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TERRAさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 490
性別 男性
年齢 60歳
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101.  恋におちたシェイクスピア
 まあ、まさかコレを実際の『ロミオとジュリエット』の制作秘話だなんて思う人はいないだろうけれど、それくらい上手く嘘が生きている。  作中に歴史上の人物を使うときは、史実と嘘の絡み具合がポイントになるのだけれど、この作品は少々ベタながらその点はバッチリで安心して観ていられるし、コメディとしてのギャグも洒落ている。  ただ、あまりに有名な作家と作品が題材のため、先の先まで読めてしまう展開を“映画”として楽しめるかどうかで、評価は大きく分かれるとは思う。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-10-21 14:40:55)
102.  トム・ヤム・クン! 《ネタバレ》 
う~ん、コレは困った。『マッハ!!!!』が良かっただけに、自分の期待が大きすぎたんだろうか……、思ったほど面白くない。まず、サーヴィス精神旺盛にアレもコレもと用意したのは良いんだけれど、見せ方に工夫がなくて逆に散漫な印象になってしまった。『マッハ!!!!』ならば、とにかくトニー・ジャーを推してたわけで、彼の動きの逐一が美しく見られるように撮っていた。ところが今回は質より量、数で勝負なのか? インラインスケートのガキどもやら、異種格闘家軍団やら、わっさわっさと涌いてくる黒づくめの男どもやら……。格闘シーンはコレでもか! とばかりに続くんだが、“如何にも殺陣です”といったパワー感の無い格闘では前作ほどの感動も無ければトキメキも無い。むしろ前半畳み込まれて窮地に陥るトニーに腹さえ立つ。だって、相手が強くて畳み込まれてるんじゃないんだもん。他所見してる隙を突かれて殴られてる。目の前に敵がいるのにあらぬ方向見てるバカがどこにいるんだよ! なんか、逆転勝ちの方が盛り上がるでしょ? と言わんばかりのワザとらしい展開が鼻につく。オマケに最後のプロレスラーなんか、もうマンガ。いくら子象でもあの大きさの象を持ち上げて投げられるわけねぇだろ! お話も、大騒ぎしたわりに親象を救えなかった後味の悪さも気になるなぁ。この手の映画の最後は馬鹿馬鹿しいぐらいのハッピーエンドでいいんじゃないか? そんな所に凝るんだったら、他にもっと凝り所があるだろ。 とは言え、最近の格闘アクションの中では出色に凄いコトをやってるのも確かなわけで。次回作への期待をこめて、あえて厳しく5点!
[DVD(吹替)] 5点(2012-08-01 13:40:39)
103.  ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女
 アガサ・クリスティばりの複雑な家族関係に、T.ハリスの猟奇殺人、そこに聖書の暗示を絡めて、ナチスの残党なんてキーワードもちょっぴり入れて、少々個性的なキャラを放り込んでみた、と……。  こう書くと一見面白そうだが、それが全部中途半端と言うか消化不良と言うか、既存のアイテムの寄せ集めでしかない。ラストもどこかで観たような終わり方だし。原作は未読ですが、映画を見る限り、コレが『このミス』その他で上位ランクされたなんて信じがたい。  リスベットの個性の出し方も在り来たりで、なぜに彼女がパンク姉ちゃんである必要があるのか? まあ確かにパンク姉ちゃんは変わり者だとは思うが、変わり者がパンク姉ちゃんとは限らない。反抗的で変わり者だからパンクスタイル? しかしサイバーパンクというほどのパンキッシュな描写も無い。彼女は、自分の敵には牙を向くが、反社会的とまではいかない。むしろ、リスベットは陰謀によって社会的落伍者を強いられているのであって、好き好んでの反社会的なわけじゃないんじゃないか?  また、12歳から数年間、陰謀によって精神病院に放り込まれて後見人が付く身で、身体を売って生活していながら、それでも天才ハッカーって……。