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彦馬さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 450
性別 男性
自己紹介 大阪府出身、岡山県在住、阪神・下柳と同年月日生

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81.  スーパーサイズ・ミー
政治的イデオロギーを直接的にぶつけてこないのがマイケル・ムーアとは異質ですが、「強者アメリカはこんなにも病んでいる」ことを言いたいのは同質でもあります。気に入ったのは、スパーロックの彼女がベジタリアンだというホンマかい!とつっこみを入れたくなる都合のいい設定。本当のベジタリアンの彼女か、彼女がベジタリアンを演じているのか、はたまた彼女役の人なのかは分かりませんが、この都合のよさが、さあこれからファーストフードに蝕まれたアメリカ社会を批判しますよというエゴイズムが剥き出て見えて心地いいです。そして気分が落ち込みながらも食べ続けるこの人の表情、なんか憎めんな~。だから極端な実験も許せてしまうところがあります。アホやなこのおっさんと。しかしお前にこの実験が出来るのかと問われればノーと返すでしょう・・無料のスマイルで。
[DVD(字幕)] 6点(2005-11-05 14:47:37)(良:1票)
82.  ドミノ(2005)
きャ~、キーラ・ナイトレイのドミノかっちょえ~~、私も鼻を殴って~~。さてこの映画、多様なエフェクトと細かなカット割でドミノ倒しのようにフィルムが送られます。実話でありながら徹底的にフィルムを解体し再構築して出来上がった映像は、虚構性を全面的に装飾し、ノンフィクションとフィクションのボーダーを嘲笑うかのようで、ドミノを並べる作り手の笑顔が透けて見えました。 
[映画館(字幕)] 7点(2005-11-04 14:24:31)(良:1票)
83.  春の雪
撮影は誰だ、リー・ピンビンだ。深度の浅い望遠を多用し、徹底的にピントで語ります。縦に人物を配置し、カメラは緩やかにワンショットの中で止まると死んでしまうかのように移動し続けますが、ピントは的確に送られます。こうなってくるともうピントにピントがいくわけで、ピントの観察会となってしまいました。すると対象をカメラが捉えたまま、微かにピントを一瞬ずらしてすぐに戻すということをやっていることに気付き(たぶん)、むむむっと唸っていると隣りのおばちゃんの携帯が鳴り始め、今度はむっと・・・。大正時代を象徴するかのように黄色を基調とした照明も素晴らしく、しかもしかも若尾文子さんをスクリーンでまた見れるとは。ラストのキャストクレジットでもちゃんとトリにしてくれてるし。なんか気が付けばピントのボケたレビューとなってしまいました。
[映画館(字幕)] 9点(2005-11-01 00:34:36)
84.  新・平家物語
市川雷蔵映画祭が岡山市にもやって来た~。着流しでイナセに映画館へ、んなわきゃないが、気分はワッショイワッショイでお祭り気分、といってもミゾグチが目当てだったんだけど。さてこの作品、冒頭の俯瞰からこっちの会話、あっちの会話と京の市井の現状を語るロングテイクに来た来た~と夜店ではしゃぐ子どものようにワクワクしましたが、長回しはド~ンと一発だけ打ち上げられた花火のように雲散してしまい、あれあれ綿菓子片手に困惑の私。うーむ、ミゾグチはやっぱり豪華絢爛歴史絵巻をスペクタクルに描くのは向いていないのか、どうもやる気が感じられんかったな~。しかし往年の雷蔵ファンらしき年配の女性が多くいて、雷蔵祭のパンフレットを至福に眺める彼女たちの表情に映画を感じることができて幸せな宴の後でした。
[映画館(字幕)] 7点(2005-10-31 12:55:05)(良:1票)
85.  スウィングガールズ
不足を埋める、ことでクライマックスの演奏へと繋がる映画だと感じる。得点が足りない=補習、弁当が一つ足りない、青春の充実感が足りない、バンドのメンバーが足りない、楽器を買うお金が足りない、演奏技術が足りない、目的地へと列車は届かない。その不足を埋めるさまざまな仕掛け、その仕掛けが偶然性に頼りつつもどこか許せてしまう説話力に、女子高生のかわいらしさとパワーがさらに前へ前へと物語を進めラストを迎える。オーソドックスなカメラもその推進力に一役かっている。高校野球の真夏から雪降る真冬へ切り取られた半年の彼女たちのスウィングを楽しむべし。
