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放浪紳士チャーリーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1465
性別 男性
自己紹介 初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。
何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。
レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。
でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。
これからも宜しゅうお願いいたします。

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1381.  偽りの花園
ベティ・ディヴィス扮するレジーナが夫を見殺しにするシーン、凄い迫力です。このシーンだけでも観る価値有り。正に鬼気迫るという以外表現のしようがない。うーん、ワイラー監督は階段を使った画面構成がうまいっす!テレサ・ライトの可憐さが胃もたれしそうなアクの強いストーリーを救ってます。後年、エリザベス・テイラーが舞台でこのレジーナ役を演じたそうだが・・・土台演技の格が違いすぎ、無謀としか言いようがない。
8点(2004-04-25 11:26:56)
1382.  ブラザーフッド(2004) 《ネタバレ》 
先日、日比谷スカラ座での完成披露試写会で観て来ました。韓国じゃ記録塗り替える勢いの大ヒットだそうです。監督も来日して舞台挨拶してくれました。日本で受けるかどうかは正直疑問だけど、これは久々にガツンと来るアジア産本格的戦争映画です。戦争が9、平和が1の割合。且つ美わしき兄弟愛の映画でもあります。お兄ちゃんの変貌していく様に、この戦争の矛盾や狂気も十二分に伝わってきました。次第に対立していく兄弟の互いの論理、僕はトウが立ってるせいかどちらかと言えば、兄貴のほうに肩入れして観てしまいました。残念だったのは、同じ民族同士が争って殺し合う悲哀みたいなものが、戦闘シーンからもう少し滲み出ても良かったんじゃないかって思った事。兄貴役のチャン・ドンゴンは原田龍二を精悍にした感じ。兄嫁役の女優さんは中島ひろ子に表情も演技もそっくり。髪を短くした弟役のウォンビン君は・・・えっと・・・若い頃の体操の池谷・・・もとい、昔のジェット・リーに何となく面影あるなあ。あ、あと戦場でもどこでも歯が真っ白だなって思った(W)オープニングは「タイタニック」に似てますね。とにかく長時間、肩に力入りっぱなしだったんで疲労困狽です。体調が良い時に観るのがお勧めっす!
7点(2004-04-24 11:43:56)(笑:1票)
1383.  フォーチュン・クッキー 《ネタバレ》 
今ごろ「転校生」かよ!って突っ込みを入れられそうな設定。前にドラマでも浅野温子がこんな入れ替わりコメディをやってた記憶有り。だからディズニー映画ってパクリって言われるんだって声がまた聞こえてきそう。確かに企画の貧困さはいかんともし難いけど、作品自体はかなりの面白さ。自分は観てる間ずっと笑い通しでした。コメディエンヌ、ジェイミー・リー・カーティスの魅力炸裂って感じです。弟役の子も可愛いし。こういう結末がわかりきってる映画だと、そこに至るまでの過程が一番重要だけどこの映画は合格点!ところでこの映画って何のリメイクなんですか?ワイルダーの「恋人よ帰れ!わが胸に」(邦題が同じ)?それとも本当に「転校生」?下の方も言ってますが、母娘で観るのがお勧めです。
7点(2004-04-19 14:26:38)
1384.  若草物語(1949)
「クリストファー・コロンブス!」J・アリスン扮するジョーが、ちょくちょくしゃがれ声で発するこの造語(多分「OH MY GOD」の意味)が激インパクト。自分も何かびっくりする事があると、ついこの一言を口にしてしまう。誰一人として突っ込んでくれないのは悲しいが・・・。キューカー版もウィノナ・ライダー版も観たけど色彩の鮮やかさ、出演者への親しみやすさも考えると、断然この49年度版が俺にとってはベスト。
