121. ザ・ディープ(2012)
《ネタバレ》 めっちゃ寒いアイスランドで、泳いで帰ってくる男の話。 見てるだけでしんどい。やっとこさ、島にたどり着いたら断崖絶壁のふもとという絶望感。 俯瞰のショットで、大自然の中で人間がいかにチッポケであるか映し出される。 そして、もやっとしたまま迎えるラスト。本作では、BGMで観客の気持ちを盛り上げたりはしない。 あまりにもあっさりとした終わり方なので、感情がいまいち沸き起こらない。 本作で見せたかった事は何だったのか。 意味ありげな回想シーンも、どうもしっくりこない。 [映画館(字幕)] 7点(2014-02-05 00:18:41) |
122. L.A. ギャング ストーリー
《ネタバレ》 とても面白かった!黒ずくめの人たちのドンパチ・アクション。 目新しさはないが、ひたすら動的で退屈させない。 無駄なスタイリッシュさの強調は、脳天気に感じてしまい、ハラハラ・ドキドキするかと言ったらあまりしない。 ギャングストーリーの割に、ギャング側はショーン・ペンが一人で怒ったり殺したりしてるだけ。彼を引き立てるような位置の、中ボス的キャラクターがいても良かったかと。 クライマックスの唐突な肉弾戦は、この間観たシュワちゃんの「ラストスタンド」のデジャブかと思ったぞ。 [映画館(字幕)] 7点(2014-02-05 00:16:56) |
123. NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ
変態さんが、犯罪者一家を皆殺しにする話。 悪人一家が狩られる側になって追い詰められていく様が面白い。 死んだ眼の裏ヒロインもなかなか魅力的。ミンチのシーンなんかは衝撃的で、ゾクゾクした。 ただ、それ以上に刺激的なシーンは少なく、後半が少々物足りない。この内容なら、もっともっと異常性をエスカレートさせてほしかった。 主人公も素敵な狂い方をしていたんだけど、あまり掘り下げられないため、目的なんかも含め、中途半端に感じた。 90分足らずで、常軌を逸している雰囲気をサクッと味わえるのはGood! [映画館(字幕)] 6点(2014-02-05 00:15:18)(良:1票) |
124. 舟を編む
《ネタバレ》 辞書作りの映画なんて地味で退屈に違いない。 なんて、観る前は思っていたが、地味ではあるものの決して退屈な作品ではなかった。 龍平演じる馬締(マジメ)君と、オダジョー演ずる西岡くんのコンビが微笑ましい。 人々の愛嬌に加え、1シーン1シーンが丁寧に編み込まれているようで、見入ってしまう。 導入部分は、知的好奇心が刺激され、言葉の海を航海する なんて、ロマンがあるなーなんて思った。 スピード感が重視される現代で、10年以上もかけて、ひとつのプロジェクトを遂行する経験なんて、なかなかできないよな…。 [映画館(邦画)] 8点(2014-02-05 00:13:45) |
125. 死霊のはらわた(2013)
《ネタバレ》 なぜ彼らはあんなに人里離れた汚らしい小屋にこもるのだろうか…。 刺さる!切れる!ちぎれる!噴き出す!全力のシリアススプラッターホラー。 ほぼ全編ショウタイム。 とにかく量が多くて、すぐにお腹いっぱいになる。 しかし、なかなか終わらない。 お腹いっぱいなのに、コッテリのラーメン二郎を無理やり食わされるような嫌がらせ感。 最後まで全力で突っ走る感じには、好感がもてる。 おかわりは、いりません。 [映画館(字幕)] 7点(2014-02-05 00:11:44) |
126. ヒステリア
《ネタバレ》 うーん、この題材を使って、マジメで無難な作品にしてしまっているのが非常に勿体ない。 肝心なところをオブラートに包み過ぎていて、せっかくの見せ(濡れ?)場もご婦人が悲鳴を上げるシーンだけでは、白けてしまう。 「ヒステリー」という誤解に満ちた言葉が、医学的になくなるまでの歴史を描いたお話である。 それはそれで興味深いんだけど、やはりこちらとしては、エロくて笑えるものを求めて来てしまっているのだ。 もっとふざけて笑わせてくれた上で、芯がしっかりしているのであれば、傑作になり得たと思うのだが、すごく勿体ない。 エンドロールで、バイブレーターの歴史みせるくらいなら、本編でやれ! [映画館(字幕)] 6点(2014-02-05 00:09:54) |
127. 中学生円山
笑いのツボに一つも入らないネタの数々。先に全く興味が持てないストーリー。チープすぎて、見るに耐えない妄想映像。見ているのが苦痛でしかなかった。 [DVD(邦画)] 2点(2014-01-27 23:28:46) |
128. 道化死てるぜ!
