)品を兼ね備えていてグッド。下男のジジイ役の高品格も何とも不気味な雰囲気でこれが結構怖い(彼は次作にも登場しますね)。  何より、肝心の娘役の小林夕岐子は(どっかで見た顔だと思ったら『ウルトラセブン』に出てたんですね)確かに日本風の人形にも見える美貌に加えて、黄色い目をしてニタリと笑う顔がかなり不気味で実に素晴らしい。総じて、日本のゴシック・ホラーと言うべきレトロでジットリ湿った雰囲気が、現代に至って観たときに意外に優れたホラーの質感を醸し出しており、個人的にはとても好印象。地味に結構オススメ。
[インターネット(邦画)] 6点(2020-06-07 01:41:11)
924.  呪いの館 血を吸う眼 《ネタバレ》 
とにかく、吸血鬼の岸田森の迫力たるや、その一点に尽きる作品である。今作の吸血鬼は古典的な設定どおり血を吸った人間を眷属として従えることができるという凶悪な能力なのだが、その割にはやってることがまどろっこしく、ごく終盤まであまり展開がヒートアップせず少し平坦だとも言える。しかし、ラスト付近は流石にやや盛り上がるし、オーラスの断末魔などは実におぞましく、意外な程に見応えがあった。岸田森の登場シーン(+αとして、どちらもかなり可愛い犠牲者姉妹の2人)を目当てに観てゆけば、決して損はしないだろう。
[インターネット(邦画)] 6点(2020-06-02 23:25:42)
925.  オンネリとアンネリとひみつのさくせん 《ネタバレ》 
どうみてもナチスの収容所的なトコが舞台なのもあり、カラフルで可愛い諸々、という部分の魅力はやや前作までより少ないのが少し残念。あと、明るく楽しく優しい、という面に比べても、やや暗め、ないし風刺的なパートが多めになっているのも少し前作までとは趣を異にする(ラストとかもいまいちピンと来ないのが正直なトコロだが、インスタ映えしか頭にないバカ市長とかはまあまあ笑えた)。子役の成長も雰囲気の変化の原因のひとつだろうと思われる(それでもまだまだ可愛いし、子供映画として雰囲気がイマイチだとかいう訳ではない)。今作も決して出来は悪くないと思う。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-01 00:07:12)
926.  ローマ発、しあわせ行き 《ネタバレ》 
理屈より感情を優先するタイプの、個人的に非常に苦手な女性のかたが3人も出てきて好き勝手放題やらかして回る話の内容は、傍目にはそこそこ面白いケドよく考えると地味にストレス(胃痛)。それに比べりゃ八方美人で予定調和な結末も、最早左程気にならない(これはこれでアリかと)。目当てのカルディナーレは、何やら縮んで可愛いお婆ちゃんに(これもこれでアリかと)。結論、まあまあ楽しめたかと。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-05-28 00:24:39)
927.  おとなのワケあり恋愛講座 《ネタバレ》 
まるで中身の無い映画ですね。ここには傾聴すべき物語も、人間の成長も、真実らしき愛も何ひとつ存在しません。加えて、極めておバカな映画です(おバカ、で片付けるには少し深刻に過ぎる気もしますが)。ステレオタイプを更に煮詰めた様なクセの強いキャラクター達に共通する点は唯一つ「非常識」であることです。そんな彼らの愚かしい有様と、そして時折登場する「常識的」なモブキャラが彼らに冷徹に叩き込む控えめに言って致命傷なツッコミ(と、それがもたらす暫しの耐え難い静寂)に率直に爆笑できてしまう私は、やはりどちらかと言えば「非常識」側の人間なのだろうなあ、と思います。  単純に映画としても、前半1時間にも渡ってカッ飛ばしたハイテンポに比して、予定調和な後半は確実にスローダウンしている尻切れトンボ加減も決して褒められたモノではありません。ただし、俳優陣は揃ってかなり頑張っています。特に印象に残ったのは、アラフィフとは思えないキレの有る美貌(+前述通りのバカみたいなハイテンション芝居)を遺憾なく発揮していたサルマ・ハエックですね。ブロスナンも(あくまで個人的には)決して悪くなかったと思います(これもやはり、笑えるかどうかは人による、としか言えませんが)。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-05-24 16:41:43)(良:1票)
