Menu
 > レビュワー
 > Yuki2Invy さんの口コミ一覧。52ページ目
Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1615
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
81
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1021.  みなに幸あれ 《ネタバレ》 
「上っ面」と言ってしまうと非常に聞こえは悪いのですが、私も決して表層的・物理的には出来の悪い映画ではないかな…と思いながら実際に観てたと思いますし、かつ全く内容が無い様な映画でもなかった⇒だからその意味でも少なくとも悪い映画とまでは言えないかな…とは思うのですね。ただし、その「内容」が悪くなかったコトとゆーのは、私の率直な意見としては「ホラーとして」では(また)決してなくて、あくまで「風刺劇・ブラックコメディとして」てコトなのですよね。端的に、私の個人的な感覚としては、本作って全く微塵も怖くはなかったのでして(多少なり怖かったとしたらソレはも~ド初っ端のみですね)、ソレは何故かと言ったら作中に「現実世界と地続きな部分」が一箇所たりとも存在していないからだ、と思うのですよ。  まずその、メタファーを効かせた奇妙な話・寓話としても、例えば昨今のジョーダン・ピールの諸作品とかと比べると、逆にその舞台が「日本のフツーのありふれた田舎」とゆーのが、我々日本人にとっては却って効果的でなかった部分もあるかな…と思ったりもします(⇒この感覚は、少し言語化が難しい・ややこしいのですケド、私の場合は「好い様で悪い様で⇒でも好い様でやっぱ悪い」みたいな感じで観てる間ずっと頭にモヤモヤこびりついてました)。んで重ねて、私としてはハッキリ、今作はホラーとしては「質が低い」と言いたいのですケド、そう思う最たる理由は結局、どだいホラーに為り得ないモノを⇒案の定終盤で「無理に」ホラーに仕立てて来たな…と思っちゃったってコトなのですよね。まずはあの薪割りのシーンが顕著で、アレは流石に私も「ホラーをやりたいんだったら好い加減ここらでスプラッタぶち込むしか無いんじゃね?」てコトにしか見えてませんでしたし、あとはその先の婆ちゃんの妊娠・出産(らしきモノ)の辺りも、コレはもしかしたら此処にも何らか比喩的な意味が込められている…のかも知れないのですケド、にしてもコレも私にはどーにも「グロい・エグい描写を唯々入れて置けば勝手にホラーになる」くらいの安易な選択にしか思えなかったのですよね。その辺りの軽薄さが(=その様に軽く見えてしまったコトが)私にはちょっと受け容れられるモノではなかった(=諸々と悪くはない作品だとは思えど、少なくともホラーとしては受け容れ難かった)というコトなのですよね。     ※余談:もう一つ、私は別に、ホラーにおいてソレが重要な評価軸になるとは(実は)ほぼほぼ思って居ないのですケド、今作に関しては何となくその「テーマ」というトコロにも、率直にあんまり共感ができなかったのでこの評価に為っているワケです。ヒトの幸福は「奪うモノ」であって、だから「奪われる」のが怖いんだ(或いは「奪わなければいけない」のが怖いんだ)てなコトを言いたいって話なのかと思うのですケド、ソレってホントにそーなのですかね??そリャ、世の中って部分的にャアそー見えるトコロがあるってのは私も承知はしますケド、本質的には私は、ヒトの幸福とは「与えてそして共有するモノ」である、と最近は信じて已まないのですからね(⇒だから正直、ソコにも全然ピンと来てなかった=だから尚更怖くも何ともなかった、としか言えねーのですよね)。
[映画館(邦画)] 5点(2024-01-25 00:28:07)
1022.  エクスペンダブルズ ニューブラッド 《ネタバレ》 
お久し振りのシリーズ4作目ですが、うーん………率直に、期待して観に行くとややガッカリみたいな感じかと思うのですが、B級アクションだと思って観てやればそんなに悪くもないかも…てのが一番しっくり来るって感じすかね。。  再度、4作目ですが、3作目までと比べてもまず確実に格落ち感は否めません。シリーズとしては本来、スタローンをメインにシュワちゃんだのブルース・ウィリスだの(最終的にはメル・ギブソンまで)大物が勢揃いしてたワケで、だからステイサムは(彼も1作目から出ては居ましたケド)あくまで若頭的なポジションだったと思うのです⇒その辺の大親分連中が流石に卒業しなさって(+スタローンも流石に一線を引いて)で替りに入ったのが結局トニー・ジャーとイコ・ウワイス…みたいなコトだとすると、ソコは流石に格落ちと言ってしまっても許されるだろう…と。加えて、アクション(映像)もやや安っぽい=近年の中華娯楽映画みたいな「コマが少し足りてない」感じのCGシーンも結構目立ってましたし、何よりお話の方が「やりたいコトは分かるケド⇒そのやり方が全部雑で安っぽすぎる」みたいなごく残念な感じでもありました(コレ自体は前作までだってそーいう感じだったかとも思いますが、やはり確実により酷くなってる…みたいなコトではあります)。  重ねて、いちおうB級と言うホドに安上がりにつくった映画でもなさそうなのですケド、実際には諸々とB級として観た方が好い…という作品だと思います。ただ、その「B級として観る」分においては、個人的には十分に暇潰しには為ったかな…とも思うのですね。結局私、派手なアクションも好きですケド、同じ位にシンプルな肉弾格闘も大好きなのですよね⇒だからトニー&ウワイス&ステイサムの揃い踏みなんて、も~嫌いなワケないだろ!という実に単純な理屈ですよ。また個人的には、ステイサム自体だってこーいうB級映画で王様やってた時の方が(より一層)好きだったりもしますしね。皆様も、ごく気楽に観に行って頂ければ。
