1401. ハムナプトラ/失われた砂漠の都
ちょっとCG使いすぎ、って感じでしたねぇ。スペクタクルな映像も、そりゃCGだもんねぇ、って。しかも結構雑なCG多くて、全体的におもちゃっぽい印象。映画そのものは、頭カラッポにして楽しめばいいタイプなので、とりたてて文句言うべき事もないですね。レイチェル・ワイズのクラシカルな美しさに目を楽しませて頂きましたし。ただ、私は海綿状のモノがヒジョーに苦手なので、途中、イムホテップミイラが海綿状だったりしたのはうぎゃあ!って感じでした。全身かゆかゆ~。 6点(2003-12-19 12:23:52) |
1402. バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲
前作のヴァルに比べれば、クルーニーのバットマンにはすぐ馴染めましたし、ユマ・サーマンは本当に魅力的。安っぽいネオンみたいな美術も面白くて、世間の悪評よりも楽しめました。シュワルツェネッガーの悪役は、シリーズ最弱じゃないの?とか思いましたけど。あと、監督のシュミから外れる、とゆーことなんでしょうけれど、アリシアのバットガールがぜーんぜん!画面にちゃんと映らないのはカンベンして!って感じでした。んー、フツーの男はソコが見たいのに、もう! オトコは舐めるよーに撮るクセに。 6点(2003-12-18 21:20:15) |
1403. バットマン リターンズ
この時のティム・バートン、なんか冴えがなくなった?って感じました。バットマン、ペンギン、キャットウーマン、似た者同士が傷付けあう寒色の世界の物語は、映画の美術そのままに寒い印象ばかりが目立ち、ユーモラスな画材で溢れているにも関わらず、最後まで心弾むような展開にはなりませんでした。この暗さこそがティム・バートン、という方もいらっしゃるかもしれませんが、悲劇を描くにしても、ちょっともやもやとし過ぎているような。全体的にすきま風を感じる映画でした。 6点(2003-12-18 21:09:39) |
1404. パッチ・アダムス
デリカシーが必要な題材のワリには、無神経な部分があって、手放しに感動、という訳にはいきませんでした。ガールフレンドの死を、まるで進行上のアクセントのように扱ってしまっていいんでしょうか? 医療についての映画であると同時に当然、死についても語っているだけに、作劇上でその扱いが安易では問題があるとしか言い様がないです。この映画のロビン・ウィリアムズ自体は嫌いではないんですけれどねぇ。ただ、この映画の描こうとした事自体は間違ってないんじゃないかな、って思います。いかに医療技術が進歩しようとも、結局は人間と人間との対話の世界なんですよね。今の現場のインフォームド・コンセント、メンタルケアはこういう人達の尽力によって成立してるんだろうなぁ、って。病気になって入院してみて実感した私でした。 6点(2003-12-18 12:36:45) |
1405. 初体験/リッジモント・ハイ
ジャッジ・ラインホールドって好きな役者なんで、私的には、彼のバカさ加減が見られる映画の一本としての価値はありますね(あとはフィービーの・・・)。ただ、この頃の学園エッチコメディって、もうどれも中身はスカスカ。そんな中ではマシな方、という程度の映画だった気がします。ショーン・ペンのどうしょーもないバカさ加減はある意味痛快だったりしますけど(それでも彼はラストでいちばんいいオチを与えて貰っておりますが)。 6点(2003-12-18 12:18:56) |
1406. 裸の銃を持つ男 PART33 1/3/最後の侮辱
劇場で見たのは、この最終作だけなのですが、今や頭の中で、どれがどれやらごっちゃになってます。脱獄やらアカデミー賞やらがネタのヤツでしたっけか。んー、この頃になるとオープニング以外はどーでもよくなっちゃってるような感じでしたねぇ。どうしてもマンネリ感がしちゃって。それでも、ドレピン警部ものって、他のレスリーものや、最近の下ネタストレート系の笑いよりまだマトモに笑えるんですよね。 6点(2003-12-18 10:26:31) |
1407. バイオハザード(2001)
