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921.  めぐり逢えたら 《ネタバレ》 
原題は『シアトルの眠れない(男)』ラジオの“通称”から 私は未視聴だけど『めぐり逢い』という映画があっての『めぐり逢えたら』という邦題は、実にお洒落だと思う。 当時トム・ハンクスはコメディ俳優で時々泣かせる役もするイメージが強く、同年のフィラデルフィアから演技派俳優としての地位を築いていく、ちょうど過渡期の恋愛コメディ。 メグ・ライアンは日本でも人気のハリウッド女優の絶頂期。文句なくキュートで美しい。  妻の死から恋など無縁になったサム。父親に出会いを望む息子ジョナのラジオをキッカケに、ヴィクトリアとの恋を育んでゆく。彼女の独特な笑い声は、サムを明るく元気にさせた。 一方、アニーはウォルターとの婚約から現実を直視してしまい『私、若さも美しさも今がピークなのに、今後恋愛は出来なくなるけど、ホントにそれで良いのかしら?』と、30前後の結婚間近の女性なら誰しも思うジレンマに陥っている最中、偶然ラジオで泣けるエピソードを聞いてしまう。 グーグルもFBも無い時代、アニーは新聞記者の特権を活かし、社のデータベースで情報検索したり、探偵を雇ったりしてサムの素性を調査する… サムに明るいヴィクトリアはお似合いだし、サムがアニーにときめいたのは、アニーが美人だったからとしか思えない。 アニーがいくら美人でも、ウォルターほど気持ちが通じ合って、人間が出来た人と結婚する機会は、きっと人生で何度と無いだろう。 アニーの思い付きと美貌と行動力に振り回されたウォルターとヴィクトリアに、今後素晴らしい出会いがあることを願わずにはいられない。 特攻大作戦、危険な情事、「唾でも吐くのかい?」記憶に残る笑える要素は多い映画。  日中、なんでサムの家のソファーに女が座っているのか解らず。しゃべらないしサムからは空気みたい扱いだったし「奥さんの幽霊?」って思ってしまったバカです。ごめんよクラリス。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-12-17 00:00:53)
922.  荒野の決闘 《ネタバレ》 
なぜ荒野の決闘って邦題にしたのか?いとしのクレメンタインの方が内容に合ってるのに。 銀の首飾りの伏線、危なっかしい床屋の椅子、街の平和を脅かす酔っ払いインディアン、保安官になって名前を聞かれてからの「アープ…ワイアット・アープ」007=ボンドの名乗り並みに痺れる。 盗まれた一万頭の牛探しは、彼らの財産でもあり弟の仇だ。容疑者はクラントン一家だと目星は付いてて、証拠らしきものも掴んでいる。酒場では歌にされて馬鹿にされるのに、牛は追わない探さない。緊張感が解ける。 ドク登場→劇団の公演中止の理由→クレメンタイン登場…牛泥棒との決闘は隅っこに追いやられる。 『私です…理髪師が…』の天丼と、二人を見送る誇らしげな理髪師。BTTF3にオマージュされたと思われるダンス。クレメンタインを誘うまでのマゴマゴした感じが微笑ましくて良い。 首飾りからドクの疑い→チワワの手術はドクが自分を取り戻す見せ場だ。無事成功して安堵の乾杯。良い流れなのにアッサリ助からないチワワ。 有名なOK牧場の決闘。西部劇や開拓史は勉強不足で、何故OK牧場の決闘が有名なのか、映画を見てもwikiを見ても解らなかった。そんなに、何度も映画化したくなるような、ドラマチックな決闘でも無いような?? アープ家は兄弟を、クラントンは息子たちを、ドクはチワワを、クレメンタインはドクを…復讐が終わり、みんなが大切な人を失って、町を去るアープ達。…あれ?牛は??  「雪よ〜岩よ〜」みんなが知ってる雪山賛歌、なぜ和訳の際に山の歌にしたのかな?…って思って後から調べたら、この歌、この映画に出てくるクレメンタインの歌じゃ無いんだな。 映画の原題は『My Darling Clementine』=『いとしのクレメンタイン』 歌のタイトルは『Oh, My Darling Clementine』=『あぁ、いとしのクレメンタイン』とでもなるだろうか。 この僅かな違い『Oh,』に表される悲劇の部分を、この映画ではチワワが被ったような、そんな印象を受けた。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-12-13 11:10:20)