[映画館(字幕)] 5点(2024-01-14 19:05:59)
1023.  陸軍中野学校 開戦前夜 《ネタバレ》 
タイトルどおり、日米開戦・真珠湾奇襲の直前…というスリリングな状況下で、結果的にはその作戦に関わる海軍の機密が標的となる…とゆーのも含めて、シリーズ最終作に相応しいスケール感だったとは思うのですね。あと、実質的に最大の敵となる小山明子さんの存在感や演技面とかも、個人的にはかなり好かったと思ったりもするのです。しかし、途中までも正直あんまし面白く観れてなかった…とゆーか、前述どおりの緊迫した情勢ではありつつも、日本軍参謀本部側のミッションは(既に情報が漏れてるから)その漏洩元を潰すという(今までと同じ様な)単純なコトで、翻って他方の敵諜報機関のターゲットとゆーのは途中までは単に「機密」というごく具体的ではないモノだから、中盤はやっぱし(特に)敵がナニを狙ってるのか・ナニがしたいのかがちょっと分り難い…と感じて居たのですよ。所謂マクガフィンで好いのだから、この手のならばやはり双方が同じモノ(情報・アイテム)を狙っていた方が観易いのだろーな…と思い直してしまいましたよね。  加えてもう一つ、オーラスの病院でのシーンで「手術中だから電源が切れない!」な~んて、イクらナンでもこの期に及んでそんなコトを逡巡するワケねーでしょ⁉とね(⇒コレは、旧日本軍なら当り前のコト+多分今の米軍その他でも別に変わんないと思うのですよ)。こーいうのは流石に、ちょっとわざとらしい「綺麗事」にも見えてしまいますよね(興醒め)。
[DVD(邦画)] 5点(2023-11-28 23:23:39)
1024.  陸軍中野学校 雲一号指令 《ネタバレ》 
一作目とは少し雰囲気が変わって、ごくシンプルなスパイもの・防諜戦を描く娯楽作品になっている…とは思うのですが、それでも他のその手のヤツに比べるとたぶん比較的地味な方で、かつワリと丹念に(≒少しノンビリと)その捜査を進めてゆくので⇒じっくり観れるとは言うモノの・多少リズムに欠けてテンポも好くない…という印象も強めですかね。クライマックスもまたちょっと地味ではあるので、少なくとも前作には及ばない程度の出来かなあ…と。重ねて、前作とは全然雰囲気違う(⇒何ならジャンルも別かも)て感じの作品ではあるのですケドね。
[DVD(邦画)] 5点(2023-11-27 22:01:45)
1025.  ロンドン、人生はじめます 《ネタバレ》 
タイトル(原題)に在るとおり、ロンドンの広大な公園「ハムステッド・ヒース」が舞台である…ケドも、内容的には非常にコテコテな(とあるタイプの)ラブストーリーだとも言える⇒ただ一点、その色恋沙汰の当事者たる二人の「年齢」を除いては…とゆーか(特にダイアン・キートンはコレを70過ぎてやってんだからもう…とゆーか)。  このとおり、兎にも角にもコッテコテなヤツなので(色恋沙汰以外の部分の話が実話ベースとは言え)、この「真実の愛」に相対すべき「偽りの人生」の側の諸々がいずれ破綻する…とゆーのも最初からモ~見え見え!なのですよね。すると、その破綻が訪れるまでの展開とゆーのが、まず決して心地好くはないし+ごく冗長だし…で途中までが正直あんまり面白く観れなかったのですよね(コイツは流石に、こーいうオーソドックスなヤツとしてはちょっと工夫が無さすぎるな…と思えてしまって)。  それでも、実話ベースの筋の方は少し法廷ものっぽく痛快に終わるとも言えるし、肝心のダイアン・キートンにしたって(重ねて)70で演る役じゃねーだろ!とは言え、でも他の人に70過ぎて演らせるよりは比較的にも全然好かった…という様な魅力的な感じでもありました。結論的には、悪い作品とは言わなくても好いかな…位には全くそ~思えるのですよね。評点は低めに寄せては置きますケド、ダイアン姐さんのファンの方なら一見の価値は在るかもな、と。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-11-27 19:40:47)
1026.  リコリス・ピザ 《ネタバレ》 