脅かしの中心がどん!ばばん!という音響効果、っていうのが今時古過ぎでないかえ?とは思いましたけれど、パワフルな展開と雰囲気のある画作りで意外に楽しめました。ゲームの中の記号も一応押さえてありますし、イマジナリーラインなんてモノ知らないよ、という元ゲーム(その部分で私はこのゲーム、あんまり好きじゃないんですけど)と違って、少なくとも受け手を混乱させる事はありませんし。ただ、やっぱり施設内でのバトル、というのはゲームで言えば毎回後半部分なので、前半部分の「どわー、こえー!出たー!」って部分もしっかり描いて頂きたかったですねぇ。 6点(2003-12-17 13:01:30) |
1408. パーフェクト・ワールド
最初に結末を知らせちゃう映画なワケで、それは中身に自信がなきゃ出来ない事なんですけど、そんなに魅力的な中身ではなかったなぁ、と思いました。ケビン・コスナーの平べったい演技ゆえに子供との関係がそんなに弾んでなくて、奇妙な時間の共有から、決裂、最後の悲劇までが淡々とした感じで、ああ、ここで最初に描かれた部分に辿り着くのね~、と冷めた感じで見てました。イーストウッドとローラ・ダーンは、一体ナンの為に出てきたワケ?って、存在自体が疑問状態でしたけど。 6点(2003-12-17 11:13:15) |
1409. PERFECT BLUE
未麻とアイドルは綺麗に描かれて、その周りをとりまく様々な人々を不気味に、気色悪く描いているために、少し不自然。デフォルメって考えると中途半端、いくらナンでもあんなヘンなヤツばっかりの世界がありますか、って感じで、リアリティからも離れてますし。表現を記号化してしまう今のアニメの限界なんでしょうか。題材的に、このアニメ表現レベルでは無理があった気もします。描かれた不気味な世界そのものはリアリティがあって恐かっただけに、絵としての表現法が残念な映画でした。 6点(2003-12-17 11:02:21) |
1410. ネバーセイ・ネバーアゲイン
コネリーがボンドになって、本家とは違うトコを見せてやるぜ~、って意気込みの映画だったと思うんですけど、なんか結局本家とやってる事は変わらないんですが~、みたいな印象でした。そりゃ、当時のロジャー・ムーアものの、おもちゃ大爆発ワールドに比べれば、コネリー時代のテイストで描かれはしていましたけれど、やっぱり道具&アクション頼りなのね、って。たまんね~!って人もいるんでしょうけれど、私はやっぱり、あんまり007のセンスは好きになれません。 6点(2003-12-15 15:29:33) |
1411. 二百三高地
今の日本が長い歴史に刻まれた多くの犠牲の上に成り立っているのが判る映画です。新沼謙治がいい感じ。ただ、ロシア側の人間が全く見えてこないので、日本人の悲劇、としての側面ばかりの映画という印象が残ります。日本の戦争映画って、みんなそんな感じなんですけど、人対人、国家対国家である戦争を、客観的に描いた映画が見たいとも思います。 6点(2003-12-15 14:17:07) |
1412. 25年目のキス
《ネタバレ》 ドリューに甦る悪夢は、まるで超能力と惨劇のない「キャリー」みたいだったりして、あんまり素直に笑えない、っていうか、眉を「八」にして笑うよーなカンジ。ラブラブなハッピーエンドに収まっちゃうんじゃなくって、もっとちゃんとケリ付けて欲しかった部分が色々あったんですけれど(最初に友達になる子とかアイドル3人組とか)、でもドリューがヘチャっとした愛嬌ある顔して演じるコメディは、やっぱりイイですね。 6点(2003-12-14 22:55:06)(良:1票) |
1413. ナバロンの嵐
《ネタバレ》 そんなに期待していなかったんですけど、ワリと楽しい映画だった記憶があります。こういう勧善懲悪型の戦争映画も楽しいもので(日本人が悪役だと素直に楽しめないのも事実ですけど)。ロバート・ショウの男臭い個性は、ハリソン・フォードとの格の違いを見せ付けておりましたが、まあ、ハリソンはこの時点で、まだ新人状態でしたしね(とは言え、この頃からそんなに進歩してるとも思えないですが)。ダム決壊による橋破壊の画は、思った程にはインパクトがなくて、ここにもう少しケレン味が欲しかった気がします。 6点(2003-12-14 22:41:56) |
1414. ナイトホークス