ハッキングにはそれなりの知識と技術がいるモンなんですけど、それを彼女はどうやって身に着けたのか? 1~3通じて、その説明は一切無し。リアリティが無さすぎる。  と言うか、いつも思うんだが、推理サスペンスに天才ハッカーってどうなの? 普通なら探偵や刑事がコツコツと調べて手に入れる証拠や資料を、他人のPCに潜入していとも簡単に手に入れてしまう。まあ、それはこの作品よりも2、3の方に顕著なんだけれど、私にはどうも納得し難い。調査の過程が推理サスペンスのキモなんじゃないのか?  評価が高く、期待が大きかっただけに4~5点以上は付けられない凡作としか言いようが無い。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-08-01 13:19:56)(良:1票)
104.  ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 《ネタバレ》 
 コレは……おそらく3部作中いちばん酷い。スウェーデンの法制度がどんなものか良く知らないが、こんな無茶苦茶なものではないハズだと思いたい。  2がリスベットの過去を描き、それに決着を着ける話なら、3は彼女を救い、解放する話。リスベットは終始入院or収監されているので、またもミカエルとの接点はほとんど無い。リスベットの周りの人間が走り回って、彼女の無罪放免を勝ち取る物語だ。  が、その証拠集めがメチャクチャ。“疫病神”なるハッカーが医師のPCに侵入して得た証拠など、法的に有効なのか? レイプされたDVDを、最後の最後まで隠しておく弁護士って、どーなのよ? まあ、あの後見人のレイプ魔弁護士を殺した犯人が逃亡中のリスベットの兄であり、すでにザラチェンコは死んでいてその証言が得られない以上、下手にDVDを出すと、殺人の動機アリってことになる、というのはあるんだけど…。 さらに、1のラストで不当に得た金についてはスルーですか?  大体、法廷にあんなメイクと格好していくバカがどこにいる? 裁判官の心象を著しく悪くするだけだし、まず弁護士が止める。と言うより許されんだろ、普通?  なんか、もうムチャクチャなんだよな。リアリティ0。どう考えても、あの状況ではリスベットは無罪放免にはならないと思うんだが。 ひょっとして法廷をナメてます?  ラストもどうだろう? 私には恩知らずな姉ちゃんにしか見えなかった。  3作目は、2作目以下。限りなく3に近い4点ということで。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-08-01 13:17:43)(良:1票)
105.  曲がれ!スプーン
正直、酷い出来です。『サマータイムマシン・ブルース』が奇跡だった、ということを確認するための映画と言っても過言ではないほど。 冗長で間延びした展開。説明的でくどい演出。大騒ぎした割には大したことのない「結果」。……まあ、やっぱりこの監督の映画だな、というのが正直な感想かな。 ホント、『サマータイムマシン・ブルース』が奇跡だったんだ。あの映画以外でこの監督の作品を良いと思ったことは一度も無いからねぇ。 最後のサンタのエピソードだって、別にそれほどイイ話でもない。それをことさらイイ話に見せようとするから無理が出る。テレビ屋上がりの監督とFテレビのいやらしさがプンプン漂ってくるね。orz
[CS・衛星(邦画)] 3点(2012-07-17 00:15:32)
106.  ダブルマックス
まあ~、ベタと言うか、関西ノリと言うか。www 20年前の香港映画のノリです。おそらくは目指してるのも、元気だった頃のジャッキー・チェン映画のパロディ的な路線ではないか、と。 で、そう書いてしまうと2番煎じのような感じがしますが、でもこれはこれでまとまりも良く、頑張って作ってます。アクションだろうがギャグだろうが、呆れるほどの馬鹿を堂々とやってのける腹の太さには感心しました。w トニー・ジャーの出演シーンは、セリフやアクションから決めポーズまで、完全に監督(とスタッフ)のセルフパロディ。『マッハ!!!!!』を観た人は楽しめるハズです。ま、出演者も半分くらい被ってますしね。www とにかく、よく出来てるとは言わないけれど、楽しめる映画ではあるでしょう。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-07-16 23:56:29)
