81. グリフターズ/詐欺師たち
《ネタバレ》 ウヒャヒャヒャ。グロなのに、最後に大笑い。サギ師の話ですからね、ほんとのオチは「結局彼女は彼の○○じゃなかったのね」ってことなのかな!? でも、もう1つ何かが足りなかったような気もするんですよね。バカだけどかわいいじゃん、というかわいげ、笑える要素がもっとあればよかったかもね。でもそれじゃ最後に泣けちゃうか。うーん、キャラ設定って意外と難しいもんだ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-11-02 00:28:23) |
82. がんばっていきまっしょい
感激させてやろうとかうまい演技とか演出を見せてやろうといったスケベ心がまったく感じられない、抑制のきいた作品に、脱帽です。・・・と書きましたが、CSで最近になり再見したところ、後半になり演出の細部にややがっかり。前半、田中麗奈のブスカワぶりや一本気な感じはほんとにいいんですけどねえ。 [ビデオ(邦画)] 7点(2011-10-31 20:27:38) |
83. チャンプ(1979)
今さらですが、もう1つの『クレイマー、クレイマー』だったんですね。大ヒット映画に限って見てないものの多い私は、今回が初見。フランコ・ゼフィレッリ監督だったとは知らなかったので、見てみてもいいかなと。で、やっぱりウワサに聞いていた通り、あの子のかわいさは反則技ですね。しかし、実は最後の展開を知らなかったこともあって、けっこうふつうに面白く見れましたよ。映画は娯楽なんだし、丁寧に作ってあるから、まあまあなんじゃないでしょうか。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-10-20 22:25:00) |
84. ブロークン・フラワーズ
何が面白いって、ビル・マーレイに届くピンクの封筒ってだけでも、そこはかとないおかしさ満開。先日、CSで見直して、またニマニマ。ジム・ジャームッシュって特に好きでも嫌いでもないんだけど、人生のたそがれどきなのに色っぽいビル・マーレイはもうほんとに好き。そこにいるだけで見てて楽しめる俳優って、実はそういないと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2011-10-19 23:32:32) |
85. パルプ・フィクション
サミュエル・L・ジャクソンの「アクターズ・スタジオ」インタビューを見ていたら、タランティーノのこの映画での演出ぶりを話していた。 実に抱腹絶倒だった。 何たって、サミュエルったら、タラちゃんの顔マネまでしてたんですよー。 おっかしかった。この映画があまたあるほかの映画とまーったく違うテイストを持っている理由が改めてわかった気がした。 <追記>上記インタビューを見てからもう何年も経ってしまったので、細部は忘れてしまったけど、タランティーノは「このシーンは○○という映画の○○のような顔をして!」というような指示出しをしつつその顔を自分でして見せてたのだそうな。で、「アクターズスタジオインタビュー」では、サミュエルがその話をしつつ、「○○をマネしてるタランティーノ」のマネをしてたの、確か。その顔がめっちゃおかしくて、めっちゃかわいくて。タラちゃんの映画に関する博識ぶり、溺愛ぶりがわかるエピソードで、そのタラちゃんを心から尊敬し愛してるサミュエル、というのもわかって、もう嬉しくて嬉しくて。この作品そのものの面白さはもちろんですが、このときのインタビューが忘れられないです。ユーチューブとかで見つからないかな。探してみよっと。 [ビデオ(字幕)] 9点(2011-10-14 22:10:36) |
86. 殺したいほどアイ・ラブ・ユー
ケヴィン・クラインとウィリアム・ハートのオバカ映画というだけで、私はつい甘口になってしまいます(笑)。 [ビデオ(字幕)] 7点(2011-10-11 22:47:54) |
87. 快盗ルビイ
今の小泉今日子はそりゃもうすばらしいですが、この頃ははっきり言ってヘタッピ。監督も前作の成功で自信を持ちすぎちゃったのが裏目に出たのか、はっきり言って空振り。 [ビデオ(邦画)] 5点(2011-10-11 22:37:37) |
88. 青いパパイヤの香り
最近、CSで再見。現実逃避で美しいものを見たいときにはオススメ。でもただそれだけって感じもする。少女がほんとに魅力的で、あの少女のまま終わらせてほしかったなという気もします。 [ビデオ(字幕)] 6点(2011-10-11 22:22:31) |
89. ザ・インターネット
見直してないから想像ですが、もう完璧に古臭くなっているでしょうね。でもあの当時はここまでネットが進化するなんてまったくわからなかったし、かなり興奮できてたような気がします。再見するのは、ちとコワイ。 [ビデオ(字幕)] 6点(2011-10-11 22:14:29) |
