1301. マックQ
ジョンウェインに関しては全く思い入れも興味もないので、何となくミスキャストだなあ程度の印象しかないのですが、ラストの浜辺のカーチェイスは確かに見ごたえありますね。アレって実際やると結構難しいのではないのかと。というのも、昔、父親が同じ事してタイヤが浜辺に埋没して大変な事になったというのが幼少期の記憶としてあるので。 [ビデオ(吹替)] 5点(2015-03-15 10:33:28) |
1302. インビクタス/負けざる者たち
スポーツの政治利用というかナショナリズムの高揚には反対の立場なので、複雑な思いで見ていたが、まあこの場合は民族問題が関係しているので仕方ないのかなという気もした。マンデラはある種の寛容の精神により、ラグビーを上手く利用したのだろうと思う。 ラグビーは基本的に上流階級が行う閉鎖的なスポーツなので、それが瓦解していく過程は丁寧に描かれていたと思う。そもそもラグビーは国際大会になじまないし、南ア大会はW杯3回目で、ファンの関心はそれほど高くなかったと思う。それは今でも変わらないし、決勝トーナメントにも出る可能性がほとんどないのに、なぜか2019年に日本で開催するけど、結果的には盛り上がらずに、世界に恥をさらす事になるんだろう。 今は日本代表にも複数の多国籍外国人選手がいて、以前よりは強くなったがそれもどうなんろうという気もする。もう国際大会で国とか民族がどうのこうのいう時代ではないし、そういう意味では歴史的イベントとしての記録映画的な価値はある。ロムーはそっくりで本人かと思ったが、俳優だったとは。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2015-03-12 00:13:21) |
1303. 東京マリーゴールド
田中麗奈は当時20~21ぐらいだろうけど、そう考えると結構大人の演技をしているような気はする。が、田中麗奈は30過ぎてからの方がいいな。作品としては林真理子なのでもうちょっと毒というか棘があるかと思ったがイガイとあさっり。オチもどうなんだろ?って感じだが。(原作未読) [地上波(邦画)] 5点(2015-03-09 13:47:26) |
1304. 酒井家のしあわせ
《ネタバレ》 血のつながらない父子というと『早春スケッチブック』を思い出すが、それに比べるとやはり雑というか葛藤が足りないというか全体的に物足りない。中高の違いはあるので子供の感受性にも違いはあるんだが。過程から考えて父の病気を知って少年が泣き出すのもやや唐突感が。全体的に自然なようで金魚鉢の使い方とかあざとい感じもするし、学校生活の描写が多くて、イマイチ家庭にフォーカスしきれてないので話が発散してしまったような気もする。少年の成長を描きたいのか?夫婦の物語を描きたいのか?ちょっとボヤケテしまった印象。友近の演技は中々よいと思う。少年はそれほどでもないかな。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-03-06 09:42:01) |
1305. アントキノイノチ
前半の重くて、暗くて、痛々しい雰囲気はよかったんだが・・・。人を傷つける事の罪深さ、傷つけられた人の辛さ、周囲の無関心と無神経、そして破壊された心。主演の男女は難しい役どころを好演していたと思う。「生きるという事は恥ずかしい事だ」という原田の台詞も印象的。 死んだ人間は元には戻らないし、時間も元には戻らないが、死んでいった人がいて、今があり、そして生きているという事の無常観というか人生の儚さみたいなものは伝わってきたので、(映画なので後半はこうなってしまうのは仕方ないのかなという気もするが、それを割り引いても)全体としてはよかったと思う。原作も読んでみたい。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-03-04 00:51:09) |
1306. 小さいおうち
その時代に生きる人々の様々な想いが戦争によって破壊されていく。「過去を美化するな」という戦後教育を受けた若者の叫びに2重の意味を込めた、山田監督の反戦映画なんだろうと思う。(原作未読なので小説のテイストは違うのかもしれないが) [地上波(邦画)] 7点(2015-03-03 21:16:14) |
1307. 北の国から '87初恋<TVM>
《ネタバレ》 副題は「初恋」だが、メインテーマは「父親越え」と「巣立ち」。脚本はよくできてるし、五郎の情けない演技も素晴らしい。が、ちょっと過剰演出って気がしないでもない。特に有名なラストシーンだが、よく考えたら、ピン札用意する程の気遣いができるのに、それを汚れた手で泥つけてしまうというのはどうなんだろうか?また2万用意出来るなら、トラックに乗せないでも東京までの交通費になるんじゃないのかと。 [地上波(邦画)] 7点(2015-03-01 17:14:33) |
1308. 北の国から '84夏<TVM>
純の心の痛みと葛藤、正吉との友情と別れ、そして最後の心情の吐露、父との和解。今見ても色褪せない、少年の成長物語の最高傑作。 [地上波(邦画)] 10点(2015-03-01 17:03:45) |
1309. 北の国から '83冬<TVM>
笠智衆は確かに名演で素晴らしいのだが、それが「北の国から」らしさを損なっているような。肝心の家族の葛藤みたいなものが薄くなってしまった。 あとは、笹野高史の7:3分けにびっくり。 [地上波(邦画)] 6点(2015-03-01 16:58:21) |
1310. ガタカ