《ネタバレ》 うーん、ラストシーンのインパクトで他の記憶がすっ飛んじゃってる感じです。結構見応えのある刑事アクションだったと思うんですけど。軽さもなければハデさもなく(ロープウェイのところは結構な見せ場でしたけど)、だけどヒゲもじゃなスタローンが下手に出っ張ってなくて、ルトガー・ハウアーの鋭さが印象的、って。ただ、最後にあんなスタローンにやられちゃうのは可哀想だなぁ。 6点(2003-12-14 16:29:27) |
1415. ドクター・ドリトル(1998)
野犬の保護施設で「おれはカイザー・ソゼだ!」とか「デッドドッグ・ウォーキング!」とかいうの、ウケました。中身は他愛ない、ちょっと下ネタが多めなお子様向け、という感じでしたけど(子供はお尻とかオナラとか大好きですからねぇ)。原作童話の面白さからは遠く離れてしまって、子供の頃に楽しんだ世界を連想する事は全く不可能、エディは巻き込まれて混乱、って演技が多くてパッとしない、それでも動物のリアクションを見ているだけで楽しい映画でした。ただ、閑散とした元日の渋谷で見たこの映画、映画館でインフルエンザを貰ってきて、その後一週間寝込み、その上家族みんなに感染。この映画の事を思い出すたびに、人のいない、終末の世界みたいな渋谷と酷い具合の悪さ、そして家族からの非難を思い出すのでした。 6点(2003-12-14 16:12:26) |
1416. ドラグネット・正義一直線
エイクロイドの喋り方だけで価値がある映画。トム・ハンクスは、この頃はまだバカで良かったですねぇ。でも、映画は時代に呑み込まれてる感が強くって、エイクロイドの堅物さ加減も揺らいじゃってて。あの堅物感をラストまでズドンと通してくれてたら、もっと笑えたんじゃないかな、と思いました。そう言えば、最近はちょっとムカっとした事があると頭の中で「キル・ビル」で聴いた「アイアンサイド」(=ウィークエンダーの曲)が流れるワケですが、それ以前はこの映画のテーマ曲だったよーな。「ちゃーんちゃらっちゃ!」って字で書いても判んないですね。 6点(2003-12-13 15:47:39)(笑:1票) |
1417. 天平の甍
学校全体で映画館貸切で見ました。のほほ~ん、と日々を暮らしている私に、日本の仏教には人々の大変な努力の歴史があるんだよ、という事を教えた映画です。安全な航海などなかった時代に、命を賭して海を越えてまで日本の信仰の正常化を計ろうとした人々の物語は、感動的ですが、冒険映画風でもあったりして。ヒジョーに真面目な映画なんで、全体的には単調さを拭えませんがでしたが、観客全員が同じ学校の生徒なんで、エンディングは拍手喝采状態でした。 6点(2003-12-12 13:52:38) |
1418. DENGEKI/電撃
《ネタバレ》 署長はいいキャラだったんだから最後まで残しておいて欲しかったし、単純な物語を無理にごちゃごちゃさせる設定で引き伸ばしてる感じだし、最終ボスは意外!って言っても、それまでの描写が少なすぎなので唐突な感じだし、でも「沈黙のテロリスト」よりは100倍いい!って。やっぱりセガール映画はセガール拳が炸裂してナンボですよねぇ。このところのセガール映画の、画面から醸し出される安っぽさもなかったですし。少々ダレ気味だったセガール映画にテコ入れ、って感じでしたね。 6点(2003-12-12 11:10:55)(良:1票) |
1419. 追跡者(1998)
出だしのマジメな顔してチキンなところから、パニック映画風飛行機墜落までは「おお~!」って感じでしたが(あ、正確にはTシャツ着るトコまでですね)、そこから先は前作のパターンをなぞるような感じで、途中に登場する中国のスパイ、なんてのもエッセンスでしかなく、見せ場を作るのに苦労してるなぁ、って印象でした。どうせならジェラード警部の日常風景とか、ジェラード警部の恋愛モノとか見せてくれた方が楽しいのに・・・って思う人は少ないかもしれないけど。 6点(2003-12-11 22:12:57) |
1420. ダーティハリー4
《ネタバレ》 予告編で「ごーあへー、めいく、まい、でー」っていうのがあまりに何度も何度もクドく流れるので、ついつい見に行っちゃったよ~、ってトコで。だけど、中身はソンドラ・ロックの復讐物語、巨大な陰謀も悪もあるワケではなくて「キャラハン、チンピラ相手に苦戦すんなよぉ」って感じではありました。ラストは、どうであれ非情に彼女をお縄にした方が、らしかったんじゃないかなぁ。その方がシブい終わりになったと思うんですけど。 6点(2003-12-10 14:00:26)(良:1票) |