941. トゥルーマン・ショー
《ネタバレ》 ○設定はなかなか面白い。ただ、話の展開自体は陳腐。○テレビにおける擬似現実よりも、テレビは視聴率のためなら何でもやるという方を風刺しているように見える。○クリストフの役柄がいつものハリウッドの如く極端に悪役過ぎる。 [DVD(字幕)] 6点(2009-07-25 09:24:49) |
942. 悪い奴ほどよく眠る
《ネタバレ》 ○後のニューシネマを髣髴とさせるほどのバッドエンド。しかし見応えがあった。○構成が素晴らしい。後の「ゴッドファーザー」で参考にされた結婚式のシーン。マスコミがあんな所まで入るのを許可されていたかは不明だが、実に上手いシーンだった。○バッドエンドにすることで社会に対する訴えが倍増したように思える。普通の監督ならハッピーエンドにするよう言われているところだが、さすが黒沢監督。この映画のためにプロダクションを作ったとも取れるね。 [DVD(邦画)] 8点(2009-07-21 09:33:12)(良:1票) |
943. ウォール街
《ネタバレ》 ○可もなく不可もなくという感じ。○開始30分位で大体のストーリーは分かってしまう。話にあまり捻りがない。○この手の映画に出てくるヒロインはいつもおまけ。必要なし。ゲットーもバドもダリアンも結局金の話ばっかりでキャラとしての魅力があまりない。○この業界がテーマと言うのは興味深いし、観ていて今とあまり変わらないなと言うのが正直な感想。 [DVD(字幕)] 5点(2009-07-21 09:24:52) |
944. 決断の3時10分
《ネタバレ》 ○観て良かったとは思うが、心理描写を描いた割りにしっくりこない結末だった。 [DVD(字幕)] 6点(2009-07-17 13:03:01) |
945. レマゲン鉄橋
《ネタバレ》 ○あまり抑揚がないため退屈に感じる部分もある映画。○アクションシーンは結構な迫力があり、時代を感じさせないものとなっている。○両軍が英語を話している時点で、映画としての見所をこの上なく削ってしまったように思う。 [DVD(字幕)] 5点(2009-07-17 12:55:08) |
946. ナッシング・トゥ・ルーズ
《ネタバレ》 ○マーティン・ローレンス、ティム・ロビンスのコンビはそこそこ良かった。○作り過ぎてる感じは否めないが、そこそこ笑いどころのある良作。 [DVD(字幕)] 6点(2009-07-15 09:06:01) |
947. セルピコ
《ネタバレ》 ○後の映画のセリフでよくセルピコが出てくるのが納得できた。○セルピコが正義感溢れる警官になる経緯がもっと明確に描かれていればさらに感情移入できたはず。○ニューシネマ期の作品なのでてっきり殺されて終わりかと思った。○アル・パチーノの熱演が光る。後に見られるオーバーアクトもそんなに観られない。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-15 08:58:21) |
948. 青いドレスの女
《ネタバレ》 ○当時のアメリカにおける黒人を描いているが、ストーリーに付け足したように浮いている。○ストーリー展開もご都合主義かつ退屈。 [DVD(字幕)] 3点(2009-07-10 14:22:05) |
949. ジャッキー・ブラウン
《ネタバレ》 ○どうしても前作と比べてしまうのだが、やはり肩透かしと言う印象。○前作とほぼ同じ上映時間で、長さをそれほど感じなかったが、前作のそれとはまた違う感じだった。○前作では魅力的なキャスティングも今作ではほとんどなし。サミュエル・L・ジャクソンの髪型はまた面白かった。○「ACROSS 110TH STREET」はカッコよかった。 [DVD(字幕)] 4点(2009-07-10 11:09:58) |
950. 愛と青春の旅だち
《ネタバレ》 ○雰囲気や設定の割りに薄っぺらく、退屈な映画。○取って付けたような設定に、無理な脚本(親友の自殺や軍曹との決闘)が内容をより薄っぺらいものとしている。○表面的にはハッピーなラストも残酷に見える。 [DVD(字幕)] 3点(2009-07-10 10:39:22) |
951. めし
《ネタバレ》 ○小津映画にもよく描かれる縁談による結婚の崩壊が描かれている。○親の反対を押しのけて結婚した三千代に対して、姪の里子という設定は良い。○夫婦仲の解決が観ていて納得させられるものではなかった。○里子のキャラは見ていて腹が立つ。○メインのストーリーは何とか収拾が付いているが、サブストーリーは中途半端なまま終わった気がする。○原節子の演技力は見事。 [DVD(邦画)] 6点(2009-07-10 10:09:29) |
952. 戦場にかける橋
《ネタバレ》 ○捕虜は軍人らしく生きるため敵の作る橋を全力で作り上げる。一方でシアーズらは敵の勢いを止めるため敵の橋を破壊しようとする。皮肉と言うべきか、素晴らしい脚本構成。○ニコルソンがシアーズと再会し、「自分は何をやっていたんだ」と感じ、あっけなく橋は爆破されてしまう。皮肉にも、偶発的だが橋の建造を指揮した自分で。 [DVD(字幕)] 8点(2009-07-04 09:47:25) |
