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no_the_warさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 772
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/no_the_war-since2010/
年齢 42歳
自己紹介 ブログでは文字数気にせずレビューしています。
併せてご覧ください(^っ^)b

こんな僕ですが父になりました。しばらくは子育てで映画どころじゃありません。じゃんじゃん笑投票なりなんなりしてください。

2015年1月、ついに700レビューに届きました。記念すべき700レビュー目は・・・『ゲームセンターCXザムービー』うっかりしてたぜとほほ

2018年、今年は12本映画館で観れました。つきいちペースは健康的。

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101.  アナと雪の女王 《ネタバレ》 
エルサもアナも、とてもいとおしい。だからデレデレして9点あげたくなるが、問題提起と問題解決が唐突、安易だったから1点下げる。エルサもアナも悪くないんですよ。  「ありのー、ままでー」はもちろんそれだけで十分良いんだけども、この映画では2度歌われることでより一層泣ける。 一度目、暗い山奥で氷の城を作る時。これは決して喜ばしいシーンではない。むしろ孤独の歌であり、逃避の歌だ。 しかし二度目、エンディング、この意味が180度覆される。エンドクレジットで再び歌われると、なんと、自分の(エックスメンのような)特殊能力を「ありのままで」受け入れて生きていく決意とその歓喜の歌と昇華する。  また、「雪だるまつくーろー」も超効果的。オープニングのちびっこの頃のかわいらしく歌われているとき、このときは姉妹のなかよしのシンボルとして歌われる。で、いろいろあって、解決して、最後この歌のメロディがファンファーレのように響き渡る!  これぞミュージカル。これぞディズニー。     
[映画館(吹替)] 8点(2014-04-25 23:50:24)
102.  アクト・オブ・キリング 《ネタバレ》 
アンワルは、最後嘔吐する。しかしアンワル以外にも虐殺した英雄たちは登場していて、彼らは結局、この映画ではなんの悔悟もないまま逆ギレどころか本気で正しいことをしたんだみたいな感じで終わっている。彼らを嘔吐させることはできなかった。 なお、現在もインドネシアには民兵組織「パンチャシュラ青年団」てのがあって、この集団はいまだに共産主義者殲滅を叫んでいる。殲滅の根拠は当時と変わらず「共産主義者は残虐だから」である。現代のはなしであることにぞっとする。こいつらまたやらかすんじゃないか。  そもそも、「人が人を殺す様子を再現した映画」にこんなにも群がり連日満員御礼となる我々だって同じだ。 虐殺を追体験したいんだ。ヒットすればするほど、それが正しいことになる。もっとヒットして、ランキング1位になって、王様のブランチでリリ子が嬉々として紹介するといいさ。  ラストのアンワル、嘔吐するが、あれは演技なのかもしれない。階段を上がっていく時なんかも、カメラはきちんと構図を考えていて、つまり「これから階段を上がるシーンを撮ります。よーい、はい!」って言ってアンワルは上がり始めているに違いない。つまりこの階段を上がる様子は、演技なんだ。そうやって上がってきた屋上で、おええええーってやられても、なんだか演技臭さがすこーしあった。ちょっとばかし盛ってない?って思った。それでも十分見ごたえある”演技”だったから、映画としては成功だ。
[映画館(字幕)] 9点(2014-04-20 23:49:24)(良:2票)
103.  クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん 《ネタバレ》 
