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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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101.  刑事コロンボ/第三の終章<TVM>
警部vs犯人のしびれる攻防。シリーズ本来の面白さがぎっしりと詰まっている。  唸らされるような犯人の完璧な犯行。そんな犯人に対し、警部もまた唸らされるようなワナの仕掛け。  犯人役は刑事コロンボシリーズのミスター犯人役、ジャック・キャシディ。いつも通りのこの人の漂わすゴージャスで嫌味な雰囲気。しかしそれでいて品がある。今回も見事な犯人役でした。  “警部、高級レストランで好物のチリをご注文”の笑いドコロがしっかり挿入されているのも嬉しい。警部vs犯人の攻防戦良し、犯人役良し、ユーモア良しでコロンボシリーズではかなりお気に入りの作品です。
[CS・衛星(吹替)] 8点(2014-02-08 17:33:46)
102.  刑事コロンボ/意識の下の映像<TVM> 《ネタバレ》 
犯人が被害者を外に出させた、まさにその方法で犯人を外に出させて決定的証拠を掴むというのは良かったのですが、あれ程の犯人がいつまでも決定的物的証拠をあそこに放置したままにしておきますかね…。それが極めて残念。  決定的証拠を掴まれた訳ですが、それが自身の業績の素晴らしさの証明でもあった。証拠を掴まれつつもそれ喜ぶ、犯人としての顔とドクターとしての顔が入り混じるラストの犯人の表情が哀れな余韻を残します。  ラストの犯人のお粗末さにはガッカリですが、決定的証拠以外にもキャビア、電話、コイン…。犯人の小さなミスを1つ1つ潰していく警部の地道な捜査と犯人との対決は面白い。  ロバート・カルプは僕にとってのコロンボの犯人役3大スターの1人(あとの2人はジャック・キャシディとパトリック・マッグーハン)であり、こういうエリートの犯人役が似合う人です。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2014-02-02 22:05:51)
103.  料理長(シェフ)殿、ご用心 《ネタバレ》 
高カロリーで決して体に良くないグルメや美食を皮肉たっぷりに描いたグルメ・ミステリー・サスペンス・コメディ。世界有数の一流シェフが次々と、それぞれが得意とする料理方法で殺されていく。その動機は?犯人は?ミステリとしては、いかにも怪しい登場人物がシロなのはお約束。その上で、一流シェフ連続殺人の動機は十分に読めてしまうのですが、ラストに登場する真犯人は意外な人物でした。お話としては、笑える話ではないのに可笑しい。個性派が顔を揃えたキャストのコミカルな演技も、作品に品をもたらせている巨匠マンシーニの音楽も素晴らしく、片肘張らず楽しめる作品になっています。そのキャストの中でもダントツに魅力的なジャクリーン・ビセット。見えそうで見えない入浴シーン、バスタブの中で一緒に戯れるジョージ・シーガルにもうひと頑張りして欲しかったところです。
[DVD(字幕)] 7点(2014-01-24 22:39:46)
104.  おかしなおかしな大追跡 《ネタバレ》 
これは面白かった!同じ色と型のかばんを持った4人の男女と、そのかばんを付け狙う怪しい輩が入り乱れる前半から中盤。ホテルの1715号室前後の部屋をコソコソと行ったり来たり。ついでにかばんも行ったり来たり。もはやどれが誰のかばんか分らなくなってしまう。  ここまではそれほど動きは無いんですが、行ったり来たりするかばんと、人間関係の見せ方がとても面白いです。  動きの少なかった作品が後半は一変!作品はホテルを出て、サンフランシスコの街を舞台に大カーチェイスを繰り広げます。自転車を使ったり、街の人々をうまく巻き込みながら、スリリングな中に笑いドコロも十分。  ライアン・オニールの代表作の1つである「ある愛の詩」。その2年後の本作。あの名台詞をこんな映画でこういう使い方しちゃうんですね。でも、こういう茶目っ気は大好きです。そして本作で特筆すべきはバーブラですよ。ちゃんと歌も歌ってくれるし、彼女を見て「可愛い」と思ったのは初めてかもしれません。