953. タイムリミット
《ネタバレ》 ○その場で考えて作ったような展開が中盤までは先を読めなくしていて面白いが、基本的には脚本が雑。もっと丁寧に作り上げられたらもっと面白くなっていたはず。○終盤からはいつものハリウッド映画。オリジナリティに欠ける。○コメディ要素が中途半端。ただ、目撃者のおばあちゃんが黒人を見る度に犯人に似ていると指を指す一連のシーンは爆笑した。 [DVD(字幕)] 5点(2009-07-01 11:15:40) |
954. カジュアリティーズ
《ネタバレ》 ○戦士をカッコよく描いていない点が当時のベトナム映画との違いらしい。この手の映画は後々よく見た気がする。○慰安用のベトナム人女性を殺してしまうというのは非常に衝撃的。○ベトナム人女性を殺してからの展開が思ったほど広がらないのと、カタルシスがあまりに弱い。○キャスティングは無難。マイケル・J・フォックスは賛否両論だったらしいが、違和感など全くない様に感じた。○監督がブライアン・デ・パルマであるから、もっと良い作品に出来たのではという期待もあった。 [DVD(字幕)] 6点(2009-07-01 10:34:27) |
955. 風と共に去りぬ
《ネタバレ》 ○映画史上に残る大作。○全く古臭さを感じさせない。カラーがそこまで主流でない中、これほど綺麗な画を作り出せるとは素晴らしい。○時間の長さもそこまで感じさせない。○やはりスカーレットという人物は万人受けはしない。彼女に感情移入はなかなか出来ない。○原作もそうなのかもしれないが、オチが少しばかり弱い。○マックス・スタイナーのテーマは秀逸。○黒人初のアカデミー賞というのも期待して見たが、案外この程度でと感じた。○映画を語る上で絶対に外せない映画であることは紛れもない事実。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-01 09:46:42) |
956. 重力ピエロ
《ネタバレ》 ○原作既読。○「アヒルと鴨~」でも感じたことだが、ネタがないからこの原作を元に映画化しましたって感じの映画。原作の上っ面だけをなぞった映画。○俳優の力量もあるが、原作内での春の異彩さがまるでない。○小日向文世のカツラ姿は貴重。○金賞を取った春に対して、意地悪を言う少年が見た目もセリフもステレオタイプすぎて笑った。 [映画館(邦画)] 3点(2009-06-27 10:38:34) |
957. 世界中がアイ・ラヴ・ユー
《ネタバレ》 ○正直言って下らない映画。○話は散漫としているし、結局何が言いたいのかさっぱり。○エドワード・ノートンが青年役というのは新鮮で、オープニングから歌い出したのはかなりの衝撃かつ貴重。 [DVD(字幕)] 3点(2009-06-23 17:25:46) |
958. ALWAYS 三丁目の夕日
《ネタバレ》 ○観られないことはないが、脚本、演出に難あり。○後半に畳み掛けてくるお涙頂戴はさすがにやり過ぎ。○感動させようと言う場面ではやはり音楽がでかでかと鳴る。こういう演出は大嫌いだ。○感動させるために登場人物に降りかかるエピソードが不自然。いきなり息子を迎えに来る小日向文代が極端に悪役過ぎる。○テレビなんてろくに見たことない人たちがテレビつけた瞬間、おそらく見たことないであろうプロレスのおそらく見たことない力道山に白熱する様子。不自然極まりない。○序盤の堤真一VS吉岡秀隆シーンはドラゴンボールへのオマージュなのでしょうか。ネタとして見れば面白いが、映画の中で極端に浮いてる。○要所で出てくるCGだが、興醒めします。ない方が圧倒的にまし。○須賀健太という俳優はテレビでも見たことあるが、やはり凄い。ずば抜けている。あと小雪もなかなか。一方で吉岡秀隆はひどかった。 [DVD(字幕)] 3点(2009-06-19 10:10:45)(良:4票) |
959. マルコムX
《ネタバレ》 ○スパイク・リー渾身の一作だろう。彼にとってマルコムXもデンゼル・ワシントンも大きな存在だろう。○恥ずかしながら、マルコムXについてはあまり知らなかったので、良い勉強になった。○約3時間半というかなりの長尺だが、テンポが良く観られない長さではない。○皆の知るラストへ向け、徐々にサスペンス味を帯びていく様子が上手く表現されている○暗殺シーンは「ドゥ・ザ・ライト・シング」のラストと通ずるものがあり、どこかエネルギッシュな印象。 [DVD(字幕)] 7点(2009-06-18 20:06:13) |
960. いつも心に太陽を
《ネタバレ》 ○ベタな設定、ベタな展開、ベタなオチ。それをシドニー・ポワチエが盛り上げます。取って付けた様な人種問題付きで。○生徒が先生を認め、更正していく過程が少々物足りない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-06-18 19:54:38) |