《ネタバレ》 私にも弟がいるのですが、単なる遺伝子の差異だけでなく、兄のおかれる状況・立場・苦悩ってのが よく表現されていたと思います。また障害を持つ男が他人の肉体を借りて自己実現しようとするところなどは切ないです。誰しも肉体的コンプレックスがあるとは思いますが、それは定めとして受け入れて、各々解消していくしかないんだと思いました。 <2015/2再見>差別を乗り越えて宇宙に旅立つのはよいのですが、差別に負けて自殺してしまうという比較対象的オチは、やはりどうなのかなあと。ジュードロウにも希望が欲しかった。またよく考えると優秀な弟は2~3流の刑事になっているのがやや疑問。遠泳で負けた弟なりのコンプレックスのようなものの描き方がやや弱いか。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2015-03-01 09:36:01) |
1311. 婚期
コメディーとは言え、これが50年前以上前のリアルなのかはちょっと疑問。当時はどう受け入れられたのだろうか?今見ても会話がヤリスギというか無理があるというか。電話はあるが、テレビはなく、食卓囲んで家族団欒ってのが時代を感じるけど。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-02-23 10:39:58) |
1312. 風立ちぬ(2013)
ジブリは数作見た事はあるが殆ど興味はなく、どちらかと言うとキライではあるんだが、(なら見るなよって話なんだが、意思の弱さから周りが騒ぐと見てしまう)76年版に結構感動したので、それなりに期待していた。が、本作品は基本的に映像を楽しむものであって、ストーリーや人物描写・心情表現等々は全くダメで、その点では全く感動できない。ジブリ過去作品とは違い、ロリコン臭はなく、辛うじて大人が見られる作品ではあるとは思うが、結局女を男の都合よく描いている事に変わりはないような。 恋愛小説は絡めずに、伝記一本に絞ったほうがよかったのでは? [地上波(邦画)] 4点(2015-02-22 15:14:02) |
1313. 白夜行
原作未読。ドラマ視聴済み。映画らしさはあるんだが、ドラマに比べるとあまりにも駆け足で説明不足なような。心情表現も足りないので、観客が推し量るしかなく、それはそれでよいのだが、原作かドラマを見ていないと、何がなんだかわからなくなる可能性も。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-02-17 11:52:06) |
1314. 南国土佐を後にして
シリーズとして確立していないせいか、役名が「滝伸次」でないので違和感がある。ずっとスーツ姿でやや優等生的でもあり、シリーズ後半に比べると暴れん坊ぶりがちょっと足りないのが難点か。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-02-16 10:23:48) |
1315. そして父になる
《ネタバレ》 最終部分で福山が子供に迎合し、家庭内キャンプをやるシーンは、人間が壊れていくようで見ていて痛々しかった。このまま行ったら福山の心が持たないだろう。結局福山は父親にはなれなかった。そもそも父親に向いていないという事に気づかされた。そしてこの作品はそういう事に薄々気がついていても、惰性で父親をやり、自分を誤魔化して生きている観客達への強烈なメッセージとなっている。是枝は相変わらず救いのない作品を作るなあと思う。 あと作品には関係ないですが、福山の腹が出ている中年太りが気になったな。これは役作り? [地上波(邦画)] 7点(2015-02-14 13:17:56)(良:1票) |
1316. ベスト・キッド(2010)
こういう落ち着いたジャッキーも悪くはないかな。ストーリーとしてはありきたりだが。 [DVD(吹替)] 5点(2015-01-16 08:25:34) |
1317. ボックス!(2010)
関西高校生の不良スポコンを見るには年をとり過ぎたかな。ちょっとついていけない部分があった。百田氏もいろんな作品書くんだな。 [ビデオ(邦画)] 4点(2015-01-07 11:31:23) |
1318. ひまわりと子犬の7日間
実話らしいが、こういうのは感動話にするのではなく、ドキュメンタリーで様々な飼い主責任を社会的にしっかり問う方がよいのだろうな。 [地上波(邦画)] 5点(2015-01-04 15:31:32) |
1319. 映画 鈴木先生
ドラマの良さがなくなってます。映画だと話を膨らまして仰々しくしないとイケナイので、冗長になってしまいテンポが悪くなってる。 [地上波(邦画)] 5点(2015-01-04 08:56:00) |
1320. 森崎書店の日々
《ネタバレ》 映画ばかり見てないで、本を読めって事かな。本をテーマに映画を作るってある意味ライバル関係でもあり、補完関係でもあるから難しさも感じる。神保町で古本屋のオヤジやって生きていけるなんていい人生だよ。憧れるな。 ストーリーはどうって事ないんだが、神保町の雰囲気と、本がテーマという事と、主役の娘の存在感だけで低予算ながら良作に仕上がってる。原作未読だが、千代田区の地域文学賞作品らしいので、町おこし的なこういう作品になるんだろうけど。神保町は近隣に高層ビルが建ち始めているものの、古き良き東京が残っている街。いつまでもこのまま温存して欲しいが。 ※ここから壮絶なネタバレですが、調べたところ、値段をつけた本はどうやら『愛についてのデッサン――佐古啓介の旅』のようです。 [地上波(邦画)] 7点(2015-01-02 11:58:33) |