101. ギルバート・グレイプ
《ネタバレ》 生きることは欲することだ。 ギルバートがあんな環境の中でも腐ることなく生活を送っているのは夫人との情事があったからだろう。その夫人を失い、更に放浪女性との出会いで別の世界を見てしまった彼をどう救うのだろうと思って見ていると・・・母親を殺しちゃいますか・・・。 確かに生活を改めようとする母の態度が終盤描かれるものの、結局あのままではギルバートは元に戻るだけでしょうし、今度は夫人さえ、放浪女性さえいない。 殺すしか救いの道はなかったのかもしれない。 しかし、問題の解決に窮したら問題そのものを消してしまえばいいなんて発想を作家が持ってしまっては、物語の意味はなくなってしまう。 ケリのつけ方には大きく減点。 [DVD(吹替)] 2点(2007-10-24 21:51:56)(笑:1票) (良:2票) |
102. イノセントワールド
結局「人のフリ見て~」てことなんでしょうが・・・病んだ人達の吹き溜まりを見せているだけの内容になり、終いには何やら各々解決に至る的な顛末を辿る。 どうしてそんなことになるの? 妙にダラダラと冗長ですし。 [DVD(邦画)] 0点(2007-10-23 13:20:38) |
103. 激流(1994)
語り口にしても、サスペンス展開にしても非常に良作。 プロットは至極真っ当です。 ただ、やっぱり地味ですよね。山場となる急流下りの場面もそれ程劇的に見えないし。 皆さんご指摘のとおり、父さんの活躍も不自然。 あと、急流地帯だけ陸路をとるなんて事は出来ないのでしょうか?(何か聞き逃しちゃったのかな) [地上波(吹替)] 7点(2007-10-23 11:16:31) |
104. いとこのビニー
《ネタバレ》 シチュエーションは秀逸。 以降の展開を及第点としても、あからさまに解決の為に用意されたキャラクターになってしまうビニーの恋人の扱いは如何なものか。 それに開廷とともにそれなりの仕事を始めるビニーの変化が腑に落ちないし、この手の話で2時間近い尺になってしまうのも頂けない。 細かいコメディーエピソードで尺を食うより、プロット上で笑わせてくれ。 [DVD(吹替)] 6点(2007-10-21 22:17:40) |
105. FRIED DRAGON FISH THOMAS EARWING'S AROWANA<TVM>
プーの背景がわからないので勝手に盛り上がってもらっても理解には至らない(ナツロウにも言えることだが、彼の場合はあの年齢と境遇で脳内補完できる)。 まあ、なにはともあれ一直線で芸のない文芸どまり。 [DVD(邦画)] 3点(2007-10-21 16:28:52) |
106. 少年たちは花火を横から見たかった
作品の出生やサイドストーリーやモチーフとなった「銀河鉄道の夜」の紹介、ロケ地を巡っての懐古、メイキング、撮影秘話などを詰め込んだ内容で、果たして何をしたかったのかよくわからないけれど、岩井俊二自身がこの作品を転機と捉えているのはわかる。 なんてったって、この内容を指揮して作ってるんだから。 普通岩井俊二付近の人が作るような内容ですよ。 [DVD(邦画)] 4点(2007-10-21 16:07:14) |
107. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
「スター・ウォーズ」ってどの作品も最後まで観た記憶がなかった。 そんな人間が「エピソード1」なんて銘打たれているので観てみるか、となるとこういう採点にならざるを得ない。 「エピソード4」にあたる内容まで繋げようという姿勢しか見受けられない。 [DVD(吹替)] 0点(2007-10-20 23:54:48) |
108. クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険
《ネタバレ》 「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」て、たまにどんな感じに仕上げてるんだろうと観てみるのですが、やっぱり大人の視聴には耐えられないというか、ある部分諦めているんだな、という処理が見えるのでガッカリさせられることが多い。 大概が状況解決のために設定を追加するなんて御法度を平然と行われていたりする。 今作は自宅で両親がおかしくなるシーンの描写が妙に真に迫っていたのと単身でヘンダーランドへ立ち向かうしんちゃんの描写が素晴らしかったのを思い出すものの、やはり子供向け。 ムードで盛り上がれる人はそれでも納得するんでしょうね。 まあ、しんちゃんのキャラクターのおかげで楽しく観れますけどね。 [地上波(邦画)] 3点(2007-10-19 18:47:20) |