[DVD(字幕)] 7点(2005-10-28 17:44:44)(良:1票)
86.  ねえ!キスしてよ
この映画はアメリカ公開時、マスコミから「下品」「猥雑」などさんざんに叩かれたようですが、確かに直接的な情交場面などがあったりするわけでもないのに、始終モノクロフィルムに好色なフィルターがかけられたような艶があって、ピューリタンな目からは正視に耐えない作品であったのもまぁ肯けるところです。さて、この作品で際だった存在感を漂わせているのがキム・ノヴァク。豊満な肉体美で娼婦の艶やかさと純真さではじけています。ワイルダーとダイヤモンドらしいシチュエーションをいかした脚本も健在です。しかし同じ題材でもルビッチならもっとサラッと粋に描いただろうな~という想像をやたらに喚起する作品でもあるのです。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-27 12:59:16)
87.  二十四の瞳(1954)
以前勤めていた会社に小豆島出身のとんでもない性悪な女性がいて、以来小豆島と聞くだけで反射的な嫌悪感に捉われていた私を見事に解放してくれたのがこの映画。“1リットルの涙”はこの作品にこそ捧げたい。大石先生が初めて教壇で名前を呼び上げた時の子どもたち一人ひとりのクローズアップ、射抜くようなまっすぐで純な瞳が後々の画面を最後まで射抜いているようで、記念写真の子どもたちを一人ずつカメラが移動していくその瞳と重なり、タイトルに相応しい映画へと昇華しています。盲目となってしまうも、心の瞳で記念写真が見える。二十四の瞳はいつまでも大石先生の、そして子どもたちの人生に輝き続けているんですね~。また演じる役者が変わっても、本当にその子が成長したかのようなキャスティングにも驚かされます。日本シリーズのロッテに合わせたわけではありませんが、ど~んと10点。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2005-10-26 13:06:03)(良:2票)
88.  蝉しぐれ
子役→市川染五郎はそれほど年齢差が出ていないし、子役→木村佳乃はあまりにも子役が幼すぎることから劇的に年齢差を感じさせます。よって子役→成人のバトンタッチがぎこちなく、スムーズにストーリィが運ばれない。市川、木村それぞれが初めから演じた方がよかったように感じます。違う人物が演じるなら、例えば“ふく”は、蛇に噛まれた傷跡を、文四郎は与之助を助けた時に傷を受けたことにして、その傷を意匠として同一人物に描く映像的工夫が欲しいところです。そして桜、蝉、稲穂、雪など季節の移り変わりを叙情的に切り取るのはいいのですが、ラストの回想シーンの連なりは感傷的な音楽と重なり少し安易で、ここは文四郎とふくの主観ショットで、何もない現在の空間(蛇に噛まれた川、荷車を押した坂道、花火を見た祭りの場など)を写し、そこに過去の思い出を観客に蘇生させた方がより映画的だったのではないかな~と考えながら映画館を出たのでありました。
[映画館(字幕)] 6点(2005-10-25 12:49:03)
89.  ヘイフラワーとキルトシュー
さすがデザインの国フィンランド。お家のインテリアはもうどれもこれも抱きしめたくなるくらいキュートキュート。イエロー調のキッチン、ブルー調の子供部屋・・・壁紙、タンス、カーテン、ドア、テープルクロス、そして登場人物の衣装もファッションショーのごとく魅せてくれます。花がいっぱいの庭に、風船や原色パン生地などのアイテムがカラフルに映画を彩り、ヘイフラワーとキルトシューの笑顔にもうく~らくら。9.11の翌年に製作された映画、登場人物がすべて対になっている映画だけに、姉妹の対立と和解による家族再生の物語が、民族・国家の対立と和解による世界再生の物語として読み替え得る、などとは考えずに、ただただキュートなデザインと笑顔を楽しみましょ!ホントに可愛い映画なんですから。
[映画館(字幕)] 10点(2005-10-24 23:06:40)(良:1票)
90.  サウンド・オブ・ミュージック
ザルツブルクの街全体が一緒に踊り出すような「ド・レ・ミの歌」のシーンは何度見ても心躍りますね~。前半、家族の絆として歌われる「エーデルワイス」や「さようなら、ごきげんよう」が、後半では国家、民族の絆へと様相を変えるあたりに、サウンドの持つ広がりとともにこの映画の持つ広がりが感じられます。ワイズさん、さようなら、ごきげんよう!