ラストまで何とか付いてゆけたのなら、そこら辺に関しては十分にソレっぽく終わるので、立派に青春恋愛映画として観終われる作品、だとは思うのです…が個人的には正直、途中は随分と長いコト「コレ何の映画なんだろう?」と思ってややシラ~~っと観てましたよね。平凡で在り来りな人々の青春恋愛模様…と言いつつ、肝心な主役の2人が何処も彼処もとにかく「変わった」子達なのですよね⇒言わずもがな、かなり高度に「美男美女じゃないコト」も含め。だから、まず最初に「何でコイツ等はこーいうキャラなの?」てトコロがまるで腑に落ちてゆかないのと、その後も展開運びは終始ごく漫然とフラフラしっ放し…みたいな感じでして、結論としては別に全然つまらなくはないとも思うのですケド、同時にやっぱ(この内容でこの尺は)ちょっと長いよな…と思わざるを得ない感じでもありますのよね。  更にごく個人的にはもう一つ、例えば(私の好きな)ロマンポルノでも偶にこーいう「漫ろな」青春の愛の話って(ワリと結構)在るのですケド、なんつってもソッチはチョコチョコ入る「濡れ場」とゆーのがしっかり間を持たせて居たんだなあ…と思うのですよね。だから、翻って今作は結局(2人の年齢差的に)そーいう描写が全く入れられない=コンプラ的に不可!とゆーのが、そのちょっと長い=冗長っていう印象に見事に繋がってしまっていたのかもな…な~んて(ソコは、思春期ならば…否、ならばこそだ!と)。重ね重ね、今作はあくまで”青春”恋愛映画ではありますが、ソレでも「性愛描写の描かれない恋愛映画なんぞ中身の入ってないシュークリームだ」てのは、いつかどっかで聞いた言葉として想起されるトコロではあります(このサイトで誰かが書いてらしたのを読んだよーな気も…)。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-11-22 12:27:36)
1027.  死霊館のシスター 呪いの秘密 《ネタバレ》 
うーん…まずは、好くも悪くも非常に「前作どおり」とゆーか、かなり薄暗いトコロに(突然)ヴァラクが出て来る…のゴリ押しの恐怖描写も前作のまんまだし、かなりシンプルなシナリオ(+最終的な「倒し方」)もそ~んな感じだし、舞台が修道院ぽいナニかなのもそーだし、前述どおり好く言えば(ある種)在り来り・セルフリメイク的な故に手堅い、悪く言えばモ~「こんな続編、ワザワザつくる必要あった?」みたいなトコロがいちばんメインの感想ですかね。ちょっと調べると案の定、前作って相っ当に大ヒットしてたみたいなんすよね。その意味では確かに一つ、タイッサちゃんはやっぱ可愛いし・でまたホラーにもな~んかハマるんですよね(⇒お姉ちゃんも含めてこの姉妹って、一見そーいう風にも見えないんだケド何故かミョ~にホラーと調和するよーな気が…)。だから多分、可及的速やかにさっさと撮りたかった続編なんだケドも、アイデア出て来なかったからモ~力押しで…みたいな感じかな…な~んて邪推したりもして、ですね。  結論、極めて非常に迷ったのが正直なトコロですが、いったん前作と同じ評価にしちゃおうかと思います。ただ、打ち明けておくなら、迷ったのはもう一点下げるかどーか、というトコロなのが事実ではありますね。やはり、ワリとスグにサブスクに出て来そうな感じでもあるので、それを待ってから暇潰しに…位な期待感で宜しいのではねーかと。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-11-19 22:39:08)
1028.  マーベルズ 《ネタバレ》 
うーん…確かに微妙……それでも、全体的に雰囲気・見てくれがかなり「風変わり」であるコト自体は、オーソドックス・在り来りであるコトよりは(この期に及んでは)好しとも思うのですね。ミズ・マーベル役の女優さんとかも、確かにヒーロー映画としては異色の配役だとも思うし、そのコト自体は(あくまで個人的には)ポジティブに捉えたいと思うのですし。あと個別の場面だと、アラドナ到着時の例のシーンとかもちょっとインド映画みたい!なんて楽しく観れたりもしましたよ。それに、アクション的なキモである「入れ替り」設定とかも(その設定が導入される原理は確かにまたしっくり来ないモノではあれど)実際にそれを活かしたハイテンポなアクションの出来とかは決して悪くなかったとも思うのですね(クライマックスとかワリと好かったのでは…と⇒尺は短くてチョイ物足りない感じでは在りましたが…)  ただ、見てくれは確かにそー在れど、お話の内容自体は(かなり絶望的に)また在り来りだった…とも思いますし、むしろ今作のそれってだいぶ好い加減+分り辛い・入って来辛い・疑問だらけの代物だったとも思うのですよね。一点だけ指摘するならば、まずはほぼほぼオーラスまで、お気楽ムードとシリアスムードの混ぜこぜが如何せん心地好くなかったのですよね。少なくとも私は(そのラストまでは)たぶん惑星二つ滅びてるよね?と思ってちょいブルーで観てましたし、その一方でなんかアホみたいなギャグみたいなシーンも多いのでそこはハッキリ「ナンじゃこりゃ?」と思って白けてましたよ。んで重ね重ね、最後まで観てるとそーいうのが実は別に大したコトじゃなかった…て、そこでもう一発「ナンじゃこりゃ?」ですよ⇒ハラの太陽を復活させる件とて、出来ると知らなかったって設定なんでしょーケド結果的にノーリスクで出来んなら最初からそーせいよ!と…(殊に、多少なりとも罪の意識があんのなら…)  あとはとにかくコレに触れずば終われまい…とゆーのが、直接の前作は無論・ドラマとかも観てから望まないといけないのか…という最重要事項・注意点ですよね。率直に、序盤はかなり(その辺の未視聴者を)置いてけぼりにする感じが強いな…とも思いましたが、中盤以降はごく肝心なトコロは台詞に入れて説明してくれてるのかな?という感じでもありました(⇒私も最近のマーベルは、鑑賞直前に前作のWikiぐらいは見てから入る様にしてます)。とは言え、やっぱしその辺をチャンと「おさらい」してないとどーにもこーにもキビシイ…という感じではありますし、かつそれを完璧に達成・コンプリートしてたとしても(今作自体が)別にそんな劇的に面白くもならねーだろうな…て出来なのもまた確かだと思うのですね。だから、今後も正直あまりそーするモチベーションは湧いて来ない(ナンなら「より」来なくなった)という感じではありますかね。
