961. 愛と死の間で
何かよくわからない映画だった。途中まではまずまずなのだが、終盤はどうも・・・。 イントロの音楽はすごい。 [DVD(字幕)] 4点(2012-11-08 22:07:26) |
962. 昼下がり、ローマの恋
ロバート・デ・ニーロとモニカ・ベルッチの共演、さぞかしと期待していたら3部構成の第3部だけ。それもそのはず、やっぱりイタリア的恋愛マニュアル(2005)、モニカ・ベルッチの 恋愛マニュアル(2007)と続くオムニバス形式のシリーズなのだ。だが、今度のは若年、中年、老年の年齢別の形式でやや趣が異なる。デ・ニーロはローマ在住の米国の元教授というわけだが、何とイタリア人の中に入って違和感なし、言葉もぺらぺら、さすがは演技派スター。3部構成の中では第2部が特におもしろかった。 [DVD(字幕)] 7点(2012-11-07 23:19:54) |
963. 美女と液体人間
いくら昔の映画だからと言ってもちゃちでつまらない。緊迫感はないし、ストーリーは、???だし、役者に魅力はないし・・・。そもそも「美女と・・・」としてあるのにどういう関連があるのだ。無理矢理くっつけているとしか思えない。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2012-11-07 21:11:35) |
964. 銀心中
男がもう会わないと何度逃げても、探し求め追いかけてくる女の執念はすさまじい。元はといえば戦死の誤報が引き起こした悲劇なのだが、こういう悲劇は現実にもあったらしい。新藤監督は自ら戦争体験を持つだけに、直接的にまた間接的に戦争の悲惨さを訴えるものが多い。これもそのひとつと言えるかもしれない。終盤花巻の街を走る極端に幅の狭い電車にびっくりする。馬面電車とよばれていたそうな。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-11-06 07:32:25) |
965. モニカ・ベルッチの恋愛マニュアル
「モニカ・ベルッチの・・・」というタイトルだから、彼女が主役かと思いきや第1章のみ、いやエピローグでも出てくるが・・・。前作の「イタリア的、恋愛マニュアル」と同様オムニバス形式で切れ目なく続くことも同じ。最初と最後の話はおもしろかったが、まん中の2つはどうも・・・。モニカ・ベルッチはもちろん有名だが、若いエルサ・パタキが魅力的、Elisaの歌う"Eppure Sentire"も印象的 [DVD(字幕)] 6点(2012-11-05 20:42:33) |
966. アンタッチャブル
映画の内容はフィクションながら、カポネやエリオット・ネスは実在の人物。そしてカポネがシカゴ市民から恐れられ、密造その他の犯罪も事実だし捕まって11年の刑を受けたのも本当らしい。映画としては少々手荒い部分もあるが、こうでもしなければカポネに立ち向かえなかったのだろう。階段から落ちるベビーカーのシーンはポチョムキンのオマージュだが、オリジナルに比べると緊迫感が物足りないと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2012-11-04 22:35:21) |
967. 邪魔者は殺せ
《ネタバレ》 ずっと昔に買ったワンコインDVDだったが、見ないでずっとそのままにしていた。理由はただ一つ、あまりにもありきたりの安っぽさを感じさせるタイトルのせいである。 だが、映画を見て、それはとんでもない間違いだったことにびっくりした。無駄のない緊迫したサスペンス感もすごい。白と黒のコントラスト、後の第三の男に見られる撮影美もすごい。ロンドン交響楽団をバックにした音楽もすごい。そしてきわめつけは、登場人物の描き方、心理描写である。革命闘争の政治理念に燃える主人公、その彼をひたすら愛しかくまう女性、己の欲のため警察に通報し賞金を得ようとするする者、逆に面倒なことから関わりを避けようとする者、それらが実にリアルでつぶさに描かれる。ラストは予想されるものの、とても感動した。サスペンス映画でこれほど引き込まれた映画は今までになかった。 [DVD(字幕)] 9点(2012-11-04 08:40:19) |
968. 永遠のエルザ
「野生のエルザ」から6年、その続編なのだが前作に比べ迫力は欠けるし、正直たいしておもしろくない。配役がジェフリー・キーンを除いて変わり監督以下のスタッフも変わったからかもしれないが、続編たる難しさもあるだろう。エルザの子どもらは活躍するが・・・。 [映画館(字幕)] 5点(2012-11-03 22:50:47) |
969. カーラの結婚宣言
《ネタバレ》 障害者であろうとも、明るく純粋で一途なところが好きで、私には感動作だ。映画「卒業」を思わせるところもあるが(花嫁は奪わない)、私は「卒業」よりはずっと良いと思っている。さあこれからというときに、マーチングバンド曲の「76本のトロンボーン」が出てきたときには思わず笑ったが、何とこれがラストの締めくくりになる。ジュリエット・ルイスは健闘していると思うのだが、どうして彼女がラズベリーの候補になったのだろうか。 [DVD(字幕)] 8点(2012-11-03 18:04:03) |
970. 殿方ご免遊ばせ