107.  マスク2
くだらねぇ。ワーナー辺りのアニメを実写でやったって感じか。それなりに話がしっかりしていた1に比べて、ストーリーなんて有って無いようなものだから、ただの悪ふざけにしか見えない。ガキは可愛げが無いし、ダメな親父もただ腹立たしいだけ。マスクも大して活躍しない。制作陣どんだけ無能だよ? 出演者が気の毒だね。
[地上波(吹替)] 0点(2012-03-17 20:13:41)
108.  タンポポ
 もう30年近くも前の映画になるんだなぁ。もう何度観たことだろうか? ところが何度見ても面白い。こんな邦画はなかなか無い。  ラーメンウエスタンとはよく言ったもので、話の流れはまさに西部劇にありそうな展開。それを意識した絵作りも面白い。  しかし、単純かつ明快なストーリーだけの作品なら、この映画はよくある邦画の一本で終わっていただろう。伊丹監督の『マルサの女』や『スーパーの女』などは題材の取り方こそ面白いが、あとは普通の映画だ。  この『タンポポ』を他の作品と一線を画したモノにしているのは、所々で差し挟まれるミニストーリーだ。役所広司と黒田福美がエロい!w その他にも不条理モノがあったり、ショートコント的なネタがあったりとバラエティに富み、娯楽作品としては実験的でありながら、箸休め的な意味合いにもなっている。これは巧い作りだろう。  そうそう、うまいと言えば……。よく「映画は監督のモノだ」などと言うが、この映画は、監督の力量一つでこうまで違うのか、と思い知らせてくれる。  と言うのも、同じような題材を扱った『UDON』が冗長にして散漫なだけの退屈な映画であり、超うどん好きな私が2時間以上目の前でうどんを食いまくられても、観終わったあとに「ああ、うどん食いてぇ」と思わないのに対し、この『タンポポ』は「ああ、ラーメン食いてぇ!」と居ても立っても居られなくなる。さらには「オムライスも鴨南蛮も、ナンならお汁粉も食いてぇ!」とまで思ってしまう。それだけ撮り方が上手いと言うか、作中で効果的に使われてるんだな。  とにかく、食を扱った作品では珠玉の一本でしょう。役者もみんなイイ味出してます。満点献上いたします。w
[CS・衛星(邦画)] 10点(2012-03-16 00:24:05)
109.  K-20 怪人二十面相・伝
 江戸川乱歩が観たら激怒しそうなお話だ。w まぁ最初に、架空の世界の物語であると断りが入っているので、世界観に対する細かな野暮は言わずにおきましょう。でも、さすがに、あの結末は頂けない。日本のミステリー界に燦然と輝く“名探偵・明智小五郎”の名を地に堕とし、挙句に怪人二十面相をバットマンもどきにしちまった。  また、映画としても、どうにも勿体無いと言うか……。まず2時間18分は長すぎる。豪華過ぎるほど豪華なキャストの頑張りで、所々面白い箇所はあるのだけれど、全体的には多分に冗長かつ散漫な印象は否めない。さらに、この手のCG多用の映画に有りがちなんだが、画面が暗い。  結局、冒険活劇としては頑張って作ってあるとは思うんだけれど、そんなこんなで観終わった後に、何かカタルシスと言うか、爽快感が無いんだな。  こんなワケのわからん二十面相の話より、シャンプーは無いのにバスソープはあるらしい泥棒長屋の生活ぶりの方が気になっちゃうんですけど?www
[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-03-13 19:26:52)
110.  ハムナプトラ/失われた砂漠の都
