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Cinecdockeさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 894
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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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101.  シン・シティ
凄まじく暴力的で倫理的にダメな人は本当にダメな映画。自分は分かっているから、それでも構わないけど、原作に引っ張られたせいもあるのか、ユーモアはあっても陰惨さから抜け出ていない。それにロドリゲスも人の親になったのか、『フロム・ダスク~』のような勢いやパンチがなくなり物足りない。3つの物語のリンクも甘い。ただ、デジタル合成に新しい可能性を提示したことと見ている間は楽しかったので甘めな点数。続編は多分、見ない。
[映画館(字幕)] 7点(2014-12-21 12:12:09)
102.  プラネット・テラー in グラインドハウス
退屈な分、その爆発力が凄い『デス・プルーフ』と比べて、 本作はテンポ良く一定のテンションで進んでいくため退屈はしない。 あえて言うなら、見せ場だらけで突出したものがないことが欠点。  内容が内容なので、不道徳、不謹慎、グロのオンパレード。 ただ、如何にグロいシーンでも最初は想像のみに留めて、 観客に耐性を付けさせる辺り、良心は感じる。 本当に下らないけど本当に楽しい映画。 『グラインドハウス』として見たかった。
[映画館(字幕)] 7点(2014-12-21 11:46:22)(良:1票)
103.  デス・プルーフ in グラインドハウス 《ネタバレ》 
前半のトークがとにかく退屈。初期のような会話の面白さがもう出せないのか、意図的につまらないものにしたのか。見ている間、ナチョスを汚さそうに食べるシーンで食欲が沸いたり、ラップダンスが印象的だったリ、実際に正面衝突したらああなっちゃうのか…とゾッとしたり、そういうどうでも良いところがこの作品のキモかもしれない。だからこそ、終盤のカーチェイスの爆発力は相当なもの。テンションが最高潮になったところで"THE END"に笑う。本国同様、『プラネット・テラー』と併せて一本の映画として見たかった。
[映画館(字幕)] 7点(2014-12-21 11:31:09)
104.  ミスト 《ネタバレ》 
ダラボン初の現代劇で本格的なモンスターホラー。真のモンスターとは人間の中にあると教えてくれる。例として、宗教狂いの中年女性の射殺のくだりはスカッとはしても法的に見たら悪でしかない、大火傷の男のために主人公の取った行動が更に多くの人間を死なせる、最後まで動かなかった方が助かった。「もし、ああしていれば……」というそんな皮肉。モンスターが現実にいなくても、大地震や津波でもケース的にどう判断を下すか応用できるだろう。あの結末は確かに衝撃的であるけど、逆に狙いすぎてあざと過ぎる。あれだけの醜悪さと絶望を見れば心中したくなる理由も分からないわけないが、まだ動機付けとしては弱い気がしてならない。裏を返せば、「何が起こるか分からない、なるようになるしかないさ」という監督の優しさだろう。質としては代表作に匹敵するわけでもないのでこの点数。
[DVD(字幕)] 7点(2014-12-20 22:47:45)
105.  スパイダーマン(2002)
子供の頃、リアルタイムで映画館で観たことがあったが、3億ドルかけた割にどこが良いのかさっぱりだった。 ただ、久しぶりに三度目を視聴した結果、 「大いなる力には大いなる責任を伴う」が社会人になって身近に感じるようになった。  後天的に授けられた能力が羨ましくある半面、それが誰にも言えない秘密だったらという苦悩が 等身大のヒーローとして胸に響くものがある。 一方で内なる願望が歪んだ形で表面化し、ある意味で精神の自由を得たグリーンゴブリンとの対比が、 力を持つことの意味を際立たせていた。  その後、様々なスパイダーマン映画が役者を変えて監督を変えて繰り返されてきたが、 ハリウッド初の長編映画化という意味で原点にして頂点。 下手に改変しまくるよりは正攻法で安心して楽しみたいという時点で歳を食ってしまったと感じる。
[地上波(字幕)] 6点(2023-04-30 23:45:59)
106.  ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 《ネタバレ》 
監督がアルフォンソ・キュアロンに変わったため、少し大人でダークな雰囲気になり、 新たな風を吹かせたことには成功した…かもしれない。 原作は読んでいたため、タイムパラドックスを取り入れた展開が一番面白く見られた。  本作を最後にリアルタイムでハリポタシリーズを見ることを断念しており、 原作が複雑長大化して読む体力が続かなくなったことが以降のシリーズ鑑賞のハードルを上げている気がする。 肩肘張らずにいつか4作目以降も見てみたい。