これまた、かわいければわがままも許されるというような映画だ。スタートの信号無視からして「今度からは気をつけてください」で終わってしまう。甘いの一言。ストーリーもまた内容に乏しい。ところで原題のパリジェンヌはパリ市民の意味だが、これが何と「殿方ご免遊ばせ」になるのだからすごい。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-11-02 21:27:58) |
971. 新諸国物語 笛吹童子 第三部 満月城の凱歌
あれほど人気が高かったラジオドラマも、今見てみるとそれほどとは思えない。年月が経ったからかもしれないし、子ども心が失われたからかもしれない。そして白鳥の面も、しゃれこうべの面が活躍するのに対してあっけなかった。もう少し意味があるものかと思ったが・・・。 [DVD(邦画)] 6点(2012-11-02 06:34:21) |
972. 新諸国物語 笛吹童子 第二部 妖術の闘争
かたや大江山の霧の小次郎、こなた黒髪山の堤婆、両方の妖術の世界となり、新諸国物語らしいおもしろさとなる。 胡蝶尼の高千穂ひづるは宝塚出身なのか、なるほど。 [DVD(邦画)] 7点(2012-11-01 23:59:30) |
973. 新諸国物語 笛吹童子 第一部 どくろの旗
「ヒャラーリ、ヒヤラリーコ、ヒャリーロ、ヒャラレロ」子どもの頃毎日のようにラジオから流れ、毎日のように聴いたラジオ番組、これが映画になっていたとは知らなかった。東千代之介、中村錦之助、大友柳太朗、そして月形龍之介と当時の時代劇スターが勢揃いする。 [DVD(邦画)] 6点(2012-11-01 23:16:12) |
974. でっかいでっかい野郎
何度見ても実におもしろい。「男はつらいよ」のシリーズでおなじみの渥美清だが、私は寅さんよりこっちの方が開けっぴろげで好き。当時の大ヒット曲の「恋の季節」もなつかしいし、若松・小倉を舞台にした「無法松」が出てくるも良い。そういえば、病院の先生の長門裕之は小さいときの敏雄を演じていたんだっけ、これも何かの縁か。 [映画館(邦画)] 8点(2012-10-31 20:56:48) |
975. 若き日の信長
子どもの頃見た時代劇映画の中で、最も強く印象に残っている映画。大うつけと言われながら、知略に冨み、戦乱の世を縦横無尽に駆けめぐった風雲児信長の生き様を見事に描いている。また自らの死をもって殿をいさめようとする平手中務政秀の忠臣ぶりにもすごく感動した。市川雷蔵を大変好きになった映画だ。 [映画館(邦画)] 8点(2012-10-31 11:08:02) |
976. タンポポ
グルメファン特にラーメン通にとっては欠かせない映画だろう。大友柳太朗を初め懐かしの名優たちが多数出演するなど役者陣はすごい。音楽までマーラーやリストのクラシック音楽を使うのは凝っている。基本的には良い映画でおもしろいが、少々悪のりしているように思うのは私だけか。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-10-29 23:41:14) |
977. 夏の妹
大島渚監督の映画はやっぱり苦手、今回の映画はそれに加え配役がどうも気になる。栗田ひろみも好きでないが、りりィのかすれ声も好きでない。素直子という役名も耳障りだし何もかも私に合わないのかも、後半になるとストーリー自体も・・・。1972年と言えば沖縄返還の年、もっと純粋の沖縄映画が見たかった。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2012-10-28 21:11:55) |
978. 暁の合唱(1955)
急な出産でバスが産院に早変わりしたり、エンコしたバスの後ろを花嫁さんも一緒になって押すなど、明るくユーモラスな雰囲気が良い。家庭の都合で女子大をあきらめ、バスの車掌となった朋子さんが、運転手をめざしてるのだからすごい。香川京子の明るさとすがすがしさは健在だが、男性陣がちと弱い。名子役仁木てるみだけでなく、石橋蓮司が主人公の弟役で出演。一目見ただけですぐに石橋とわかるくらい面影がある。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-10-28 07:35:53) |
979. カリブの白い薔薇
どこがニューヨークだ、自由の女神だ? 普通に考えればわかりそうなところだが、革命前のキューバではそうもいかなかったらしい。金があるのは一部の地主層のみ、大半は貧しい暮らしで。米国に憧れる気持ちもわかる。かくいう私もDVDの表紙にだまされた?口だが・・・。美女がぞろぞろの宿屋(娼館らしい)に若い男が一人とは、どういう神経か疑わしい。 [DVD(字幕)] 5点(2012-10-27 16:57:38) |
980. シティ・オブ・エンジェル
もともとおもしろくなかったストーリーなのに、「ベルリン・天使の詩」の芸術性を取り除いてしまえば、本当に見るべきものがない。どちらかといえばアクションスターのイメージが強いニコラス・ケイジが天使だなんて信じられない。憂鬱そうな顔が見るに堪えない。 [DVD(字幕)] 2点(2012-10-27 10:00:07) |