928.  パーティで女の子に話しかけるには 《ネタバレ》 
うーん…どうでしょう。。タイトルからは全く想像も出来ないような非常に珍妙なSFの話で、しかもメインコンテンツは極めて単純なボーイ・ミーツ・ガールの物語だという。あくまでSFの小品としてなら、その奇妙さには十分に作品としての価値を備えていると言えるかも知れないが、ひとつの映画として十分にユニークな内容があったかと言われると、やや微妙だと思う。ところどころ、あまりにヘンテコでちょっと笑えるという箇所もあったのだけど、正直エル・ファニングが可愛いからなんとか観ていられる、という作品に思える。  ただ、エル・ファニングは確かに可愛かった。髪型とかも超可愛かった。その点でおまけの1点アップ。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-05-23 17:55:12)
929.  ザ・ホード -死霊の大群- 《ネタバレ》 
仏語で「ラ・オード」、英語でも「ザ・ホード」で「大群」という意味である。フレンチ・ホラーの佳作『フロンティア』のザヴィエ・ジャン監督が中心となって製作した本作は、仏国産としては少し珍しいゾンビもの、かつウリはその「物量」だという点で中々興味深い作品だ。もっとも「史上最多」という宣伝文句自体は、わずか3年後に公開された『ワールド・ウォー・Z』にすぐさま奪還されたことに間違いは無いだろうが。  しかし、本作の見どころはそのゾンビの数というよりは、『28日後…』以降の高速ゾンビ系統の中でも際立って高速&高耐久なゾンビの戦闘能力の高さにある。何しろ本作、ゾンビとの戦闘シーンは少し早回しにしてるくらいですもんね。そしてショットガンだろうが何だろうが胴体を狙ってる限りは何発ブチかまそうが止まらないというスーパーゾンビは確かに相当な恐怖である(まあ、落ち着いて頭を潰しましょう、と言ってしまえばそれまでなのだが)。中盤までは別にゾンビの数も多くないが、最終盤は宣伝どおりかなりの大群で群がってくるのも中々ゾクゾクさせてくれる。  惜しむらく、ゾンビが強力すぎ&感染拡大速度も速すぎて脱出に現実味が無く、結果イマイチ緊迫感を出せていない点と、中盤までのアクションの「物量」は率直に不足している点、そして、まるで感情移入できない魅力皆無な登場人物たちのキャラ設定の悪さ等は、ハリウッド産A級ゾンビ映画の基準点をやや下回るかと思う。ただ、前述どおりのゾンビの戦闘力の「過激さ」には、これぞフレンチ・ホラーと言うべきラディカルなユニークさをつくり込めていると言える。ホラーとして決して、出来は悪くない。
[DVD(字幕)] 6点(2020-05-10 22:42:23)
930.  インビジブル(2000) 《ネタバレ》 
透明人間なんて荒唐無稽じゃね?まあ映画だし、そこは許しちゃる。  透明になったからってなんで凶暴になるの?ちょっと説明回り諄いし強引だけど、そうせーへんかったら始まらないやん、許す。  暴れ始めるの遅くない?うーん…CGの出来が良かったから序盤そっちに頼っちゃったのが…もう15分早くアクション展開に入ってればとは思うけど…でも暴れ始めて以降は十分オモロかったし、いんじゃね?  ヴァーホーヴェンが空気読んじゃってます!コレよ。俺の知ってるヴァーホーヴェンは、こんなもんじゃないって。トイレ覗き見のシーンなんて、ヒリ出すトコロを5cmの距離で見つめてるのがヴァーホーヴェンだって。前言撤回、さっきの15分は、エログロに使うべきだったよね。  あとエリザベス・シューは、頭は良いわ機転は効くわ容赦は無いわ美人だわで、後半かなり良かったですね。あとはこっちもエロシーンがチャンとしてればもう完璧なんだけど。