109. ルパン三世 ルパン暗殺指令<TVM>
悪ふざけのような展開が何ヶ所かありますし、見せ方としてどうにも頂けない箇所があったりと減点材料が多い、 [DVD(邦画)] 5点(2007-10-19 09:36:35) |
110. 遠い空の向こうに
どれほど意識的かはわからないが、しっかりと構成や設定が施されている良作。 事実に基づくという後押しと同情を誘う設定だけで突走っている駄作たちに見習ってもらいたいものだ。 ただ、ラストの親子の描写や会話はちょいとあざとすぎるかな。 [地上波(吹替)] 9点(2007-10-18 15:38:21) |
111. ルパン三世 ヘミングウェイ・ペーパーの謎<TVM>
《ネタバレ》 メイン・ストーリーはルパンの盗んだ宝の在り処を示すもの(ヘミングウェイ・ペーパー)を敵対者に奪取される。しかし、その敵対者にも敵がいて共倒れ。よって宝はルパン達へ。 整理するととんでもなく無意味・無駄な要素や描写のある作品。 プロット上でのルパン一味の活躍は殆どなく、漁夫の利的処理に過ぎない(それ自体は構わないが、殆ど無意味のルパン一味を無理に絡ませ、膨らませ、掘り下げるべき部分は随分と雑多に扱われているのが何とも・・・)。 [DVD(邦画)] 4点(2007-10-17 10:01:38) |
112. GHOST SOUP
不可解要素で引っ張っておいて、世界観の説明で終わるだけ。 まるでジョナサン・キャロル作品のよう。 画面へのこだわりはさすが岩井俊二というものがあるものの、ゴテゴテの作り物感を醸し出す演劇芝居がどうにも安い。 昨今のコメディ風テレビドラマでも相変わらずよく見掛ける演技ですが、誰が求めてるんだろう? [DVD(邦画)] 1点(2007-10-16 21:54:08) |
113. 20世紀ノスタルジア
説明のないまま、勝手に始めて勝手に終わらせてしまうような内容。 [DVD(邦画)] 0点(2007-10-16 17:52:30) |
114. Shall we ダンス?(1995)
ぼんやりした文芸ですが、コメディ要素で心地よく観れる。 [地上波(邦画)] 6点(2007-10-16 13:04:52) |
115. わが街(1991)
社会的な問題をちりばめただけ。しかも何とも冗長な仕上がり。 情操教育の教材としてはそれなりの価値があるのかもしれないが、何とも芸のない内容。 ただ、二人の男の出会いはそれなりに救いとなり、変化を齎すので文芸としては成立しているかな。 [DVD(吹替)] 3点(2007-10-16 12:10:26) |
116. バラ色の選択
《ネタバレ》 今日日の観客でこの顛末が予想できない人は殆どいないでしょう。 至極真っ当な仕上がりですが、解決の助けとなる客人達をもっと巧くメイン・ストーリーと絡められなかったのだろうか。 [地上波(吹替)] 5点(2007-10-16 11:21:23) |
117. エド・ウッド
単なる伝記。 ティム・バートンはつくづくストーリーに興味のない人なんだなと思う。 [地上波(字幕)] 1点(2007-10-15 13:31:10) |
118. ドクター
《ネタバレ》 いたって普通の反応を見せているだけだし、だらだらしすぎ。 てっきり途上で夫婦の話に展開させるのかと思いきや、そちらの問題はほったらかし。にもかかわらず何となく解決させちゃうし。 それにあのおっさんの術後の態度や行動を見ると本質的なことには何も気付けていないとしか思えない。 何とも浅はかなドラマ。 個人的には死んじゃう女性は少女の方が適任だと思う。 あんなおばさんがあんな青臭いことを言うのにはどうにも違和感がある。 [地上波(吹替)] 0点(2007-10-13 12:28:04) |
119. アルマゲドン(1998)
同情を誘う設定を組んだだけの内容。 ムードで盛り上がれる人は普通になけたりするのかな? [地上波(吹替)] 1点(2007-10-13 12:23:08) |
120. 世界中がアイ・ラヴ・ユー
漠然とした家族単位で綴られた群像を見せているだけ。 物語を求める人には不向き。 [DVD(吹替)] 1点(2007-10-12 06:18:16) |