[映画館(字幕)] 6点(2023-02-11 01:07:50)
107.  クローバーフィールド/HAKAISHA 《ネタバレ》 
全編POV撮影をブロックバスターに織り込んだ(恐らく)最初の作品。  一般人目線で描かれるため、何が起こっているのか分からない、 真相も一切明かされない、その混沌が恐怖を煽る。 あれほどのパニックでも頑丈なビデオカメラに、大怪我している割に結構歩ける恋人は気になるが…  怪物の正体は最後までハッキリ見せない方が却って良かった気がする。 上書きされる前の幸せだった時のビデオ映像が後味の悪さを際立たせる。 何気ない日常が明日には一瞬で破壊されるかもしれない。 怪獣はありえなくてもそんなリアリティがどこかあった。
[DVD(字幕)] 6点(2022-09-29 14:32:53)
108.  座頭市(2003) 《ネタバレ》 
北野武本人も勝新太郎の座頭市を超えられるとは思ってはないし、 だからと言って変に意識しなくても良くないしで、 積み木崩しのようなギリギリのバランスで作ったのがこれ。  金髪やらジーンズやらタップダンスやら時代考証はお構いなし、 彼にしては異色のマンガチックでシンプルな勧善懲悪娯楽活劇。 勝新の豪快さと差別化するようなスピーディーで洗練された殺陣。  これだけなら良作なのだが、 人間ドラマに比重を置いている割には薄いし中弛みを感じてしまう。 もう少しストイックにコンパクトに纏められなかったのか。  実は盲目ではなかったという設定を見るに、 名前で呼ばれているのは冒頭のみで、自ら本名を名乗るシーンがなかったことから 本物(勝新太郎)とは別人のもう一人の座頭市ではないかな。
[映画館(邦画)] 6点(2022-09-16 22:10:15)
109.  ローラーガールズ・ダイアリー 《ネタバレ》 
かつて人気子役としての絶頂からの転落、そして見事な復活劇を果たしたドリュー・バリモアにとって、 母親との確執という実体験を取り入れながらもエレン・ペイジ演じる主人公に投影していた部分は大きいだろう。 真に打ち込めるものとかけがえのない仲間を手に入れた少女の物語を元気いっぱいに描き出す。 ドリューにとって本当にやりたかった人生なのかもしれない。  確かに捻りもないくらいベタで欠点も少なくないけど、特筆すべきはエンディングで、 たとえ決勝で負けてもナンバー2と誇り高く自分たちを肯定するシーンは素晴らしかった。 演じている誰もが楽しそうで見ている側にも伝わってくるのが良い。
[DVD(字幕)] 6点(2022-09-11 00:46:00)(良:1票)
110.  ルナシー
ヤン・シュヴァンクマイエル特有のアニメーションは章に挟む程度で控え目。 正気と狂気の境目を行き来する主人公が体制に翻弄されていく。 自由を掲げる左側も、管理を掲げる右側も極端すぎて、 いや、その両方を含有する狂った世界に自分は生かされている現実を突きつけられる。  人によっては「それで?」で終わってしまう作品かも。 主人公同様、どうすることもできないから。
[DVD(字幕)] 6点(2022-06-28 22:04:02)
111.  Vフォー・ヴェンデッタ 《ネタバレ》 
"V"は象徴である。 彼を演じるヒューゴ・ウィービングは最期まで素顔を明かすことはないし、 実は女性と匂わせる表現もあるが定かではない。 つまるところ、誰もが社会を変えられる"V"になれるということ。  もちろん"正義"のためなら非道行為を厭わないテロリストの側面を持ち、 自由と権利を手に入れることは各々が自覚し血を流すことだと言える。 数多くの犠牲を経て民主主義を手に入れた欧米の歴史そのものだ。  あの大爆発で強烈なカタルシスを感じたが、良い未来になるとも限らない。 権力者の言うことを受け入れて平穏に暮らしたいか、 抑圧を跳ね除けて閉塞感を打ち破りたいかは一人一人が決めること。  見たのはもう昔の話であるが、現在の社会情勢と大きく重なる。 侵攻を続けるロシア政府の姿勢を自国民がどう選択するのか。 そして日本も同調圧力に従うままどこかで諦めていて、緩やかに悪い方向に進みたいのかと。
[DVD(字幕)] 6点(2022-06-28 21:34:19)
112.  過去のない男 《ネタバレ》 
どこが面白いか分からないけど、説明しづらい面白さがある。主人公の過去に何かあったに違いない。ただ、キャッチコピー通り、人生は前にしか進まず、いつまでも後ろ向きになるわけにはいかない(凶悪犯ならまだしも)。「何のために生きているのかを問う必要があるのかい?」と現代でも通じる監督のメッセージを感じた。一部を除いて、善意の人たちによるささやかな日常が愛おしく、列車で寿司と日本酒と歌謡にロマンがほとばしる。
[DVD(字幕)] 6点(2022-05-01 00:25:24)
113.  ミスティック・リバー 《ネタバレ》 