[DVD(字幕)] 8点(2013-11-28 23:41:08)
105.  メカニック(1972) 《ネタバレ》 
映画が始まりどれくらい時間が経過しただろう?オープニングからしばらくは登場人物はブロンソンただ1人。誰とも絡まないんだから、何も台詞が無い。ブロンソンが何者かを知らない人が見たら、「何だ?この怪しげな寡黙なおっさんは?」と思うかもしれない。  でも、監督マイケル・ウィナーに主演ブロンソン。ブロンソン好きにとってはこれだけで胸が躍る。このコンビで彼が銃を握らないハズがない。ブロンソン大好きな僕は彼が銃を握ってくれるのをひたすら待つ。この待っている間の微妙な味わいからたまりません。そして遂にブロンソンが静かに銃を取り出す。やっぱりブロンソンはこうでなくっちゃ!です。  以降もひたすらクールな殺しのプロフェッショナルを演じるブロンソンのシブさを堪能。もう、本作はそのためだけの映画と言っていいかもしれません。  そしてこのコンビは間もなく、ブロンソンがワルどもを殺りまくるあの「デス・ウィッシュ」シリーズを連発することになります。
[DVD(字幕)] 5点(2013-11-23 00:20:00)
106.  激走!5000キロ
公道激走モノって面白い映画多いですね。特にこの頃は面白い映画結構ありました。このジャンルで有名なのは豪華キャスト競演の「キャノンボール」ですが、こっちも面白い映画ですよ!  本作で僕のツボにはまったキャラは不死身のバイク野郎と、の~んびり優雅な爺さまコンビですが、ちょっとキャストが地味でしたかね。同じ頃の同じ系統の映画では「トランザム7000」シリーズのバート・レイノルズ(キャノンボールにも出てましたね)のようなスターが1人入っていてくれたら良かったのですけどね。  古くは60年代の「グレートレース」(これも面白い!)なんかも同じですが、バカやってるけど、クルマに魅せられた連中がどいつもこいつも妙に清々しい。大したストーリーはありませんが、この手の映画はそれでいいんだと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2013-11-20 22:11:29)
107.  ミッドナイト・エクスプレス(1978) 《ネタバレ》 
主人公の男は陰謀に巻き込まれた訳ではなく、自らの意思でいけないモノを隠し持ち、それを国外に持ち出そうとして逮捕され、懲役4年の判決を受ける。裁きを受け罪を償うのは当然であり、まあ、妥当な判決か。ここまでは割と冷ややかに主人公の男を見ていました。しかし、残りの刑期が2か月を切る頃になって突然、お国の事情により4年の刑期が何と、30年に延長されてしまったことでそういう状況は一変します。絶望感、閉塞感、不安感…以降の刑務所の描写は凄まじいの一言。ただしかなり脚色もあるようですが、ここは脚本家オリバー・ストーン、剛腕ぶりを遺憾なく発揮といったところでしょうか…。描き方は賛否分かれるところだとは思いますが、刑務所モノとしての完成度は高い作品だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-17 00:35:59)
108.  シンデレラ・リバティー/かぎりなき愛
器用に生きることができない、不器用な2人のロマンス。まずは主演2人のキャスティングがいい。本作はスッとした美男美女が主演ではダメだったと思います。  ジェームズ・カーンに、そして何といってもマーシャ・メイスンが素晴らしい。彼女がオスカー獲ったっておかしくなかったと思うのですが、ノミネート止まりだったんですね。この2人だけじゃなく、息子役の男の子も良かったし、イーライ・ウォラックもいぶし銀のいい味を出しています。  ニューシネマ全盛の時代にあって、(終盤はちょっとニューシネマの空気も感じましたが…)「かぎりなき愛」という邦題が示すとおり、ジェームズ・カーンが演じる水兵の人間的な温かさ、男らしい優しさが心に響く。  小難しくしたり捻ることも無く、ベタに人間の優しさを前面に出した佳作。忘れ去られた作品のようになってしまっているのが勿体ない、いい映画です。
[DVD(字幕)] 8点(2013-11-16 15:39:27)(良:1票)