そっか~、この映画を最初に観てからもう5年も経ってるのか…。1999年は、コレと「マトリックス」があって、ハリウッド的には当り年だったんだよな。で、このハムナプトラ、出来としてはかなり良い作品だと思う。日本ではインディ・ジョーンズの2番煎じとして、配給会社も半ば諦めつつ公開したら予想外の大ヒット。確かにポスター見たらモロにインディシリーズの真似で笑っちゃうよね。でも元ネタはミイラ男。特にどうこう言うほどでもない『ザ・マミー』をリメイクして、メチャメチャ良く出来たエンターテインメントに仕立て直した。古代エジプトという夢のある舞台に、魔法と活劇を絡め、冒険活劇斯くあるべし! というような、徹底したクリフハンガーぶりで観ていて飽きない。レイチェル・ワイズも可愛いし、ブレンダン・フレイザーとのコンビもいい。
[ビデオ(字幕)] 8点(2012-03-10 21:54:17)
111.  大巨獣ガッパ
すごいね。酷いね。絶句しちゃうね。東宝のゴジラ、大映のガメラなどの人気に日活が遅れ馳せながら参戦した巨大怪獣モノだが、もうヤケクソにしか見えない作り。グダグダなお話、安いセット、チープな造形……。その他にも皆さん仰るようにツッコミどころ満載。一応、傲慢かつ身勝手な人間や環境破壊に反対するテーマみたいなものはあるんだけど、そんなことを考える前に観ていて辛いです。ただまあ、たしかに違う意味で大笑いは出来たので1点付けときますが、とても1~7までの皆さんのような愛のあるレヴューは書けません。w コレ観ると、なぜゴジラが特別扱いで人気があるのか、ゴジラとガメラだけが平成になっても復活できたのかが分かるなぁ。
[ビデオ(邦画)] 1点(2012-03-10 21:46:53)
112.  タイムライン
 ほんっとよくあるタイムワープ物SF。時間物SFにはどうしてもパラドックスは出来てしまうので、あまり煩い事は言いませんが、ならば! というような目新しい工夫も何も無い。よって、語るべきことがあまり無い。www  ドラマとしても何だか……。歴史を変えないためにフランス軍に加勢するのは分かるんだが、それにしてもイングランド軍が嫌な奴らすぎないか?w 最初っから仏軍は正義で英軍は悪みたいな図式になっちゃってるのがどうもねぇ。  クライマックスの戦闘シーンは、暗いし、みんな似たような顔してるんで誰が誰だか見分けがつかないし、カメラワークに落ち着きがないんで何やってるんだかよく判らないし……。ここがもっと面白ければ、印象も変わったんだろうけど。  まあ、壁の絵、石棺等々の伏線も、「うん、うん。だろーねー」ってな感じのキマり方で、特に言うこともない。  ま、ほんと、全然期待しないで行くとひょっとしたらひょっとするかも、ってな程度の作品でした。 
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-03-08 19:15:06)
113.  SP 野望篇
まだ連ドラでOAされてた頃、友人に「話題になってる面白いドラマがある」と聞いて『SP』を観てみた。なるほど確かに面白かった。  が、しかし…。しばらく後に、私と友人は衝撃の事実を知ることとなった。  私たちは『SP』をツッコミ処満載のコメディだと信じて観ていた。TVに向かって「なんでやねん!」とか「んなアホなっ」とツッコミながら観るドラマだと。テロリストが病院を占拠するエピソードなどは、腹を抱えて笑ったものだった。  だが! 世間ではコレをマジな刑事アクション物として観ていたらしいのだ! いやぁ、ショックでした。こんなリアリティの欠片もない荒唐無稽な話を、よくもマジで観られるもんだ。w  で、この映画も、冒頭からリアリティなど全く無視。見た目だけは派手だけれど、中身はぺらっぺらに薄っぺらい。停車車両の上を走る? んなアホな。w 特殊警棒を使うのに奪われない&落とさないようにストラップに腕を通す基本中の基本すら無視。w しかも警察としての組織力など無いも同然のストーリー展開。襲撃を受けた要人抱えて、応援も待たずに現場から動くバカいるかよ? こんな奴らがSPだったら、マル対は生きた心地がしませんぜ。 「残念だよ、本当に残念だ」ってのは観客のセリフだぜ、堤さん。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2012-03-07 19:04:46)
114.  SP 革命篇
