1181. マンハッタン
人間不信ではあるが、周囲を裏切らずに誠実であろうとする主人公。だが、周りにいる人間はいい加減なため右往左往してしまう。最後は10代の真っ直ぐな気持ちに「少しは人を信用して」と説教されるが、酸いも甘いも嘗めた40代にはたいして届きはしない? 最後の主人公の笑みには10代の青臭さに呆れると共に、40独身男の焦りと諦めを感じるのだが。 6点(2004-08-29 19:36:09) |
1182. その男ゾルバ
映画を見てウンチクを語るような輩は大半が書物好きのバジル系の人間だと思われる。私もそうだ。もう少し年をとればゾルバのように金欲・性欲・生欲を前面に出して生きるようになるんだろうか?現在の私は楽で自由な生き方をしたいと思っていて、夢や欲望に束縛されるのも面倒で、窮屈に感じるのだが、「余命あとX年」と宣告された時に慌てるのかもしれない。余命はせいぜい40年だとわかってはいるのだが・・・。(毎日無駄に過ごしているのかなあと感じないわけでもないけど。) 6点(2004-08-15 17:58:26) |
1183. スコア
《ネタバレ》 ノートンが出演してる時点で、「最後になんかあるんだろ?」と冷めた見方をしてしまうのが難点。 <追記>19年ぶりに再見。ちょっと古典的だが、それなりに楽しめる。「ブツ」はしっかり確認すべきというのをあらためて再認識。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2004-08-07 23:50:28) |
1184. まぼろし
主人公はダンナの事を理解していなかった。ダンナのうつ病にも気がつかないし、ダンナも彼女に打ち明けてもいない。この点で夫婦間には溝があった。ダンナの失踪を受け入れる事はダンナの事を理解していなかった(自分が愛されていなかった)事を認める事になる。それは20数年の結婚生活が空虚であったという事になる。その事(自分が愛されていなかった事)が我慢できずに意地なっているとしか思えない。要はダンナへの愛ではなく、単なる自己愛ではないかと思うのだが。 6点(2004-07-19 18:03:09) |
1185. リコシェ
人の恨みはかっちゃいかんよ。まあ、警察じゃ仕方ない面もあるけどやり方はあるだろう? 6点(2004-07-19 15:57:48) |
1186. ツイスター
科学者の知的探求への執念は凄いね。でも、似た者同士は上手くいかないので、またダメになるだろうなあ。 6点(2004-07-18 18:05:02) |
1187. さらば、わが愛/覇王別姫
芸術家や文芸家ってのはその影響力(大衆操作)の大きさ故に、時の権力に翻弄されるものだなあと改めて思った。 6点(2004-07-18 17:08:15) |
1188. 野性の証明
「新幹線~」「君よ憤怒~」に続く高倉健&佐藤監督のコンビだが、前2作に比べるとテンポも悪く、ストーリーも破綻している。無理矢理東映任侠の要素を盛り込んでるが、ちょっと違うんだよねえ。角川が娯楽性を履き違えたなあという印象。作中の拠り所は中野良子なんだけど、変な死に方しちゃうし。夏木勲はヘナチョコだし。実は肉体派俳優でもある高倉健の良さは多少でているものの、本来の魅力はあまり出ていないように感じる。 6点(2004-07-12 01:48:16) |
1189. サルバドル/遥かなる日々
こういう映画を製作したという心意気は評価できるものの、登場人物の誰にもに感情移入できず、共感もできず、作品として興味の惹かれるものではなかった。 6点(2004-07-04 20:43:39) |
1190. デイ・アフター・トゥモロー
パニック映画の面白いところは、人間が理性を失って他人を押しのけ、自分だけは助かろうと必死にあがき、人間の本性をさらけ出してパニックに陥るところだと思うのだが、本作品では皆冷静で、皆理性的で、皆善人で面白味に欠ける。少年の恋敵や主人公と共にNY向かう人や政府関係者等々がいつ豹変するんだろう?と待っていたのだが、何も起こらなかった。アメリカ国家を自虐的に描いているが、結局はアメリカンピープル万歳映画になっている気がする。 6点(2004-06-12 23:23:36) |
1191. 愛情物語(1956)