[映画館(字幕)] 5点(2023-11-16 22:18:22)
1029.  海上48hours-悪夢のバカンス- 《ネタバレ》 
邦題は『海底47m』を利用したモノでしょーが、系統としては完全に『ロスト・バケーション』の方に近いサメ映画ですね。序盤の展開が典型的なアメリカン・ホラーぽいコトも含めて、サメ映画としては『ロスト・バケーション』より寧ろ更にシンプルで分かり易い…とすら言える様な超・オーソドックスな方の作品かとも思われます。だから正直、オリジナリティやアイデアとゆーのは残念ながら見当たらない…という感じではありますが、逆に(サメ映画としては)ごく非常に鉄板な展開に終始してゆくので、コンパクトな尺も含めて暇潰しになら全く完全に十二分、という作品にも思えました。暇・かつ手頃にタダで観れるという状況なら完全に有用なヤツかな、と。  いちおう、たぶんワリとかなりの低予算映画にも見えては居りまして、CGとか役者の演技とかは率直に大したレベルではありません。あと、展開運びもテンポは悪くなく・かつ致命的と言えるホドの穴は無いとも思いますが、それでもツッコミどころ自体はまずまず豊富だとも言えますかね。ソコを念入りに考慮すると、これ位の評価が妥当かな~て感じではありますね。
[DVD(字幕)] 5点(2023-11-12 18:16:28)
1030.  ナンシー・ドリューと秘密の階段 《ネタバレ》 
私は存じ上げませんでしたが、原作は100年近く前から続く不朽の児童文学だそーで。だから、この映像化も(当然)ジャンルとしてはジュブナイル・青春もの(のミステリ)といった風なのですね。主人公は設定上は高校生っぽいですが、だからと言って必ずしもハイ・ティーン向けというワケでもない様な質感にも感じました。で、まず率直にこのナンシーちゃんってかなりド級の悪ガキ!なのですよね(毎日の様に警察の世話になってる)。でも、私はそもそも120%主演のソフィア・リリスちゃん目当てで観てるのでして、んでこの女悪ガキキャラにはリリスちゃん自体はま~ドンピシャだったと思いますし+実際のルックス・演技も申し分なかったと思います⇒その意味ではそーいう目的なら完全に役目は果たせると思いますのでそーいう御仁なら是非々々。  しかし、実際の話の内容については、コレも決して悪くはないとも思うのですが、何とゆーか全てが「軽い」という感じもしますかね(⇒その意味でこそ、最も「子ども向け」だっていう温い雰囲気も感じられてしまうとゆーか)。90分の短め尺ですが、ソレこそジャブの様な軽いエピソード・描写の連発で攻めてゆくという展開運びで、最後にはその諸々が一切合財ウマく纏まっていった…というテクニカルな終い方でもあったのですが、ソレでも個々のエピソード・描写のそれぞれは(幽霊騒動にせよ謎解きにせよ)ごく軽い・浅い・お手軽な感じ⇒全体としてもやっぱりお手軽な感じ、に仕上がってしまってますかね。もう一点、そんな状況なのでまた絶妙に「映画ってホドじゃない=連続ドラマみたい」ってちょっと喰い足りない感じも(どーしたって)あるのです。だから正直、コレだと(悪い意味で)続編が観たくなっちゃう⇒なのに結局リブートが今作でポシャっちゃったからソレも無いのがなお残念…みたいな感覚がありますかね。まあ、暇潰しになら十分かとも思ったりはするのですケドね。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-10-27 18:00:33)
1031.  林檎とポラロイド 《ネタバレ》 
これも今般のコロナの時世にインスピレーションを得たヤツ…とゆーか、原因不明で回復不能な記憶障害が多発している…という状況がまずは設定されておるのです(⇒んで政府がその患者に対するとある社会復帰プログラムを推進している、と)。なので、いちばん根本的にはSFの類い…とも見做せるでしょーし、その状況の中で「全てを失った≒ある種全てから解放された」主人公が再び「自分自身を探してゆく」というメインの筋からはまた多分に人間ドラマ的な展開をも期待できる…という作品かと思えるのですね。  しかし、結論的には今作は(そーいった部分において)思いの外あまりハッキリとしたモノを描き出して見せてってくれるってヤツではなかった…のでして、ぶっちゃけ言うたら雰囲気映画の方に近いっすねコレ。静かで綺麗な演出・画づくりもろもろをチャンと備えているって作品ではあるのでして、その辺の正に「雰囲気」とゆーのは実にごく上質で異な感じだったとも思うのですが(⇒シリアス・コミカル・サスペンスなんかが全部まろやかに+でもまた各々が粒だってハッキリと感じ取れる…な~んて言っておきましょーか)、また同時に個人的には少しダケ「思てたんと違う」仕上り&終わり方だな…とも(少~し)思ってしまいました。ナンつーか、凄くお洒落なお店で・またどれもメッチャ凝ってて・かつ色んな味覚が楽しめるコース料理食べたんだケド⇒結局お腹一杯にはならなかった…みたいな。どっちかっちゅーと(個人的には)ややイマイチ気味な方かな~とも思いますかね。