[DVD(字幕)] 6点(2020-05-06 01:02:05)
931.  ダンスウィズミー(2019) 《ネタバレ》 
ミュージカルシーンを主人公の空想(現実逃避)として映画に落し込んだ『ダンサー・イン・ザ・ダーク』は、極めてシリアスな(踊ってる場合じゃない)物語と幻想的なダンスシーンを融合させることに成功した傑作だった。『シカゴ』でもミュージカルシーンは作中の現実ではない観念的なものとして表現されるが、こちらはミュージカルの物量が圧倒的で、むしろミュージカルに映画がくっついている、という特殊な質感を醸し出していた。  翻って今作では、ミュージカル自体は主人公の幻覚だが、本人だけは現実に踊り狂っており、そのことで様々な混乱が生じる、というのが、コメディとしての本作の根幹を為す設定となっている。このアイデア自体はそこまで斬新だとは言わないが、ミュージカルとコメディを自然に結びつけられるだろう点で決して全く悪くもないと個人的には感じている。ところが実際の作中では、この設定が問題を引き起こすのはごく序盤のみで、特に中盤は音楽を聴いていても歌ってれば踊ってなくても平気(自我も保てる)、という様に見える。この「軸のブレ」の所為もあってか、中盤はさほど笑えない至極平凡な内容になっている様に思われる。ある意味、今作は一種の「アイデア倒れ」な映画だとも感じる。  とは言え、ミュージカルシーンの量自体はかなり豊富、かつ三吉彩花は歌も踊りもまずまず頑張っている(加えてかなり可愛いし)、そしてコメディ面も(平凡とは言え)普通程度には笑えなくもない出来だとも思う。個人的に、ミュージカル映画に(コメディ面やシナリオ面で)そこまでソリッドなものを求めるのも詮無い事かなあ、と思っているので、気楽に観ること前提で、そこまで悪い映画ではないかと思う。重ねて、三吉彩花はとても可愛かった。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-04-19 18:55:17)
932.  ギャングバスターズ 《ネタバレ》 
B級テイスト、かつどこか確実にタランティーノ風味な、お手軽アクション・ロードムービー。おバカチンピラ三兄弟(+預かったターゲットの小僧)と迫り来る暗殺チームとの手に汗握る(と言うホドでもないグダグダマッタリな)バトルを思う存分楽しめる。三兄弟の次男および小僧が喋れないというキャラ被りをものともしない設定だが、この二人がどちらも中々イイ味を出している。暗殺チームも個性豊か(年増お色気軍団・黒人ヒャッハー軍団・あとメキシカン?ネイティブアメリカン?系のなんちゃら軍団)だが、揃って腕前はさほどでもないというごく暢気な物語。アクションもハッキリ言ってド初っ端が一番出来が好く、後は至極普通(ラストも意外なホドにアッサリ)。ただ、程好くコンパクトで前述どおりのマッタリさを含め、頭空っぽにしてノンビリ観るには地味に最適な映画。間違い無く有用な作品だとは断言できる。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-04-19 12:15:44)
933.  フライト 《ネタバレ》 
航空アクションな序盤、ジャンキーな中盤、法廷劇な終盤、人間性を発露するオーラスと、中々に変わった展開をする点は先が読めなくてまあまあ面白いが、中盤がだいぶん長いことダルいのが映画としては玉に瑕。ただ、デンゼル・ワシントンの演技はまずまずだし(アクション俳優の面目躍如な序盤の緊迫シーンや、ラストシーンとかは言うまでも無く)、中盤までの内容からすれば意外と言える様な爽やかな鑑賞後感が残るのも悪くはない。一風変わった作品として、観ておく価値は有る。
[DVD(字幕)] 6点(2020-04-19 01:08:06)(良:2票)
934.  チャップリンの殺人狂時代 《ネタバレ》 