 この『SP』というドラマ自体が、リアリティの欠片もないバカドラマであるということを踏まえて観れば、TVシリーズ&野望篇と比べてそれなりに良く出来ていたんじゃないかな。  脚本は……、まぁ政治への愚痴ですわな。w 多少共感できるところはあります。w  が……、ドラマ内において、あれだけのコトをやらかす動機としては弱いかな。特に尾形の動機は単なる私怨だしね。その他の人間の動機も、一応触れられてはいるのだが、描き込みが浅いのでイマイチ印象に残らず、わかりにくい。さらに、説明不足から公安の動き、上層部の動き、革命派の動きなどなど、全部ぶつ切りでわかりにくい。だから全体像がぼやける。早い話、組織や連携の描き方が下手なんだな。  おまけに、金城氏はよほど『ホームアローン』が好きなのか、今回も有り得ない脱力バカトリックが出てきて、TVシリーズの病院占拠のエピを彷彿させる。いやはや……手摺に掴まったらカッターの刃とか、撒かれた紙を踏んだら糊で滑ってスッテンコロリンとか……本気か?! 「もうツッコむのも飽きたよ!」とは、こっちが言いたいよ、よう子ちゃん。  格闘アクションだけは、誰が監修したのか、かなり良くできている。でもねぇ、実はそれも大きな勘違いなんだよな。よく日本映画は、誰それが「吹き替えなしでハードなアクションに挑戦した!」とかいうのを宣伝文句にしてるけど、観客にとっちゃどーでもいいのよ、そんなのは。ダブルであろうが、カメラワークのトリックであろうが、作品の中でそれなりに見えりゃそれでいいの。そんなことより、ストーリーをしっかり練れよ、いい芝居しろよ、面白い作品作れよ、と。力の入れどころが違うだろ? と。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2012-03-07 19:02:37)(良:1票)
115.  フロム・ダスク・ティル・ドーン3
何と言うか、まあ……。『悪魔の辞典』で有名な作家A.ピアスがメキシコで行方を絶った裏には、実はこんな話が……。という、実話を題材にとって膨らませた辺りがこの話の肝であり面白味なんだが、如何んせん話が遅い。 頑張って『1』に近づけようとした気持ちは分かるが、今更そこまで勿体付けてどーする? っつーくらい展開が遅くて退屈で観てられない。『1』は、最初だから許されたのよ、あの意表を突くバカ展開が。でも『3』ともなると吸血鬼映画だってコトは既に判ってるワケで、だったらさっさと本題に入れよ、と。 最後のエンドロール後のシークエンスもねぇ……。なんだか、小説『ぼっけぇきょうてぇ』の二口女オチを思い出した。それを評して荒俣宏氏は「悪女の深情け」と。w 言い得て妙ですな。www
[CS・衛星(字幕)] 3点(2012-03-05 10:47:26)
116.  ジェヴォーダンの獣 《ネタバレ》 
長い……! 140分もの時間の使い方が物凄く下手。非常に散漫な印象の映画。あれこれ盛り込んだサーヴィス精神が逆に仇になって、結局何を見せたいのかが分からない。前半は伏線を張るのに終始するんだが、それが冗長と言うか緩慢と言うか。結局、本題に入るのが1時間をとうに過ぎてからって……。逆に後半はアクション中心でお話の描写に手が回ってない。なんだかワケも分からずダカスコスの功夫アクションが続き、ダカスコスが殺されたら、今度は主人公がいきなり強くなっちゃった。おいおい……。で、最終的には「モニカ・ベルッチってやっぱりキレイだな」くらいしか頭に残らない。w 俺、やっぱフランス映画はダメだわ。
[ビデオ(字幕)] 4点(2012-03-01 11:40:48)
117.  ブラッド・ワーク 《ネタバレ》 
丁寧に作られた探偵モノ。イーストウッドの作品は安心してみていられるし、やっぱり面白いね。コツコツと足で捜査する一匹狼ってのは、イーストウッドの嵌まり役だと思う。ただ一点、子供が気付いた「1が無い」から犯人に行き着くまでが、ちょっと遅いかな。あそこでテンポが鈍るのが残念。
[ビデオ(字幕)] 6点(2012-03-01 11:28:12)
118.  カムイ外伝