8点(2004-04-18 15:18:53)
1385.  花嫁の父
「世界で一番美しい人は誰か?」と問われれば自分は躊躇する事なく1950年代初期のエリザベス・テイラーの名前を挙げる。自分がそもそもこのレビューに参加させて頂いたのも、彼女の50年代の主演作が殆ど登録されていない事に憤りを感じた為。後年のテイラーに嫌悪感を持つ人でもこの作品での可憐で、か細く(これ重要)初々しい花嫁姿の彼女を観れば多少なりとも評価は上がる?かも。スペンサー・トレイシーの礼服を着るシーンや愚痴モノローグ、名古屋式的に無駄金ばかリかかるパーティの準備とか、今観ても思わず笑ってしまうのは、結婚という儀式が誰にとっても何かしら身につまさせるものが多いからだろう。これからも「花嫁の父」が誕生し続ける限リ、この映画は古びないはず。
8点(2004-04-17 15:53:27)
1386.  熱いトタン屋根の猫
あれ~、評価低いっすね~。玉石混合のテネシー・ウィリアムズ原作映画としては最良作だと思うんだけど。ポール・ニューマン扮するブリックがゲイって事は、ほのめかし的な描写や台詞での表現とはいえ、ちゃんと観れば解りそうなモンですよね。内館牧子系ドロドロの人間模様ドラマが好きな人に特にお勧め。欲求不満のフテ猫マギーを演じたエリザベス・テイラーも演技的最上作。(追記)「花嫁の父」から「バターフィールド8」あたりまでの50年代のリズの美貌はやっぱり無敵ですね。演技的成長も認められる部分も含め、特にこの作品でのテイラーは、実生活では不幸に見舞われたとはいえ光輝いています。よって1点加算。
[DVD(字幕)] 9点(2004-04-17 14:05:04)
1387.  美女と液体人間
おどろおどろしいビデオジャケット(美女白川由美の恐怖におののく表情!)に魅せられ借りてみました。・・・(鑑賞中)・・・。絶対友達とワイワイ集まってみる方が良いかと思います。ギャー! 液体人間!これが?・・・まあ確かにそうなんだけどね。とにかく突っ込みどころ満載で爆笑モンです。
4点(2004-04-12 17:57:36)
1388.  あの夏、いちばん静かな海。
夏の終わりの、ちょっと陽が翳りはじめた午後に観たい映画ナンバーワン。 久石譲のメロディを聴くとぽつんと二人が座って砂浜で海を眺めているシーンが蘇ってくる。
9点(2004-04-12 17:10:57)
1389.  ハーヴェイ
これ好き好き好き!すげー好きな映画!J・スチュアート以外この役は考えられないって程のはまり役。元は舞台劇だったらしいが、こういうストーリーを思いついた原作者も素晴らしいと思う。ハーヴェイが見える人と見えない人の区分がよくわからなかったリするけど、(あまりいい人とは思えない精神病院の院長には見えたり、「時たま」見えるとお姉さんは言ったりしてる)どことなく「素晴らしき哉、人生!」に通じるアメリカ人の良い意味での善意みたいなものが伝わってきます。この時期のアメリカって国は本当に自信に満ち溢れてたんですね。ラストシーン、院長にしばらくハーヴェイを預ける事になったスチュアートの寂しげな顔、そして彼が戻ってきた時に浮かべる表情といったらもう・・・、いいよな~。
8点(2004-04-11 17:35:32)
1390.  浮雲(1955)
去年、池袋の文芸座でやっと観ました。もちろん感銘は受けたけど、予備知識を色々入れた後で観てしまったので、教科書をおさらいしているような感じでした。改めて映画っていうのはまっさらな白紙の状態で観るのがいいと思った次第です。高峰秀子はこういう投げやりで物憂げな台詞が巧いですよね。森雅之のダメダメ男も魅力有り。
8点(2004-04-11 15:27:37)
1391.  異人たちとの夏