随所にコメディ要素を織り交ぜつつも、普通にシリアスな話にもなる話である(残虐描写が皆無だから好い様なものの、犯行自体は結構極悪)。そこはチャップリン一流に全体としてもブラック・コメディな風に仕上げられているが、個人的にはこのアンマッチさは左程好みではないのと、前半は前述どおり犯罪場面のパンチが無い上にコメディにも微妙にキレが無く、割と辛かった。中盤以降はブラックコメディ面が尻上りに向上し、その意味ではそこそこ面白いのだが。
[DVD(字幕)] 6点(2020-04-18 14:15:02)
935.  天使たちのビッチ・ナイト 《ネタバレ》 
女子修道院で若い男がハーレム状態!という建付けは、日本で言えば尼寺もののロマンポルノ的なエロティック・コメディを想起させる。がしかし、その場合エロティック部分に関しては「貞淑だけど欲求不満」な尼さん(修道女)というのが一番「ホット」なポイントであり、翻って本作の修道女は「下品で馬鹿でド淫乱」という点でどうもリビドーが燃え上がってこない。コンセプトとして、修道女がフXXク連呼してるのが笑えるでしょ?ということらしい(マジで、ド初っ端から4文字ワードの大盤振舞い)。だがそもそも(いっちゃんの主演女優はまだともかく)修道女は揃って若くも無ければ大して可愛くもないのですよコレが!  なので中盤までは率直に、コメディもエロもイマイチだ~なァと思って観ていたのだが(エロシーンでも皆ダボダボの修道服着込んでるからなんも見えねーし)、どういう流れか修道女がベラドンナ飲んでラリった挙句、野外で下半身丸出しのモザイク祭りな逆レイプ・黒魔術・乱痴気ワルプルギスの夜を繰り広げるという極めてカオスな展開が炸裂し、一気にテンションが跳ね上がった。ハッキリ言って本作はこのシーンに鑑賞の価値の全てがあるかと思う(収拾不能なまでにカオスな状況を見事に落とすジョン・C・ライリーの一言「奇跡だ」にも大爆笑した)。このシーンに関しては、修道女3人のハイテンションで狂気極まる演技も素晴らしかった(特に凄かったのが、ジネーヴラ役のコ)。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-04-18 00:24:33)(良:1票)
936.  ヒメアノ~ル 《ネタバレ》 
濱田岳と佐津川愛美の恋愛話は、人間臭くもあり、また健気で微笑ましくもある。そこにムロツヨシも加わったコメディの側面は、中々の芝居上手が3人寄っただけあって十二分に観れる出来になっている。一方、森田剛の猟奇犯罪話も、決してその猟奇性の面で深さとかエゲツなさを高度に感じるという訳でも無いが、虚ろで乾いた絶望はまずまず感じ取れるし、それを醸し出す森田の演技も決して悪くはなかった。  ただそもそも、この作品はどういうことを狙ったものなのか、が私にはイマイチ分からない。ふたつの話は明確に対置され、だから何かと何かが比べられている筈なのだが、その何かが何なのかがどうも掴み切れない。濱田岳が体現するある種の「幸福」と、森田剛の「絶望」が対比されているのだ、と言うのは簡単だが、前述どおりその幸せはささやかなもので、そこから落っことしても絶望は大した深さに至らず浅く止まる。これを狙っているのだとしたら、率直に本作はコンセプト面で失敗していると思う。  とは言え、深く考えずに二つの話をどちらも美味しく頂こうと思って観るなら、最初に述べた様にどっちの話も十二分に面白く観れるので、その意味では本作は完全に有用な映画だと言える(もちろん、ヴァイオレンスなサイコ・スリラーを娯楽として消費できることの素養は必要であるが)。  あと一点、佐津川愛美は可愛かったですね~こんなに可愛かったですかね?むしろちょっと有村架純にも見えましたよ。その上、そこそこエロいこともやってくれて、加えて相変わらず演技も実に上手だし、私は有村架純より全然好きですね。
[DVD(邦画)] 6点(2020-04-14 21:43:05)(良:1票)
937.  ムーンライト 《ネタバレ》 
月の光。ある日陰者の人生に一筋差し込んだ、といった映画だが、内容は(無駄をこそげ落して)かなりシンプルかつスリムで、序盤と終盤はその割りにテンポが遅くも感じる。一方で、映像や音楽の美しさ・センスの良さは非常に見事と言えるクオリティ。どちらかと言うと雰囲気映画の部類だとも思うが(誤解を恐れずにハッキリ言えば、あんまり内容は無い様な作品、かも知れない)、その乾いた空虚さもやはりハイセンス。どっちにせよ玄人向きな作品かと。