みさえや、映画を見る我々は、ロボとーちゃんじゃなく、生とーちゃんを野原ひろしとみなした。あの、子供たちを救った後の庭での夫婦の美しいシーンがあるが、あのときのみさえも「あんなことできるのは、野原ひろししかいないわ。あなたはロボットでも、野原ひろしよ。」みたいなことを言った。これはつまり、「ロボとーちゃん≠野原ひろし」であることをみさえは思っていることになる。 だから、ロボとーちゃんが切ないわけだ。 しかし、しんのすけにとってはそうではない。ロボとーちゃんも、生とーちゃんも、両方とも自分にとっての父だと受け入れたのはしんのすけただ一人だ。 ってことはですよ、この映画は、しんのすけにとっては、「父の死」の物語なのである。絶対に野原家は死ななかった。この鉄則が今回、ついに(疑似的に)崩された。 正しいクレヨンしんちゃん映画には、すべて、しんのすけの成長が描かれている。今回もたくましいしんのすけの姿がきちんとおさめられていた。その姿がなんと、死にゆくロボとーちゃんのノイズ交じりの視界からのものだった。 「おめえのとーちゃん、強いだろ。」 このせりふには二つの意味がある。一つは、腕相撲に本気で臨んで(僕は生とーちゃんが上着を脱いだところでポタポタ泣いた)ロボの腕を押し倒した生とーちゃんの強さ、もう一つは、腕相撲に「負けてあげる」という父の役割をきちんとふるまったロボとーちゃんの強さ。 これは、ロボが正真正銘のしんのすけの父だからこそ出来たことなのだ。野原ひろしという男だからこそ。 確かに映画を観る我々にしてみれば、ロボとーちゃんはダサい取り換えの効く鉄くずに過ぎない(同一性を保てないので野原ひろしではない)。けれどもあえて一歩引いて、しんのすけが見ているように、ロボとーちゃんも野原ひろしと等しいと受け入れてこの映画を観れば、ああ、歴史に残る名作となれるだろう。  僕の近くの席でみていた少年が、上映中にも関わらず大声でこんなこと言った。「もう壊れてるから本当の力が出せなかったんだ。だから負けたんだよ。」きっと隣で観ていた親に教えてあげようとしたのだろう。少年よ、君が父になったとき、もういちどこの映画を観なさい。なぜロボとーちゃんが腕相撲に敗北したか、分かるからな。
[映画館(邦画)] 9点(2014-04-20 23:44:55)(良:3票)
104.  LEGO ムービー
これに関しては多くを語るのをやめる。超面白い。ありえない。うそだろこれ。身悶えするくらい観て良かったと思える。僕はこの映画を観たんだ、という事実が僕の中にある、そのことが幸福である。今ならば、次は字幕版でもう一度観たいと考える。この映画が作られ、上映されたこの時代に、居合わすことが出来てよかった。今後しばらくは、人と会ったら、この映画を勧めることにする。 
[映画館(吹替)] 9点(2014-04-18 00:43:31)(良:1票)
105.  凶悪 《ネタバレ》 
週刊誌の記者でなくても、人であるならば、好奇心というか興味本位というか、他人の不幸をやじうま感覚で知りたがる。これは仕方ないことだ。山田の妻(俺たちの池脇)は、家庭を全く省みない山田に対し「あなた、楽しかったんでしょ?こんな狂った事件を追いかけるのが。こんな風に殺される人がいるんだー、こんなに悪い奴がいるんだーって。」のように図星をつく。このせりふは我々への断罪であるのだろうが、池脇の口からこれが出ると、山田の犯した悪の性質の方向が変わる。 池脇は介護にくったくたになり、いつからか手を上げるようにもなっていて、なのに仕事ばかりで介護の手伝いをしない山田に、さきほどのせりふと離婚届を突き出している。だから、池脇はあの最後通牒の時、先ほどのせりふよりも、この目の前の家庭を何ともしようとしていない山田を断罪する方が役として嵌る。  どう修正すればいいのかわからないが、もうひとひねりすることで、「凶悪な本性は、誰の中にも眠っているんだよ、それを自覚しろ」という主題が成功しただろう。そうすれば名作だった。  介護施設のあの職員(なんと、リリーフランキーたちに金になりそうな老人を斡旋していたのだ)が、警察を見て「やべえ」って逃げ出して、トラックにはねられてしまう(結果真実は闇の中)というのはよろしくない。例えばビルの屋上から身を投げたり、もう少し走れば陸橋から死ねる高さで飛び降りれただろうから、脚本段階でこっちにすべきだった。あれだとトラックの運転手がかわいそうだ。  
[DVD(邦画)] 7点(2014-04-06 23:13:57)(良:1票)
