101. L.A.コンフィデンシャル
《ネタバレ》 オープニングで手際よく三人の刑事を紹介し、個性的な彼らがやがて手を結び、一つの事件に立ち向かっていく様をスリリングに描いていく。ムード満点の美術と衣装、実力派の俳優陣が重厚な雰囲気を盛り上げる。中でも、出色はケビン・スペイシー。まさかの途中退場には唖然としたが、それにより彼の印象がより強まった。この年は『タイタニック』にお株を奪われたが、こちらに軍配を上げる映画ファンも多いのではないか?90年代を代表する傑作ハードボイルド。 [DVD(吹替)] 9点(2008-06-27 15:26:31) |
102. ウォーターボーイズ
《ネタバレ》 玉木宏がアフロ役だと、最近になってはじめて気が付いた。最近は二枚目役が多いから…。やはりアフロ炎上シーンに爆笑してしまう。妻夫木クンも若いね。 [映画館(邦画)] 9点(2008-06-08 06:25:09) |
103. ひみつの花園
面白い映画ない?と訊かれたら、とりあえずこれをオススメする。 [DVD(邦画)] 9点(2008-06-08 06:20:41) |
104. フラガール
汗のにおいまでしてきそうな、蒼井優のダンスに心奪われる。 [映画館(邦画)] 9点(2008-06-08 06:19:28) |
105. ランボー/最後の戦場
《ネタバレ》 実際の戦闘では、女性や子供だって無差別に殺されるだろうし、銃弾を浴びれば、手足が吹っ飛び、さっきまで逃げ回っていた人たちが一瞬でただの肉片と化すだろう。『プライベート・ライアン』以降、戦争映画は残虐な描写をエスカレートさせてきたが、これはその到達点と言えるだろう。ハリウッドの不文律として、これまで幼い子供が殺されるシーンをダイレクトに映すことはなかったが、この映画では、臆することなく、戦争の残酷な側面を描いている。ミャンマー軍の圧倒的な暴力に対して、更なる暴力で対抗するランボーの「これが現実だ!」という心の叫びが痛いほど伝わってくる。敵を倒しても爽快感の欠片もない、身震いするほど凄まじい戦争映画の傑作。これだけ濃密な内容ながら、90分というタイトな上映時間。スタローンはまだまだイケる。 [映画館(字幕)] 9点(2008-05-30 09:47:41) |
106. ALWAYS 三丁目の夕日
条件反射みたいに泣けてしまう。 [映画館(邦画)] 9点(2008-05-30 09:08:17)(良:2票) |
107. バック・トゥ・ザ・フューチャー
問答無用の娯楽大作。今観ると、いかにも80年代的な設定やストーリー展開にこっ恥ずかしさを覚えるが、これくらいの点数は当然でしょう。くにゃくにゃした動きのパパが最高です! [DVD(字幕)] 9点(2008-05-13 09:30:32) |
108. 新・仁義の墓場
ヤクザは怖くなくちゃいけない。麻薬でおかしくなっていたとは言え、こんな人隣りにいたら絶対イヤ!という「狂犬」ヤクザを岸谷五朗が見事に演じている。極道映画はそこそこ観てきたが、この狂いっぷりは群を抜いている。三池監督のアナーキーな姿勢とマッチした傑作。深作監督のオリジナル版と併せて観るのも良い。 [DVD(邦画)] 9点(2008-04-29 22:32:21) |
109. マッハ!!!!!!!!
す・ご・す・ぎ・る!トニー・ジャーーーー!!!!!! [映画館(字幕)] 9点(2008-04-02 11:57:39) |
110. レザボア・ドッグス
《ネタバレ》 スーパークールな傑作。タランティーノの脚本に惚れ込み出演を快諾したハーヴェイ・カイテルの審美眼は流石。デビュー作にしては異例のキャスティングで、マドセン、ロス、ブシェーミと豪華な顔ぶれが揃っている。マドンナの曲についてギャングたちが無駄話を垂れているオープニングはまさに絶品。ちなみに、ストーリーのプロットは『友は風の彼方に』、黒ずくめのファッションは『男たちの挽歌Ⅱ』から頂いている。 [DVD(吹替)] 9点(2008-03-25 13:08:48) |
111. 回路
《ネタバレ》 黒沢清が一貫して描いてきたのは、個と個、個人と世界の関係性、〈コミュニケーション(不全)〉についてだ。『CURE』『カリスマ』とその世界観を徐々に拡大していき、本作においてはついに此岸と彼岸の境を取り払ってしまった。世界を繋げる媒体であるインターネットを介して、「あの世」から死者が押し寄せてくる。孤独や絶望が人々を死に向かわせ、世界は死者(幽霊)で溢れ返ってしまう。この終末感が素晴らしい。動きがヤバイ幽霊や飛び降り自殺の映像など、目に焼きついて離れない。これぞ黒沢映画の最高傑作。 [DVD(邦画)] 9点(2008-03-07 01:06:55) |