90. コララインとボタンの魔女
気味悪い系のアメリカ製アニメはあまり好きじゃないのですが、これはほどよいセンチメンタルや懐かしさを覚える味わいがあって、ストーリーにすぐに引き込まれました。最大の魅力は、コララインのキャラクター。好奇心旺盛で、自己主張もはっきりしてるんだけど、目から鼻に抜けるような頭の良さとは違う、ふつうの女の子。その彼女が不安や心細さを一生懸命はねのけて繰り広げる冒険が、なかなかブラボー!!なのでありました。あ、そうそう榮倉奈々ちゃん、けっこうがんばってましたよ。少なくとも、タレントの吹き替えにありがちな「下手だなあ、顔が思い浮かんでいやだなあ」と感じることはなかったです。たぶん字幕版も放送あるだろうと思うので、見比べてみたいですけどね。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2011-10-10 23:08:12) |
91. ニューヨーク東8番街の奇跡
昔ビデオで見たのですが、今回CSで放送されたのを、「34丁目の奇跡」と勘違いして録画し、見始めたらジェシカ・タンディが主役と気付いて「あ、違った」。ムスコは「あれ、これってコクーンじゃなかったっけ!?」。観客は、いい加減なもんです。ハハ。それはともかく。やっぱりジェシカ・タンディは素晴らしい女優。彼女のいぶし銀のような演技が、かわいいファンタジーを、意外と見ごたえのある作品へと押し上げています。 [ビデオ(字幕)] 7点(2011-10-10 22:35:36) |
92. パニック・ルーム
どうしてデビッド・フィンチャーとジョディ・フォスターで、こうなっちゃうの? 全然面白くなかった。理解不能です。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-10-10 22:18:58) |
93. キサラギ
たまたま後半だけ見たとき、「あらすごくいいジャン」と思い、全部見てみたら「あらガッカリ」という、珍しい作品。前半、説明過剰でしょ。残念賞。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-10-08 23:04:59) |
94. エディ・マーフィの ホワイトハウス狂騒曲
政治家ってやっぱり詐欺師なんじゃないの? ということを、とーってもわかりやすく教えてくれる映画です。日本でこういう映画を作るのはたぶんほぼ無理だと思うし、アメリカでも今はもう難しいんじゃないの!?と思うほど。私は初見でしたが、何度も見たよ、というムスコ曰く「最初に見たのは中学生だったから、正直よくわかってなかった。今見ると政治家の利権をこんなにわかりやすく描いてる映画、そうないよ」と。言われてみると、たとえば原発問題ともかぶって見えるので、繰り返し放送してほしい作品です。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-10-08 21:47:01) |
95. ディナーラッシュ
レビューをさらっと読んで、頭にタイトルだけインプットしてあったのですが、ビデオ屋に入荷したのを知り、さっそくレンタルしました。 すごく芳醇なものを見せていただきました。 ラストについてのコメントなどすっかり忘れていたので、その意外性も十分楽しむことができて、ゴキゲン! 中身で勝負のこういう映画を見せられると、邦画のおそまつさが余計情けなくなります。 よく、「日本映画は予算がないから、土地が狭くまたロケの規制なども多くてスケールの大きい“絵”が撮れないから、ピストルなんかをパンパン撃ち合うようなストーリーにムリがあるから」等々の、いい映画をつくれない言い訳ってあるじゃないですか。 この映画など見ると、そういうたわごとが恥ずかしくなります。 とにかく一見の価値あり。お勧めします。 [ビデオ(字幕)] 9点(2011-10-08 20:36:47) |
96. バラ色の選択
《ネタバレ》 昔見たときは気付かなかったけど、「ワオ、アパートの鍵・・・のパクリじゃん」と、そこでちょっとガックシ。だけど、私もう最近ほんとに疲れてて、小難しい映画やサスペンス、ホラーなんかは受け付けなくなってます。一方、この映画製作の頃はすでにマイケル自身は自分の病気がわかっていて、「あと何作出られるか・・」とも思っていた時期のはず。それなのに、いい感じに肩の力が抜けてるふうの彼。やっぱりスゴイ俳優だなあと思ってしまうのです。それに彼独特の清潔感や茶目っ気は、他の人には出せない味。相手役の彼女もチャーミングなので、家族で安心して見られるライトコメディーとして、お勧めできます。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-10-07 22:37:49)(良:1票) |