もう15年も前の映画なのに、何故か心に引っ掛かってくる作品です。この映画の風景に出会いたくて浅草六区のあの周辺、歩き回ったな~。その辺の道端からひょこっと現れてきそうな鶴太郎、安っぽいブラウス着てたたずむ秋吉久美子、どちらも役柄にぴったりでしたね。映画観た後だとシナリオ読むだけでも涙がこぼれてきます。「お前をね、大事に思ってるよ」「親子で何つまんない遠慮してんだ」・・・くう~。今の自分に無償の愛情を捧げる対象は果たしてあるんだろうか?つい自問自答してしまいます。オカルト部分は・・・ま、いいでしょ。
8点(2004-04-11 14:52:32)
1392.  みなさん、さようなら(2003) 《ネタバレ》 
怒髪天を突くってのはこの事である。最初に断っておくが、自分は「たそがれ清兵衛」の絶対的賛同者ではない。レビューはしていないが、あの日本的なしみじみとした味わいは捨てがたいので、点数を付けるなら8点位だと思う。アカデミー外国語映画賞を「たそがれ~」争ったこの映画、これほど登場人物が嫌味な奴ばかりで、不快感を催させる映画も珍しい。大体、この息子は死期が迫った親父に何をしたか?金をちらつかせ病院の経営者を買収し、個室を用意した事(部屋が足りず廊下で手当てを受けている患者がいるにもかかわらず、だ)痛みを和らげる為、ヘロインを与え禁断症状を起こすまで中毒にさせた事、それだけだ。しかも彼は気持ちより金と権力を使った事に最後まで悔やみもしない。やたらと尊大ぶってる親父のキャラクターにもてんで共感できず。二人が和解に至るまでの経過も全く不明瞭なせいで、クライマックスの泣かせ所も白々しい限り。親父の取り巻き連中が交わす、インテリぶったユーモアのつもりらしき会話にも虫唾。唯一の収穫はヘロイン中毒の娘役の腺病質な女優の魅力と、自分もきっと終わりはジタバタしながら、人生の最期を迎えるんだろうっていう、ある種の感慨を持った事だけ。この作品を観る限り、アカデミーの会員は、候補作を全て観ずに投票しているという噂は真実のような気がする。山田監督は賞を取れなかった事を決して悔しがる必要はない。この凡作と「たそがれ清兵衛」が比較の対象にされてしまった事が単に不幸だっただけなのだから。記念すべき初めての1点はこの作品に呈上します。
1点(2004-04-10 17:03:13)(良:1票)
1393.  いつも2人で
「マリッジ・ピープル」は日本語で夫婦って意味なんだって、この映画で覚えました。前作「おしゃれ泥棒」までは真綿で丹念にくるまれたプリンセスのような存在だったオードリーが、水着姿やベッドシーンまで披露し新境地に挑んだ作品。当時確か37歳のオードリー、南仏の陽光きらめく自然光の中、顔の皺とかも結構リアルに映っているのが痛々しく、観ていて辛い部分もあるけど、こんなナチュラルな笑顔は他の作品じゃ絶対観られない!アルバート・フィニーとの息もぴったりで、オードリーのこの微笑みを見るにつけ、二人の恋の噂は本当だったのかもな・・・ってつい考えてしまう。ヘンリー・マンシーニの主題曲は自分のベストワンスコア。
10点(2004-04-04 17:51:15)(良:1票)
1394.  次郎物語(1987)
良い映画なのに、なぜか公開当時は「名作児童文学の無難な映画化」程度の評価しか得られなかったのが不思議でたまらなかった。原作以上とはもちろん言い難いが、キャストがそれぞれ適演適役、永島敏行の役をふくらませて、映画的アレンジも加えていたのも良かったと思う。旧家の屋根の上で次郎と加藤剛のお父さんが、大声で歌を歌うシーンは特に最高。病弱なお母さん役の高橋恵子も存在感あり。「おとーこは、おーきな、川になれー」さだまさしの歌が初めていいなって思ったのは、映画のこの主題歌。誠実な映画作りに非常に好感が持てる作品。
7点(2004-04-04 15:39:42)(良:1票)
1395.  コールド マウンテン 《ネタバレ》 