106.  水の中のナイフ 《ネタバレ》 
登場人物3人とは、夫と妻と青年。特に夫と青年の、意地っ張りや図星やをえぐりあうやり取りが面白い。最初のうちはヨットの操縦を取り仕切る夫へひねくれる青年だが、青年がナイフを持っていることに気付いた夫は、青年との距離感を取りにくくなっていく。ヨットもヨットで、雨が降ったり座礁したりしてガンガン彼らをゆさぶっていく。面白かった。 密室サスペンスというほど事件が起こることはないので、アガサクリスティ的なものを期待するとガッカリする。僕は多少サスペンスを期待していたのでややガッカリしたのだが、もしかしたらしばらく忘れられない映画になるかもしれない。上に貼った画像を見ていただければわかるが、抱き合っているのは、なんと妻と夫じゃない。そう、夫じゃないんだな。これはすべての男のロマンだ。おかげで昨夜、ちょっとそういう夢をみてときめいた。  
[DVD(字幕)] 7点(2014-04-06 22:34:08)
107.  不安の種 《ネタバレ》 
確かに脚本はよく工夫されている。それがかえってあだとなったと感じる。原作の漫画のことはよく知らない(おちょなんさんは少し知ってた)が、原作が面白いのだろうから、多少強引にでも、繋がりを気にせずに各エピソードをちりばめてしまってよかった。つなげることで精いっぱいになってしまい、本来のホラー感のほうがおまけになってしまった。  『放送禁止』シリーズで背筋が凍る瞬間は、画面の奥のほうでじっとこちらを「監視」している人々の見切れである。これを撮れるのが長江監督くらいのもんだから、僕はこの映画を見ている最中ずっと画面の隅々にまで目を凝らした。しかし背筋が凍ることはなかった。もっと意図的に、奥でこちらを監視する何者かが沢山いてよかった。  CGや特殊メイクがおざなりであるという感想を見受ける。長江監督は、作品中にあえてわざとらしさを残す作風の人だ。だからこの程度のCGや特殊メイクも、監督の意図するところだ。しかしこの映画は、やっぱり作り物の世界であるから、長江監督の信条に沿わないかもれないが、もうちょっと嘘っぽさをなくすべきだった。鑑賞者の想像力を信頼し、もっと隠す勇気があればよかった。 雲の形とか、這う目玉とか、きもいわらべ歌とか、内装の木目とか、アンニュイな空の色とか、「嫌な予感」は上手に作られていた。だけどもっと嫌な予感だらけにできたはず。
[DVD(邦画)] 6点(2014-01-22 21:27:42)
108.  ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE 《ネタバレ》 
コナンいらない。ルパンだけでいい。 ストーリー展開が後半雑になった。それもコナンのせいだと感じた。 
[DVD(邦画)] 5点(2014-01-19 00:07:56)
109.  ルパン三世VS名探偵コナン<TVM> 《ネタバレ》 
同窓会のノリで、共演してるのがよい。
[DVD(邦画)] 6点(2014-01-19 00:05:41)
110.  エクソシスト 《ネタバレ》 
「嫌な予感」を描く映画である。冒頭のイラクの遺跡発掘現場からして嫌な予感で満ち満ちている。失明したおっさん、野犬の喧嘩、やかましいツルハシのリズム、そしてなにより嫌な予感がする”振り子時計の振り子が止まる”。 母は異常な娘を、様々な医療機関に連れていく。そのときの診察方法が痛々しく描かれている。これは重大な主張であろう。悪魔祓いという前時代的なトピックと、医学という現代のトピックとの対比。白衣をまとう医師たちは、母に対し小難しい医学用語満載で説明する。だんだん母は医学不信になっていく。これも嫌な予感。怖がらせる映画、グロい映画ばかりがホラー映画ではない。上品で高尚なホラー映画だ。怖くてグロい映画見たければ、どっかその辺のおもちゃ映画を見たほうがよい。
[DVD(字幕)] 8点(2013-12-18 21:43:14)
111.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 