[DVD(字幕)] 5点(2023-10-25 13:17:55)
1032.  ネイビーシールズ ローグ・ネイション 《ネタバレ》 
例えば『アベンジャーズ/スーサイド・スクワッド』と素で直列に並べたみたいな変テコな+ある意味「やる気の無い」邦題にも思えますが、原題の『One Shot』の通りにコンセプトとしては(コレまた)全編ワンカットの長~い戦闘シーンがウリ!てアクション・スリラーなのですかね。その意味ではまた確かに『1917 命をかけた伝令』の廉価版にも見えます(コッチは現代戦争ものですケド)。しかし、廉価版とゆーコトでまずはココ安っぽいな…と思ったのが(肝心の)カメラワークですね。『1917』て一部界隈では「テレビゲーム」ぽい、みたいな評価があったかと思うのですが、今作はシンプルにハンディカムのカメラマンを物理的に現場に放り込んで撮らせてゆく…という形式なので、ゲームみたいな無機質と言うよりはカメラにも「人間み」が出ちゃってて、だから「コレ撮ってんの誰なんだろう?」て疑問が結局最後まで意識の片隅に残り続けてどーもしっくり来ない…とゆーのが否めませんですね。ほか、内容的な部分とかでも、いくら末端のソレとは言え米軍の施設がこんなに簡単に陥落するかな?とか、そもそも米国内で本チャンの大規模テロが間近に迫ってるのに一方の辺境で直前にワザワザこ~んな派手な動きをするかな?(深刻な情報漏洩の恐れ有りとはゆーて)とか、ストーリーの整合性の面でも少なからず疑問は感じられますかね。  ただし、中盤以降の(主として)スコット・アドキンスの格闘アクションについては、質も中々+ボリュームは当然タップリ!て感じで(あくまでB級としては)全く悪くもなかったので、一応この評価としておきます⇒まあ、ソレがメイン的に面白かった…テンなら尚更に、この撮り方である必要はないよな…とも思ってしまいますケドね。
[DVD(字幕)] 5点(2023-10-24 23:14:35)
1033.  ザ・ディープ・ハウス 《ネタバレ》 
ホラージャンルでゆーたら何にせよ『海底47m』が、他にも別ジャンルだと『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!』とかって作品もあるので、アイデアとしては今ではそこまで斬新ってワケでもないかとは思うのですが、それでもやっぱし水の底で酸素が無い!+お化け!てのはかなりスリリングな状況ですよね(⇒プラス、主人公がYouTuberだからまた流行りのPOV系ホラーにもなってるし)。今作は、敵がサメとかではなくてコテコテのオカルト系お化け…てコトで、建付けとしては根本的に完全に成立してるとも思うのですね(前述どおりに手堅そうな一方で、新規でやれそうなコトも十分ありそうだし、シンプルに怖くもできそうだし、と)。ただ、実際に観てみると(終盤はそこまで悪くなかったとは思うのですが)何とゆーか中々撮るのに苦しんでるな…(ホラー百戦錬磨の二人にしては…)という印象が強かったですね。  それはまず、ホラーとしてエンジンが掛かってくるのがかなり遅め(=潜るまで&潜ってから緊迫するまで、が各々20分強で⇒残り40分位までワリと何も起こらない)だったり、その後もお化けが思い切り襲ってくるまではまたちょっと掛かる+襲ってきてからは(今度は)描写がワンパターン+ほか色々と映像的な小細工も弄しては居るのですが総じてそれらもパンチ不足…とか、とにかく「実際にやれるコトが限定的だった⇒だから主に物量の面で物足りなく仕上がった」という様に見えるのですよね。ある種同じ意味で更にもう一点、水の底だから当然コッチも動きが不自由なのですが、対するお化けってのも(今作ってマジでガチで全部水中で撮ってるので)やっぱり動きが他のホラーキャラに比べると非常にノロい⇒ソコはたぶんお付き合いしてちゃダメでお化けの方は多少スイスイ動けた方が好い…と思ったりはしますかね。  結論、技術の進歩は目覚ましく、それ自体は喜ばしいコトだとも思いますが、それでも尚難しいモンは難しい!てなコトかな~と。でも今作でもまた、監督ご両人のチャレンジングな姿勢には毎度のコト敬服しておるトコロではありますケドね(⇒売れてからも結構「型」とゆーのに嵌らずに毎回違ったチャレンジを継続されてるな~とは思ってるのでして)。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-10-24 20:02:58)
1034.  こちらあみ子 《ネタバレ》 