 この映画を観て、真っ先に思い浮かんだのがオダジョーと仲間由紀恵の『SHINOBI』だった。酷いCG、グダグダな展開と構成、有り得ない演出とカメラワーク……。正直、この映画はあの大失敗作から一歩も進歩していない。  そもそも、冒頭。漫画とナレーションでカムイの生い立ちから青年になるまでを説明しておいて、実写になった途端にカムイがガキに戻ってるところで、普通の観客は置いてけ堀を喰らうわな。orz しかも、松ケンカムイはホッペがふっくら、身体にも脂一枚乗った感じで、全然追っ手から逃げ回ってる悲壮感がない。「毎日イイもの食ってんだろうなぁ……。抜け忍生活も悪くないんじゃないか?」なんて思わせる時点で、もう失敗でしょ。w  さらに、アクション、鳥、サメ、風景その他諸々、出来の悪いCGを「これでもかっ!」とばかりに使いまくるのに至っては、観客が「新手の拷問ですか?!」と自分がカムイの代わりに責められてる気がしてくる。  役者陣も、松ケン、大後寿々花、佐藤浩市、金井勇太などなど、いわゆる芝居上手や芸達者を贅沢に使いながら、誰も活かしきれていない。唯一、小林薫だけがわりと伸び伸び自分の芝居をしていたように思うが、これはキャリアの賜物だろう。  他にも脚本、キャスト、演出、まだまだ言いたいこと(ツッコみたいこと?)はいっぱいあるんだが、なんかもうイイや……。そこまで熱くなる価値もない作品。  だいたい、なんで今どきカムイ? ここのレビューを見てもわかるとおり「あんな能力があるのなら、とっくに世界征服を……」とか、「なぜカムイはあそこまで執拗に追われてるんだ?」とか。ごもっともである。今の若い人達は、俺らオッサンと違ってカムイを忍法帖として楽しみ、忍者に憧れることはないのだ。もっとシビアで現実的なんだよ。確かに実際には忍者にあんな超能力などあるはずもなく、抜け忍一人を執拗に追い回す余裕も暇もない。それを言っちゃあ、お終いよ……、なんてのはオッサンのノスタルジーでしかないワケで、そもそも企画から「コレ、需要ある?」ってなモンなんだよね。  ま、それでも松ケンと小雪にとっては記念すべき作品なんでしょう。二人とも嫌いじゃないので「おめでとさん」と言うことで+1、目一杯の4点を。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2012-02-25 16:23:36)
119.  踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!
“2”よりはマシ、その程度の映画だった。  もちろん、マシと言っても2より面白かったという意味ではない。明らかにおかしいワケの分からない屁理屈を、大上段に振りかざすようなことがなかった分、いくらかストレスなく観られたという程度のマシ。  今回再び小泉今日子を事件の中心に据え、過去のSPや映画に出演したキャストたちまでを一堂に会した同窓会的な作りでファンサービスしたつもりかもしれないが、肝心のお話が寒すぎる。あまりにリアリティの欠片もない設定と展開にツッコむ気すら失せた。(ツッコミ処はほぼ全編!www)  君塚良一は、20年前には、この手のスラップスティックを書かせたら上手い脚本家だと思っていたのだが、いつの頃からか勘違いの目立つお寒い3流のホン屋になってしまった。  ともあれ、このシリーズ、この3で過去の登場人物を総出演させてシリーズ最終のつもりだったようだが、'12年の秋には4がホントのFinalとして公開されるのだそうな。何か、カッコ悪いね。w ってか、もう止めとかない?www  映画化してから3連続、評価がフリーフォール並みに急落下してるんだけど……。
[DVD(邦画)] 3点(2012-02-21 12:33:54)(良:2票)
120.  真木栗ノ穴
いまさら感満載のありがち~な怪談話。もう古典の香りすらします。www 「これって、わざわざ映画にする必要ある?」と訊きたくなってしまう。べつだん何か特別な工夫があるわけでもないし……。 時代に取り残されたようなアパート。過去を持つ美しい隣人。覗き穴。耽美とか背徳とか、大正~昭和初期の江戸川乱歩的な味を狙ったんだろうが、全くの力不足。 西島秀俊の演技におんぶにだっこの一本。
[DVD(邦画)] 3点(2012-02-09 10:55:14)
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