109.  樺太1945年夏 氷雪の門
1945年8月15日。日本が戦争に負けた終戦の日。しかしその日以降も樺太で多くの民間人を犠牲にした、こんなにも悲惨な戦争が続いていたなんて知らなかった。  樺太、ここの南半分も日本だったんですね。樺太の戦闘は語られることもメディアで取り上げられることも少なく、忘れられてしまっている場所のような気がします。それはこの場所で8月15日以降もこんなに悲惨な戦争が続いていたことも、多くの方が犠牲になったことも・・・。  それを今に教えてくれる実に立派な映画だと思う。この史実を風化させてはいけないと思うし、それゆえこの映画の存在意義は大きいと思います。
[DVD(邦画)] 8点(2013-09-28 00:06:08)
110.  アバ/ザ・ムービー
スウェーデン出身のスーパー・ポップス・グループ、アバの人気絶頂期のオーストラリア・ツアーを追うドキュメンタリー。  ヒット曲がズラリと並ぶ豪華セットリストですが、フルコーラス聞けるのは僅か。アバの音楽だけが目的なら他でどうぞ、という部分もありますが、本作の一番最初のライブは大雨が降る中のスタジアムでの野外コンサート。悪天候にもかかわらず大雨を吹き飛ばすかのような熱気や、どこへ行っても熱狂的なファンに囲まれる様子からはアバの人気の凄さが伝わってくる。  アバのライブと並行してオーストラリアのDJがアバへのアポ無し突撃取材(当然うまく行きません。悪戦苦闘します)する様子が挿入されます。最初はこれが非常に邪魔に感じたのですが、彼の行動をうまくコメディタッチで見せており、次第に「ガンバレ!DJ!」という気分になってくるから不思議です。  監督はアバと同じくスウェーデン出身で、まだ世界的な成功を掴む前のラッセ・ハルストレム。アバの人気を表わすのに度々ビートルズを引き合いに出したりするあたりは、この頃にはアバはスウェーデンの誇りの1つだったんだなと思わされます。  アバ関係の映画では何年か前に公開された「マンマ・ミーア」も記憶に新しいところ。ミュージカル映画としての出来はイマイチでしたが、僕は映画の「マンマ・ミーア」も好きだったりします。これはやはり、親しみやすくも極めて高い完成度を誇るアバの音楽の素晴らしさがあってこそだと思うのです。
[DVD(字幕)] 7点(2013-08-25 15:51:10)(良:1票)
111.  結婚しない女
男、女、若者、老人・・・作品ごとに様々な事情を抱えた決して器用とは言えない主人公が登場しますが、いつもマザースキーの映画は優しさがありますね。  本作では夫の浮気が原因で離婚した女性が自立していく姿を描いていますが、女性映画の秀作がいくつも生まれた70年代の時代の空気を感じる作品です。  主演のジル・クレイバーグが実に良かった。僕にとっては馴染みの無い女優さんで、女優としては地味な印象の人ですが、スケートリンクのシーンでの彼女の笑顔を見ているとマザースキーが主演に彼女を選んだ理由が分かるよう様な気がします。  大きな大きな絵を持って街を行く彼女の姿で作品は終わりますが、よろめいたり、風にあおられたりしながらも絵を抱え街を行く彼女の姿からは、これからも困難はあるかもしれませんが、彼女は力強く人生を歩んでいくだろう。そんな希望を分かりやすく感じさせてくれる、爽やかさのある素晴らしいラストシーンでした。
[DVD(字幕)] 7点(2013-08-21 16:28:17)
112.  ピンチクリフ・グランプリ
「チェブラーシカ」などと同じく人形アニメらしい素朴な手作り感が魅力なのは勿論のことですが、細部にまでこだわりが感じられるキャラクターの動きから、テーブルや棚に置かれた、あるいは壁に掛けられた室内の日用雑貨などに至るまで本当に良く出来ています。  それらの中で一番素晴らしかったのは、レースのオープニングイベントでのバンド演奏です。ここは作者もきっと自信がおありだったのでしょう。1つ1つのキャラクターが楽器を演奏する表情に手や指の動きが実に自然で、楽しいバンド演奏をたっぷりと見せてくれます。そしていざ、レースがスタート!もう人形アニメであることを忘れてしまいそうな迫力でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-08-06 20:35:22)