みんながイイと言うものには、たいていケチつけたくもなるが、いやいや、これはイイ。ぶっちゃけ書いてしまおう。これは「出産」だ。ソユーズに着いて宇宙服を脱いだあの時の画を見てもわかるが、胎内の嬰児そのものじゃないか。それっぽく臍帯のような管が奥に浮遊しているし、円形ハッチが母性を感じさせる。最後地球に生還するんですけど、湖に着陸してハッチを開いたとき流れ込んでくる大量の水は、羊水。陸地に立ち上がり、重力を全身に浴び、歩き始める姿は、あかちゃんの産声。 産声「オギャー」はあかちゃんのどんな気持ちが発している言葉なのだろうか。言葉に訳すとなんだろう。映画でサンドラブロックは「thank you」って言ってた。  映画が終わって、当たり前のように呼吸をしている自分を自覚した。また、あたりまえのように重力を浴びて、垂直抗力による摩擦でシートに座っていられる自分を自覚した。映画館が明るくなったとき、立ち上がり、歩ける。これって喜びなんだなって自覚した。映画ラスト、カメラは地上から青空に向けられるが、何を映しているかというと、目に見えない「重力そのもの」を、画面いっぱいにとらえているのだ!!目に見えない「重力」を映像化することに成功!そしてすぐ暗転しタイトル「GRAVITY」  惜しむらくは邦題「ゼログラビティ」・・・。馬鹿かこれ決めたやつ。
[映画館(字幕)] 9点(2013-12-18 21:39:24)(良:2票)
112.  かぐや姫の物語 《ネタバレ》 
牛車の客室の中にいるかぐや姫が目を覚まし外をのぞくシーンなんだが、そう言われないと、現代の女子大生(女子高生にも見える)が一人暮らしアパートの2階の窓から朝、帰っていく彼氏の背中を気付かれないように眺めているようにも見える。見えるように書いてるだろうし、象徴的なこのシーンを宣材に使ってる作為も見逃せない。おはぐろとか、眉毛抜いたりとかしたときのかぐや姫がかわいくないし抵抗する。こんな点からも、かぐや姫は現代を生きる女の子であることがわかる。この映画がリリースされた2013年の女の子が、悠久の時を越えて、昔話の世界に落とされた感じだ。昔と今とで野山や民俗は変化したが、ただひとつ変わらない風景、それは月。 声優が地井武男ってのも泣ける。地井武男の声で、あの翁が、かぐや姫が立ったり微笑んだりするだけで泣きじゃくって喜ぶ姿は、誰がどう我慢したって泣けてしまう。  月からのお迎えのシーンについて、僕はもう胸が締め付けられっぱなしだった。あれは、かぐや姫の“死”である、とするならば、これほど悲しい結末はない。普遍的なものを目の当たりにすると、人はおそれをなす。僕はこの映画におそれをなした。ここ最近のスタディオディブリ作品では傑出する。 
[映画館(邦画)] 10点(2013-12-09 21:15:53)
113.  危険なプロット 《ネタバレ》 
教室の最後列に座る青年と、職員会議で最後列に座る国語教師が、ラスト、公園のベンチという「最前列」に座ってメゾンの窓を眺める。現実と虚構がないまぜになっていく演出が心地よく、ユーモアもありとても面白かった。ただし僕は熟女が好みではないので、もうすこし若い奥さんのほうがよかった。
[映画館(字幕)] 9点(2013-10-29 18:37:54)
114.  自殺サークル 《ネタバレ》 
この時点でソノシオンテイストは完成されていたのだ。だとすると、あいまいな哲学的な表現とかにはさして深い意味を求める必要がないことがわかる。つまり「かっこよさ」を求めているだけな気がする。 冒頭の集団自殺の「かっこよさ」ありきで、そこから後付で作られた映画、ごてごてとつけたしつけたしで作られた映画は、あの皮膚のベルトのようでもある。
[DVD(邦画)] 6点(2013-10-29 18:34:34)(良:1票)
115.  地獄でなぜ悪い 《ネタバレ》 
久しぶりだ、先の展開が読めるんだけどもワクワクする体験は。なんでやねんと突っ込みたくなることばかりだったが、それを振り切って圧倒的に面白いと言わしめるエネルギーがある映画、明日を生きる勇気をもらえる映画。 人がバカスカ殺されてるのに、みんなでゲラゲラ笑いあえるのが映画館の良さ。このよさを「don't think, feeeeel!」  
[映画館(邦画)] 9点(2013-09-29 00:47:10)(良:1票)