いや~、ナニが辛いって、どーにもこのあみ子ちゃんにバッリバリに「リアリティ」が在る…てのがねェ………多分に極端な描き方だとは思いますが、でも本質的な部分でモロにこーいう感じの子どもって(確かに絶対に)見たコトあった&周りに居たよな~なんて思うと、ちょっとこの映画は私には「コワすぎ!」ましたですよね。昔、ライオネル・ダーマ―って人の書いた『A Father's Story』という本を読んだコトがあるのですが、何となくソレすらが思い起こされる様な心境にもなってしまいまして………  重ねて、そのリアリティを生み出している子役のこのコの演技は確実に素晴らしいモノだった!と思うのですし、お父さん&お母さんコンビの仕事も流石の百戦錬磨!てな感じだったと思うのですね(⇒この2人って、絶対共演してるの観たコトあった!と思ったのですが、ちょっと探した限りドレだっけ?みたいな状況に私陥っちゃってますケド)。ただね~今作はどーにもまた私、結局ドコにもポジティブを(=少なくとも、描かれる最強クラスの超ネガティブ!に対抗し得るダケのポジティブを)見出すコトが出来なかったのですよね。子ども映画でこんなんやられちゃうと、あくまで私としてはちょっとキツすぎる…と思って=落ち込んでしまいました(許容範囲の外ですね)。なのでこの評点としておきます。以上。
[インターネット(邦画)] 5点(2023-10-23 23:37:31)
1035.  Arc アーク 《ネタバレ》 
うーん、そこまで滅茶苦茶につまんない…て感じでもないんだケド、何とも「味が薄い」つーか「物足りない」つーか……  まずは、SFとしては完全に絶対に物足りないのですね。画的にも、ほぼ現代のフツーの日本社会から地続きとゆーか、SFぽい画ヅラとか異世界感・非日常感ってのはほぼ皆無なのです(恐らく意図的に)。んで内容も、確かに・端的には「不老不死は是か非か?」みたいなごくエッセンシャルな「ヒトの在り方の問題」にフォーカスしてる作品だ、とは言え、他方でSF的な・グッドイマジネーションな面白みとゆーのが全く足りない気がするのですね。コッチが観たいのは、全人類が不老不死となる様な強烈な技術革新が世界を(良きにせよ悪しきにせよ)どう変えるのか、とか、あとは単純に「見た目30歳」だケド「中身90歳」て未知の人間を芳根京子が如何なる演技で表現するのか、てコトに決まってるじゃあねーですか。ちょっと流石に、私もソコには苦言を呈さずには居られない…という感じですよね。  んで結局そーいう状況だから、今作はモ~やっぱドラマの方に興味を寄せて=あくまでSFの状況下における人間ドラマ…だとして観てゆくしかねーのですが、ソッチは(最初に述べたとおり)決して観れなくもない…とは思えど、やっぱソレでも「薄味だな~」とゆーのが最初に来る最大の感情なのがまた×2否めないのですね。今作のオーラスのこの結論って、個人的には決して全然突拍子も無いコトなんかじゃない…と思われてまして(むしろ当たり前ジャン!と)、またソコに辿り着く経緯だって、シンプル故の説得力とユニーク故の意外性を天秤に掛けて⇒で(ごくお手軽に)前者を選択した…という様にしか見えないのですよね。とどの詰り、ドラマだからチャンと実力の有るベテラン俳優に頼ればソレだけでソレなりにサマに成る…という様にも(また)見えてしまってます。  芳根京子ちゃんは、先ほど書いた「私が本当に観たかったモノ」は観れたかとゆーとそーでもない…みたいな感じではあるのですが、全体として淡くて奥ゆかしい演技のクオリティはまずまずだったかとは思うのですね。評点自体もワリと迷ったりもするトコロなのですが、でもやっぱこの内容で2時間は長いかな…って感覚がかなり強かったのを思い出したのでココは低めに寄せて置きます。90分で仕上げて呉れてたら…と思いますね。。
[インターネット(邦画)] 5点(2023-10-23 19:26:06)
1036.  スクリーム6 《ネタバレ》 
4⇒5作目まではだいぶん年月が空いてたのですが、6作目はすぐにつくったのですね(多少ヒットすると分かったら途端にこの速さ…)。んで、5作目はナンバリングも無い「無印」だったのにコッチは「6」て付いてて、なのにベースは(1~4作目じゃなくて)モロに5作目=5作目の生き残りキャラが完全なるメイン!てのは、ソレだけでも何か騙された様な気もしたりしなかったり……  なので重ねて、今作に関しては5作目は先に観て⇒で直後にコッチを観るとイイ感じなんじゃねーかと思います(⇒引き続きの主演のコはやっぱ結構カワイイし、彼女がお気に召したんだったら尚更かと)。ゆーて内容はま~「いつも通り」ではありますが、中盤以降のショックシーンのボリューム&出来とか、あとそもそもの「犯人捜し」の意外性、なんかはシリーズでも(微かに)平均は上回ってる…という気もしますかね。ただ一点、今作の登場人物は総じて防御力が高過ぎですね⇒ナイフが腹に刺さった位じゃたぶん学校も休まないと思われます+銃で撃つにしてもヘッドショットじゃないと死なないかと(⇒ゾンビ映画か!)  結論、本来的には5作目(の評価)とは流石に差別化しないと駄目(とゆーか私自身の「負け」)かとも思われるのですが、細かく考えてゆくのがどーにも面倒なので同じにしちゃおうと思います⇒どーせ5作目も観ないといけないワケだし。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-10-21 16:27:53)