923.  グエムル/漢江の怪物 《ネタバレ》 
韓国映画は初めて観る。 のどかな公園からの怪物出現。真っ昼間に出し惜しみなく全身を曝け出して暴れる怪物。逃げるガンドゥと暴れる怪物を追うカメラワークは臨場感があって凄く良い。 人が吹っ飛び血も飛び散るが、怪物はドタドタとドンくさく、ある意味コメディタッチだから被害がどんなものか解らなかった。合同葬儀の時にかなりの人が死んでた事が理解できた。 娘の救出作戦までテンポ良く進む。ナムジュ可愛いなぁ。コメディだと思ってみてたから、弾の数え間違い→お父さんの呆れ顔に、思わず吹き出してしまったけど、次の瞬間…家族のムードメーカーのお父さんが命を落とすシーンから、この映画の空気が変わる。 口から人骨をバラバラ吐き出す怪物からは、最初に抱いたユーモラスさは感じなくなった。そして最後助からないヒョンソ。 家族もヒョンソも、あれだけ助けるため、生きる為に頑張る姿を描いてたのに、何だろう、前半凄く面白いのに。 意外な展開と言えばそうかも知れないけど…店で美味い刺身を食べてたら、お店の人にウスターソースを掛けられた気分? 冒頭の仕事中寝てるガンドゥを起こした女の子と、ヒョンソと間違って手を引いた女の子は同じ子かなぁ?どうでしょう?
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-12-13 02:52:01)
924.  山桜 《ネタバレ》 
外では上司に媚びへつらい、家ではふんぞり返る人間が小さい旦那。 落ち目の劣等感から、浦井家からの好意に嫌味を吐き捨てる姑。 こりゃあ野江も、おうち帰りたーいってなるわ。 前夫と野江の関係がどうだったか気になるが、この嫁ぎ先に明るい未来はない。 二人が会ったのは春の一度のみ。野江の思いは強くなっていくが、弥一郎はそんなこと知らずに正義のために決心する。 雪が解けて桜が咲いて、静かで希望のある感じの結末だが、どのような裁きが下されたんだろう? 百姓が困っていたのは事実で、正義は弥一郎にあるけど、諏訪の直接の被害者でもない弥一郎の、一方的な理屈での刃傷沙汰。 無罪放免は考えにくく、罪人として打ち首ではなく、名誉の切腹を許された。とかだろうか? 家紋を落とすだけで離婚が成立するような、そんな時代のお話。 …だけど結末を描かない事によって、今の人には今の人なりに希望ある結末を想像して下さい。という事かもしれない。 何人かの方が言ってるけど、結末の歌は良いとして、台詞部分は、削るとかどうにかした方が良かったんじゃ無いかなぁ。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2020-12-08 23:30:21)
925.  エデンの東(1955) 《ネタバレ》 
主はおっしゃった 〜ガチのサプライズ・プレゼントは、ハズしたらお互い気まずいから。報・連・相と根回しって、大事だから〜 今回が初見。昔リーバイスのCMで見た、機関車の屋根で寒そうにうずくまるシーン。この映画だったんだ。 アーロンと結婚を決意しているアブラ。だけど普通にキャルとも接する無邪気さがある。アブラにとってキャルは恋人の弟だけどキャルにとってアブラは女だった。そんなね、密着して屈託のない笑顔見せられたら、もうね…彼女みたいのを近年では小悪魔って言うのかも? 兄弟で一人の女性を…って言えばあだち充のタッチを連想してしまう。一方はちょい悪で不真面目。もう一方は優等生で真面目だけどちょっとズルい。こういう三角関係で優等生が勝つパターンってあるのかな? 真面目なアーロンの壊れっぷり…頭でガラスを割るのは、どんなセリフよりも衝撃的だった。見ててアダムは倒れてしまったが、私もビックリした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-12-08 23:00:02)
926.  ソニック・ザ・ムービー 《ネタバレ》 