《ネタバレ》 この内容ならば、この邦題も許せる。この現代に、こんなに手作りの工作のような造形のスプラッターコメディが作られるとは! 罪のない猫ちゃんを虐待するのは許せなくてむかついたけど、明らかにぬいぐるみだったので、結局笑ってしまった。 ピーター・ジャクソンに劣らぬ才能を感じさせるアイデアの豊富さ。悲鳴と笑いが交互に出てしまった。全く無駄がない。素晴らしい! [DVD(字幕)] 9点(2014-01-21 23:32:47)(良:2票) |
129. アフターショック
《ネタバレ》 長すぎる前振りでうんざりする頃に、地震発生。最悪の事態の連続。誰がどこで死ぬか予測不可能。登場人物にトコトン無慈悲。あぁ、掃除のおばちゃんよ! 結局、本当の悪人は犯罪者に絞っているところが健全というかぬるいというか。 [DVD(字幕)] 6点(2014-01-19 18:57:35)(良:1票) |
130. アンチヴァイラル
とにかく静かで難解で白い映画。設定についていくのが精一杯。退屈。 [DVD(字幕)] 3点(2014-01-14 22:41:50) |
131. ムービー43
クソ映画としか言いようのない下品なだけの映画ですが、それなりに楽しかった。こんなのに出演した豪華俳優陣の好感度は上がったんじゃなかろうか。でもクロエちゃんだけは、もっと仕事選んだほうがいいと思った。 [DVD(字幕)] 6点(2014-01-14 22:39:02) |
132. ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~
《ネタバレ》 一言で表すなら「動物的生命力」の映画。生き方に正しいも間違っているもない。 バスタブ島に残った人々は、そこで生きる事こそが重要であり、安全である事なんかは全くどうでもよいことなのである。ハッシュパピーもそこで生きることを望み、父親から生きる すべを教わることを望む。そこでは、獣のように全力でぶつかりあう事こそが親子の最上の愛情表現なのである。最強のケモノとして生きる彼女の姿に、生命の輝きを強く感じさせられた。 [DVD(字幕)] 8点(2014-01-07 01:32:45) |
133. 15歳、アルマの恋愛妄想
アルマちゃんはエロエロだけど、ストーリーは割と王道の青春モノかと。 登場人物も魅力的だし、短いのでサクッと見れて良いです。ゴーストワールドに通ずるものがありますね。 [DVD(字幕)] 7点(2014-01-07 01:22:54) |
134. 欲望のバージニア
《ネタバレ》 豪華キャストだけど、トム・ハーディとガイ・ピアースがほとんど美味しいとこ持っていきます。シャイア・ラブーフのキャラは、むしろ邪魔。3兄弟全員強くていいのに。 バイオレンスシーンはドキッとさせられる残酷さがあるんですが、いかんせんお話が退屈。 [DVD(字幕)] 5点(2013-12-28 19:30:33) |
135. バレット(2012)
シンプルで面白かった! アクションも衰えナシ! 躊躇なくバシバシ殺す豪快なスタローンさんかっこ良すぎる!真顔で笑えない冗談をいうところが憎めない。ラストバトルの武器対決も◎! 古臭いしベタだけど、今のスタローンでなければ、この味の映画は作れない。 [DVD(吹替)] 8点(2013-12-28 19:25:31) |
136. 俺はまだ本気出してないだけ
《ネタバレ》 仕事を辞めて、ダラダラ生活した挙句、おもいつきで「漫画家デビューする!」と決意する。これだけ見るとダメ人間かと思うが、バイトにはちゃんと行っていてそこそこ頼りにされているようだし、マンガもちゃんと書いているし、やることをやっているのでニートとは一味違う。 やさしすぎるミヤタ君も、やりたいことが見つからない山田君もみんな悩みながらも、楽観的に生きる「俺」に影響されちゃったりするのである。 どれが正しいかは分からんが、今を生きるのは大切だなーと思ったのでした。 ミヤタくんか山田君が「リーマンの喜び」みたいなのを打ち出してくれるともっと良かったんだけどな。 堤さんの顔芸には磨きがかかってきてるなー。 [DVD(字幕)] 7点(2013-12-15 12:53:21) |
137. クソすばらしいこの世界
《ネタバレ》 多国籍だったり、転校生だったりと一風変わった要素はあるんだが、トータルでみると平凡よりちょっと下ぐらいの面白さかと。人体破壊描写には、そこそこ力を入れているんだろうけど、それ以外のシーンは見ていて特にドキドキもワクワクもしない。 [DVD(字幕)] 4点(2013-12-15 12:42:41) |
138. シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~
《ネタバレ》 気取ったオシャレな作品かと思ったら、かなりバカバカしくて楽しいコメディだった 。日本コスプレのシーンは、明らかに悪ノリなんだけど、ジャン・レノだから許せる。というか、かなり笑った。かなり面白かった。掘り出し物! [DVD(字幕)] 8点(2013-11-21 14:21:55) |
139. 一命
《ネタバレ》 前半の瑛太のハラキリは、やりすぎなくらいに壮絶で、惹きこまれる。 しかし、それからかったるい貧乏人情ドラマになってしまい退屈極まりない。 終盤の血の出ないぬるい殺陣も含め、中盤以降の盛り上がりどころはないに等しい。 オリジナルは面白かったんだけどなー。 [DVD(邦画)] 4点(2013-11-09 23:58:02)(良:1票) |
140. 藁の楯
《ネタバレ》 一般人やら警察やらが冷静かつ論理的な判断ができなさ過ぎじゃないか。 そいつを守る価値が有るかどうかなんかで、そんなに葛藤するものなのか。 そんなん許したら社会はめちゃくちゃになっちまいますよー、って分からないものか。 問うべきは、司法制度の方じゃないの?いちいちセリフが長いよ。 特に酷いのは、SPが油断し過ぎ。松嶋さんなんか臭いを発しにきただけで足引っ張り過ぎじゃないか。その他もろもろ言い出せばきりがないほどに粗だらけの映画だがそれなりに楽しかったですよ。 藤原くんがホントにクソなのが良いです。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-11-04 11:56:45) |