1001. 犯人に告ぐ
劇場型犯罪のストーリーだけに話を絞ったのは良かったと思います。でも他に褒める部分が見つからない……、同じく貶す部分も見つからないので悪くは無い映画だったと云う事でしょうか。 [地上波(邦画)] 5点(2008-12-31 15:03:12) |
1002. 2001年宇宙の旅
《ネタバレ》 宇宙空間でのルールを徹底的に遵守したHAL9000との殺し合いは今観ても驚きました。ロボットが反乱を起こすなんて使い古されたネタ(当時は新鮮だったのかな?)なのにHAL9000が停止するまで画面に釘付けになってしまいました。 これだけでも一本の映画が出来そうなのに、それで終わらないのが流石のキューブリック。見終わって頭を整理する内に、最後の赤ん坊と地球のワンカットの意味が分かった時は鳥肌が立ちました。ホントに。 でもやや難解すぎる気がせんでも無いので、この点数にさせて頂きます。 [DVD(字幕)] 9点(2008-12-31 14:47:37) |
1003. 闇の子供たち
「今」の世界をしっかりと撮った事は評価出来ると思います。未来あるべき子どもも、そこでは未来無き子どもだったのです。内容は私が世間知らずなのもあるでしょうが、かなりショッキングな物でした。 宮崎あおいの演技が一番しっくりきていたと思います。だって理想論を振りまいている彼女を見た時には本気で腹が立ちましたから(笑)。 [映画館(邦画)] 7点(2008-12-19 20:45:35) |
1004. 252 生存者あり
《ネタバレ》 前半まではそれなりに見れるレベルのディザスター映画だったのですが、後半はヒド過ぎる出来だったと思います。といっても前半も津波のCGがゴールデンタイムの再現VTRレベルだったり、展開を偶然で片付け過ぎだとか色々云いたい事はあるのですが……。 その微妙な出来の前半と比べても後半のダメさは特筆すべきものがありました。前例が無いほど大きい台風がすぐそこまで近づいて来ているのに外でお喋りするハイパーレスキューの隊長とその弟の妻(しかも風が強すぎて出動出来ないレベルなのに!)だとか、タイムリミットが近づいているのが明確なのにも拘らず延々と過去を振り返る隊長とその弟だとか、負傷者の安否をその娘に話そうとするシーンでミリ○ネアのみの○んたの如く溜めて溜めて溜めまくる隊長、etc...書いているとキリがない!一つ確かな事は、こんな隊長には普通だれも付いて行かねえと思います。 次いでに云いますと大したメッセージ性もありませんでした。どーなんでしょう、この映画。 [映画館(邦画)] 3点(2008-12-19 20:40:01) |
1005. マイアミ・バイス
《ネタバレ》 一行で言ってしまうと、キャラクターの魅力が無さ過ぎに尽きると思います。ソニーがイザベラと良い関係に持ち込む過程が非常に曖昧。ソニーは何処で彼女に惹かれたのかがさっぱり分かりません。イザベラもそんなに軽い尻で「私は生まれつきのビジネスウーマンよ」なんて言うんだから、ちゃんちゃらおかしいです。見所は最後の銃撃戦だけのような気がしました(それさえも大して褒めるようなレベルじゃあ無いですが)。 出ているキャストが結構豪華なので期待して観たんですが、その分観終わった後の落胆加減も大きかったです。 [ビデオ(吹替)] 3点(2008-12-14 23:47:53)(良:1票) |
1006. ゴーストバスターズ(1984)
《ネタバレ》 結論から云うと、文句なく面白かったです。笑いはウェットに富んでいるし、キャラクターの個性もアリアリ。CGがちゃっちいってのは確かですが、何しろ20年以上前の映画ですからねぇ。でも私には完全に許せるレベルだったので問題ありませんでした。 こういう純粋なおバカ映画はいいモノですね。 [DVD(吹替)] 8点(2008-12-14 23:41:27) |
1007. 落下の王国
映像は1カット1カットが溜息が出るほど美しい、ターセムらしさ全開の映画でした。ホントにあらゆるシーンが一枚の壮大な絵を観ているかのような錯覚に陥りました。凄い。 まあ宣伝で語っていたほど、私には少女と青年の話は面白くありませんでした。そういう面は前作の「セル」にも通じる点だと思います。 二時間に及ぶ、美の洪水。ベートヴェンの第七番もとても映像にマッチしていて良かったです。ただ映画館で観ないと魅力が半減する映画でしょうねえ。鑑賞の際には是非、劇場で! [映画館(字幕)] 7点(2008-12-14 10:57:51) |