悲しい話のわりにはピアノのせいで全体的にお洒落な感じになっているので、主人公の苦悩の表現が弱いというか、あまり感じられないのが物足りない。家族愛なら「5つの銅貨」、病死なら「ジャクリーヌ・デュ・プレ」ぐらい極端でないと。その中間的存在?で、やや中途半端。奥さんが「新しいドレス」の話で主人公を励ますところはよかったけど。 <追記>17年ぶりに再見。息子からは内容にクレームがあるらしく、内容的にはかなり脚色されているんだろう。あらためて見直すと結構展開があわただしくて、「感動作」にはなりえていない。でも、「新しいドレス」の話の所はやっぱりいいな。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-05-26 03:42:39) |
1192. ファンダンゴ
戦争に行く事への不安と恐怖から逃れるためのバカ騒ぎであり、単なる青春モノ・若気の至り系のバカ騒ぎとはちょっと違うように感じる。彼らが騒げば騒ぐほど、戦争への恐怖・不安が感じられ、ナントモ切なくなる。 6点(2004-05-25 03:13:17) |
1193. ボウリング・フォー・コロンバイン
犯罪抑止のための銃によって、犯罪が起きているという皮肉。じゃあ銃を持つのを辞めれば犯罪は減るのか?それも怖くて出来ないというのが実情でしょう。犯罪及び防衛の手段である銃をなくす事よりも、銃を持たなければならない理由である犯罪を減らす事の方が重要。それには学校や家庭での地道な教育しかないと思います。アメリカはその辺の道徳教育が遅れているのでは?と思います。 <追記>17年ぶりに再見。あらためて見直すと、突撃取材系のエンタメ作品として見ればそれなりに面白いが、ドキュメンタリーとしては客観性に欠如していて問題の本質は伝え切れていない印象。アニメでいい加減な説明はあったが、もうちょっとマジメにアメリカ建国の歴史や「抵抗権」等々を考慮すれば、銃を所持する事はアメリカ人にとっては「正義」であり、規制反対派にもそれなりの言い分はあるわけで、その辺がキチント伝わっていない印象を受けた。そもそも公平に伝える気もないのだろうけど。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-05-07 04:28:29) |
1194. 赤ちゃんはトップレディがお好き
《ネタバレ》 キャリアと育児の両立は可能か?という今日でも問題になっているテーマ。調度公開時の頃に均等法が施行されて結構話題になった作品だったと思う。育児により出世を阻まれ短気を起こして退社、隠遁生活に入るが、コンサルティング会社の食品業界担当のスキルを生かして自らフード事業を立ち上げ成功し、医者の男もGETという超ハッピーエンドのオキラクなストーリー。扱っているテーマは深刻な問題なので、2ひねりぐらい加えてもう少し現実性を持たせてリメイクすると面白いのでは? 6点(2004-05-06 04:42:34) |
1195. 釣りバカ日誌12 史上最大の有給休暇
ナニゲに世渡り上手な浜ちゃん。 6点(2004-05-06 04:09:14) |
1196. マーサの幸せレシピ
前半は面白く見られるのだが、後半が物足りない。最後、客に悪態ついて店を飛び出すのはどうなのかなあ。結局、主人公は最後まで「街で2番目のシェフ」と言われる事に気づいていないと思われるのだが。 6点(2004-05-05 21:33:16) |
1197. 狼よさらば
お土産にもらった銃を機内に持ち込んでもスルーしちゃうのにびっくり。当時はOKだったのだろうか???ここのレビュー見てもわかるように日米問わず皆、復讐劇は大好き。(本作品の場合、厳密には復讐ではなく、行き過ぎた正当防衛の繰り返しだが)でも、違法な英雄的行為はどこまで許されるのか?主人公はお咎めなしだったが、検事との裏取引があったので司法の裁きは受けた格好になっており、一応話しの筋は通っているのがポイントか? 6点(2004-05-03 03:52:14) |
1198. サンセット大通り
過去の栄光にどう折り合いをつけて生きていくべきか?すべては需給バランス。現実の見えなくなった人間ってのは厄介だなあ。 6点(2004-05-03 01:23:12) |
1199. 怒りの荒野
時代の流れに抗して、何とかしたたかに生きようとする大人のいやらしさ、また時代の流れや自身の衰えを受け入れて生きる大人。2人の師匠を持つ青年の純真さと葛藤、そして世代交代。優秀な弟子や部下を持った時の師匠の危機感。そして師匠を乗り越えた時の青年の無力感。単純な師弟モノとはひと味違った渋く、奥深い作品だと思います。 6点(2004-05-02 19:27:22) |
1200. ブルース・ブラザース2000
キノコのバクテリア 怖いよ~。 6点(2004-05-01 21:10:33) |