[CS・衛星(字幕)] 10点(2005-09-19 21:28:35)(良:1票)
91.  シンデレラマン 《ネタバレ》 
決定的に気に入らないのは、ベアとの対戦が終わった後の描き方。ブラドッグが死にものぐるいで闘い抜いた、その経過が狂おしく愛しい・・・のが観る者、何より家族の素直な表現であると私は感じるが、ここでは「勝者」という結果を息を呑んで待つ人々の姿が「アボロ13」の交信のように描かれ、あれだけ“死”を恐れていた妻の“勝敗”に欣喜雀躍する姿を見せられると、う~んどうもな~とクールダウンしてしまったのです。
[映画館(字幕)] 5点(2005-09-18 00:34:20)
92.  南の島に雪が降る(1961)
「美味しんぼ」の、美食家がたんなるご飯と味噌汁を食べ目に涙を浮かべるシーンを想起させられるように、郷愁というのは客観的な判断力や理性を破壊してしまう力の持ち主です。遥か南方の希望の失われた前線において、運命の諦観を漂わせる兵士に光を与える「電気」。「水車」は彼らを潤し、「着物」は彼らを暖かく包み、そして「雪」は希望となり深深と彼らに降る。紙の雪にホンモノとニセモノの境界の不確かさ、脆さを知る。 
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-16 12:51:27)
93.  モロッコ
リンゴをかじった時のクーパーの口元、クーパーがウチワであおいだ時にふんわりと揺れるディートリッヒの髪、そして2人が交わす別れの二本指。などなどフェティッシュな魅力あふれる映画でもありますが、この2人をトータルに包み込んでいるのがマンジュー。マンジューだけに包むのが巧い、などと誰もが思いつくようなことを書いてしまう自分が悲しい・・・。行軍マーチとともに砂漠の地平に消えて行く外人部隊は、マンジューの視線と同化しエンドマークがぼやけて見える。風に乗った砂粒がスクリーンを飛び越え目に入ったかのように「砂粒が目に・・・」と誤魔化しても、それを聞いてくれる人はいない・・・悲しい。
[DVD(字幕)] 9点(2005-09-15 11:03:46)(笑:2票) (良:1票)
94.  ショコラ(2000)
切り返しの多い会話シーンなどどうもカメラがおもしろくないので、物語に身を委ねてみましたが、因習から開放するってステキでしょ、な主題がぬくっと次々に姿を現し、モグラタタキのごとくその主題をどついていたのですが、結局カンガルーまで実際現れて降参~。「火」「北風」「キーキー鳴るドア」、このあたりの生かし方ですが、まぁこんなもんですかな~。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-09-14 12:34:09)
95.  恋する神父
この映画は構想から完成まで2年をかけて制作されたそうですが、ホ・インム監督は2年間いったい何をしていたのだ、と言いたくなるような作品。大写しによる切り返しの多用、後半の感傷的な音楽にも辟易しますが、街に設置された電灯の点灯式という照明を生かす絶好の場面を「僕は人の心に灯りを点すより、街に灯りを点す方が得意だ」の言葉だけで終わらせてしまうのはあまりにも惜しい。暗闇で見つめあっていた二人に不意に光が注がれとまどう、といったシーンがあってもいいのではないかな~。聖歌隊のミュージカルシーンも、とりあえず楽しませておけといった趣で気に入りません。ペンダントに写る自分の顔を眺めているハ・ジウォンに回想的にクォン・サンウの言葉が重ねられた時、ついに私は息絶えたのでした、アーメン。
[映画館(字幕)] 2点(2005-08-31 00:30:26)
96.  恋の十日間
クリスマス・イブから始まる10日間の恋物語は、コットンとロジャースのこれぞメロドラマというメロドラマに仕上がっており、“テン良しナカ良しシマイ良し”の私の大大好きなラブロマンスです。二人の境遇が一発で語られる売店のオープニングに痺れます。始めは列車で向かい合った二人が切り返されるショットであったのが、二人の仲が親密になるにしたがい横並びや向かい合う二人をいっさい切り返さなくなるカメラに感心します。街灯の光が首から下を照らす・・・誰だ!コットンだ!・・・後年「第三の男」にコットンが出ていることを思うと、物語上泣けるシーンでありながら愉快なラストに拍手を贈ります。その他にも、ロジャースがドレスを買うシーンの巧い脚本、食卓を囲む五人を五パターンの2ショットで撮るカメラ、大晦日パーティで大人数に舞う紙吹雪、紙テープの量は凄いったら。最後にロジャースとコットンが投げた石が共に街灯の柱にコ~ンと命中した時、この映画は私のハートにも命中したのでした。二人の10日間に10点満点です。
[ビデオ(字幕)] 10点(2005-08-26 20:52:46)
97.  ぐうたらバンザイ!
