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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1061.  ショーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
 ゾンビ映画は大好き。この作品も良かったです。  特に、前半から中盤にかけてが良い。  ゾンビ映画の常識を、ちょっとだけスカす、おとぼけ演出の数々。  カフェの外でキスし合っていた男女が、カフェから出ると片方がゾンビ化していたり、ショーンは予兆には敏感なくせに、実際のゾンビには鈍感だったり。このノリってドリフのコントといっしょですね。  後半、パブに立てこもってからは、シリアス色が強くなりましたかね。その一方で、クイーンの曲に合わせてゾンビをぽこぽこ殴っちゃう演出もあり、ちょっとコメディとホラーのかみ合わせが悪くなったような気がします。  コメディだと思って見ていれば、それは『粗』ではなく『演出』。狙ってやっているのだから、良しと思えるし、気にならない。  でも後半、変に作り手の真面目な気持ちが伝わってきちゃうと、粗が気になり始めて仕方がありません。  『窓際に立つなよ。』『言い争いしている場合か。』『結局リズたちのマンションにいればみんな無事だったじゃねーかよ。』  などなど。まあ、いろいろ言いましたが、走らないゾンビを見られただけでも良しとします。  終盤にかけて、仲間が次々とゾンビの餌食になっていく展開にいたっては、従来のゾンビ映画とまったく同じテイスト。もちろん、ゾンビ好きにとって、それはそれで面白いのですが、前半のオリジナリティあふれる演出から期待されるようなクライマックスでなかったことは確かです。  ですが、オチで少し盛り返しましたね。  ゾンビとの共生をさまざまな形で紹介するメディア。こーゆー不謹慎なブラックユーモアてんこもり作品をイギリスが作っちゃったことに、時代を感じます。
[DVD(字幕)] 7点(2017-03-22 01:04:33)(良:2票)
1062.  2番目のキス 《ネタバレ》 
 ひさしぶりのスマッシュヒット。笑いあり、感動ありで、ラブコメとしての完成度は極めて高い。  ドリュー・バリモアを可愛いと思ったことはあまりなかったのですが、この作品のドリューは凄くイイ。  明るくて、優しくて、ユーモアがあって、仕事が出来るパーフェクトな女性です。大変魅力的。  対するジミー・ファロン。こちらも良い。凄く共感できる愛すべきキャラクターに仕上がっています。  23年間欠かさず見てきた『レッドソックスVSヤンキース戦』。唯一見逃すことになる一戦が、まさかの世紀の一戦になろうとは。  もちろんリンジー(ドリュー・バリモア)が悪いわけではないし、ベン(ジミー・ファロン)が悪いわけでもない。  ただその見逃したことに対する後悔の気持ちを、言わずにはいられないって心境、よくわかります。  結果、リンジーを傷つけることになり、ベンのもとから去っていくリンジー。  更に後悔することになるベン。  こーゆー悪循環って、『あるある』ですよねー。  この作品は、『レッドソックス愛』と『リンジー愛』をシーソーに乗っけて表現しています。ここが、ラブコメとして大変優れています。  ベンの、『レッドソックス愛』をこれでもかっていうくらい強調しているので、レッドソックスよりリンジーを少しだけ優先するベンの姿に共感と感動を覚えるのではないでしょうか。  良い作品は脇役の面々も良い。  基本的に悪い人は出てこないハートフルな作品。まあ、刺激は少ないかもしれませんが、とにかくテンポが良くストーリー展開が面白いので飽きさせません。  クライマックスの盛り上がりも見事。  自分は野球ファンではないのに、面白かった、これがこの作品のすべてでしょう。
[DVD(字幕)] 8点(2017-03-18 13:40:08)(良:1票)
1063.  13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ 《ネタバレ》 
 主人公のジェナは悪い人間ではありませんが、ミーハーすぎて好感が持てないです。  30歳になった自分がどういう人間か知り、変えようとする。根は真面目な人間ですから、理屈はわかります。  ですがその真面目な人間が、ルーシーという悪友の影響だけでここまで変わるものかという疑問は残ります。  人に濡れ衣をきせて簡単にクビにする。自社を裏切り、他社に情報を売る。友人の同僚を寝取る。もはや別人格です。  ストーリーについても苦言をひとつ。  本作のストーリーは、ある種サクセスストーリーのテイストだと思います。  幼馴染のマットと組んで、ポイズ誌の誌面刷新に取り組むジェナ。30歳の自分を知り、13歳の頃の良さに気付く。13歳でしか味わうことが出来ない人生、その思いが反映された誌面。会議で絶賛されるジェナのアイデア。これがサクセスストーリーでなくてなんでしょう。  ここでお約束とも言うべきルーシーの裏切り。ジェナのアイデアはライバル誌スパークルのもとへ。スパークルの広告に掲載されるジェナのアイデア。なんて悲しくて悔しい展開。いったい、ここからどんな巻き返し、逆転をはかるのか。  期待に胸をふくらませながら見ていたら、ここでまさかのタイムスリップ。  おいおい!それは反則なんじゃないか。  のび太くんだって、もう少しちゃんとけじめつけまっせ。  なにもかもを一からやり直せば、そりゃあ未来を知っているんだから上手くいくに決まっていますが、それは『タイムスリップの搾取』です。
[DVD(字幕)] 6点(2017-03-16 13:48:36)(良:1票)
1064.  クローサー(2002) 《ネタバレ》 
 途中で主役が入れ替わるのにびっくり。まさかリン(スー・チー)が途中で死んでしまうとは夢にも思わず。  死んだ原因の一つが、妹の軽率な行動と、間接的とはいえコン刑事の執拗な追跡。なので、二人が姉のために手を組むといっても、なんかしっくりきません。  リンとクワン(ヴィッキー・チャオ)の姉妹関係。二人が協力して難局を切り抜ける姿。序盤、そして中盤の見所です。そこが良かったためか、リンが抜けてしまうと、どんなにアクションが凄くても、躍動感にあふれていても、ライバルと手を組んでも、喪失感が邪魔をします。だからノリきれない。  映画としてはテンポが良く、スピード感にあふれ、アクションもキャラクターも水準以上なので、非常に見応えがあると思います。  ただストーリーは浅いわりにわかりにくく、特に警察、黒幕、そのあたりの利害関係やキャラクター同士の相関図は不親切。脚本、設定が上手いとは言えないかもしれません。  恋愛パートは、悲哀を醸し出すのに一役かっているものの、中だるみの原因となってしまっているので、個人的には無くても良い。  総評。映画としては娯楽エッセンス盛り沢山で飽きませんが、ハッピーエンドとは言えないので個人的な好みと合致しませんでした。  あと、字幕でわかりづらいところを確認したくて、一部吹替えで見直しましたが、吹替えのほうがかなり良さそうです。  この作品に関しては、吹替えが断然オススメです。
[DVD(字幕)] 7点(2017-03-15 03:07:27)
1065.  ダブル・ビジョン 《ネタバレ》 
 ミステリー要素の強いホラーであり、サスペンス。  幽霊ものかと思ったけれど、違いますね。幻覚ものは何でもアリになってしまいがちなので好きではありませんが、これは許容範囲。  オチは微妙。今まで一度も出てきていなかった重病の少女が真犯人と言われてもピンと来ません。  それまで面識のなかった少女と主人公刑事。なのに、少女から『先に行ってるわ。ついてきて』と言われて、なぜかいっしょに死んでしまう主人公。まるで意味がわかりません。  そんなオチはともかく、主人公の家族とその過去のエピソードが大分興味をひかれますね。そして家族の行く末。はたしてこの家族はまたもとの仲の良い家族に戻れるのでしょうか。いえいえ、バッドエンドです。心は再び一つになれたのかもしれんけど、死んじゃったら元も子もないじゃん!  とゆーわけで、結末には異議アリです。  でもちょっと泣いちゃったんですよね。離婚まで考えていたのに、死別のシーンで号泣する妻。なくした声を発する娘。こんなサスペンスホラーで泣くことになるとは思いませんでしたが、それくらいドラマ性があって面白い。  生々しい殺害描写やバトルロワイアル的要素もあって、娯楽映画としても楽しめます。デヴィッド・モースとのバディもの的なノリも楽しい。  じゃあ良い映画じゃん、って感じもしますが、何でもかんでも取り入れすぎちゃって、バランスを欠いている気もします。若干ごった煮の雰囲気があるわけです。グロイ描写もありますし、人によっては全く受け付けない作品でしょうね。  個人的には好きな作品です。ただ、ラストはハッピーエンドが良かったですね。    
[DVD(字幕)] 7点(2017-03-12 15:41:46)
1066.  ギャザリング 《ネタバレ》 
 周りの人たちから見えているのか見えていないのか。とても曖昧な存在『ギャザリング』=『集まる人たち』。  でもどうやら見えているっぽいし、触れることもできるみたいですね。ただ不死身。  その正体は『キリストの処刑をただ娯楽として傍観してしまったがために、呪いを受けた人たち。』です。  人類の苦悩の瞬間に必ず立ち会わなければいけない運命。  この『ただ見ているだけの人たち』の存在感がなかなかで、肌がざわつくような恐怖感を感じることができます。  設定、雰囲気、なかなか良いですね。ミステリー色も強く好み。  ただどうしてもホラーというにはパンチが弱く、もの足りません。特に、こーゆータイプは、いったんネタが割れてしまうと、最早行く末を見守るだけになってしまいがちです。まあ、それはどのミステリー系ホラーの作品にも言えることですが・・・。  また、ディテールが粗く、アイデア先行の作品には違いないので、そのアイデアが活かしきれていない印象もあります。  とは言え、気にならない程度。やはり、この設定、この雰囲気、そしてクリスティーナ・リッチ、個人的に大好きなので良作です。  最後まで飽きずに見ていられます。
[DVD(字幕)] 7点(2017-03-12 02:56:52)(良:1票)
1067.  スパイダー 《ネタバレ》 
 盛り上がりそうで盛り上がらない。読めなさそうで読めてしまう。  『誘拐犯から誘拐する』という犯人二重設定は面白いですね。  ですがそれが驚きにつながりません。せっかくのアイデアが活かしきれていないようです。  『意外すぎる人が犯人』ってのも、なぜかサプライズ感が薄い。  『囮捜査で仲間を失ってしまったエピソード』が、その後劇中で活きてくるような展開もない。  一つ一つのアイデア、プロットは凄く良いと思うんです。ただ、描写、演出、脚本があまりにも淡々としすぎたため、一つ一つのエピソードが点と点のままで終わってしまって、うまく線としてつながっていない気がするんですよね。  だから何かが起こっても、驚きよりも唐突な違和感のほうが勝ってしまうのかもしれません。特に後半は、そのイメージが強い。  もし点と点が繋がって線となり、線と線がつながって一つの画をきれいに描けていたら、真相が明からになるときのわくわく感や、爽快感を味わうことができたのでしょう。そうすれば、この作品に対するイメージも、また違ったものになるのでしょうか。  デヴァイン、ジェジー、ソンジ、それぞれの動機が劇中ほとんど語られないのも問題あります。  犯人達が何を思っての犯行なのかが、ほとんど感じ取れません。  劇中では犯人達は、ただ犯人を演じる駒にしか見えません。  演技が悪いとは思えないので、単純にシナリオと演出が弱いんだと思います。  批判的な意見ばかり書きましたが、雰囲気はあるし、テンポも良いのでつまらないわけではありません。ミカ・ブーレムもかわいいし。  期待しすぎると完全に肩透かしを喰らうので、注意が必要というだけですね。
[DVD(字幕)] 6点(2017-03-10 14:54:36)
1068.  9デイズ 《ネタバレ》 
 『よくあるバディもの』が好きな人にはたまらない作品。  アンソニー・ホプキンス演じるオークスの落ち着いた雰囲気と、クリス・ロック演じるジェイクのお調子者キャラが上手い具合にかみ合っています。  『犯罪組織』VS『CIA』という単純な対立構造に、『テロリストグループ』という第3勢力を絡ませたことで、ストーリーや演出に幅が出ているのが良い。かといって、ストーリーはいたってわかりやすく、シンプルで面白い。個人的には、犯罪組織ヴァスのグループの裏切り者の手引きによって、テロリストグループとの壮絶な潰しあいになるシークエンスが一番のお気に入りです。  ヴァスのグループのほうが、悪役としては格上のような気がしていたので、最終的にはテロリストグループとの一騎打ちになるというのは意外性があります。  ラストはしっかり事件解決。CIAの面々が替え玉に振り回される一方で、オークスはしっかり本物を追跡。CIAからも消されようとしていたジェイクが、最後に事件を解決。お金もしっかりもらって、里親に恩返しをし、結婚までできて、これ以上ないくらいのハッピーエンドですっきりです。  わかりやすさとテンポの良さ、そしてキャラクターの面白さで、エンターテイメントとしてはなかなか良いのではないでしょうか。
[DVD(字幕)] 7点(2017-03-08 12:08:22)(良:1票)
1069.  トレーニング デイ 《ネタバレ》 
 悪そうな奴が最後まで本当にただの悪いやつっていうのはどうなんでしょう。  『デンゼル・ワシントン=正義』という俳優のイメージを利用して、逆に本物の悪党としたのでしょうか。  映画そのものは、長尺の割りに中身が薄く、後半は面白かったけれど前半が退屈で仕方なかった。  レイプされそうになった女の子を助けたエピソードが、大ピンチの場面で活きてくる展開なんかはありきたりですが悪くありません。  でもやっぱりね。善行が結局のところ身を助けるんですよ、ってな道徳的な話は面白いけれど、映画としてはイマイチです。  ロジャー(麻薬の売人兼情報屋)を殺して金品を強奪した件についても、アロンゾ以外のチームのメンバーは結局そのまま放置。なんともすっきりしませんね。  『善人と悪人と極悪人がいた場合、悪人は果たしてどちらの味方をするのか。』  という問いかけに対し、それはやはり善人で、極悪人は好き勝手やっても最後はロシア人から蜂の巣にされるということが、よくわかりました。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-03-03 04:27:07)(良:1票)
1070.  g@me.(2003) 《ネタバレ》 
 読めそうでよめない展開が何気に面白い。  こちらの予想を絶妙な匙加減で裏切ってきます。  例えば、『この娘は実は葛城樹里ではないな。』っていうのは何となく読めても、それ以外の事はよくわからないわけです。  単純そうな謎かけで、いつの間にかいろいろと真相を考えてしまうのは、楽しいものです。  登場人物が意外と少なくて、ごちゃごちゃしていないのも好印象です。  『仕掛けに対してオチが弱い。』  『仲間由紀恵が大根。』  『真相解明のシーンが説明不足でカタルシスに欠ける。』  『恋愛シーンがうざくて、興醒めする。』  などなど、個人的な見解も含め、残念なポイントがいくつかあります。  映画としての完成度はそんなに高くないのかもしれませんね。  そういった点を含めても、やはり中盤以降は面白かったので、鑑賞後の満足度は高いです。
[DVD(邦画)] 7点(2017-02-06 02:10:48)(良:1票)
1071.  レッド・サイレン 《ネタバレ》 
 序盤はサイコホラー。中盤からはサスペンスアクション。  緊張感があって面白い。  女捜査官に助けを求める娘。『母が家政婦を殺しました。』  これだけで面白そうなのに、娘を助けるもう一人の傭兵あがりの男。偶然娘が逃げ込んだ車が、戦闘のプロの車。随分都合の良い展開ではありますが、そんなことはどうでも良いのです。面白ければ。  アリス、ヒューゴー、スターロ刑事、母親エバ・クリステンセン、それぞれが強い個性をはなっていて良いですね。  母親から逃げながら、同時に死んだと言われている父親に会いに行くという設定も良い。  複雑になりすぎない程度に、複数の要素が絡み合うストーリー展開が楽しい。  アクションの一番の見せ場かもしれないビジネスホテルでの攻防。ここがあまりに暗すぎて何が起きているのか雰囲気しかわからないのがもったいない。その分恐怖感はあります。  冒頭の意味深なプロローグ。警察機構と富豪エバの癒着。スナッフビデオ。  映画に面白い味付けを出来そうな調味料は他にもありましたが、その辺はさらっとスルーされてしまいましたね。  そのぶん、映画がわかりやすくはなっていますが、最後まで見てなんとなく物足りなさも残りましたね。  やや尻すぼみ感のある作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2017-02-03 13:07:40)
1072.  ボーン・アルティメイタム 《ネタバレ》 
 シリーズの中で、一番ついていくのが大変でしたね。  疲れた頭にムチうって、頑張ってついていった結果、『え?それで終わり?』っていうのが率直な感想でしょうか・・。  スパイ系アクションとしては見所満載で高水準。常に相手の一歩上をいく、爽快な頭脳戦は健在。  『記者と接触を試みようとする前半。』  『ニッキー・パーソンズ(ジュリア・スタイルズ)と行動を共にする中盤。』  どちらも記者やニッキーを守りながらピンチを脱するという展開が今までにないパターンで面白い。  ジェイソン・ボーンはもう無敵感丸出しなので、『ボーンが守るべき対象を守りきれるのか?』というシチュエーションは、新たな緊張感を生み出すことに成功しているようです。  ただ、今までのシリーズと違い、後半からクライマックスにかけてが今いち盛り上がりません。  『迫りくる危機をどう回避するのか?』の1作目。  『最愛の人を奪った者達への復讐』の2作目。  それに比べると、この3作目の動機はパンチが弱い気がするのです。  正直言うと、3作目ともなると、『ボーンはいったい何者なんだ?』っていうのに、・・・そもそも興味が湧かない・・・。  前菜、メインディッシュは凄い良かったんですけどね!やはり〆のデザートも大事っていうことです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-01-30 04:14:02)(良:1票)
1073.  チルソクの夏 《ネタバレ》 
 この内容で2時間。果たしてこの尺が必要だったのかどうか・・・。  当時の女子高生の日常を、ただダラダラと見せられるシーンがかなり多いです。  だけど、懐かしさを感じる街や学校や家の雰囲気に惹かれて、結局最後までダラダラと見てしまいます。  でも最後まで見ても、特に面白いシーンも無ければ、感動するポイントもない。  演出や演技は、『台本どおり』というイメージが強く、リアルさを感じない。  特に、アン君が出てくるシーンは、カタコトのせいもありますが、まるで中学生の舞台劇みたいな空気になります。  ジャンル分けするなら、『恋愛』であり『ドラマ』になるのでしょう。  その『恋愛』に関しては、アン君がどうしてそこまで郁子に惹かれたのか、その部分がほとんど描かれないので、説得力はないし共感も生まれません。アン君が郁子に会いに来たときは、あまりにも唐突で違和感しか感じません。  そして『ドラマ』としては、とにかく薄い。  この映画には、これといった『ウリ』がないです。  ひたすら雰囲気押しの2時間。微妙です。
[DVD(邦画)] 5点(2017-01-25 14:28:15)
1074.  ザ・ターゲット(2002) 《ネタバレ》 
 クリストファー・ランバート演じるヒットマン兼ガードマンのアレックス。  アレックスに身辺警護を依頼する会計士ロバート(デニス・ホッパー)。  二人の間に次第にビジネスの関係を超えて生まれてくる友情。  そして何を考えているのかわからない凶悪な犯罪者と、その信者たち。  さらには、アレックスとロバートの過去には、思いがけない接点があった・・・!  と、ここまで面白くなりそうな素材が揃っているのに、中盤以降の中だるみが尋常じゃないですね。  序盤は良かったのに。途中で監督が変わったのではないかと思うくらいの路線変更です。  ピークはロバートの娘を救い出すシーンまでで、それ以降はクライマックスも含め、すべて蛇足に思えます。  唯一良かったのは、ロバートが過去の贖罪をアレックスに打ち明けるシーン。ここは良いですね。  ただ映画としては尻すぼみが酷くて、とても面白いとは言えない代物に。後半になるにつれてテンポが遅くなる作品って嫌いです。  最初からドラマとして見ていれば、『ドラマの割りにアクションに力が入っていて・・・』と、評価が高くなったかもしれません。  ですが、パッケージを見る限り、ごりごりのアクション映画にしか見えません。  アクション映画として見ちゃうと・・・。そして凶悪犯、石投げるだけかーい。
[DVD(字幕)] 5点(2017-01-23 15:00:46)
1075.  ミーン・ガールズ 《ネタバレ》 
 随分前に見たことがあった。  印象が薄くて見たことを忘れていました。  テンポが軽快。キャラクターに個性があってよい。ストーリーがわかりやすく、気楽に見られます。  その一方で、オチが弱く、パンチに欠けます。  『恋愛』『友情』『心の成長』、すべての面において描かれ方が中途半端です。  『性格の悪い女の子をこらしめるため、同じグループに入って弱みを握りつつ復讐する。』  確かに、『ダイエット食品』と偽って高カロリーのチョコレートバーを食べさせたり、アイデアやプロットは面白いのですが、それを最後まで上手く処理できなかった感じでしょうか。  結局『陰口ノート』の作成者はレジーナなのに、その罪をきせられたケイディ。あれ?最後まで見ても、濡れ衣きせられたままじゃないですか? 謝ってるし。ある意味冤罪事件と変わらない気がするのですが。  肝心な部分は全部ぼかして、なんか雰囲気でまとめられちゃいましたね。  それにケイディは確かにレジーナに対しては『ミーン・ガール』でしたけど、他の人に対しては普通だったと思います。  にも関わらず、何故か気付いたら全校生徒が敵にまわっている。  ・・・うーん、やはり腑に落ちないものが残りますねぇ・・。
[DVD(字幕)] 7点(2017-01-22 05:42:03)
1076.  MAY -メイ- 《ネタバレ》 
 小さい頃から自分だけを見てくれる『スージー』  でも生きている人間のお友達が欲しい。  『勇気を出して、仲良くなれそうなアダム。』  『なぜか向こうから好意を寄せてくれるポリー。』  私にも友達ができるかも。  あれ、なぜ私だけを見てくれないの。私の何が気に入らないの。  やっぱり私だけを見てくれるのは、あなただけよ、『スージー』。  あなただけが本当の親友だと、やっと気付いたわ。  ああ、唯一の親友『スージー』がばらばらになっちゃった。  思い出す母の一言。  『友達ができないなら、創っちゃいなさい。』  アダムの手。ポリーの首。アンブロシアの脚。最高のお友達を創るわ。  簡単にまとめるとこんなお話。  サイコ野郎のサイコ野郎によるサイコ野郎のための物語。  MAY主観でストーリーを構成しているため、観る者はMAYへの共感を多少は覚えるかもしれません。  ですが主観が変わればこれはやはりただのサスペンスホラーであります。  アダムもポリーもメイに対して優しい人間。それに対し、自分の事しか考えていないメイ。  もちろん、彼女には間違いなく発達障害があったのでしょう。だからと言って、理不尽に人の命を奪って良い理由にはならない。  彼女に同情の余地はなく、こんな人間が精神鑑定を理由に罪が軽くなったりしたらたまりません。  不快感と後味の悪さしか残らない作品です。  とは言え、映画としては面白い。  『私を見て』という一つのテーマがぶれることはありません。破滅へのストーリーが、ガラスケースがひび割れる音とともに刻まれていくストーリーテリングは不穏で最高。  衝撃のラストは文句なし。  ただ手が動いちゃうのは、余計ですけどね。
[DVD(字幕)] 7点(2017-01-20 15:14:55)
1077.  イナフ 《ネタバレ》 
 いろいろな教訓が得られる社会派ドラマ。  『簡単に人を信用するな。』  『逃げるときはキャッシュで。』  『短時間でも電話は盗聴される。』  『親権裁判前に異性といると不利になる。』  『相手がFBIでもドアを開けちゃいけない。』  『結局は腕力がものを言う。』  ・・・まったくどれもこれも実生活では役に立ちそうにない教訓ばかり。  唯一役に立ちそうなのは、『人の携帯を勝手に見るもんじゃない。』ですかね。  それにしてもこの映画のジャンルって何になるんでしょう。  ラブストーリーからのサスペンスからのスパイもの・・・  いや、これぞ『リアル鬼ごっこ』か。  いやいやいや、私にとってこれは『グラップラー刃牙』でした。  ジェニファーロペスの掌底2点+膝蹴り2点+肘うち2点+目潰し2点、そして何の前触れもなくいつの間にか『伝説のトレーナー』みたいな立ち位置にいた謎のトレーナーに2点、しかし、まるで反撃できない旦那に-2点。  やはりライバルは強くないと、盛り上がらないっすよ。  ところでこれ、何の映画でしたっけ?
[DVD(字幕)] 8点(2017-01-19 06:18:26)
1078.  呪信 999 《ネタバレ》 
 ホラー映画の定石を踏んだ手堅い作品。  演出やシーンとシーンのつながりに、拙い部分もありますが、最初からクオリティには期待していないので問題なし。  むしろ、プロットが思ったよりしっかりしていて好感が持てます。  発想は『ファイナルディスティネーション』で、ギミックは『着信アリ』ですね。  怖くはありませんが、その手口やグロ描写はそれなりに見応えがあって面白いですね。  この手の作品の登場人物って、誰も人の話を聞かないし、自分勝手だし、うっとうしいし、勝手に死ねよって思っちゃうので見ていて悲壮感はありません。いや、逆に、その辺の馬鹿さ加減って、アメリカもタイも同じなんだー、と変に感心しちゃいますね。こんなところにもグローバル化の波が。  ただ、『レインボー』なる女の子の正体だけは、最後までよくわかりませんでしたね。  もちろんそんな細かく追求するような作品でないことは確かなんだけど、気になります。  あの女の子が電話の主なのか。  それともただの『99999999』の伝導士なのか。  謎を残したまま、女の子は次の標的の元へ。いいですよ、この悲劇が繰り返されちゃう感じ、嫌いじゃないです。  高校の先生が授業で講義していた『パンドラの箱』の好奇心ばなしが、しっかり伏線として効いていたのはなかなか良い。  人は、『かけちゃだめ』と言われるとかけたくなるもの。  単純明快で、何のひねりもないけれど、そのとーりでございます。
[DVD(吹替)] 7点(2017-01-16 04:44:05)
1079.  ネバーランド 《ネタバレ》 
 『ピーターパン』作成秘話。  『実話』かどうかは知らないのですが、まるで実話のような趣きがありますね。  ジョニー・デップ、良いです。ケイト・ウィンスレット、良いです。  そして何より子供達が良いです。  『ピーター・パン』のモデルのピーターだけでなく、ジョージやマイク、それぞれに個性があるのが良いですね。  ストーリーは抑揚を抑えてあって、派手さは皆無。  ですが、登場人物たちの心の動きが小説のように感じられるので、見ていて飽きることはありません。  そして『ピーターパン公演初日』という見せ所もあり、観客達といっしょにこちらまで気分が高揚します。  『孤児院の子供達用に25席を確保する。』劇の雰囲気を盛り上げるための最後の仕掛けが、まさかの『客席』であり、『子供達の笑い声』というのが素晴らしい。  ただ悲しいかな。歳のせいか、見ていてどうしても心にひっかかる部分があって純粋な気持ちになりきれません。  ジョニデの奥さん。悪い人ではないのに、二人の仲が冷めきっています。そしてその理由は劇中では語られません。だからジョニデの奥さんが可哀想に見えてきちゃいます。その部分ではジョニデの行動に賛成できず、共感もできず、結果感情移入もできません。  夫婦仲は改善されないまま、結局離婚したってことになるのでしょうか。  このエピソードがこの作品に必要だったのかどうかがそもそも疑問。  実話であればもちろん必要なんでしょうね。もしフィクションだと割り切るのであれば、奥さんのことも大事にしつつ、ラスト二人で子供達を引き取るくらいの思い切ったハッピーエンド。そのほうが気持ちが良い。  見終わったあと、心の中になんかほろ苦いものが残っちゃいましたね。
[DVD(字幕)] 7点(2017-01-13 15:19:21)
1080.  LOVERS 《ネタバレ》 
 はじめの1時間くらいが、ひたすら朝廷の追っ手との追いかけっこで、だるいです。  アクションは悪くないと思うのですが、演劇を見ているようで、映画を見ているという感じがあまりしません。つまり、ぱっとしない。  中盤以降が盛り上がります。  『実は・・・!』『実は・・・!!』のオンパレード。いったいいくつの真相があんねん、っていうくらい新事実が次々と発覚していきます。このストーリー展開が個人的にちょっと面白い。  それにしても、冒頭の切り出し方と、本編に多少の差がある気がするんですが、どうなんでしょ。  『唐の時代の朝廷。求心力が落ち、それに対する反抗勢力が各地で乱立。中でも一際勢力が強く民衆の支持も厚い【飛刀門】』  なんてスタートをするから、壮大な歴史スペクタクルを想像しちゃいました。  蓋を開けてみれば、3人の男女の愛憎劇に終始していて、全然世界が広がっていきません。  そこが期待はずれというか、拍子抜けした部分ですね。  『タイトルをちゃんと見なさい』と言われれば、何も反論できないんですけど・・・。  だとしても、こんな脚本でバッドエンドは嫌ですね。切ない気持ちより、不愉快な気持ちのほうが後に残るだけです。  『アンディ・ラウや飛刀門や朝廷軍が最後の殺し合いをして、お互いに次々と倒れていく中、主人公の二人だけ手をとりあって新天地を目指す』  それくらい明るいハッピーエンドにしてほしかった。  薄い脚本には、その薄さに相応しい軽いノリのハッピーエンドのほうが良いと思うんですけどね。   
[DVD(吹替)] 6点(2017-01-10 13:29:10)(良:1票)
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