81. ベスト・フレンズ・ウェディング
携帯電話の普及により、ラストシーンのような演出が生まれた。時代が進めば映画も変わる。お洒落の形もまた変わる。 7点(2002-03-24 15:08:10)(良:1票) |
82. ベートーベン
『ドン松五郎の生活』と筋立てが同じ、ということは、犬を主役にすえたときの非常にベタなストーリーだということもできる。しかし動物映画にそういう物語面の斬新さはさして必要ないから、「ワン」パターンでも定石をきっちり踏まえたつくりの方が喜ばれる。その点でこの作品は合格。ベートーベンが基本的に「ただの賢い犬」であって、例えば人語でナレーションするとかいう演出がなかったのはよかった。 8点(2002-03-24 15:04:02) |
83. ブラックジャック<TVM>(1998)
ブラックジャっクって何かと思えば、いきなりトランプ(1と11)を取り出して敵に切りつける。2階の張り出し廊下から落下する敵の下に意味もなくガラスの座卓を滑り込ませる。どっちかというとジョン・ウーのダメな面が出てしまった。というよりどちらの振れ幅が強いと感じるか、かもしれないが・・・。 5点(2002-03-24 14:57:13) |
84. フライングハイ
風船の機長が大好き。 9点(2002-03-24 14:53:52) |
85. フェア・ゲーム(1995)
ごめん。深さはまるでないが意外に面白かった。 7点(2002-03-24 14:50:21) |
86. ナイル殺人事件(1978)
額を撃ちぬかれるシーン、子ども心にものすごく怖かった。それは後年、ストーリーの面白さを満喫することで克服した。 7点(2002-03-24 14:30:25) |
87. ドラえもん のび太と鉄人兵団
ザンダクロスという秀逸なネーミングに感動。 8点(2002-03-24 14:26:44) |
88. ドラえもん のび太の宇宙開拓史
原作ではのび太とギラーミンの対決だったはずだが、なぜかロップル君に株を奪われてしまう。何も取り得がないのび太が、コーヤコーヤ星というスーパーマンになれる星へ来て、使命感に燃え、ほんの少しの勇気をふりしぼって敵へと立ち向かう・・・こういう構図がこれで台無しになってしまった。原作では雌っぽいチャミーがどうも雄っぽく描かれているのもマイナス。 6点(2002-03-24 14:22:58) |
89. 天国から来たチャンピオン
富豪に生まれ変わった主人公だが、キャラが変わったため、遺産の危機を感じた親族に再び殺されてしまう。そんなことを知るはずもない探偵は見当はずれの推理をどんどんと展開・・・「彼は帽子にこだわっていた。そこが重要なヒントなんだ!」推理小説ファンに捧げた良質のパロディ。これだけで+1点。 7点(2002-03-24 14:13:21) |
90. 転校生(1982)
小林聡美は尾美としのりが演じているようなキャラではないように見えるので少し違和感がある。がんばっているが、のちに二人ともよい役者に育ったことを考えれば、年齢的な演技力の壁というところか。 6点(2002-03-24 14:07:31) |
91. 沈黙の要塞
自然保護を題材にしている割には、大量に火薬を使った爆発がウリの、何がしたいのかよくわからない映画。 5点(2002-03-24 13:58:42) |
92. タイタンの戦い(1981)
ギリシア神話の原話そのままの話ではないので注意が必要。 7点(2002-03-24 13:51:54) |
93. 第十七捕虜収容所
ワイルダー監督の名作で、捕虜収容所ものの秀作。同監督の作品は『アパートの鍵貸します』『情婦』など優秀な娯楽作品が多く、はずれが少ない。この作品も例外ではない。次々と繰り出される小技のユーモアに得した気分になるはず。 8点(2002-03-24 13:50:11) |
94. 戦艦ポチョムキン
まったく関連のないふたつの映像を連続して並べることによって画面に意味を附加していく「モンタージュ技法」が確立された作品。(わかりやすく言うと、西洋館を映す画面の直前にカラスの映像をはさむと、館に不吉なニュアンスが加わる、というかんじ)。無声映画ながら今見てもその完成度には驚愕させられる。オデッサの階段のシーンは見る者の胸に迫る。それだけでも必見の傑作。 9点(2002-03-24 11:38:32) |
95. スライディング・ドア
わりと多くの人が勘違いしていると思うが、この映画は運命を「選んでいる」んじゃなくて、勝手に分岐していくんです。そもそも一瞬のタイミングで列車に乗れる、乗れないで変わるわけだから。 7点(2002-03-24 11:28:40) |
96. 女優霊(1996)
演出の感触がなまなましく、それだけで監督の非凡さがわかる。重大な惨事(少女の転落)が起こってしまったときのパニックぶりが、輪のように波及していくさま、その中に観客もずるずると引きずり込まれてしまう。画づらよりも雰囲気の怖さといった方があたっていると思う。 7点(2002-03-24 05:06:18) |
97. 情婦
原作より映画の方が優れているという稀有な作品(原作はとても短くてあっさりしている)。今となってはなぜこんなタイトルがついたのか想像しがたいが・・・。 9点(2002-03-24 05:00:56) |
98. 市民ケーン
「薔薇のつぼみ」というのが映画のキーになるのだが、残念ながらラストシーンを見ても「なに?」という感じ。おそらく白黒のせいでしょうが、カラーならもっとはっきりわかったかも、 7点(2002-03-24 04:55:51) |
99. 死国
四国出身の人間にとっては、タイトルからしてすでにギャグである。高木彬光の小説『一、二、三、――死』と同じセンスを感じる。よって死点。 4点(2002-03-24 04:52:17) |
100. 死海殺人事件
原作を読んでいる人は違う感想かもしれないが、ポアロ映画はだいたいハズレがない。『ナイル殺人事件』ほどではないが素直にだまされて下さい。 7点(2002-03-24 04:46:55) |