上映時間2時間40分、異論もあると思うが、決して長いとは思わなかった。むしろ説明不足の点が多々あるのがもどかしく、観終えた後この題材は映画よりも、5時間位のテレビ長編ミニシリーズ向きなのでは?と思った位。何よりも気になったのは主役3人以外の人物の唐突な登場と退場、脇の人物の扱いがぞんざい過ぎる点。劇中、レニーが「グタグタたわごと言ってんじゃないっ!」って愚痴る台詞があったけど、恋は盲目状態のニコールに自分も同じ台詞をぶつけたくなった。よくぞ言ってくれたレニー!自分はこの種の「流転的メロドラマ」決して嫌いじゃないし、前出レニーの健闘と思いがけない役柄でのN・ポートマンの出演が嬉しかったので、そう悪い点数は付けたくありません。配給会社さん、事情もわかるけどいい加減、宣伝に過去の作品持ち出すの止めましょうよ。「もうひとつのスタンド・バイ・ミー」とか「21世紀の風と共に去りぬ」とか。名作を冒涜する行為っすよ!この映画なら、「すべてはニコール・キッドマンのために」・・・もとい「もうひとつのすべては愛のために」位が分相応でしょ。
6点(2004-04-04 13:03:05)
1396.  オーシャン・オブ・ファイヤー
見終わった後、「あー面白かった!」って素直に言える映画が好きだ。この作品はまさしくその典型例。子供だましのハリウッドお得意アドベンチャー超大作、あるいはLOTRの亜流かと侮るなかれ。波瀾万丈なお話の中に、民族と生き物間の垣根を越えた、友情と信頼というシンプル且つ力強いメッセージが託されている。ヒーローがネイティブアメリカンの血を引いたマイノリティな存在という設定が、映画にかなりの奥行きを与えた。野生馬の「HIDALGO」(原題)は 少なくとも「シービスケット」よりは遥かに名演。ええいっ、大盤振舞いで9点!と思ったが、ヒロインにあまり魅力が感じられなかったのでマイナス1。
8点(2004-04-02 14:25:04)(良:1票)
1397.  スパニッシュ・アパートメント 《ネタバレ》 
6カ国の国籍の若者たちが、一つのアパートに同居!設定聞いただけでさぞかしハチャメチャドタバタ+Hで楽しい映画になるんじゃないかってワクワクしていたが・・・意外におっとりした常識的なストーリー展開で拍子抜け。そこがフランス映画らしい節度と言えばそれまでなんだろうけど。コマ送りや画面分割の遊びも、この作品に関しては効果が上がってない。映画見ながら、この部屋に日本人一人放りこんだらどんなキャラになんのかなってずーっと考えてた。ラストのオチも、そこに至るまでの心理の伏線がないのでいまいちピンと来なかったし。「アメリ」の彼女は相変わらずキュートだけど、今回は単なる彩り程度の役。ところで経済学を学ぶならバルセロナっていうのは実際のところどうなんですか?
6点(2004-03-28 15:27:59)
1398.  卒業の朝
なかなか見応えありましたよ、この映画。いわゆる学園モノの定石を敢えて外してる点が逆に新鮮で。ポスターからだと「いまを生きる」「陽のあたる教室」あたりの教師と教え子の感動路線系列だと思ってしまうけど、観客に最初そう思わせてしまうところが実はミソ(W)途中からあれれ?って展開になって、そこでホロリとさせるんだっていうラストには納得。カリスマ転校生役のエミール・ハーシュ君、将来有望ですね。時にあの演技派ケビン・クラインを霞ませてしまう程の存在感。邦題はあともうひとひねり欲しかったところ。
7点(2004-03-28 12:55:20)
1399.  何がジェーンに起ったか?
「牡丹と薔薇」グロテスクシニア版。但し十倍は怖い。
8点(2004-03-27 10:14:26)
1400.  追憶(1973)
「最高の日は?」「1937年!あのボートレースで優勝した日だ」「最高の年は?」「1943年!いや44年・・・(ハベル しばらく考え)45年、か・・・」ブラッドフォード・ディルマン扮するJJとレッドフォードのハベルがヨットの上で語り合う シーンがたまらなく好きだ。その他にも数多くの名シーン、名台詞の宝庫のような映画だけど、皆さん書いてらっしゃる通り、バーブラ・ストライサンドが好きかどうかで評価が分かれる映画ですよね。恥かしながら自分の恋愛映画のベストワン。これを越える映画にはもうめぐり会えないかもって正直思ってます。
10点(2004-03-27 00:11:55)(良:3票)
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