世界一有名なハリネズミがついに映画化。 ずっとSEGA派だったので、ソニックの映画ってだけで見に行くことは確定…だけど、さすがに公開前の生っぽい不気味なキャラ写真にガックリ肩を落としてしまった。誰だテメェ? 色々あってのキャラ変更で見慣れた姿に大変身…ただソニックと言えば左右の目が繋がってるんだよな…。 2020年の3月の公開決定が、コロナの影響で延期になり、何とか6月に公開。劇場で見られただけよかった。 映画はソニックの幼少期から、ゲーム『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』直前辺りまでが語られているようだが、最後にソニック2のキャラが出てくるので、ソニック1は映画化されないようだ。ゲームで楽しもう。 ストーリーは『友好的な異星人とのバディ・ムービー』で無難な造り。スピード感のあるアクションはカッコイイ。 Dr.エッグマンはソニックが付けたあだ名だったとか、ソニックのトレードマークの赤い靴を履いてる理由とか、この映画で明かされた秘密がチラホラ(昔のソニックしか知らないので、ゲームやアニメで既に語られていたかもしれませんが…) 余談になるけどソニック・ザ・ヘッジホッグのゲーム開発当時、ライバル視していたのが任天堂のスーパーマリオブラザーズ。 宿敵Dr.エッグマンのデザイン(髭、赤い服、オーバーオール)は、マリオがモトだったって噂もあったっけ。 ソニックに『キノコしかない退屈な星、行きたくない』ってセリフを言わせたのは、当時のSEGAっぽくて良かった。 個人的には10点満点ですが7点で。当時のメガドライバーだったらこの映画を観るのは義務です。
[映画館(字幕)] 7点(2020-12-08 01:41:41)
927.  エアフォース・ワン 《ネタバレ》 
9.11テロより前に作られた、エアフォースワンのハイジャックという前代未聞のテロ映画。 自ら武器を手に戦う若めの大統領。テーマソングも、バラエティ番組とかで大統領やホワイトハウスが出る時によく聞く。ID4とダイハードを足したような作品。娯楽アクション映画で見所も多く退屈しないんだけど、再視聴は少なめ。今回で2回目くらい。 視聴回数の少なさを自己分析すると“娯楽”映画と呼ぶには非戦闘員が死に過ぎるからだと思う。 銃撃戦の映画だから、逃げて撃たれる人が出るのは見ていられるが、本作のように無抵抗な人質の処刑は見ていて気分のいいものではない。非常なテロリストのリアリティを出すためなのかもしれないが、後味悪く感じてしまい、爽快感が削がれてしまう。 命懸けで大統領を守る警護官や職員達、自らを盾にするF-15パイロット、墜落する飛行機で大統領に脱出を促す少佐とか、合衆国と大統領に対するプロフェッショナル精神を感じるが、当の大統領は、彼らがまさに命を落としながら作った貴重な脱出ルートを無駄にし、娘を人質に取られてテロに屈するような人。これでは、彼のために死んだ職員が浮かばれない。 ラストのコールサインのくだりはカッコイイ。奇跡の救出劇に盛り上がるのも良い。普段顔を合わせる人が沢山死んだことに、今後どう向き合っていくのかも見せてほしかった。 ハリソン・フォードの男らしさ、大統領の唯一無二感は伝わったけど、主人公ジェームズ・マーシャル大統領の魅力は伝わりにくかった。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-12-01 00:22:38)
928.  ボウリング・フォー・コロンバイン 《ネタバレ》 
マイケル・ムーア監督の知名度が格段に上がったきっかけの映画。 高校の銃乱射事件から、アメリカの銃社会の問題と疑問を追いかけていくドキュメンタリー映画。 「アメリカは銃が多いから、銃の犯罪も多いんだ!」→確かに。でも隣りのカナダも銃は多いけど銃犯罪は少ないよね?なぜ? 「マリリン・マンソンなんか聞くからこんな犯罪するんだ!」→彼らが直前にやってたボウリングは?影響ないの? 「アメリカの歴史が…!」「黒人が…!」「マスコミが…!」「Kマートで…!」「NRAが…!」 ムーア監督の中では映画の起承転結が出来上がっているんだろう。銃乱射事件を本線として追い、そこに至る説明として必要な知識を脇道にそれる様に深く追って行くが、その進路変更が見ている我々も興味を持つように強調(「マリリン・マンソンが」「マリリン・マンソンを」「マリリン・マンソン」「マリリン・マンソン」みたく)されてから脇道に入るので、興味が続き飽きさせない。 アメリカの銃社会に対し、関心をもって各自が考えるのが目的の映画だと思うので、解決策や答えを出してくれる映画ではない。そんな作品だけど、Kマートが弾丸の販売を止める決断をするのは、凄いな。監督の手法や情熱も凄いが、Kマートの決断の速さも凄い。 本作で悪者として書かれるチャールトン・ヘストン。だけど周到に質問の準備したムーア監督と、事前情報なしで苦しい防戦になるのは予測できる中、直接取材に応じた姿は男らしさを感じる。 対談から逃げ出すヘストン氏に対し、6歳の少女の写真を見せるムーア監督。背中と正面を同時に見せるなど、1カメなのに後から編集してるところとか、細かいところだけどちょっとズルいかも。 マスコミやTVがアメリカ国民の恐怖心を煽っている。としていたが、この映画に対しても自分の考えをもって見るべきかもしれない。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-11-29 13:08:27)(良:2票)