犯人捜しのサスペンスとして期待すると肩透かしを食らう。 どちらかと言えば重厚な人間ドラマ寄りの作りで、その割に緩慢に感じてしまうくらい話の筋が分かり辛い。 それでも、あまりのタイミングの悪さとすれ違いで負のスパイラルに陥ってしまう不条理に苦虫を嚙み潰す。 怒りに赴くまま復讐に走り続ける男、過去から逃げられない苦しみに怯えた男、 ただ傍観するしかない男がもしあの日立場が違っていたらと思い返してももう遅い。 自分の行った"復讐"を妻から肯定された男はひたすら"贖罪"という名の自己満足を続けるだろう。 それはまさに正義を標榜してきたアメリカそのものであり、自己責任と片付ける貧困と格差社会が強くリンクする。 スクリーンで悪人を裁いてきたイーストウッドによる自戒と諦念がそこにあった。
[映画館(字幕)] 6点(2021-08-06 21:36:20)
114.  かもめ食堂
過度にドラマチックな展開もなく、主人公3人の背景も最小限でひたすらスローライフを映し出す。ゆったりと、下手したら退屈な作風がフィンランドの空気にマッチしていたことが成功の要因か。見ていてちょっとだけ憧れてしまった。
[DVD(邦画)] 6点(2021-06-15 22:33:15)
115.  バーバー
カラー版にて視聴。色が付いていても映像美は特筆すべきものがある。キャッチコピー通りの、少しでも人生を変えたい男が雪だるま式に取り返しのつかないところまで落ちていく。コーエン兄弟のテクニックが随所に注ぎ込まれた到達点であり、ベートーベンの穏やかなピアノソナタが、常に仏頂面のソーントンに哀愁を添える。
[DVD(字幕)] 6点(2018-12-24 22:02:19)
116.  エグザイル/絆 《ネタバレ》 
空いたスケジュールの合間合間に撮影し、台詞も基本アドリブ。ほとんどプライベートフィルムに近いのにこの完成度。『ザ・ミッション/非情の掟』の続編意識はあるが、直接的な繋がりはないにせよ、見た方が一段と楽しめる。悪ガキみたいな天真爛漫さと銃を構えた時の男たちの渋さに悶える。仲間の弔い合戦の壮絶さと滅びの美学が光る男のファンタジーだ。
[DVD(字幕)] 6点(2018-12-24 21:59:38)
117.  チェンジリング(2008) 《ネタバレ》 
中盤から猟奇殺人が絡むとは。映画では触れていないが、少年への性的虐待も含まれ、村の名前を変えるほど凄惨な事件だった。だからといって、そこにフォーカスすることはなく、腐敗権力に立ち向かうシングルマザーの闘いを貫く。闘う女の象徴である、アンジェリーナ・ジョリーを主役に据えたのはらしいと言える。重く救い難い映画が続いたイーストウッドだが、本作では彼女に"HOPE"(希望)と言わせる。最期まで息子が生きていると頑なに信じたらしく、希望の強度と狂気が表裏一体であればあるほど、女性が自立して生きていくには困難な時代であったと強く印象づける。
[DVD(字幕)] 6点(2018-12-01 01:28:27)
118.  カーズ
玩具や怪物といった第三者の目線から人間を見てきたピクサーが、初めて挑んだ"人間不在"の映画。擬人化というより、人間が車に合わせたような世界観で、虫ですら車両化している徹底ぶり。勝利に邁進してきた主人公が一度立ち止まり、人間的な魅力を兼ね揃えて、真の強さを手に入れるオーソドックスな内容で、行き詰っている人間には共感しやすい。ただ、それ以上の何かがあるかと言えば、ない。先述したように、人間世界と繋がっているわけではなく、ある意味で生きものを否定したような世界なので感情移入がしづらく、どこか不自然で他人事に見えてしまう。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2018-07-20 19:34:17)
119.  クラッシュ(2004)
現在でも燻ぶる人種問題において2時間でまとめた脚本は巧い。人間は脆くて弱くて、恐れから威嚇して、それでも人間の善性と希望を信じる。しかしながら、テーマ以上に心動かされるものが少なかった。面白いけど切り口がどこかで見たことがあって新しい発見がない。普遍的とも言えるが、「だから何?」で済まされる話でもある。「同性愛映画に作品賞あげたくないから、仕方なくそちらにしました」という印象が拭えない。
[映画館(字幕)] 6点(2018-05-21 22:06:47)
120.  ラスト、コーション 《ネタバレ》 
冒頭、麻雀に興じる女たちに象徴されるように、相手の心を如何に探り、撫で操るか。孤独と空虚を抱えた男は娘の肉体を求める。娘はそこから心を開かせて破滅へ導く。ところが愛してもいないのに、「逃げて」と言ってしまったのだろう。彼女もまた肉欲に耽るうちに、その孤独に共鳴してしまったのか。いつか訪れる終わりを拒絶した娘には、復讐が形だけのものであることに気付きながら意思が揺らいでしまい、成功後の虚無感を受け入れる覚悟はなかった。ごっこ遊びの域から出られなかった彼女ら活動家は死に、敗戦濃厚な日本を前にした男にも破滅が待っている。「肉欲を戒めよ」。ひとときの愉しみを求めてしまったために、胡蝶の夢のようにただただ虚しかった。
[DVD(字幕)] 6点(2018-04-23 19:17:38)
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