1008. バレット モンク
只々つまらない映画でした。この脚本でよく映画会社はゴーサイン出したなあと或る意味で感心。カンフー映画観まくったら強くなったってどうなんでしょう。あと、色んなシーンが「マトリックスに憧れて作ったのかな?」と思うくらい似ていました。まあ似ていても雲泥の差ではありますが……。ワイヤーアクションしまくりなのは、まだ良いとして、殺陣はちゃんとして欲しかったですね。あれじゃあ文化祭レベル。 [ビデオ(吹替)] 3点(2008-12-14 10:49:51) |
1009. D-WARS ディー・ウォーズ
《ネタバレ》 ハッキリ言ってアホみたいな映画です。映画としての粗を笑って楽しめる人(僕はそのタイプです)にはかなりお勧め出来ますが、良い映画が観たいって人には間違っても勧められる内容じゃありませんでした。話のジャンルとしては一応ファンタジーに入るのでしょうか。まあラスト20分位のLAでのドラゴンとの攻防戦パートの為だけにある様な映画です。他のパートは本当に出来が酷いです(良い意味で)。まず韓国のお話が、現代のLAで巻き起こるってのも無理のある話ですし、一組のカップルが友達の家でイチャイチャし出した瞬間にイムギに喰われたのには安直過ぎて抱腹絶倒モノでした。FBIが韓国の伝説を知る理由が「オカルトの専門家に教えてもらった!」ってあり得ないでしょ(笑)。敵のイムギはヒロインを二、三回も追い詰めてるのに中々喰おうとしませんし、推測するに彼はジェントルマンなイムギだったんでしょうね。そしてラストシーンに唐突に登場する善のイムギ、こいつにはホントに「お前は今まで何処で何をしていたんだ」と云いたい。 と駄文を撒き散らせて頂きましたが、ネタで観るには非常に優れた映画でした。B級おバカ映画が好きな方には是非観て頂きたいです。 あと、ただバカな丈では無くLAの戦闘シーンやラストのイムギ二匹による対決は結構燃えますよ。 [映画館(字幕)] 4点(2008-12-07 22:53:14) |
1010. M:I-2
《ネタバレ》 何にも考えずに観れる映画ですが、流石にあの基地の中でハトがいるのはおかしいでしょ~。不自然になるんなら出さなくてもいいと思うんですが……。まあそうなるとジョン・ウー作品じゃ無くなっちゃいますけど。 大型バイクを乗り回すトム・クルーズがカッコよかった。 [地上波(吹替)] 5点(2008-11-24 01:18:06) |
1011. ミッション:インポッシブル
2が余りにもガッカリな出来だったので観るのを渋っていたのですが遂に鑑賞。すると案外に正統派スパイ映画の作りで結構面白かったです。誰が敵で、誰か味方か分からない展開が映画全体に程よい緊張感を生んでくれているので二時間飽きることなく観れます。 1の路線のままで作っていたら、いいスパイ物のシリーズになっていたかも。それ故に残念です。 [地上波(吹替)] 6点(2008-11-24 01:17:04) |
1012. ビー・ムービー
《ネタバレ》 いかにもドリームワークスのフルCGアニメといった感じ。まず主要キャラクターに魅力を感じませんでした。これはDW社のフルCGでは毎度思う事なのですが……。もうちょっと設定を煮詰めてから映画にするべきでは?と思ってしまいます。 唐突に人間としゃべり始める蜂にも「???」でしたし、最後までそこらへんに関するフォローは無かった。そう考えると世界観も殆ど造り上げられて無い気もしてきます。 もちっと準備をしてたらマシにはなっていたかも。飽くまでマシ、程度ですが。 [映画館(字幕)] 2点(2008-11-24 00:59:45) |
1013. ウォーリー
《ネタバレ》 イギリスの映画館で鑑賞。ピクサーの最新作と云う事ですが、相変わらず良い出来の映画でした。映画の前半は人間の扱う言語は殆ど出ず、言うなればロボット語(?)でキャラクターの言動が表現される訳ですが、これが凄く面白い!言葉は通じませんが、ウォーリーやイヴが何を言っているのかが自然に伝わってきます。他にも色々な可愛らしい動きで観客を楽しませてくれます。 ただ後半が若干だれてしまったのが非常に残念です。あとラブストーリーの定番と云えばそれまでですが、愛の奇跡でウォーリーの記憶が戻るという安易なラストは止めて欲しかったです。イヴは初めてウォーリーに会った時に彼にそうされた様に、新しい彼に愛を教えてあげればいいじゃないですか!最後の最後で「冬のソナタ」の様なご都合主義恋愛メロドラマにしか見えなくなりました。 [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2008-11-16 00:57:15)(良:1票) |