1037.  Smile スマイル(2022) 《ネタバレ》 
連鎖してゆく死の呪い…という意味では、それこそ『リング』とか『イット・フォローズ』とか今までにもシコタマ観てきた系統のホラーなのは間違いないのです。ただ今作はまた、まずその連鎖に不運にも巻き込まれたが故に必死で対抗策を探し出し⇒遂に邪悪な存在との対決に挑む…というお話である一方で、標的たる主人公が怪異に責め苛まれて精神の均衡を失い⇒結果として周囲の人々との関係性も壊れていってしまう…という点からは(その主人公の不安や焦燥の感情が少なからずホラー的な美味しさになっているという意味では)よりサイコロジカル・ホラーに近い系統の作品だ、とも思われますね(前述の2作品と比べた場合は特に)。  連鎖のトリガーとなるのは所謂トラウマ、つまり笑顔で惨たらしく死んでゆく恐るべき有様を見せ付けられるコトの恐怖そのモノがこの悪霊の「攻め手」なのであって、コレなんかも(実際にその有様を観客である我々も同時に観ているという意味では)フィクションと現実を結びつけるちょっと洒落た仕掛けだ、という様にも思われます。でそもそも、比較的聡明で医学的・臨床心理学的な素養もある主人公が終盤には見出したように、この連鎖への根本的な対策としては「誰にも見つからない場所に引き籠る」とゆーのが有効な手立てとなってくるワケです(⇒この連鎖自体が、一般的な病原体と同じ様に悪霊にとってもメリットともデメリットともなり得るのだと)。コレもまた、だからこそ最初に主人公を責め立てて発狂状態に陥らせて、でその様子を周囲の人間に見せつけてから仕留めに掛かる、てのが巧いやり口だな~と思ったりもしますね(⇒あの状態で失踪されたら、流石に警察その他の手も借りて探し回ってイイ頃合いで見つけてしまうだろうな…な~んて)。まとめると第一の感想としては、好く出来ている箇所はワリと好く出来ている・しっかり考えられている、と言っても好い様な作品だな~と。また前半は特に、ごく静かに(だが陰鬱に)ゆったりと進行していく中で音やナニかで驚かす恐怖描写のトコロなんかも、まあまあ比較的に出来は好い方かな…と思いましたし。  ただ、最後まで観ての第二の感想としては(特にクライマックス付近が顕著なのですが)一方でテキトーな部分はかなりテキトーでつくり込みもいい加減で、だから結論としてはやっぱイマイチな方かな…というトコロなのですね。何よりもやはり、観終わると結局この悪霊に対しては確固たる対抗策とゆーのは存在していなかった様で、標的が恐怖で参ってしまったら唯々乗っ取られてジ・エンド…とゆーのは+ソレが結局最後の最後でハッキリと示されるのは、イマサラのこの構成のホラーとしては実に工夫が無い様にも思われますし+また2時間も観てきての徒労感の方がより強力に感じられてしまいますかね。あとそもそも、悍ましく笑いながらにじり寄ってくる人型の悪しきモノ…みたいなのが唯一最大の映像的ホラー・コンセプトだと(当然に)思うのですが、どだいコレのインパクトとゆーのが思ったよりもちょっとショボかった…と思いますね⇒そんなにそーいうシーンがふんだんだってワケでもなかったですし、それらもまた結局は似た様なのが多かった気もしますし、だから正直2時間尺とゆーのがちょっと間が持ってない気がするのですよね。ラスボスの造形なんかも在り来りで、ソコも痛いかな…   ※個人的にはやはり、ホラーは基本は90分がベースだと思ってるのですね⇒それを超えるなら何か明確な「理由」が必要だと。今作は典型的な「理由が無い(弱い)」のに尺だけ長い…ってホラーに見えてるってコトですね⇒そーいうのは大体かったるく感じられてあまり怖くもならんのです。不快なコト・居心地が悪いコトってのは、怖いってコトとはまた違うので…   重ね重ね、もうちょっと納得感と斬新さのあるワンランク上のラストまでに仕上がってれば全然違った…と思うのですが、個人的には暇潰しになるかならないか、というレベルの作品に思われます。ややイマイチですかね。
[DVD(字幕)] 5点(2023-10-21 00:00:37)
1038.  アウトレイジ ビヨンド 《ネタバレ》 
2作目もゆーて、1作目と基本的に中身は同じ(⇒本質的にも)という感じだとは思うのですね。ただ、気になるコトが2つあって、1つはビートたけしさんがやや「丸く」なってしまっているコト、2つ目は終盤の片岡の動き(=企て)がちょっと雑すぎるコトですね。山王会が衰退したケド、逆に花菱会が力を持ち過ぎた…とゆーて、木村の葬式に大友を(拳銃持たせて)突撃させたトコロでナニがどーなるとゆーのでしょーか(そんなモンに大友が乗ると思ってるコトも踏まえて、アホかと)。でも、1作目のレビューでも書きましたが今作は西田敏行・塩見三省のご両名がやっぱスゴく恰好好かったので、結論としては差し引きしてこの点数としておきます⇒別に、暇潰しには十二分かと。
[DVD(邦画)] 5点(2023-09-25 23:04:42)
1039.  紅い服の少女 第一章 神隠し 《ネタバレ》 