[DVD(字幕)] 6点(2020-04-12 01:23:29)
938.  インファナル・アフェア 《ネタバレ》 
かなり面白いアイデアだとは思うが、粗さも目立つ。  ①10年の潜伏(埋伏)というのはリアリティ的には非常に微妙 (刑事側なんて確実に犯罪を犯さざるを得ない筈で、それであの頼り無さげなヤンが(ラウはともかく)10年もやってけてるのが想像できない) ②ラウは成り行き上善人になろうとしただけで、10年間の行状も含めて全く「正義」ではない (なのに、最後は勝ってしまう…完全に「正義」なヤンは良い所無しなのに) ③半年後にヤンの身分が明かされたなら、それを殺したラウが無事で済むのは何故なのか  等、疑問は多い。  正直ラウのカッコよさ(と悪さ)に引き込まれるようでないと(ヤンに同情しているようだと)疑問の方が勝ってしまうような気がする。アクションは在って無い様なもんだし、個人的には実は割と微妙。  あと序盤、ヤンもラウも俳優が若手から本チャンに目まぐるしく切り替わるので、ちゃんと観てれば分からなくもないが正直言って相当分かりにくい(ちゃんと観てなかった初見では「何何何?」だった)。
[DVD(字幕)] 6点(2020-04-11 20:26:41)
939.  リヴァプール、最後の恋 《ネタバレ》 
メインの2人は、それぞれ演じる俳優と大差の無い年齢であったようだ。つまりは本当に30近い年齢差があったということで、その点でもこれが非常にリアルな「質感」であるのだろう。アネット・ベニングは流石の大女優らしく(年甲斐も無く)色気を纏うのも自由自在で(『20センチュリー・ウーマン』で枯れ果ててたのとは大違い)、物質的には年相応に老け込みながらも鑑賞者の脳内イメージにはかなり若く映ると思う。実話とはいえ、一見は確かに無理のあるカップルながら、この妖艶で美しいグロリアならもしかすると…という意味でも、そこそこ話に真実味を持たせるのに成功している作品だと言える。  そして、それ故に本作の一番のキモであるふたりの愛にも、ひとつの真実が宿るように見えるのだろう。真実の愛、たとえ刹那的に重なり合っただけの人生だったとしても、過ごした時間の長さを超えて別れがそれを永遠にする、そんなこともあるのかなあ、と。個人的にはテーマ面でまあまあ共感できたし、その意味ではそこそこ心地好かった。  とは言え、出会って、愛し合って、別れて、でもそれは実は病気の所為で…そして再会したふたりを、死が分かつ(ジ・エンド)。と、僅々50文字で完璧に説明できてしまう内容の軽さは、率直に少し物足りない鑑賞後感を生んでいる(特に、ホントにただお別れして終わりなだけのラストには、正直拍子抜けた)。ことベニングに関しては、前述どおり個々の演技も相当に良質なのだけど。
[DVD(字幕)] 6点(2020-04-11 01:51:03)
940.  500ページの夢の束 《ネタバレ》 
自閉症の女性を主人公に、彼女のささやかな挑戦を描く。決してハートフルなばかりでは無く、テーマに沿った種々の問題・困難もふんだんに描き込まれるが、あくまで本作はシリアスになり過ぎずに爽やかさ・明るさをメインに纏められており、テーマの割に観易い作品かと思う。個人的にはも少しだけ「ヘビー」な方が、こういうテーマの作品としては好ましい様にも感じるが、それこそ個人の好みの問題であろう。  とは言え、シナリオにそこまで秀逸なアイデアが有る、という訳でも無いかと。その代わり、主演のダコタ・ファニングの演技は色々と中々に絶妙で、その点が本作の最大の見どころなのは間違い無い。犬も可愛い。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-04-05 01:48:48)
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