116.  クロニクル 《ネタバレ》 
1000円で観れた。 『AKIRA』のように、タレントを得た若者たちの喜びと悲しみ。 僕は、馬鹿が大いなる力を手に入れることの悲劇を感じた。 お母さんの薬が必要なら、薬屋を襲えばいい。父が憎いなら、究極の復讐を遂げればいい。強盗するときに、消防士の格好になるところに、父への抗え切れないコンプレックスを感じた。つまり暴力性へのあこがれからあの格好を選んだんだろうが、結局父の影に身を隠す。 後日あの穴に訪れたとき、警察たちが警備していたが、国家もあの穴に気が付いたことになるだろう、そしたらあの3人って国家から追われる立場にもなるだろう、それがあればもっと面白かった。あと、青春映画なんだから、もっとエロくてもよかった。3人のうち1人女の子でよかった。 空飛ぶ映像は良かった。ジブリを超えた。
[映画館(字幕)] 6点(2013-09-29 00:40:25)
117.  八日目の蝉 《ネタバレ》 
やけにキワコがイイ人のように描かれている。まるで正しいことをしている気の毒な境遇の女のてい。一方被害者である夫妻が悪いみたいな感じになってる。そもそもてめえが浮気するからこんな不幸な人生が出来てしまったんだと去勢してやりたい夫と、神経質に発狂しまくる妻。生後4か月の赤ちゃんを一人放置して出かけるにもかかわらず家の窓のかぎかけ忘れてる無神経っぷり。窓を開けて侵入してみると、生活力が無いことを表明するかのように部屋が散らかってる。裁判の傍聴席からも妻は「死ねばいい!死ね!」と暴言を吐き、夫は小声で「落ち着きなさい」。等等、被害者である夫妻の映画内での扱い方が偏っているのに首をかしげた。  ただ、キワコと誘拐してきた女の子との4年間の逃亡生活は、それはそれで素晴らしいものだった。いつ逮捕されるかわからない状況だから、今日がこの娘との最後の日なのかもしれないということを本当に実感しながら、キワコは生きている。そこでキワコは何をしているかというと、誘拐した娘に毎日最大限の愛情を注ぎ育てている。逆説的ではあるが、これこそが親のあるべき心構えなんだなと思った。それを永作博美が演じてるわけだから、泣けるよ。  もう一つ挙げたいことは、愛してしまう男のタイプも、子に遺伝するという輪廻性。クソみたいな男が産ませた子供は、大人になると、同様にクソみたいな男に惚れてしまうのか。これは、絶望。 この輪廻を断ち切るためには、ラストシーンで井上真央と小池栄子が言っていたことを実践することが必要なんだろう。その説得力は十分あった。正しい愛で育てる。そのためには正しい愛で育つ。難。
[DVD(邦画)] 8点(2013-08-27 01:59:05)(良:2票)
118.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 
よって、二郎は、幼い頃からの夢であるパイロットをあきらめるために、perfectな人殺しの道具を作ることに人生をささげた。そこに菜穂子が入る余地はなかった。『風立ちぬ』は、こんな映画。 でもきっと二郎はふと省みるだろう。はたして私の仕事はなんなんだろうかと。それがあのラストシーンのゼロ戦の死骸たち。だけども死骸は美しくない。二郎は美しいものにしか関心がない。  ブログにつらつらと書いたのでそちらもお願いします。
[映画館(邦画)] 7点(2013-08-27 01:56:50)
119.  聖☆おにいさん 《ネタバレ》 
神2人はもちろんだが、今回は立川の人々のほうが面白かった。特にコンビニの店員がいい。 あと、映画館で観たんだが、ボリュームがやや大きかった。
[映画館(邦画)] 7点(2013-08-27 01:49:52)
120.  グリーンマイル 《ネタバレ》 
コフィ以外の死刑囚は、死刑に値する罪を犯しているわけだから、どんなに頑張っても同情できない。ましてあのボンボン刑務官の行動を支持したい。 死刑囚を夜こっそり持ち出すのもちょっと。 高校生の頃映画館で観たときはなんだか感動したが、今見返すと、少々雑だな。
[DVD(字幕)] 7点(2013-08-27 01:47:03)
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