113.  ロンゲスト・ヤード(1974) 《ネタバレ》 
男臭い反骨の巨匠アルドリッチ+主演バート・レイノルズがタッグを組む。もうそれだけでもう熱くなってくるじゃありませんか。  刑務所映画のお約束ですが、ヒール役として登場する看守長と所長に、序盤から続く沼地作業、看守の囚人いじめ。これら全てが後半の試合での熱い意地と意地のぶつかり合いにつながっていく。  何度も何度も挿入される、囚人チームが円陣を組むシーン。互いに喝を入れ、励ましあい、作戦を練る。まるで見ている者もチームの一員になって円陣の中にいるかのような気持ちになってくる。試合に出ている者にとどまらず、ベンチで声を張り上げる者も、試合で傷つき病院送りになった者も一つ一つの顔が実にいい。  そしてこの映画、試合後がいいんですよ。試合後に銃を構える看守長、しかし…。彼のとった行動とその表情の挿入が見事!試合中は意地のぶつかり合いがラフプレーを生みますが、スポーツマンシップを感じさせる試合後の看守長の描写が効いています。これが鑑賞後に実に爽やかな余韻を与えてくれます。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-06-23 21:20:50)
114.  黄金の7人・1+6/エロチカ大作戦
久しぶりに邦題に見事にしてやられました…。お気に入りの「黄金の七人」シリーズと思って見始めたのですが、どうも様子が違う…。もう一度タイトルを確認したら「黄金の七人」が「黄金の7人」になっているではありませんか!僕もまだまだ映画に関しては修行が足りません…。  勿論「七人」シリーズとは何のつながりも無く、シチリアからやって来た絶倫男が街のマダム達を相手に繰り広げるチン騒動を見せ続けられる作品です。お世辞にも品のいい映画とは言えませんが、イタリアらしい大らかさのある艶笑喜劇です。  監督は「七人」シリーズと同じ方なんですね。こんな映画に撮影や音楽にも大物が顔を揃えているあたりにもイタリアらしい大らかさを感じます。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-05-13 22:07:26)
115.  アルフレード アルフレード
イタリアの巨匠ピエトロ・ジェルミの遺作。遺作もジェルミらしく結婚と離婚をテーマにした艶笑喜劇です。  主演は何故かダスティン・ホフマン。アメリカ人の役ではなく、タイトル通りアルフレードというイタリア人の男を演じています。この役、もうちょっと若ければマルチェロ・マストロヤンニが演じても面白い映画になったでしょうね。ですが、ちょっと頼りなくて考え込みすぎる男をコミカルに演じるホフマンが見事にイタリアン・コメディの主役を張っています。まあ、彼の声が違うのは仕方が無いところですね。  多分作品の半分くらいはホフマン演じるアルフレードのつぶやき。ちょっとこれが多いんですが、多くのシーンで流れる軽快な音楽がいいし、ホフマンの演技は流石といったところ。ステファニア・サンドレッリの怪演も見どころです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-04-21 20:24:00)
116.  さすらい(1976)
「都会のアリス」「まわり道」に続く、ヴェンダース初期のロードムービー3部作の最後を飾る作品。  社会と距離を置くかのようにバスのような大きなバンを住処とし、町から町へ映画館を回る映写技師の男と、妻と離婚し人生から逃げ出してきたかのような男が出会う。  しかし何も起こらない。互いの名前を名乗る頃には映画が始まって30分ほど経過していた。妻と離婚した男がポツリポツリと身の上を語り出す頃には1時間ほどが経過していた。  彼らがどこに向っているのかも分からない。流れ行く旅の風景をぼ~っと見ていただけだったのかもしれませんが、鑑賞後の今、彼らとの長い旅を終えた充足感に満たされているかのような心地良さがあります。  「都会のアリス」も「まわり道」も登場人物がさすらう様を追い続ける作品。しかし本作は最終盤で「このままじゃ駄目だ、さよなら」の書き置きと、それを見て「いいさ、俺も頑張る」。それに続く列車とバンで2人が別れ行くラストからは、彼らが新たな一歩を歩み出そうとする確かな意志が感じられました。登場人物がさすらい続けた3部作の最後を飾るにふさわしいラストだったと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2013-03-30 22:33:10)