929.  キューポラのある街 《ネタバレ》 
私が生まれる前のお話で、今回が初見。 色々メッセージ性が強い映画だが、当時と今(というか私)の見方・捉え方は違うような気がしつつの鑑賞。 働く場を失う職人の父(黄門様だったのか)。せっかく紹介された新しい働き口も、自分の我儘で辞めてしまうダメなオヤジ。そんな夫に強く言い返せず、ずぶずぶと貧乏暮らしを受け入れ、居酒屋でホステスのような仕事をする母。 この二人は敗戦後の日本人の象徴だろうか?朝鮮戦争で鋳物職人は相当稼いだと思うけど、新しいこと(工場の機械化や労働組合の参加)を受け入れられず、飲み代とギャンブルに金を使い、無計画に子供を作ってしまったんだろうな。 最後はタナボタで労働組合に助けられ、何の努力もせず旨い酒を飲む。古い日本人ってダメだな。ってことかな? 自分の進学費用を稼ごうとパチンコ屋で働くジュン。貧しい家の事情を考えると、高校進学どころか修学旅行すら行って良いのか悩める中学三年生。同調圧力か見栄か、修学旅行のお小遣い増額希望に弱々しく手を挙げる姿が痛ましい。 先生の力添えで修学旅行に行けるとなった時の笑顔。その笑顔のまま在日朝鮮人の友達ヨシエが北朝鮮に行く話を聞く時の「あら!そう!良かったわね!じゃ!」みたいケロッと関心なさそうな態度が、悲しそうなヨシエと対照的に見えた。壮行会での涙より、こっちが気になったけど… 当時の北朝鮮帰国運動は、希望に輝く開拓地、未来の楽園へのチケットのように書かれている。でも現実は過酷な労働と同胞差別への片道切符だったようだ。ヨシエもサンキチもとっても良い子たち。希望と祖国愛を持った前向きな朝鮮人は、率先して北朝鮮に行ってしまったのかな。なんて? 母(一目でわかった菅井きんさん)は北朝鮮に行かないばかりか、とっとと再婚してどこかに行ってしまう。ホント最低だな古い日本人。でも結果論、行かないで良かった。 タカユキは貧乏に負けずたくましく生きる当時の現代っ子。サンキチが差別されるとトコトン庇ったり、仕事を辞めた父親に「俺高校行くから学費頼むぜ」とプレッシャー掛けたり、男気がある。 牛乳配達の少年のエピソードは見てるこちらもシュンとしてしまう。タカユキはこうやって善悪を実体験で学んでいく。 ジュンは全日制高校を諦め、就職と定時制学校への道を歩みだす。古くて貧しくてどんよりしたキューポラの街・川口に住むジュンやタカユキ、隣りの面倒見の良い労働組合のお兄さんら、みんなの若い力がこれからの日本を作っていくのだ!! 当時は今以上に手探りで進む時代だったと思う。この映画に共感して、進んで社会の歯車になった若者も多かったろうか?手探りながら前を向いた結果、高度経済成長、バブル経済と繋がっていく。凄いパワー。 続編があるとのことで見てみたいが、これほどの有名作の続編が、キャストも引き継いでいるのに無名なのが不思議。余程の出来栄えなのか? 余談だけどこの時代の邦画は声が聞き取りにくい。一部字幕が欲しいと思った。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2020-11-29 11:59:46)
930.  ロスト・バケーション 《ネタバレ》 
