101. マイノリティ・リポート
あの、指揮者がタクトを振るようにPCを操作する場面、現代よりも不便になってるような・・・。「その画像はお・い・と・い・て」と、ジェスチャー番組を創造してしまいました。 6点(2003-12-23 16:51:57)(笑:2票) |
102. ディープ・ブルー(1999)
「もしもサメに身の危険を冒されたら」という題材を取り上げているとこ自体が二番煎じといわれても仕方の無い点でしょう。サミュエルLジャクソンにはビックリしましたが。それから、賢くなって果たして人間にたち向かってくるかな?という疑問も感じました。ジョーズは、知能指数が低かったからこそ怖かったわけで・・・。 6点(2003-12-23 16:46:58) |
103. BU・SU
この監督の、「東京」を描く視点が好きだ。すこし青みがかった町のたたずまいが、なんともいえない東京の風情をかもしだしている。この映画に関しては、それ以外はあまり感じられなかったけれど。 5点(2003-12-23 16:29:26) |
104. AKIRA(1988)
映像の力という点ではこの世界を語るのに成功していたと思うが、キャラクターが不気味でなじめない。芸能山城組の音楽はすばらしかった。 5点(2003-12-23 16:20:06) |
105. 王立宇宙軍 オネアミスの翼
映像だけ見ていて、このストーリーを語るのに最適な描写なのかどうか首をひねるような場面がそこかしこにあり、同好会の実験映画的な要素を感じてしまったため映画に入り込めなかった。森本レオの声もアンマッチだ。キャラクターに魂が感じられない。 3点(2003-12-23 16:16:35) |
106. プレデター
当時流行っていたエイリアンものに、シュワルツェネガーのとりあわせということで、バッタ物臭い映画だろうと思ってみると、なかなかどうしてこれが面白かった。プレデターの姿の見せ方も不気味でうまいと思った。こりゃすごい監督が出てきたなとおもっていたら、のちのダイ・ハードでブレイクし、この監督の才能を再認識した。 8点(2003-12-23 16:12:39) |
107. 敦煌
科挙の試験に遅刻するということ自体、原作を捻じ曲げて主人公のその後の行動の必然性を希薄にしていると思います。アメリカ人が英語でヨーロッパの映画を作るのを観て、日本人の手によるアジアの映画ということで期待したんですが・・・。 5点(2003-12-21 21:48:37) |
108. ゆきゆきて、神軍
ちょうどこの映画の撮影されている頃に、「コミック雑誌なんかいらない」も取られていたのでは。「カメラ入ってる?」とか「音出てる?」なんかは、現実のキナメリが存在しているかのようだ。戦友の母親と対面するシーンは泣ける。そして充填されたパワーがカメラに向けてほとばしる! 8点(2003-12-21 21:35:16) |
109. 金環蝕(1975)
実在の人物に似せる演出など、とことん政治を皮肉っているところは面白い。それに応える豪華キャストの演技も華々しい。政界は現在もひとつも変わらないが、現代版で映画を撮るなら、 果たして誰を起用したらよいものか・・・。やっぱり、仲代達也、三国連太郎、大滝秀治になってしまうんだよなあ・・・。 7点(2003-12-21 21:29:53) |
110. レインマン
ダスティン・ホフマンの演技にイヤ味が無いのがよかった。 8点(2003-12-21 21:23:58) |
111. バックドラフト
子供の頃、自宅で火事を出したことがあり、消防署で調書をとられたのですが、帰り際、「こういうところに勤めるなよ」と冗談交じりに声をかけられました。確かにこういう男達だったような気がしました。バックドラフトという謎めいた現象をを題材にしているところが映画全体を締めた感じがします。スコット・グレンがかっこよかったですね。デニーロの演技はいうまでもありませんが、第一線は退いても現場で一目置かれているという人間の役を見事に演じていたと思います。ハンス・ジマーもいい仕事してます。 8点(2003-12-21 21:15:00) |
112. マトリックス