盆休みの間に見てしまい、職場へ復帰するのに随分と精神的苦痛を強いる原因となった作品。主人公のぐうたら賛歌にはパラダイス座のアルフレードも苦笑いでしょうな。そしてこれは見事な“いぬのえいが”で、主人公に仕えるワンちゃんの愛くるしい忠犬ぶりには頬も緩みますが、バクテン連発にゃ驚きました。で最後までその犬は「ワン公」・・・名前すら付けないぐうたらさ。ただ魚を釣り、ただ玉を突いて、食べて寝る。文部科学省選定映画です。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-18 21:48:04)
98.  リンダ リンダ リンダ
高校生の時、周囲のブルーハーツ熱をよそに岡村孝子を好んで聞いていた私は、今でもカラオケで「リンダリンダ」を聞くと、やかましい奴だな~と思うだけで、その時にはキャンディーズの「微笑がえし」を思いっきり歌い返してやるのが私の反射となっていますが、そんなことはどうでもよく、さてこの映画です。なにかギスギスとした彼女たちを曇天のもと描き、少しずつバンドが好転し始めると、空には雲が流れ太陽の光が彼女たちを差す。そしてラストのどしゃ降り。あの雨は、「リンダリンダ」の歌詞の通り、彼女たちを“どぶねずみ”のように美しくした。ずぶ濡れのままステージに上がる彼女たち、では写真には写らない美しさとは・・・やはりソンさんのあのバンドの仲間を振り向いた時の視線、目には見えないあの視線ではないか。そのはにかんだ笑顔には思わず私も微笑がえしたのです。山下監督のこれまでの作品に見られる独特の間が少し希薄になり、その分留学生の日本語理解能力を笑いに変換しているような面もありますが、でもやっぱり面白いのでした。
[映画館(字幕)] 8点(2005-08-18 13:06:16)(良:2票)
99.  妖怪大戦争(2005)
豊川と白い女のキャラが、うわっデビルマンかい!と始まると、いきなり鉄骨の怪物が暴れだし、うわっヴァン・ヘルシングかい!と、私の数少ない1点映画がワンツージャブのようにボディにヒット。その後は、安易なCG、薄っぺらいギャグ、やかましいだけの音、白々しい台詞、一ショットすら感心しない構図、愉快度ゼロのカメラワーク、多用されるスローモーション、大人に媚びたようなセクシーショット、子どもには分かりにくい脚本が百鬼夜行し、ついに私はテクニカルノックアウト、担架で運ばれ館外へ連れ去さられていきました。これは大映特撮陣が作り撮り上げたあの愛すべき妖怪たち、ラストで雲海の大空へと消えていったあの妖怪たちを石持て追うかのような冒涜ではないか。 スネコスリもいいが、大映作品のスネを少しだけでもかじってもらいたいものです・・・。
[映画館(字幕)] 0点(2005-08-11 09:22:10)(良:2票)
100.  わんぱく戦争
そういや幼少の頃はドロドロになりながら暗くなるまで外で遊んだな~、と遠い日の花火でも見るようにこの戦争ごっこに明け暮れている少年たちを見ました。無邪気に真摯に戦う子どもたちがモノクロ画面いっぱいビスケット缶のように詰め込まれ、思わずポケットをたたいてビスケットを増やしたいような気分になりました。しかし先日職場の女の子がペンギンのドキュメンタリーを見て、ペンギンはこんなに一生懸命なのに私は・・・と落ち込んだ話を聞いて笑い飛ばしていた自分だったのに、この映画を見た後、子供たちはみんなほがらかに生きているのに私は・・・と落ち込んだ自分がいて、その子のことを笑い飛ばしていた自分にまた落ち込んだのでした・・・。って落ち込む映画ではけっしてございません。胸が高鳴るマーチは勇ましく、美しい旋律のピアノ音は優しい、いい映画ですよ~。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-08-10 13:03:28)(良:1票)
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