1014. X-ファイル:真実を求めて
《ネタバレ》 何か他の人のレビューを観ていると、ドラマを観ていた人には凄く不評っぽいですね。まあ確かにあまり面白くなかったという印象です。超常現象が一杯出てくるのかと思いきや、普通の殺人事件が物語の核で、それにはかなりガッカリしました。 あと一つどうしてもレビューしておきたいのが、京極夏彦のミステリ小説「魍魎の匣」との類似点の多さ。女性連続誘拐、異常な多さの手足が発見されるバラバラ殺人、箱詰めにされた死体、頭部だけで生きる人間。ざっと書いただけでこれだけの共通点があります。けれど「魍魎の匣」は英訳されていないので、脚本作りの参考にされるわけも無いですから、これは単なる偶然の一致な訳で……。この奇妙な符合こそが一番の超常現象では? [映画館(字幕)] 5点(2008-11-16 00:44:35) |
1015. アイランド(2005)
《ネタバレ》 序盤を観ている時は凄く不安でしたが、中盤から急にペースアップ!カーチェイスに気合いが入っていて、迫力があり面白かったです。それにしてもトレーラーから後ろに転がしていた特大鉄アレイは一体何に使うものなんですかね?笑。 こういう映画は大抵が最後の締め方でコケてしまいますが、この映画は割と上手く纏めていたと思いました。ただブシェミのキャラクターの使い方だけがイマイチ間違っている気がしました。 [地上波(吹替)] 7点(2008-11-14 00:35:28) |
1016. X-ファイル ザ・ムービー
テレビシリーズを観てからだともう少し楽しめたのかもしれない……。 [地上波(吹替)] 4点(2008-11-13 11:21:07) |
1017. スーパーマン リターンズ
製作者側がスーパーマンのシリーズが本当に好きで作ったという事は良く分かります。元のシリーズに上手く乗っけて作っているので、別物の「21世紀のスーパーマン」って感じがしません。ただ昨今大量に作られているアメコミヒーローたちは何かしら町の人達に反感を買われたり、ヒーローとしての在り方に疑問を持っていたりするので、余りに完全無欠(一応ヒロインとの接し方の葛藤とかはありますが)のスーパーマンのキャラクターが薄っぺらく感じてしまいました。 [地上波(吹替)] 4点(2008-11-13 10:45:26) |
1018. ファースト・スピード<TVM>
始めはワイルド・スピードみたいな映画だと思って心配(あまり好きではないので)していたんですが、全く違う内容でした。正直いってそんなに面白くないですが、映画自体も短いしありっちゃありかも。 [地上波(字幕)] 4点(2008-11-08 15:00:12) |
1019. スーパーマン(1978)
悪いけどこの点数以上は出せません。当時としては当然これ位の技術しか無かったんでしょうが、それならもう少し進歩を待ってから製作して欲しかったっと云うのが正直な所です。 そりゃアメコミ映画の先駆としては良いのかもしれませんが、良い映画かと問われるとYesとは答え難い。 [地上波(吹替)] 5点(2008-11-07 02:07:46) |
1020. レッドクリフ Part I
数年前に大量生産されたB級戦記モノよりは十分良くできていたと思います。監督がジョン・ウーという事で少し期待して観ましたが、ジョン・ウーらしさが余り出ていなかったので残念でした。お得意のスローモーションや二丁拳(剣)銃は多用しているのですが、どうも普段のジョン・ウー作品とは離れている感じ。かといって別に製作のスタイルを変えたわけでも無いようですし、例を出すならば違う監督が少しジョン・ウーの影響を受けて作った映画の様でした。つまりどのシーン変に中途半端。超大作なのは分かるけど、もっといつものスタイルで突っ走ってほしかったです。 それにしても三国志って面白そうですね。この期に読んでみたくなりました。 [映画館(字幕)] 6点(2008-11-07 02:04:22) |