97. 純喫茶磯辺
仲里依紗が、TVドラマで見たときなんかよりずっとよくて、ビックリ。但し、ほかに見るべきものはたいしてない。宮迫も麻生も、いつもの宮迫と麻生で、仲のレヴェルについていけてない感じがします。でも、ほかのつまんない邦画よりはなんぼかマシか。宮迫も麻生も映画で見たことない人は、ぜひ見たほうがいいかも(笑)。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-10-02 19:46:12) |
98. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
私はジョニーのクネクネはイヤだー。この映画がただキャラクターを楽しむためのものだと知らなかった私がそもそもわるいんですが、「海賊」とくれば「活劇」でしょう、その「活劇」で「ストーリー」は関係ない、なんて、私には許せなーい。「マスク・オブ・ゾロ」みたいな、手に汗握るドキドキハラハラを期待してた私は、見事にこの映画においてけぼりを食わせられました。これなら、映画館じゃなく、レンタル代を払うんじゃなく、ディズニーシーに行った方がいいんじゃないのー? シクシク。(愛するジョニデだしなあ、違うときに見たら感想も変わるかしら、と何度も見たけど、やっぱつまんなーい!! どうしてこんなに人気あるのか、わけわかんない。シクシク。) [ビデオ(吹替)] 4点(2011-10-02 11:30:01) |
99. デルス・ウザーラ
観た当時、黒澤映画で一番よいと思った作品。当時の監督の苦渋を思うと、本作があまり顧みられていないのはとても残念です。国なり国内映画会社、企業がもっと理解や支援をしていたなら、黒澤監督のその後の作風にも変化があったのではないかと思うし、それも、かえすがえすも残念でなりません。<追記:リバイバル時に配給会社は日ソ合作作品といううたい方をしたようですが、出資はソ連だけと記憶しています。だからこそ、アカデミー賞の外国語映画賞もソ連映画として受賞したわけですし。両国の人々が協力しあって作ったという意味では確かに合作かもしれませんが、ふつう合作とは、製作国(「金を出した人・組織」の所属する国)が複数であることを指すはずです。その意味では合作ではないのに、「日ソ合作」とはかなり強引。「ソ連映画」というイメージでは客足に影響があるだろうという思惑から、宣伝のために拡大解釈を打ち出したものではないかと思いますし、私はそれはずるい言い方だと思います(今年はアカデミー賞報道が盛んでしたが、どのメディアもこれを日ソ合作とはしていません。このサイトの表記、ほんとにこれでいいのかなあ・・)。黒澤監督はこの映画を撮る前の時期、四面楚歌状態になり、自殺未遂騒ぎまで起こしたりしていました。これらの時系列を正確に確認し直したわけではありませんが、それからほどなくして当時のソ連が黒澤監督の才能を惜しんで出資し、招聘して映画を作らせてくれた、という経緯だったはず。とはいえもしかしたらアメリカに対する単なる対抗意識と国益のほうがまさっていたかもしれませんけどね。米映画「トラ トラ トラ!」で黒澤監督降板ということがあった後の展開だったはず。マスコミを始め日本の各界は、そんな黒澤さんにとても冷たかった、というのが私の記憶です。「ソ連にうまくのせられた」という見方も一方にあったような・・。まあそうした反映か、現在に至るも、黒澤さんの業績を称えるときにアカデミー賞受賞の事実はあまり大きく取り上げられていませんよね。そもそも黒澤たたき全盛期の頃は「黒澤天皇」などと揶揄し、妥協をしない黒澤監督を「困った人扱い」までしていたくせに、今や手のひらを返したように偉人、才人扱いのマスコミは、配給会社以上にずるい。この映画を一緒に観に行った友人が40歳の若さで亡くなったせいもあり、個人的にも「痛み」とともに思い出す一作です> [映画館(邦画)] 7点(2011-10-02 11:25:36)(良:2票) |
100. 七年目の浮気
色んな意味で笑えた作品でした。見たのは10代のときでしたが、タイトルからアバンチュールを期待して見ると、肩すかしなんだなあ、とわかって、それも面白い!と思った記憶があります。但し今振り返ると、ワイルダーって、『アパートの鍵貸します』もそうですが、女性を単なる性愛の対象としてしか見てない作品が多いような・・。この時代の男に文句を言っても、始まらないけど。それに、『アパート・・』と比べたら、むしろこちらは妄想だということをはっきり打ち出したストーリーだから、まだタチがいいかも。 [地上波(吹替)] 6点(2011-10-02 10:38:00)(良:1票) |