バレットタイム撮影でアニメーションを実写で表現したことは、アニメに走る日本の風潮を逆手に取るようで面白かった。「マトリックス世界」をメッセージとして伝えることに成功したこの映画の生命線は、「仮想現実」というものを、デジタル技術の発展形という科学の延長線上として見せたところになるのではないかと思う。目の前で見ている舞台が古びた洋館や極限の場所ではなく、見慣れた「この現実」であることが、観客に「現実に自分にもこのようなことが起こりうるかもしれない。」と感じさせることを可能にさせたのではないだろうか。というわけでこの映画は、映像とサスペンス、二度おいしい映画です。 9点(2003-12-21 16:58:06) |
113. アマデウス
キャスティングが非常に腑に落ちるところが良い。悪妻コンスタンツェもやり過ぎず、現実感のある悪妻になっていたと思う。モーツァルトの曲が効果的に挿入され、史実をもとにした大作然としたきどりも無く、楽しめる作品に仕上がっていると思います。 9点(2003-12-21 16:43:00) |
114. 未完の対局
二人の主人公の、感情を内に秘めた演技が胸を打つ。数十年前に、このようなことが現実にいくつも起こったと思うと、なんともやりきれない。友情と師弟愛と男女の愛。運命に逆らえない人間は苦悩しつつも、また生き続ける。そして新たな命が芽生える・・・。この映画はビデオなどでもなかなかお目にかかれないが、このような映画こそ後世に語り継ぐべき作品だと思う。 8点(2003-12-21 16:29:26) |
115. エイリアン
《ネタバレ》 チームリーダー顔のジョン・ハートがいきなり腹を食い破られて死んでしまったのも衝撃。エイリアンとしては挨拶がわりといったところでしょうか。単純なストーリーを幹にして、リドリー・スコットお得意の効果的な演出で、最後まで手に汗握る展開を堪能しました。猫を使うところがなんとも心憎いです。その後の映画界に多大な影響を与えた、教科書的映画ではないでしょうか? 10点(2003-12-21 16:08:11) |
116. ディア・ハンター
ベトナム戦争での極限体験というものを理解していないので、もう一歩のところで感情移入できない。登場人物の行動は一つの選択にすぎないのではあるだろうが、本当にこれが真の友情なのか、考えさせられる。後味は良くないですね。あとデニーロが強すぎて・・・。 4点(2003-12-21 15:59:31) |
117. エンゼル・ハート
冷たそうな石畳、室外機、地獄の底に通じているかのようなエレベータ・・・。ともすれば薄っぺらいホラー映画になるところを映像で格調高く見せていた。ミッキー・ロークが徐々に事の重大さに気がついていく演技も展開を盛り上げるのに役立った。引き出しに物を無造作に入れるところや、ゆで卵を剥くシーンは、やっぱり真似しましたね。しかし、サイファーは、デニーロよりももっと敵役がいたのではと思います。 7点(2003-12-21 15:51:37) |
118. メジャーリーグ
ダメダメな描写をウソ臭くなく見せているところは良かった。どうしてもインディアンズと阪神タイガースとをダブらせて観てしまうので、最後は涙なしには見れなかった。メジャーリーグに関する予備知識が日本に比べてあまり無かったのも幸いしたかもしれない。ただ最後、打順間違っていると思うのですが・・・。 8点(2003-12-21 15:39:55) |
119. となりのトトロ
田舎育ちの私が思うに、確かに子供の頃にはトトロは見えていた。しかしそれは不用意に近づこうものなら噛みつかれるような厳しいイメージだ。草のトンネルを抜ければ露でびしょぬれになり、あちこちにトゲが刺さる。採れたての野菜サラダには青虫がついている。「自然は痛くてかゆくてグロい。」というのが思い出として染み付いている。そういう意味で言えば、この世界は現実には存在しないノスタルジーなのかもしれない。 5点(2003-12-21 14:23:56)(良:1票) |
120. 乱
映像の美しさ、武満音楽の不条理さなど、さすが黒澤と思わせる場面はあるものの、どうしてもウソ臭く感じてしまう。この映画の前に、かつての名脇役藤原釜足が亡くなっているのだが、主人公の「建前」に対して「そうはいっても・・・」という人間の「本音」をしっかりと演じ、黒澤ヒロイズムが荒唐無稽になるのを陰で支えていた彼がいなくなり、この映画が製作されたのはある意味象徴的である。最後は我々に向かって、「神は嘆いているのだ」と説明してしまった。また、莫大な費用を投じて落城シーンを演出することに文句はないが、あんなだだ広い高原にポツンと建っている城が炎上しても、必然としか感じられない。 5点(2003-12-20 11:46:18) |