117.  突破口! 《ネタバレ》 
盗難車、警察、銀行強盗。冒頭の銀行強盗までの流れから非常によく出来ています。強盗の捜査をする警察に、いわくつきのカネを取り戻そうと躍起になるマフィアの二手から徐々に包囲網を狭められていく中盤から終盤の流れも非常に面白い。  一見こういう映画には似合わないとも思えるウォルター・マッソー。でも、この人は「サブウェイ・パニック」なんかも同じですが、映画の中で自分のカラーを見事なまでに出していく。  常に危険と隣り合わせながらも、敵に先んじて常にその危険のわずか外を飄々と行くマッソー。もうこうなるとマッソーの独壇場。ラストの飛行機対クルマの対決も見応えがありました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-21 22:21:24)
118.  タクシードライバー(1976)
様々な映画の舞台となってきたニューヨーク。夢と希望に溢れた街でもあり、お洒落な恋が芽生える街でもあります。 しかし、本作のニューヨークは何とも孤独で病んだ街に映ります。これはまさにトラヴィスの目に映るNYの風景。  デ・ニーロ演じるベトナム帰りの不眠症に悩む社会に溶け込めない孤独なタクシードライバー、トラヴィス。小さな出来事の積み重ねとデ・ニーロの危うさをはらんだ演技で、社会への不満感や孤独感が次第にエスカレートしていく様を追っていく。  冒頭に「雨は人間のクズどもを洗い流してくれる」という台詞がありますが、自身がその雨になろうとしたのか・・・。彼のそんな行動を新聞は英雄扱いしますが、「新聞は大げさだからな」と言いながら、以前と変わらずタクシーで夜の街を流す孤独なトラヴィス=デ・ニーロの目が印象に残るラストでした。 このラストもそうですが、全編に渡りデ・ニーロの目が強烈に印象に残るとともに、バーナード・ハーマンの憂いを帯びた音楽も効いている作品です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-12-08 20:09:37)
119.  ダーティハリー3
第1作と比較すると、第2作では娯楽色が濃くなり、第3作、つまり本作では中盤あたりまではついにコメディタッチに。「泣けるぜ・・・。」の度に何故かちょっとだけクスリとしてしまう。  本作の相棒は新米女性刑事。演じた女優さんの刑事らしさのある面構えがいいし、なかなかの好演でした。必死にハリーについていくその姿は微笑ましくもあります。この2人のやりとりも時にコメディタッチになり、まさかダーティハリーを見てクスリとさせてもらうことになるとは思いもしませんでしたが、全5作を通しても印象に残るハリーの相棒役だったと思います。  過去2作と比較すると犯人側の描き方が弱く、ラストも無理やりの度合いが高いのですが、本シリーズはイーストウッドのいつものダーティハリーぶりを見ることさえ出来れば、それだけで満足だったりもするのです。
[DVD(字幕)] 6点(2012-12-05 21:39:38)(良:1票)
120.  ダーティハリー2 《ネタバレ》 
本作のハリーの敵は、法に代わり悪に死の裁きを下す、例えるなら必殺仕事人のような連中です。警察の捜査や法の抜け穴をかいくぐり、のさばる悪を許せないという点では両者の思いは同じではある。  しかし裏の稼業に手を染めてしまった敵と、あくまでも警察官として市民の安全を守るハリーとの違いは明白で対立の構図も分かりやすい。前作以上にアクションシーンや派手な撃ち合いといった見所を随所に挿入し、前作とは違うアプローチでしっかり前作同様ハリー・キャラハン=イーストウッドのカッコよさを際立たせています。  もう一人、仕事人の黒幕も出てきますが、彼の正体がちょっと分かりやすすぎたかな・・・。
[DVD(字幕)] 6点(2012-12-03 22:43:57)(良:1票)
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