スマホの画面が浮き出る演出。そういう機能を持ったスマホが出来た時代のSF映画かと思ってしまった。  ナンシーとサーファー男二人の格好いいサーフシーン。この辺で、序盤のサーフボードとカメラヘルメットの持ち主が解る。彼女たちに待ち受ける、良くない未来も。  「もうひと波」とサーファー達と別れるナンシー。でも波も少なくなり、荷物もちょっと心配になったり、寂しさと心細さを感じさせる演出が上手い。  そこからクジラの死骸…あれは、怖いわ。  サメとの闘いはスリリングで迫力もある。だけど決着は、あそこまでドラマチックじゃなくても良かったかも。  太ももの傷が痛い痛い痛い。見てるこっちも大口開けて「ア~~・・・アフッ!!」って思わず声が出る。  そしてカモメが可愛い。捕まえて食べるのか?ってミスリードからの治療→指かじり。可愛い。  サンゴ、クラゲのフラグもキッチリ回収。  タイトルのThe Shallows =『浅瀬』が充分に活かされた、もどかしいシチュエーションが見事。  なのに敢えてロストバケーションにした効果はイマイチ感じられない。原題ままで良かったかもしれない。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-26 00:31:36)(良:1票)
931.  ホワイト・ラブ 《ネタバレ》 
百恵友和共演10作目…なんだって。  百恵ちゃんは当時二十歳だそうだから、今では考えられないスピードで何作も映画を作ってたのが伺える。  この映画の百恵ちゃんは、Vネックの胸元が眩しい衣装が多く、雰囲気も大人っぽい。友和も部屋着はホットパンツで露出多め。でも当時のアイドルって、結構ホットパンツ履いてたっけな。  人のスカート焦がしといて、健、もうちょっと申し訳なさを出すべきじゃないか?と思うが、こう言う時代だったのかな。  付き合いだしてからのブランコ(バー)の2人の会話はとっても良い雰囲気で、自然な感じも出てて、健と忍と言うより、友和と百恵の会話って感じで良いね。  2人が喧嘩してから、お母さんが健をお節介で家に上げてからの、あの気まずい空気感が良い。  友和VS岩城滉一も気になる一戦だけど、百恵ちゃんVSゴキブリが可愛くて良かった。  舞台はスペインへ海外ロケ。飛行機と列車は一部特撮。…必要性は解らないけど。  最後なんだアレ?  牛追い祭りのシーンはどう見ても百恵ちゃんには見えない。長髪の小柄でずんぐりムックリな男にしか…  スケベ親父に襲われ、好きな人と別れ、望まない子を産んでしまい、人生を賭けたフラメンコでもトップスターに成れてない多恵子…『恵み多い子』と書いて多恵子。  想い人の彼女が突然現れ、想い人も出てきて、そして唐突な死。あんな間抜けな最後で悲しめと言われても…  スペインロケだからって無理矢理入れた牛追い祭りと、話をまとめる為に用意された多恵子の死。作品としては変になってるけど、インパクトは強い。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-11-25 23:40:22)
932.  ボディガード(1992) 《ネタバレ》 
ひたすら、ケビンの格好良さに見惚れる為の映画。  同時にホイットニーの歌唱力全開な映画だけど、そっちのイメージは彼女の急逝から付け加えられた印象があり、やはり公開当時はケビンの『俺カッコいいぜ』映画だったように思う。  劇中、レイチェルがフランクに惚れる(正しくはお互いに惹かれ合う)が、そのプロセス描写が薄味で急展開な感じがしてしまう。  でも当時を思い出せば、飛ぶ鳥を落とす格好良さのケビン様、「何で惚れたかって?俺の他の映画見てないのかい?」とでも言わんばかりに、クドクドとした理由など不要です。  …ただレイチェル、ポートマンとも簡単にチュッチュ始めるし、有名人で一児の母にしては、緩いというか安っぽさを感じてしまう。いつも近くにいるトニーがそんな彼女に一途な理由が分からない。  みなさんご指摘の通り、依頼主と簡単に寝てしまうフランクにプロ意識は感じられない。そんでヤルことヤったら「こんなんじゃ君を守れない」とかそれらしいこと言って捨てる。…無いわこの人。  そこからホイットニーはワガママ全開になるが、あんな仕打ちを受けたら誰だってプライドボロボロになると思う。悪いのはフランク。  最後、そんなに意外でも無い犯人が正体を現すが、彼は犯行前にフランクにすぐバレる嘘をつく。もし犯行が成功した場合、彼はどうやって逃げるつもりだったんだろう?  そして空港での別れ。ベタだけどグッと来るものがある。  先代依頼主を守るシーンから映画が始まり、次の依頼主を護衛する地味なシーンで終わる構成はとても良い。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-11-25 23:11:57)(笑:1票)
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