112. パーフェクト・ワールド
《ネタバレ》 草原に寝そべっているブッチは、とても安らかな顔をしていた。彼はこの「完璧ではない」世界に別れを告げ、本当の安らぎを手に入れたのだろう。 [DVD(吹替)] 9点(2008-02-29 01:11:48)(良:1票) |
113. 許されざる者(1992)
憎しみは憎しみを呼び、暴力は暴力で贖われる。クリント・イーストウッド渾身の一作。ジーン・ハックマンが懐の深い演技を見せ、納得のオスカー受賞。傑作西部劇。 [DVD(吹替)] 9点(2008-02-29 01:08:07) |
114. ターミネーター
今観るとさすがに特撮は古いが、それを補って余りあるストーリーの面白さと、ぐいぐい引き込むパワフルな演出。くわえてシュワちゃんの無敵っぷりがとにかく素晴らしい。カイルとサラのラブシーンは(結末を知っているが故)、とても切なく美しかった。娯楽映画の見本のような作品。 [DVD(字幕)] 9点(2008-02-21 23:27:39) |
115. エイリアン3/完全版
《ネタバレ》 単に未公開シーンを加えた全長版ではなく、細かい箇所にもかなりの改変・再編集が加えられ、よりドラマ部分が強調されることとなった。劇場版も好きだったが、今回この完全版を観て、その完成度の高さに驚いた。「自己犠牲」という宗教臭いテーマを持ち込むことで、人間の強さと弱さを同時に描いている(中盤のエイリアン捕獲とその後の解放シーンが印象的)。これぞ『セブン』へと続くデヴィッド・フィンチャー監督の真骨頂。シリーズ中最も評価の低い『3』だが、完全版を観れば、これぞ完結篇に相応しい作品だと納得するはず。 [DVD(字幕)] 9点(2008-02-20 12:55:49) |
116. アポロ13
《ネタバレ》 これも定期的に観たくなる映画のひとつ。ラストは分かっていても感動する。トム・ハンクス以下、キャストは全員素晴らしいが、中でも地上指揮官のエド・ハリスがとにかく格好良い。よく観たら彼は専門的なことは何ひとつやっていないのだが、「NASA最大の危機」と浮き足立つスタッフたちに、「絶対生きて帰還させる」「栄光の時にしてみせる」と言い切る意志の強さが頼もしく、最後の彼の涙にこちらも目頭が熱くなる。 [ブルーレイ(吹替)] 9点(2008-02-08 22:34:03) |
117. 28週後...
《ネタバレ》 ここまでヘビーなゾンビ映画はついぞ観たことがない。冒頭の籠城戦から、一転して田園風景での死の「鬼ごっこ」と息つく暇のない展開。28週後、復興の兆しが見え始めたロンドンで、再びレイジ・ウィルスの脅威が襲う。ナパーム爆撃でロンドン市街を焼き尽くす圧巻のクライマックス。「感染者」と軍隊の両方から追われる恐怖。この緊張感は只者ではない。この映画の救いのなさは、「愛」や「希望」が全て裏目に出ること。人道的な立場から子供たちを救おうとする行為が、更なる悲劇を生み出す。英国から飛び火したウィルスは、あっという間にヨーロッパ全土に広まり、やがては世界中で猛威を振るうことだろう。衝撃の傑作。 [映画館(字幕)] 9点(2008-01-19 20:10:54)(良:3票) |
118. ラヂオの時間
《ネタバレ》 ラジオドラマというのは深夜にまったりと聴くものだが、その舞台裏ではこんな大変なことに…という、『ダイ・ハード』も真っ青の作品。なぜ『ダイ・ハード』を引き合いに出すかというと、伏線の張り方が半端じゃなく、そのスリリングさはコメディを越えてアクション映画の粋。有名女優のワガママに始まり、音声さんの妙なこだわり(「マシンガンならシカゴ!」)を経て、脚本はすっかり崩壊、事態を打開するのは警備員のおヒョイさん、というのが何とも可笑しい。ところどころで挿入される渡辺謙のトラック運転手も笑える。邦画コメディの最高傑作。 [DVD(邦画)] 9点(2008-01-12 09:42:15)(良:1票) |
119. 椿三十郎(1962)
現代の役者さんで『椿三十郎』をやろうとすると、織田裕二になってしまうわけだが、「世界のミフネ」の前では到底太刀打ちできない。織田クンではとても「抜き身の刀」にも「桁外れな人物」にも見えないわけで。しかしリメイク版も面白かった(そもそも脚本が面白いから)。ラストの決闘はやはりオリジナルの圧勝。「お見事!」 [DVD(邦画)] 9点(2007-12-13 10:09:49) |
120. 用心棒
三船敏郎かっこいい~!『椿三十郎』よりもハードボイルドしていて好き。 [DVD(邦画)] 9点(2007-12-13 10:01:44) |