いちおう、実在の都市伝説をベースにした話だとゆーのが、今作中でも中盤に描かれていたビデオにまつわるエピソードなのですね。つまり、主人公の彼氏の元に届いたデジカメに、そのカメラの(神隠しにあった)持ち主がハイキングに行く様子が映っているのだけど、そのハイキング一行の行列の末尾には不気味な紅い服の少女が付いて(憑いて)来てた…とゆーのと同じヤツがかつて台湾の心霊番組で紹介されて騒ぎになったというコトらしいです⇒この作中でのカメラのくだり自体は、ちょっと唐突だし無理筋だし(=誰がカメラ送って来たねんな!と)で少しムム?とも思ったのですケド、後から調べるとこーいう事情だったのですね(成程ね…)。んで、この超自然的存在とゆーのが作中では「魔神仔(モアシンナア)」と呼ばれておって、コレってのはまた同様に台湾に伝わる古典的な方の妖怪だ…というコトっすね。昨今日本でもまた流行り出した類いの、そこそこ有名な(都市伝説的)元ネタがあって親しみ易い系統の娯楽ホラー、というジャンルかと思えますね。  作品自体は台湾でも当時大ヒットしたとのコトで、私もホラーとしては比較的好く出来た方の作品だと率直に感じますね。まずは、全体的にトーンを落とした暗い画面づくりを終始貫いた上で、ソレを効果的に利用して「見せない」コトの怖さを(特に序盤~中盤で)大いに醸し出していた点は非常に好みの質感でありますし、この部分は所謂ホラーの文法にも比較的正しく則るコトが出来ていたと思われます。とは言え、終盤はまたCG全開でチープにソレらをモロ見えにしてゆくのですケド、まあ中華・香港・台湾方面ではコレもよくあるコトですし、大見せにするソレ自体は森の中で暗くてまた不気味だったので(ホラーの終い方としては)別に悪くはなかったかな~とも思います。  ただし、明確な減点要素もニ点ほどありまして…一つ、今作って最初は、主人公の彼氏の男のコの方、が主役みたいな始まり方をするのですが、その彼は中盤で敵に襲われて居なくなってしまって⇒そこ以降は(真の主人公である)女性の方がメインとなってゆくのです。が、コレは別にホラーに限ったコトでもないとは思うのですが、殊ホラーにおいては途中で主人公=我々がソコを通して超常現象を見てゆく「視点」、が変わるのは展開運びとしては極力避けるべきコトだと考えてます。お化けの見せ方については前述どおり、徐々に徐々により多くを見せる様にしてゆく…という点で適切な盛り上げ方ができていたのです。が展開運びの方については、中盤で(それまで主人公に思われてた)男のコが襲われて⇒以後視点が女のコの方に移る、となると、その時点で一旦流れが切れてしまう=恐怖自体の盛り上がる山が二つになってしまってもう一度仕切り直さないといけない、と思われるのですよね⇒ソコは、基本は一本道で好いとゆーのが私の意見なのです。もう一点、元ネタがあるが故…なのかも知れませんが、結局このホラーモンスターとゆーのはその「目的」が若干あいまい…ではありますかね⇒ナニがしたいのか・(逆に)ナニをすれば退治・調伏できるのか、が不明瞭。。まあ、その辺りは続編で詳らかにされるのかも知れませんが…
[DVD(字幕)] 5点(2023-09-19 23:08:39)
1040.  バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ 《ネタバレ》 
『バイオハザード』って、ゲームは一切(自分では)やったコトないのですよね⇒怖過ぎて。ハタチ過ぎ位までは実はホラー映画自体も(怖いから)嫌いだったのですわ⇒『エイリアン』が怖過ぎて最後まで観れなかった。後に、プレイ動画は幾つか観ているのですが、だからそもそも私自身がゲーム版に思い入れもナニも無いので、正直言うと今作もあまり楽しめなかったです、し、そーいう人にとっては(話の内容自体も、あと見ドコロなんかも)諸々とちょっと説明不足で伝わり辛い作品…かとも思われました。調べると、ゲームの1と2のストーリーを合成してる&メインの登場人物も5人勢揃いさせてる、というコトなのですかね?ソコに関しては、ゆーて原作が25年前の作品だから、どだいゾンビものとしては(今となっては)かなりオーソドックス・シンプル(で多少「レトロ」)な内容だとも思うのですよ⇒だからその意味での工夫・アレンジかとは思うのですが、一方で前述の「伝わり辛さ」にも少なからず拍車を掛けちゃってたかな…とも。  ゲーム版(特に1?)のコンセプトを継承し、最近のゾンビ映画としては比較的「正統に」怖い+映像がダークで悍ましい、という点については、シンプルにその映像のクオリティが高かったし+まずまず怖さ自体も在ったと思うのです。が重ね重ね、お話は分り難いし・キョウビのA級ホラーとしては結局ワリと地味に終わってっちゃうし・テンポもあんまし好くないし…で作品全体としてもあまり評価は上げられませんかね(⇒この程度の出来で続編展開する気マンマンなのもサブい)。まあ、もう一点下げる気にもならない…という感じではありますケドも……
[インターネット(字幕)] 5点(2023-09-02 09:06:33)
040.25%
1120.74%
2191.18%
3905.57%
420312.57%
528017.34%
637423.16%
732320.00%
823314.43%
9704.33%
1070.43%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS