101. ブラス!
『シーズンチケット』のほうが好みですが、こちらもわるくありません。 ぼろは着てても心は錦。そんな心情が、こちらの心にもぐぐっと迫ってきます。 7点(2004-07-11 21:23:58) |
102. パリ空港の人々
パリ空港に「いる人々」の話じゃなく「住みついちゃってる人々」の話。 ホームレスの人もいれば、ホームレスに近い人たちもいる。 ホームレスの人とすれ違うとき、彼らと私の差ってほんのごくわずかだわ、と思う。 そんな私にはかなりツボでした。 但し日本の空港でだったらありえなそうな話、と思いましたが、どうなんでしょう? 成田や羽田は管理が厳しそうだもの。 フランスの空港って、けっこうテキトーかも?と思わせる雰囲気が、あの国にはありません? ところで。 スピルバーグが再びトム・ハンクスと組んで、空港に居着いてしまった人の話を作ったと聞いて、何かそんなの観たなあ、と本作を思い出しました。 まだストーリーはほとんど知らないけれど、パクッたのかしら? もしそうだったらズルーイ! そっちはお金をかけて空港をセットで作ってしまったそうだけど、映画が終われば当然とりこわすそんなものまで作ってしまうなんて、やりすぎとしか思えない。 そんなことまでしなきゃ映画って作れないもの!? スピルバーグのそういうところって、キライだわ。 そもそも空港にある雰囲気ってそこを行き交った大勢の人たちが生み出してきたものであって、人工的に作った空港なんて、所詮ドライフラワーみたいなものなんじゃないかしら。 本作のような映画こそ愛したいと思うなあ、私は。 これは思い切り低予算だったに違いないと思うけど、しみじみしてるしほろ苦さもある良作です。 7点(2004-07-05 18:11:10) |
103. ザ・ロック
ショーン・コネリーってばほんとに幽閉されていた年老いたボンドって感じでしたね。観ているあいだはけっこう興奮しました。でも中身は実はよく覚えていません(^_^;)。アルカトラズの中で作戦たてている2人のシーンだけやけに記憶に残っています。エド・ハリスのかっこよさって最近気づいた(遅すぎる?!)ので、もう一度見てみなきゃナア・・。 7点(2004-07-05 00:41:51) |
104. イヤー・オブ・ザ・ガン
うーん、細かいことは覚えてないんですが、苦手なシャロン・ストーンにしては、これは面白かった記憶があります。ノンフィクションの映画化だそうですけど、ほんとかな? それにしちゃドンパチやってた記憶です。 7点(2004-07-04 23:51:10) |
105. 39 刑法第三十九条
これは見て損はないでしょう。森田監督は確信を持ってグイグイと作っていくタイプだからコケたとき眼もあてられないようですが、これは作風が吉と出た感じがしました。 7点(2004-07-04 23:05:09) |
106. 變臉~この櫂に手をそえて~
朱旭さんの名演とクーワー役の子の眼力は、どちらもすごくて、一級品。 しかもハリウッド作品さながらにテンポよく進み、飽きさせません。 でもちょっとシナリオがクサイかなあ。 朱旭さんの出演作では「心の香り」のほうが好きです。 7点(2004-07-04 21:18:07) |
107. ラヂオの時間
「楽屋オチ」ギリギリのセンスに賛否が分かれるんでしょうね。 ラジオ番組制作の現場、というレアなシチュエーションだったことも、足をひっぱったかも。 私は面白かったですけどね。 キャスティングが凝ってて、三谷さんのドラマ作りにかける真剣さも伝わってきました (あ、だけど今やってる某国営放送番組はダメ。あれ、私はキャスティングゆえに見ない。丸顔のアヤツと泣き顔のアヤツさえ出てなかったら見てもいいんだけどナ~)。 7点(2004-07-04 19:41:48) |
108. クリフハンガー
スタローン作品についてレビューするのは初めて。つまり苦手です。 これは唯一楽しめた作品。 ハラハラしたし、あぶらっこすぎなくて、ちょうどよかったです。 舞台となっている場所の温度で、スタローンのしつこさが相殺された感じですかね。(^_^) だから、私のようにスタローンが苦手な人にも「大丈夫だよ」と勇気づけたい。 スタローンのファンには聞いてみたい。「彼にこのくらい面白いほかの作品てあるの?」と。 最近はなぜか顔がくずれちゃってるし、何か痛々しいと思ってしまうのは私だけすかね? 7点(2004-06-26 21:40:10) |
109. スリーピー・ホロウ
ジョニー・デップはもちろんのこと、クリスティーナ・リッチもほんとにティム・バートン監督の世界に「合う」んですよね。 重厚なんだけどチープ、ダークなんだけどとぼけている。どこかで見たことのある世界であるような、どこにもないような・・。 この色調や質感は、いったいどうやって作り出したんですかねえ。 見たかったけれど今までどこにもなかった映像。ひたすら魅せられました。 え?ストーリー? 正直なところ何かよくわからんかった。確かにどうってことないストーリーです(笑)。 ・・ところで今回のTV放映で見た皆さん、今のところ低評価ですね。 無理もない。吹き替えで見て面白い映画だとは私にもとてもじゃないが、思えません。 私のこの感想は以前ビデオで見たときのもので~す。 7点(2004-06-24 23:50:12) |
110. WINDS OF GOD/ウインズ・オブ・ゴッド(1995)
真摯な気持ちが伝わってきたのと、タイトルのセンスの良さに、7点を献上します。荒削りなところがあっても、自分はこれを伝えたい! 表現したい!という熱意あふれる作品をもっと見たい。そう思っている観客は製作側が思っている以上に多いのではないでしょうか? 7点(2004-06-16 22:07:13) |
111. 御法度
見たんですよ、見たんですけど、すごく眠くてトロトロしながらだったので、今までレビューはひかえてました。でもたぶん二度見ても、感想は変わらないかなあとも思いまして・・。 キャスティングは確かに面白かったんだけど、私が思うには、やや演技のすべってる方もいらして、ちょっとハラハラ。 その中では武田真治だけは意外や意外(あーそーそー、最近「以外」と書く人多いですけどねー、間違いだよー)よかったですね。でも、どうよかったかは忘れた。ごめんなさい。 松田の美しさが評判先行で大したことなかったのに対して、むしろ彼のほうが美しいなあと思った覚えがあります。役にも一番合っていた。 で、私としては5点くらいなんだけど、息子は「これは正真正銘すばらしい」と主張するので、まあネットぎらいの息子(この時代にめずらしいアナログ人間なんです)の意見とミックスして、大盤振る舞いの7点にしておきます。 だって「すばらしい」を連呼するんだもの。あのヘンテコな無声映画さながらの字幕もお気に入りなんだって。あのばかばかしさ、かろみがいいらしいデス。 まあだからね、何を言いたいかって言うと、やっぱ評判だけで判断しないで、気になる作品は見たほうがいいかもね、見てみたら自分には案外ヒットするってこともあるかもよー、と言いたい、ただそれだけなんですけど。 7点(2004-06-16 20:44:07) |
112. コン・エアー
まあドキュンバキュンのサスペンス・アクションものとしては、ニコラス・ケイジがない紙(何度打ち直してもこう変換されちゃう! ニコラスの陰謀か!?)をふりみだしてがんばっているし、マルコビッチはどえらくブキミだし、無意味にキュートなキューザックが女性客の目も楽しませてくれたし、で、合格点。映画館で見たんで、大音響にちょっと耳が痛くなっちゃったけどね。文句があったのはそれくらいです。 7点(2004-06-06 11:57:38) |
113. ラウンダーズ
個性的なベテラン俳優たちのあいだでもまれている駆け出し俳優マット君、健闘していたと思います。みんなの胸にいつまでも残るタイプではないし、自分から繰り返し見たくなる作品でもないけれど、渋い役者たちがそれぞれのポジションを的確につかんでいる感じでしたから、どこかで偶然に見かけたらきっと最後まで見るだろうと思います。エドワード・ノートンはこの頃が良かったなあ、最近の彼の演技は類型的!という印象です。 7点(2004-06-06 10:53:49) |
114. TAXi
ベッソン監督がかっこよかったのは、本作までだわね。あとはもう、一切見る気がしない。 7点(2004-06-05 22:02:28) |
115. モ’・ベター・ブルース
せつなかった・・。今みたいな優等生路線のデンゼルではなく、等身大の人間像を感じさせるHOTな作品でした。 人間ドラマがちゃんと描けているから、ジャズが苦手な人にも、スパイク・リーが苦手な人にも、オススメできます。・・と思ったら、ほかのレビュワーさんたちはかなりマニアックな映画、と受け止めたようですね。必ずしもそうとは思わなかったけどなあ・・。実はリー監督はこの頃が一番ノッていたような気がします。 7点(2004-05-31 23:35:21) |
116. タイムコップ
《ネタバレ》 B級物とあなどるなかれ、という作品ですね。 もう私たちにとり「現在」になってしまった2004年が「未来」として描かれてたようだから(よそのサイトのあらすじで確認しました)、そこはちと痛いが、まあきっとささいなことでしょう。 タイム・パラドックスものに詳しい人が見たら「ありきたり」と思うかもしれませんが、なまじの正統派スパイものよりもハラハラドキドキさせてもらいました。 ビヤッと開脚させた足を壁にはりつけて、敵の襲撃をよけるシーンなんて、ヴァンダムにしかできない芸当ですよね(いや仮にできたとしても、あんなふうにかっこよく見せるテクはやっぱりヴァンダムだけのものでは?) マッチョ男優ってあまり好きじゃないんですけど、彼はハンサムだからOKですー。もっとも最近はそうでもないらしいけど・・残念! あのおみ足だけでも一見の価値あると思いますわ、ほんま。 7点(2004-05-31 00:06:45) |
117. ジョニーの事情
ベニーニに深遠な役は似合わない。 「気がいいだけがとりえ」という陽気で優しい役がぴったりです。 運転手をしている彼、なぜか美女に言い寄られ(そうです、いつも一緒に仕事してる奥さんのニコレッタ・ブラスキ)、まんまとはめられてしまいます。 しょぼくてかわいそうな役で、笑い所もけっこう定番の展開ですから、まあ「くだらない」と一刀両断に切り捨てる人もいるかもしれないけれど、私としてはこういうひたむきでかわいいだけのベニーニが好き。 7点(2004-05-30 20:44:50) |
118. トイズ
かわいくて残酷な、おもちゃの戦争は、映画ならではの味だったと思いましたがねえ・・。まあ単純化しすぎている感はあって、そこは正直どうなの、今観たらどうなのよ、という心配はあるものの、おもちゃの悲哀と、何か元々ロボットっぽいジョーン・キューザックの個性が妙にいいコラボレーションになっていた記憶です。不思議とロビン・ウィリアムズのことはほとんど覚えてないや、ハハ。 7点(2004-05-24 23:40:55) |
119. 心の旅
何を見ても、ヒーローとしてのハリソンがちっともいいとは思えない私は、こういう人間くさい役とストーリーのほうが好き。妻役にアネット・ベニングを配したことが成功して、なかなか味わい深い作品になっていると思います。これがマイク・ニコルズ作品と改めて認識して、ちょっとびっくり。こんなに素直な作風の映画も撮ったんですねえ。 7点(2004-05-21 22:06:13) |
120. ダンス・ウィズ・ウルブズ
ときは1990年(知ってた?最初にアップしたとき1900年と書いてた私。映画の黎明期にもなってないよね、あら恥ずかし)、バブル期まっさいちゅうでございましたねえ(フッ。遠い目・・)。この映画を思い出すときいつも決まって同時になぜかそのことを思い出すわたくしでございます。大変いい映画だとは思ったのですが、当時はファンだったケビン・コスナーが自分の名声や実力に思い切り酔っている感じがアリアリで、正直「ケッ」とか思っちゃいました。自分で自分をかっこよく演出する俳優監督って、ほんとにみっともない。レッドフォードを見習いなさいっつうの! 7点(2004-05-16 12:31:11) |